JAPAN JAM 2024 DAY1 2024年4月28日 @千葉市蘇我スポーツ公園

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。毎年恒例のゴールデンウィークのイベント、JAPAN JAMに今年も全日程で参加しています。体験を忘れないようにブログで記録し始めてから一周年が経ちました。記録をすることで、後で振り返り、何倍にも楽しむことができるようになりました。また、以前のフェスでは飲み過ぎで途中記憶を失っていたことが多かったのですが、ブログを書き始めてからは、しっかりと観たり聴いたりすることができるようになりました。

さて、千葉に向かい、バッグをホテルに預けた後、シャトルバスで会場に向かいました。なんと千葉寺からのシャトルバスは待機列無しで乗り込めました。三日目まで当日券もあるとのことで、少し余裕があるのでしょうか。会場に到着すると、信じられないほどの暑さで、まるで夏フェス「ロッキン」のような雰囲気でした。
事前予約したロンTとタオルは後回しにして、まずは「おはようビール」をフクダアリーナのスタンド席でいただきます。anoに行こうと思っていましたが、BUZZ STAGEでパーカーズのリハが気になりました。
オープニングアクトを観にSUNSET STAGEへ向かいましたが、ステージに近い下手側の土手は封鎖されていました。これは結構お気に入りの場所だったので、残念でした。それでは、ライブレポートです。

ライブレポート

花鏡紅璃

まずは、森原秀樹による前説からスタートしました。晴れた天気で最高気温が26℃から27℃の予報でしたが、体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要。さらに、昨年日本最大の夏フェスになったJAPAN JAMですが、今年はさらにバージョンアップした、WING STAGEの新設と共に、JAPAN JAMが若手を応援するフェスであることが特徴づけられたと説明されました。

花鏡紅璃のアーティストの写真はイラストでしたが、顔出しで登場、連日100組の応募者から選ばれた4組がオープニングアクトが朝一で演奏します。一人目の彼女は、フォークギター一本でソロを行う16歳の高校1年生で、TikTokで2万人のフォロワーを持つアーティスト。去年も一昨年もJAPAN JAMで焼きそばを売っていたとのこと。一昨年は労働基準法違反ではないかと疑問に思いますが、まあいいか。最後には「愛は伝えられるときに伝えていってほしい」と語り”愛を伝える。”を歌唱。彼女は声量があり、ネガティブな気持ちを跳ね返すような楽曲で聴かせました。

<セットリスト>
1. 愚図
2. あさにまう
3. 愛を伝える。

パーカーズ

BUZZ STAGEに移動して、パーカーズのパフォーマンスを見ました。2月の「フリ放題コーリング」で初めて観て以来です。「中華で満腹」では、ギターのナオキがハム焼きを持ち込み食べるパフォーマンスを行い、途中から「フェス飯で満腹」に変わりました。豊田賢一郎は「初めてのJAPAN JAMで、本当に楽しみにしていました」と語りました。また、「Goodbye」の前には、「大好きなことをまっすぐ突き通すのは、苦しい時もありましたが、でも続けてきてよかった」と言い、感極まって涙を流しました。彼らはポップス日本代表を標榜していますが、その音楽は激しくもさわやかなバンドです。

<セットリスト>
RH1. Love is over
RH2. ONSEN
1. 少年少女よ
2. 中華で満腹
3. 君が好き
4. Goodbye
5. 運命の人
6. Frank

Chilli Beans.

SUNSET STAGEの下手後方の土手に移動、Chilli Beans.は、メンバーが全員サングラスをかけて登場しました。MOTOはピンクのサングラスに真っピンクの髪の毛をしており、光の加減で髪色が微妙に変わる様子が印象的でした。彼女らはほとんどMCを行わず、曲間でささやく程度に可愛らしく静かに観客を煽りました。ステージ上でいつものように楽しそうにうろちょろしながら歌唱しました。

<セットリスト>
RH1. See C Love
RH2. School
1. This Way
2. rose feat. Vaundy
3. Welcome
4. doll
5. 105☻
6. Raise
7. aaa
8. lemonade
9. シェキララ
10. you n me

櫻坂46

SKY STAGEの前方に進み、ステージ上手の位置を確保しました。OVERTUREが始まると、ファンの興奮が最高潮に達しました。「承認欲求」のイントロで、ターコイズブルーと白のパンツ、深緑のオーバースカートのおそろいの衣装で登場し、その涼しげなデザインが「かわいい!」「かっこいい!」と観衆からの声を引き出しました。三曲目の「Dead end」では、激しいダンスで肉眼ではっきりわかるくらいメンバー全員が首筋まで汗びっしょりになりました。途中からは山﨑天が顔に髪が張り付いたまま真っ赤な顔でパフォーマンスを続けました。

「JAPAN JAM楽しんでますか?」というMCと「五月雨よ」を挟みながら、激しい楽曲を次々に披露しました。三期生デビュー合宿での伝説の課題曲「BAN」を三期生が力強くパフォーマンスし、石森璃花の「時間はこんなにあったじゃないか!」という台詞で会場が沸きました。続く「Start over!」では会場全体がジャンプし、ステージ上は舞台のような振り付けで盛り上がります。最後は、最新の表題曲「何歳の頃に戻りたいのか?」で素晴らしいステージを締めくくりました。

昨年から積極的に海外公演を行い、揉まれた成果も垣間見せつつ、この暑さを忘れさせるほどの素晴らしいパフォーマンスを見せた櫻坂46は、ロックフェスにふさわしいセットリストと高品質のダンスでロッキンオンのアイドル枠の顔として素晴らしいパフォーマンスを魅せつけました。

<セットリスト>
1. 承認欲求
2. マンホールの蓋の上
3. Dead end
4. 五月雨よ
5. 泣かせて Hold me tight!
6. BAN
7. Start over!
8. 何歳の頃に戻りたいのか?

サバシスター

今年初めての前方エリア、4列目です。サバシスターは、すっかりユニフォームとなったジャージとPIZZA OF DEATH FamilyのロンTシャツを着ていました。リハーサルではメンバー全員がサングラスをかけており、GKの真っピンクの髪の毛が迫力満点でした。「22」で、「二回目のJAPAN JAM、わたくしなちが22歳になりたくなくて作った歌ですが、なのにみんな2を掲げてくれて嬉しい」と語りました。Dくんの髪型もかわいいですね。「ひよっこバンドですが、音楽大好き!それだけでいいと思います」と発言し、「ミュージック・プリズナー」は聞けば聞くほど心に沁みる曲です。最後は恒例のお立ち台からのジャンプで、なちが着地失敗しでんぐり返し状態になりました。

昨年のJAPAN JAMで出会ったサバシスター。なちの楽曲と声、GKの迫力あるドラム、るみなすのギターとコーラス、そしてDくんのベースとしげちゃんとのコンビネーションが、すっかり貫禄のあるステージを作り上げていました。ロッキンではぜひメインステージでのパフォーマンスを!

<セットリスト>
RH1. アイリー
RH2. !
1. 覚悟を決めろ!
2. リバーサイドナイト
3. 22
4. ジャージ
5. ナイスなガール
6. ミュージック・プリズナー
7. タイムセール逃してくれ
8. サバシスター’s THEME

ももいろクローバーZ

SUNSET STAGEへの移動途中、今回初めてハム焼き。体感温度が最高になる中、長蛇の列に並んで待ちました。フクダ電子アリーナでビールを飲みながら涼みました。

ももいろクローバーZは今日、新しい曲が続きました。5月8日に新アルバムの発売が告知されていたので、おそらくそのアルバムの楽曲が中心だったのでしょう。”もののふ”たちは相変わらず、会場のあちこちで派手な衣装で踊り狂っていました。途中でのメンバー紹介では、最年長の高城れにがもう30歳であることが明かされ、時の流れを感じさせられました。ダウンタウンももクロバンドメンバーの紹介もありましたが、いつものやまもとひかるは海外遠征中で不在、代わりにMY FIRST STORYのNobが参加していました、いずれにしても豪華メンバーです。

<セットリスト>
1. MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰
2. MOON PRIDE
3. レディ・メイ
4. マホロバケーション
5. Heroes
6. 誓い未来
7. ツヨクツヨク
8. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.

フレデリック

SKY STAGEでのフレデリックのパフォーマンスは、レッドブルウォッカを手にフェンス際に座って楽しみました。昨年は強風での中止、またロッキンではサブステージに出演していたフレデリック「毎年毎年お世話になります」と挨拶。4曲目では、新曲「CYAN」を披露しました。

「昨年強風でステージがクローズされたのは悔しかったけれど、その分他のステージで知らないバンドを観れてとても良かったですとか、悔しい中でもその日を楽しんだとか、メッセージをくれたファンがたくさんいて救われました。どんな状況でもその日をどう楽しむかが重要です」と語りました。「去年の分も含めて2年分の恩返しをしようとしているのに、盛り上がり足りなくないですか?」と言って会場を盛り上げたり、途中でサビの歌詞を忘れたふりをして観衆に歌わせるなど、フレデリックらしいステージを展開しました。次々にダンスビートを披露し、「2014年、中毒性のある楽曲で唯一無二を目指してメジャーデビューしました」と「オドループ」で締めます。踊らないわけにはいきませんでした。

<セットリスト>
RH1. KITAKU BEATS
RH2. リリリピート
1. スパークルダンサー
2. ディスコプール
3. 他所のピラニア
4. CYAN
5. 銀河の果てに連れ去って!
6. YONA YONA DANCE
7. オドループ

カネヨリマサル

途中でスカイキッチンに立ち寄り、ソーセージを購入しいただきながらWING STAGEでのカネヨリマサルのリハーサルを聴きました。急に肌寒くなってきて、さっきまでの暑さはどこへ行ったのでしょうか。

「今日もまだまだ夜まであるので、楽しんでいきましょう」とちとせみなは話し、「私たちバンドは始めて10年、ずっと歌ってきた歌を歌います」として「もしも」を披露しました。一曲一曲、丁寧に熱い想いを込めて歌い上げます。

「JAPAN JAMでカネヨリマサルとして2回目の出演ですが、当たり前のことではないと思っています。色んな音楽を聴けるフェスは夢のようです」「毎日いろんなことがあるけど、沢山の方と一緒に音楽を楽しめて幸せです。出会ってくれてありがとう、また会いましょう」とファンに感謝の言葉を述べました。最後には「想いを込めて歌います、ずっとずっと生き抜いてまた会いましょう!」と力強く宣言し、観客に深い印象を残しました。カネヨリマサルの音楽とその姿勢は、暑苦しいのですが、好きにならずにはいられないですね。

<セットリスト>
RH1. さくら色
RH2. ひらりとパーキー
1. バンドマン
2. はしる、夜
3. 関係のない人
4. もしも
5. ハッピーニューデイ
6. ガールズユースとディサポイントメント

ちゃくら

BUZZ STAGEに移動して、初めて見るバンド「ちゃくら」のパフォーマンスです。SEにはBiSHの「本当本気」が流れ、これは好きになるバンドだという予感がしました。「一生ガールズバンド、一生バンド『ちゃくら』始めます」とサクラは絶叫し、彼女たちの力の入れようが感じられます。「夢見たステージ!」と叫びながら、「もういいよ、おやすみ」という素晴らしい曲を演奏しました。続いて「今を生きる私たちの歌」と題された「19才」を情感豊かに歌唱しました。

「私たちは普段三千円で観れるライブを月に5、6回やっています。バズってるわけでもないし『また出ます、もっと大きなステージに行きます』と言いに来たわけではありません。ずっとずっと音楽を積み重ねてきました。その糧にしに来たんです。今日、去年、一昨年出会ってくれたあなた、ありがとうございました!」と語り、彼女たちの真摯な音楽への取り組みと感謝の気持ちが伝わってきました。かなり印象的で、なんかかっこいいかもと思いました。

<セットリスト>
RH1. もういいよ、おやすみ
RH2. もういいよ、おやすみ
1. あいつ
2. もういいよ、おやすみ
3. 19才
4. 海月
5. 生きる価値ないし
6. まるで駄目な女子高生はバンドマンになった

TOMMO

再びWING STAGEに戻り、初見のTOMMOのパフォーマンスを鑑賞です。ぎりぎりだったので1曲目の途中からでしたが、「こんばんは、TOMMOです。来てくださってありがとうございます。ライブ日和でしたね。この時間帯に歌いたいと思っていたので最高です」と挨拶しました。
「JAPAN JAM2回目の出演ですが、去年は昼間で、ステージも変わって多くの方に来ていただき、嬉しいです。いい一日になったのではないでしょうか」と述べ、フェス初めでそわそわしていたが、現場に来ると空に浮かんだような気分になるとも。「夏のような日になりました、みんなも水を飲んでくださいね」と観客に呼びかけ、「日が落ちると元気になります」と夕暮れ時の活動的な気分を共有しました。

いつまでも喋っているので、ドラムの演奏が急かすように再開されると、「クラップもいいですね」と観客を巻き込みながら、「えーと、楽しんでますか?私と一緒に楽しんでくれますか?」と親しみやすい言葉で観客に問いかけました。TOMMOは話が多いですが、ほとんど同じことを何度も繰り返し言うため、観客から声がかかると、そのレスポンスもします。「すごい景色です」「ありがとうございます、今日からいろいろなフェスやライブが続きます」と感謝の言葉を述べました。

楽曲はまるで話しかけているように歌います。このアプローチもとても良いですね。親しみやすさと観客とのコミュニケーションを重視するスタイルがTOMMOの魅力をさらに引き立てているかもしれません。

<セットリスト>
1. Super Ball
2. あわいに
3. Grapefruit Moon
4. Present
5. POP’N ROLL MUSIC
6. Ginger

[Alexandros]

メインステージのトリを務めた[Alexandros]は、エネルギッシュなスタートを切りました。「はじめまして、よろしく!我々のライブは自由に声を出していただいて構いません!」と観客に呼びかけ、「自由に楽しんで踊ってください」と続けました。磯部寛之は髪を縛り、キャップを目深にかぶった川上洋平は「どこよりも声を出していただきます、どこよりも体を動かしてもらいます、知っていても知らなくても歌っていただきます!」と煽りました。英語の詞が多くて苦手だったものの、リズムは最高で、覚えて歌えるようになりたいと思わせるほどでした。

「踊ろうぜJAPAN JAM!」「いい感じ、超楽しいな!隣の人とか関係なく恥ずかしがらずに踊ろうぜ!」と川上洋平は言い、気づけば彼はキャップを脱ぎ、磯部寛之は髪を振り乱していました。「JAPAN JAMには結構前から出演させていただいて、最初は春フェスというものの想像がつかなかったけど、すっかり定番となりました。自由に歌って踊って、迷惑や怪我がないようにロックを楽しみましょう!そうやってサバイブしてきました。ロックが好きな人が一番空気を読めている、JAMしましょう!」と観客を引き込みました。

昨日、仙台で初披露した新曲「アフタースクール」を披露し、「自己紹介ね、アレクではなくてアレキサンドロスです」と洋平が語りました。「いい天気でBBQしたいですね。でもロックバンドが出てきたら暴れたくて騒ぎたいですよね!」と続け、大合唱となった「ワタリドリ」でラストに繋げました。メインの大トリですので終演後、花火が打ち上がりました。

<セットリスト>
RH1. Burger Queen
1. 閃光
2. Waitress, Waitress!
3. starrrrrrr
4. todayyyyy
5. VANILLA SKY(feat. WurtS)
6. アフタースクール
7. Stimulator
8. Girl A
9. ワタリドリ
10. Dracula La

シンガーズハイ

まだ花火の火の粉が舞い降りる中、WING STAGEへと移動し、シンガーズハイを初めて見ました。演奏が素晴らしく、内山ショートが「みんなが楽しんでくれたらそれで良い、自分の好きなようにやる。皆さんの体も躍らせたいと思います」と観客に呼びかけました。「ついでに見ている人も巻き込みたいと思っています。俺の愛はなかなか伝わらないけど、みんなの愛も全部奪って花火にして打ち上げたい」と続け、その言葉通りの激しい演奏でライブを締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. フリーター
RH2. すべて
RH3. 情けな
RH4. climax
RH5. パンザマスト
1. Kid
2. エリザベス
3. サーセン
4. ニタリ
5. ノールス
6. エイトビート
7. 愛の屍
EN8. 我儘

まとめ

今年のJAPAN JAMは、ステージが増えてバージョンアップされ、装飾等も充実させたとのことでしたが、そうかなぁと感じたのは無意識にロッキンと比べてしまっていたようです。
仮設トイレの男女比が、入場者の男女比と所要時間に合っているのかどうかは疑問で、女子は列なし、男子は長蛇の列という状況が目立ちました。

劇的に改善された点はアクセスで、バス待ちがゼロでほぼノーストレスだったのは非常にありがたかったです。気温がかなり上がり、体は悲鳴を上げていた感じがしますが、注意しながら楽しむことができました。まだ四日間もフェスは続きますので、楽しい時間がまだまだ続きます。みたらしゴローでした!

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