サバフェス Vol.2 @渋谷WWW 2024年3月8日

ライブ参戦
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皆さんこんにちは、みたらしゴローです。今日は、サバシスターの記念すべきメジャーデビュー、サバフェスVol.2の模様をお伝えします。昨年のJAPAN JAM2023で出会って以来、何度もライブを観てきましたが、とうとうメジャーデビューを迎えました。最近ではテレビにもちょこちょこ出演するようになり、周囲の仲間たちからも祝福されています。ただの一ファンですが、自分のことのように嬉しいですね。

仕事も忙しい一日でしたが、しっかりと終えて早上がりし、神田で途中下車して前祝いのやきとんと赤星ビールを楽しんだ後、渋谷へ向かいました。それでは、喜ばしいデビュー日の様子をお届けします。

ライブレポート

クジラ夜の街

入場し、ドリンクはビールをチョイス、後方PAの前、丁度なちの立ち位置の正面に位置を取ります。 対バン1組目はクジラ夜の街です。フリー放題コーリング以来ですね。「幸せのかたち」のSEに乗ってメンバーが登場し、「皆様、大変長らくお待たせしました。これよりサバフェス及びファンタジーを創るバンド、クジラ夜の街の演奏を始めます。3月8日、忘れられない夜を皆で作りましょう!」と宮崎一晴が宣言し、ライブがスタートしました。

軽快に演奏を続け「サバの日がとうとうやってきましたね、我々がトップバッターを務めさせていただきます」「サバシスターもぬいぐるみを持っていますよね、何て名前でしたっけ?」「サバシスターのは”しげちゃん”です。こちらの人形は”あやちゃん”と言います」「元カノの名前から取っています」とドラムの秦愛翔がジョークを言います。続いて「あばよ大泥棒」を演奏し、軽快で心地よいパフォーマンスを展開します。

曲前のストーリー説明は独特で、まさにファンタジーそのもの。「裏終電・敵前逃亡同盟」では、客席全体が指を鳴らしながら楽しみます。徐々に客席もクジラ夜の街の独自の世界観に引き込まれていくようです。山本薫の真っ白な衣装も印象的です。「さあ、フィナーレです」という言葉で、最後に「夜間飛行」と「夜間飛行少年」を演奏し、一気に会場をヒートアップさせて終演となりました。

<セットリスト>
SE. 幸せのかたち
1. 踊ろう命ある限り
2. RUNAWAY
3. あばよ大泥棒
4. 裏終電・敵前逃亡同盟
5. 再会の街
6. ヨエツアルカイハ1番街の時計塔
7. 夜間飛行
8. 夜間飛行少年

SAKANAMON

2組目はSAKANAMONです、魚つながりでしょうか、大先輩ですね。SEが流れる中、メンバーが登場すると、会場からは手拍子と歓声が上がります。「いらっしゃい渋谷!」と挨拶し、軽快な演奏をスタートします。確かに酒の肴という名前だけに、もう少しバーカウンターでお酒を買っておけば良かったかもしれません。

藤森元生は、「はい、本日はサバフェスVol.2にお越しいただきありがとうございます。サバシスターは初めましてですが、魚つながりで呼ばれたのかもしれませんね。我々は酒の肴、SAKANAMONです。Fishではありません」「クジラも哺乳類ですしね」とジョークを交えながら話します。

続いて、なんとサバシスターの「ジャージ」をカバー演奏します。男性ボーカルでのこの曲も新鮮で、会場からは大きな歓声が沸き起こりました。

TSUMANNEの間奏で、藤森は「この曲つまんねえですよ。皆さんもつまらないこと、沢山あると思います。もしない人がいたら、その人はちょっとおかしいですよね。ストレス発散しませんか?『つまんねえ』と叫んでください、テレパシーでも構いません」とコールアンドレスポンスを促します。

「皆様、お楽しみいただけてますでしょうか?我々は3ピースにマスコットを加えた4ピースのロックバンド、SAKANAMONです」と紹介し、ステージ上にはサカなもんというマスコットも鎮座しています。その時、客席から「誕生日おめでとう!」という声が上がります。ベースの森野光晴が反応し、「そうです、僕はサバの日生まれなんです。今年からはサバの日として覚えてくださいね」と返します。そして、誕生日と新曲リリース、ツアーの告知が続きます。「そのEPから一曲、『お疲れさま』という曲をお届けします。皆さんも日々お疲れさまです」と続け、ラストには「光の中へ」を演奏しました。

<セットリスト>
1. ミュージックプランクトン
2. 幼気な少女
3. ジャージ(サバシスター)
4. ぱらぱらり
5. 君の○○を××したい
6. TSUMANNE
7. おつかれさま
8. 光の中へ

サバシスター

いよいよ主役のサバシスターが登場します。SEが流れる中で手拍子が起こり、メンバーが舞台に現れると会場は歓声に包まれます。なちはツインお団子ヘアスタイルで、左腕にはスパイクリストバンドを光らせて登場します。まるでロックバンドのアイデンティティを強調しているかのようです。なちは、高揚した声で「サバフェス!」と叫び、「覚悟を決めろ!」でライブがスタートし、会場はいきなり盛り上がります。当初はらしくないと感じた曲も、彼女らにすっかり似合うものに変わりました。

続いて「リバーサイドナイト」を演奏します。リハーサルでは頻繁に演奏していたこの曲が、今回のアルバムで遂に音源化され嬉しい限りです。

序盤に次々と曲を演奏していく中で、メンバーはもちろん、すっかりスリムになったサポートベースのDくんの目にも涙が溢れているのが見えました。「キラキラユー」の後半では、涙声で歌っているように聞こえました。「ちょっとちょっと、泣いちゃうからやめてよ!」「ホントに待ちに待ったサバの日、うぇーん」と泣き出します。
るみなすへの「かわいいよ」という声には、「ありがとう、本当にね」と感謝を示し、「髪の毛を染めたんですよ、ちょうど2周年を迎えて、良いタイミングでメジャーデビューできました」と話します。GKがこっそり泣いているのを見逃しませんでしたが、彼女はクールに「うれしいですね、左下の虫歯の治療が終わりました」と話します。客席から「しげちやんは?」という声には「元気」となちが答え、「次は皆の大好きなあの曲、一緒に歌ってほしいな」と言い、「ヘイまま!プリーズコールミー」を演奏し始めます。

「みんな、アルバム聴いてくれましたか?」と問いかけ、「インスタでなち博士が作ってたあのマシンを知っていますか?」と続け「よしよしと踊ってください」との呼びかけ「よしよしマシーン」に合わせて踊ります。「ありがとう、何人分のよしよしがあったんだろう、絶景でした」「展示してあった、よしよしマシーンを目撃した人いますか?怖かったですよね」と続け、笑いを誘います。

るみなすは「今日は、SAKANAMON先輩とクジラ夜の街先輩との3マンライブです」と紹介し、「SAKANAMONは専門学校の先輩で、YouTubeも面白いから皆さんも見た方がいいよ」と紹介します。「クジラ夜の街とはサーキットイベントでよく一緒になります。2組ともFishではありませんが、どちらもかっこよく、また対バンできるように頑張ります」と意気込みを語ります。なちも「いい眺めですね、この坂(段差)がいいですね」と景色を楽しみながら話し、観客との一体感を深めます。

バラード曲を2曲演奏した後、会場では予期せぬハプニングが起こります。「痴漢おる!!」と客席から叫び声が上がります。確かに、GoProを持ってうろうろしている怪しい人物がいたのを思い出します。スタッフだと思っていましたが、どこか違和感がありました。

「えっ、痴漢おる?」となちは一瞬動揺を見せますが、すぐに気を取り直し、「やめてね、そういうの。今日は皆さんにとっても、私たちにとっても大事な日です。大切な日にしましょう。音楽が好きな人が集まっていると信じています」と呼びかけます。酷い人がいるもんですね、捕まってほしいです。

「今日はツアー初日でもあるので、グッズがあります」という流れで、Dくんがベースでスネ夫が自慢話をするときに流れる「スネ夫のテーマ」を演奏する中、グッズを紹介します。るみなすは「アロマセットです、メンバーの好きな香りです」と説明し、「メンバーの体臭ではないので、変な用途に使わないでください」とユーモアを交えて紹介しました。

続いて、興味深いコーナーが設けられます。「Dくんの体重測定コーナー」です。なちが説明を始めます。「キラキラLOVEツアーでDくんがダイエットに挑戦中で、5キロ痩せたらご褒美がもらえる課題がありました。スタート時の体重は?」と質問すると、Dくんは「89キロです」と回答します。続いて、「ドラムロールで発表してください」と呼びかけ、ドラムロールの後に「82.5キロ」と発表されます。会場からは大歓声が上がり、Dくんは得意のドヤ顔をします。「事務所がスニーカーを買ってくれるって言ってたよ。なちが交渉するわ」というコメントで場を和ませ、「後半戦、ついてきて!」と呼びかけてライブは続きます。

ライブの中盤に差し掛かり、なちは観客を煽ります。「もっと盛り上がって欲しい!」と呼びかけ、「皆、あの掛け声言えるよな!」「大きな声出してくれないと次の曲は始まらないシステムになってます」と会場を一体にします。「I don’t wanna be」の掛け声に続いて、客席から「22!」という叫びが響きます。一度やり直しを経て、曲がスタートしました。その後、「!」を連続で披露し、「!のギターソロパートはなちでした」と紹介。「さっきのグッズ紹介時にこっそり練習していたんです。これは事務所の社長、健さんから借りたギターです」と話します。

るみなすは「今日、発表が2つありました。CDショップ大賞の審査員特別賞を『アテンション』が受賞しました」「『覚悟を決めろ』がオリコンデイリーチャート1位でした!」と明かし、会場は歓喜に包まれます。なちは「本当に信じられない。厳かな記者会見にはジャージで行きました。嬉しいけど、これは私たちだけの力ではなく、スタッフ、お客さん、いつ出会ったかわからないけど応援してくれた人全員のおかげです」と感謝を述べ、「もう少しで終わってしまうけれど、時間というものがあって…」「メジャーデビューを目標にしていなかったけれど、皆が向いている方向は一緒だった」と心情を吐露します。幼稚園児のように涙を拭いながら「音楽を愛してきた。そのおかげで、しなくていい喧嘩もしたけれど、信じた道、好きなことを皆さんも自信を持って続けてください」とエンディングにかけてのスピーチを行い、「今日はここまで私たちを連れてきてくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べます。メンバー全員が涙を流す中、「ミュージック・プリズナー」がエモーショナルな雰囲気の中で披露されました。るみなすのコーラスがさらにその雰囲気を増幅させます。

フィナーレには「タイムセール逃してくれ」会場全体が大合唱に包まれます。

アンコールが沸き起こる中、Dくんが先にステージに登場し、会場を沸かせます。「わかってるって」「まずは、明らかにあからさまに確実に痩せた俺を見てほしい」「サバの日は最高のテンションで、中途半端ではメンバーは出ないよ!」とアンコールのリーダー役を担います。

その後、グッズTシャツと珍しく青ジャージのなち他メンバーが登場し、なちはDくんに感謝を示します。「いつもありがとう」「いや、こちらこそ」という交流があります。るみなすとなちはCD会場限定特典やサバ通信、鉛筆の粗品などの告知を行います。


なちが「今日、差し入れをたくさんいただいたんですが、その中にバイリンジボーイのDVDが入ってました。それはプレゼントなのか、間違えて入れたのか?入れた人いる?」と尋ねると、会場から手が上がり、間違えて入れたことが明らかになり、DVDは返却されます。「!のMVもアップされました」というお知らせもあります。

アンコールへの感謝を述べた後、なちは重要なメッセージを伝えます。「アンコール、ありがとうございます。一つ言っておきたいことがあります。ライブハウスは自由に楽しんでいい場所ですが、人に迷惑をかけるのは違います。ライブ音楽を聴きに来ている人たち、今日は大切な日です。そういう気持ちを台無しにする人は許してはいけません。すべてのライブで同じですので、みんなはわかってると思います」「2024年のサバの日は、今日この日だけ、アンコールまでしてくれて、もうみんな大好きです」と感謝。

アンコールでは2曲が披露され、ライブは全編を終えます。その後、ステージ上で記念写真の撮影が行われ、ファンとの一体感を更に深めます。写真撮影後、スクリーンが下ろされ、「!」のミュージックビデオが披露される予定でしたが、機材の不具合により何度か中断が発生します。

メンバーは再びステージに登場し、状況を明るく和ませます。なちは「途中で消えちゃった?でも、家でYouTubeで観れるから、途中で止まったら拍手して帰ってね。もう一回やってみるね、バイバイ」と観客に呼びかけ、最後は何回か止まりながらもミュージックビデオは最後まで放映されました。

<セットリスト>
1. 覚悟を決めろ!
2. リバーサイドナイト
3. キラキラユー
4. ヘイまま!プリーズコールミー
5. よしよしマシーン
6. 東京こえー
7. しげちゃん
8. ジャージ
9. ナイスなガール
10. 22
11. !
12. ミュージック・プリズナー
13. タイムセール逃してくれ
EN1. サバカン
EN2. サバシスター’s THEME

まとめ

この記念すべき日に立ち会えたことを心から嬉しく思います。女性の観客も多く、幅広いファンを獲得して、サバシスターはすっかり人気者になりました。彼女らのますますの活躍を心から期待しています。メジャーデビューの記念すべきライブを見られたことは、本当に幸せな経験でした。みたらしゴローでした!

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