VIVA LA ROCK 2025 DAY4 2025年5月6日 @さいたまスーパーアリーナ

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。昨年同様、ゴールデンウィーク最終日はビバラです。いろんな難民になるのを最低限にするため、早めに出てしっかりと腹ごしらえをします。雨ですが傘は持たず、小走りで会場に向かいます。しかしトイレだけは如何ともしがたく、席に着く前にさっそく難民化。ようやく用を済ませて売店へ当面の食料(お菓子)を買いに行こうとしますが長蛇の列。また、無料のGARDEN STAGEの整理券にもとんでもない列ができています。the telephonesでしょうか。ただ、コンコースエリアでも所沢ビールとのコラボ専用レーンだけは列がなく、「ビバラホップ!2025」なるビールをいただきました。列がない理由を理解しながら、400レベルの席に着きました。まだ早いのでガラガラです。それではライブの様子です。

ライブレポート

朝礼

まずは有泉智子プロデューサーの挨拶です。さいたまスーパーアリーナの公式ゆるキャラ「たまーりん」とVIVA LA ROCKの公式ゆるキャラ「さいたまん」を紹介して、さいたまスーパーアリーナ開場25周年。モッシュやダイブなどの制限を設けないルール、うっとりエリア、前方の混雑状況や体力維持のための注意事項について説明が行われました。「ロックの自由な遊び場を」という理念が語られました。トップバッターは猛者たちがひしめく中、食い込んだバンドのひとつPaleduskが呼び込まれました。

Paledusk

呼び込まれたのは、観戦エリアから見て右側のVIVA STAGEトップバッター、Paleduskです。ジングルが流れ、エミネムの「ルーズ・ユアセルフ」でしょうか、SEで孫悟空のような髪型のKaitoらメンバーが登場。「始めちゃいましょうか、VIVA LA ROCK!」と「AREA PD」でスタートすると、観戦エリアではさっそくダイバーが発生。しかもかなり後方から40mくらい転がり続けるタフさです。

「ビバラロックヨロシク!!」「朝から半端ねえなぁ!!」と次の曲「HAPPY TALK!!」のシャウトのところで音響が全停止。「ハッピーじゃないね、まあいいか、先に喋れということだね」と自己紹介し、「なんでこんな朝早くから仕事や学校行きたくないくせに」とボヤいたところで音が戻り、「楽しみに来た奴!!」と「HAPPY TALK!!」で仕切り直し。「SLAY!!」と続け、「ガンガン行くよ!」と「BLACK ICE」、「I’m ready to die for my friends」と繋ぎます。

途中で「まだ目が覚めてない人もいるでしょ、覚ましますよ!!」と頭を振ります。「ここで息入れられると思ったら、最初のトラブルで時間ないや」「去年初めて出て、今年メインステージ。やってみるもんですね」「アーティストごとに理由があり呼ばれてると思う」と語り、「初めて俺たち見る人?」と問いかけたあと「時代遅れが1.2.3」。他のアーティストはいつもの人たち、そろそろ引きずり下ろすと「RUMBLE」で再開。このまま「Q2」ではCrossfaithのKoieが乱入。「ここまで飛んで来い!!」と盛大に煽ります。ラストは「一緒に歌ってくれ」と「PALEHELL」。そして「また来年会いましょう!ENTHの時間に休憩してください」と締めました。

<セットリスト>
01.AREA PD
02.HAPPY TALK
03.SLAY!!
04.BLACK ICE
05.I’m ready to die for my friends
06.RUMBLE
07.Q2
08.PALEHELL

ENTH

STAR STAGEのトップバッターはENTHです。「猪木ボンバイエ」のような「ENTHボンバイエ」で登場し、「乾杯!」と酒をあおると、ボーカル・ベースのdaiponが「やって来たぜメインステージ!」と叫びます。ドラムのtakumiは最初から上裸です。「やれますか、VIVA LA ROCK!」とウォール・オブ・デスのサインを送り、「ムーンレイカー」でスタート。「Get Started Together」で大量のダイバーが発生し、「気持ち良い!2万7千人だってよ!」「その調子、朝から元気ですね!」「俺たちがENTHだバカヤロー!」と挨拶。

「SCUM DOGS FART」と続け、アウトロで必要以上にロングトーンをキメると「こういうので時間押すから」と苦笑いしつつ「”TH”」へ。続いてヘヴィなベースイントロの「A FLY」で一息。

「竿なしにお越しの皆さん、たまアリだった、子供たちはお父さんお母さんに聞いて下さい」「自分も娘がいるけど、ENTHに興味ないんだよ」「去年はGARDEN STAGE、ただの外。今年は中に入れました!小さい外から大きい中、3ステージ制覇は俺たちだけ」と喜ぶと「裏どりした!?」と突っ込まれます。

「有泉さんにもインタビューされたけど、ファンと一緒にこのステージに来た感覚がある」と語ってからライブに戻り、「”EN”」「Urge」「Gentleman Kill」「SLEEPWALK」と畳み掛けます。「後もすごいな!」「コロナ以降フェスに全然呼ばれなくて、でも有泉さんは気にかけてくれて、めっちゃ嬉しい」「またライブハウスも来てくれ!」と感謝を述べ、ラストは「BLESS」で締めました。

<セットリスト>
01.ムーンレイカー
02.Get Started Together
03.SCUM DOGS FART
04.”TH”
05.A FLY
06.”EN”
07.Urge
08.Gentleman Kill
09.SLEEPWALK
10.BLESS

Crossfaith

マイクテストをデスボイスで行うCrossfaith。リハーサルの「Countdown To Hell」から観戦エリアには巨大なサークルモッシュが発生。ジングルが流れ、自身の「The Final Call」をSEにメンバーが再登場。ドラムのTatsuyaは霧を吹き、大旗を持って登場したKoieが「ぶっ飛べ埼玉!」と叫ぶと「The Final Call」で本編スタート。大量のダイバーが沸き、「気持ち良すぎるだろー!」と手拍子と「ハイハイ!」コールで盛り上げます。「遊びましょうか、踊る準備できてるか!?なんかしろ、お前ら!」と「ZERO」へ。

「VIVA LA ROCKはダイブ、モッシュ禁止されていません、まだ行けるっしょ!!」と「God Speed」で巨大なサークルが複数出現。「お前らヤバすぎ!」と煽り「Freedom」へ。「Crossfaith初出演、呼ばれた意味はひとつ。土足ではっちゃめちゃにして行く、全てのルールはお前ら次第!」と「Diavolos」で指の合図にウォール・オブ・デスやサークルが連続発生。「Monolith」「Afterglow」と続け、「もう一回ウォールオブデス!」とさらに加速。

「言ったやん、こんな連続でやったら大変やって」「なんで呼ばれないのと思って、去年トリのHEY-SMITHだけどうしても観たくて、その時に有泉さんに直談判して」「俺たちも2月ワンマンは規制の少ない幕張でやった」とエピソードを披露。

「乾杯して良いですか!?」とエビスビールで乾杯。「フェスばっかじゃなくライブハウスも来てくれ!」とラストスパートへ。スマホのライトでアリーナ全体を星の海にして「Canopus」をしっとりと披露。終盤は観戦エリアに突入し、「俺たちの帰る場所がまた一つ増えました」と演奏を終えると、スティック、ピック、ペットボトルなどを投げ込みステージを後にしました。

<セットリスト>
RH1. Countdown To Hell
01.The Final Call
02.ZERO
03.God Speed
04.Freedom
05.Diavolos
06.Monolith
07.Afterglow
08.Canopus

HEY-SMITH

続いてはHEY-SMITH。少し時間が押してきている中、お馴染みのSEで登場し、「Be The One」から「Fellowship Anthem」でスカダンス!「やるよー!」と「Radio」へ繋ぎ、猪狩秀平が「ガンガン行くぜビバラロック!」と「Say My Name」へ。大量のリフトが立ち上がり、「Over」から「もっと!!」と「Into The Soul」、フロア中が踊りの渦に。「Inside Of Me」では、サークルがフォークダンスのように盛り上がります。

「ハロー、大阪のHEY-SMITHです、思いっきり楽しんで!」と挨拶。「俺たち、今年からトロンボーンのかなすが活動休止になって、数ヶ月ライブができなかったけど、アメリカからサポートのUMEちゃんでーす!」と紹介し、しばらくの体制を説明。

そのまま「You Are The Best」「We sing our song」「True Yourself」、そして「もっと自由に!」と「Let It Punk」まで怒涛のラッシュ。サックスの満はいつも通り上裸で、逆側ステージに突撃するなど大暴れ。

「あと2分ある、俺たちらしくあと3曲やるわ!」とラストスパート。「Don’t Try So Hard」「Summer Head」「Come back my dog」をぶっ放してステージを締めました。

<セットリスト>
01.Be The One
02.Fellowship Anthem
03.Radio
04.Say My Name
05.Over
06.Into The Soul
07.Inside Of Me
08.You Are The Best
09.We sing our song
10.True Yourself
11.Let It Punk
12.Don’t Try So Hard
13.Summer Head
14.Come back my dog

Dragon Ash

アリーナのフロアに移動を試みるも、ほとんどの通路が閉鎖されていてなかなか降りられず。ようやく開いていた通路から降り、うっとりエリアにたどり着きました。まだ余裕があるのに相変わらずの謎誘導。

音に合わせて、白タンクトップ姿のKjがステップを踏みながら登場。「.Entertain」では「NICE Voice!」と観客の合唱に応えてぶち上げます。続けて「ROCKET DIVE」「For divers area」と、観戦エリアではロケットダイブが大量発生。

「お前ら楽しいか!?俺もだよ!」と「百合の咲く場所で」。さらに「ロックフェスはお前らのもの!」と「Say Yes!飛び跳ねろ!有泉ちゃんにぶち上げろって言われてるの!」と叫びながら「Fantasista」で盛り上げます。

「この曲やるということは、てっぺん取るってこと!」と、上裸のThe BONEZのJESSEを呼び込み、ハグして披露したのは「Straight Up」。場内が一気に沸騰。

「さっきヘイスミ観てたけど、俺らみたいにいろんな困難を乗り越えてきたバンド。めちゃくちゃかっこいい。あと、大トリはオーラル。クソみたいな思い、誰かに、そして自分たちもしてきたけど、でっかい音を鳴らして、贖罪も含めて響かせていく」と語り、ラストは「New Era」。演奏を終えるとメンバー全員で横一列に整列し、深々と挨拶をしました。

<セットリスト>
01.Entertain
02.ROCKET DIVE
03.For divers area
04.百合の咲く場所で
05.Fantasista
06.Straight Up feat. JESSE
07.New Era

ハルカミライ

STAR STAGE、うっとりエリアですが今回は最前列で観戦。ジングルで登場すると、小松謙太がいきなりスティックをフロアに投げ入れ、観客のひとりが見事なワンハンドキャッチ。橋本学が現れ「サンキュービバラロック!」「歌おうぜ!」と「君にしか」でスタート。須藤俊が「起こすぞ!ファイト!」と叫び「ファイト!!」、さらに「カントリーロード」へ。間奏では「はじめましての人もよろしく。最終日、ぶち壊すメンツです。後悔なく暴れようぜ!」と観客を煽り、大合唱とダイバーの嵐が巻き起こります。

「ファイト!!」「俺達が呼んでいる」「フルアイビール」と続け、関大地は転がりまくり。橋本学は「いろんなバンド見て来たと思う。俺らもいろんなフェス出た。忘れられないライブ、掴みに来ました」と語り、「春のテーマ」へ。「下手でいい、下手がいいんだよ。今日はその気持ち全部俺たちバンドマンに預けて帰ってくれ!」と力強く投げかけます。

「昨日ボクシング観て痺れた。弱っちそうだろ?音楽で殴りに来ました!」と「YAEN」「PEAK’D YELLOW」へ。大合唱とリフト、ダイバーが次々に湧き上がります。「思い出して笑っちまうような、意味もなく泣いてしまうような、そんな歌」と「僕らは街を光らせた」では、「比べるのは昨日の自分だけ!」とメンバーも咆哮で応えます。

「フェスは集まりやすい。音楽はいつでも俺らに容赦なく情熱をくれる。毎日胸打たれながら過ごしていこう」と語って始まった「世界を終わらせて」は、会場全体が大合唱に包まれました。観戦エリアに突入して歌っていた橋本学は、ステージへのよじ登りに失敗しながらもマイクを離さず熱唱。それを見て爆笑する須藤俊。最後は「エース」。“この指とまれ”で締めました。

<セットリスト>
01.君にしか
02.ファイト!!
03.カントリーロード
04.ファイト!!
05.俺達が呼んでいる
06.フルアイビール
07.春のテーマ
08.YAEN
09.PEAK’D YELLOW
10.僕らは街を光らせた
11.世界を終わらせて
12.エース

10-FEET

VIVA STAGE、うっとりエリアに移動します。有泉智子が登壇して、エリアの案内と怪我防止の再アナウンス。「本気でロックの遊び場を守る」「怪我しない、させない」と強調されていて、たぶん何かあったんだと思います。空気が少し引き締まった気がします。

それでも始まれば10-FEETです。いつもの「そして伝説へ、、、」のジングルとともにタオルの花、テンションは一気にフルスロットル。TAKUMAは「いけるけ!?さっき何言われたかわかった!?」「怪我する寸前まで行けいうことや!」と初手から振り切ってきます。とはいえ「一番おとなしい歌から」と「RIVER」。そのまま「VIBES BY VIBES」に雪崩れ込むと、リフトにダイブ、サークルがあちこちで発生します。

今度こそバラード、と言って始まったのが「goes on」。そうは言ってもエモ強めな疾走感で会場を包んでくれます。「みんなしゃがめ!やっぱり立ってくれ!」の流れから「helm’N bass」「ハローフィクサー」「第ゼロ感」と畳み掛けてきて、「ビバラ、ぶっ飛べ!」で再びサークルとダイブの応酬です。

ここで「あと15分、2曲」と言いながら「おとなしくせえってことじゃない。ルールを守ったほうが結果的に楽しい。全員で笑って帰れるようにしたいだけ」と丁寧に言葉を添えてから「蜃気楼」。NAOKIがステージ裏にいったん姿を消し、別ルートからカメラに白目で戻ってくるあたりも含めて、完全に10-FEETの流儀です。

「よし、あと8分」とTAKUMA。「ヒトリセカイ」でもっと来いと煽って、「まだいける、もう一回言うよ。有泉さんのいろんな思いが飛んできた。ゆっくり観たい人はゆっくり観るところ。暴れたい奴は思いっきり来い」「盛り下げたらごめんって言われたけど、そんなことないよな!」と会場に問うて、最後は「その向こうへ」。高速ビートに乗せて、「いろんな人が全員楽しむのは不可能ではないと証明しに来たんだ!」と叫びながら、ロックのど真ん中を貫いてくれました。

<セットリスト>
01.RIVER
02.VIBES BY VIBES
03.goes on
04.helm’N bass
05.ハローフィクサー
06.第ゼロ感
07.蜃気楼
08.ヒトリセカイ
09.その向こうへ 花冷え。

花冷え。

CAVE STAGEに移動しますが、右側通行と左側通行が途中で交差するという謎動線で、なかなかたどり着けません。ようやく到着したときには若干余裕があり、後方で久々にビールを購入できました。リハーサルが始まりしばらくするとキャパシティオーバーで、右のはみ出しスペースの中盤まで押し込まれます。開演が近づくと、「やばいな、店頭とかもあり得るぞ」というスタッフの声も聞こえてきました。

ジングルとともに派手な衣装のメンバーが再登場します。ステージが低いため全然見えませんが、音と、天井にぶつかりそうなダイバーを眺めて楽しみます。大きな手拍子のイントロからユキナが「一緒に行こう!」と叫び、「メタ盛るフォーゼ!」でスタート。デスボイスが洞窟のようなフロアに響き渡ります。「ありがとう、まだ行くよ」と続けたのは「我甘党」でした。

「さあビバラ、準備できてますか!」「今日一に、雨だけど最高のパーティーにしようぜ」と語り、「今年こそギャル~初夏ver.~」へ。途中で「ギュウギュウだけど一歩下がって座れる?」と問いかけますが、もちろん座れません。ジャンプで盛り上がります。

「東京から来ました、はじめまして!やっと出れた、こんなでっかい会場でライブハウスみたいで感激です」と語り、「全員サバイバーになって生き残って」と新曲「おいしいサバイバー」へ。続いてはセリフパートから始まる「O・TA・KUラブリー伝説」、デスボイスが再びさく裂します。「ありがとう、初めてのビバラ、遊ぼうぜ!」と呼びかけ、「TOUSOU」へ。「もうちょいでcoldrain始まるけど間に合うでしょ!?」の声に、「間に合わないけど、、、」と心でツッコミを入れつつ、最後は「お先に失礼します。」を大きな手拍子とともに演奏して締めました。

<セットリスト>
RH1. O・TA・KUラブリー伝説
RH2. 令和マッチング世代
01.メタ盛るフォーゼ!
02.我甘党
03.今年こそギャル~初夏ver.~
04.おいしいサバイバー
05.O・TA・KUラブリー伝説
06.TOUSOU
07.お先に失礼します。

マキシマム ザ ホルモン

CAVE STAGEを脱出するのにも時間がかかり、さらに謎の動線封鎖で、メインアリーナ後方からスタンド階段を上がってコンコースに出るという、付近で見ている観客にも迷惑な導線一本だけが残されていました。ようやく通過したときにはcoldrainのラスト1曲、観戦エリアに突入したMasatoが行方不明になる一幕を横目に通過し、残りのアーティストはレベル400から観ることにしました。

ようやく着座して、STAR STAGEのマキシマム ザ ホルモンです。賑やかなSEで登場すると、津田製麺所の麺箱の上に乗ったダイスケはんが「パンクロックにのれ!!」と叫び、「(4度目の!) WxHxUx ~ワシかてホンマは売れたいんじゃい~」でスタート。続いてナヲが「埼玉!!◎△$♪×¥●&%#?!」と叫び、「握れっっっっっっっっっ!!」でサークルモッシュが次々と出現します。

ナヲは「ビバラ!元気か!Dragon Ashのご子息が『今日マジ熱いな』って言ってたけど、マジ熱いな!」「今日でゴールデンウィーク終わり」「我々北陸を回ってたけど、ザ・クロマニヨンズのマーシーさんが『バンドマンも芸人も基本ろくでなし』って。でもろくでなしってめっちゃカッコいい!」「ろくでなしを支えるスタッフもカッコいい!」と語り、「三度の飯より…」の決まり文句から「シミ」へ。ミラクル起こそうぜの一言でダイバーが大量発生します。

「いきましょうかビバラ」と「鬱くしきOP~月の爆撃機~/鬱くしき人々のうた」。曲が終わっても転がってる観客に、「曲終わってるけど、ゆっくりやってください」とツッコミを入れます。ダイスケはんは「素晴らしい出演者と音楽好き。今日だけ雨だけど、さっきナヲ観たら『あれ、今日ビジュいいじゃん』」と語り、M!LKの「イイじゃん」を流しながら、堀ちえみみたいと言い「falling jimmy」そして「ビキニ・スポーツ・ポンチン」へ。サークルの中には場内カメラマンもカメラを構えて入り込んでいて、滑稽な光景です。

「まだまだぐちゃぐちゃになって」と「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ」。ラストは恋のおまじない「恋のスペルマ」。また遊ぼうぜの言葉とともに、エンドSEにノリながら去っていきました。

<セットリスト>
01.(4度目の!) WxHxUx ~ワシかてホンマは売れたいんじゃい~
02.握れっっっっっっっっっ!!
03.シミ
04.鬱くしきOP~月の爆撃機~/鬱くしき人々のうた
05.falling jimmy
06.ビキニ・スポーツ・ポンチン
07.チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ
08.恋のスペルマ

SiM

SEでメンバーが登場すると「ビバラ行こうぜ!」と「The Rumbling」でスタート。「暴れようぜ」と叫び、「BBT」へ。ダンスはどんなのでもいいと言いながらモンキーダンスを披露して「DO THE DANCE」、フロアにはいくつものサークルができ、「3.2.1.GO」でサークルモッシュが大量発生します。

MAHは「VIVA LA ROCKと言えばSiM」「ゴールデンウィーク最終日、残すはSiMとTHE ORAL CIGARETTES、四捨五入すればSiMだけ。皆さん帰りましょう」「オーラルファンのクソガキどもBK…の人も暴れろ!」と煽り、「TxHxC」「GUNSHOTS」、そしてイントロで歓声が上がる「MAKE ME DEAD!」と続きます。

「まだいけるのか!死にそうになっとけよ!」と「KiLLiNG ME」。膝がガクガクになるくらい跳べとさらに煽ります。「SiMですよろしく。昨年の大事なVIVA LA ROCKに出ることが出来ず、すみません。去年の今頃はアメリカに行っていたので、SNS見て楽しそうで、出たいなって思ってました」と語り、「去年海外でライブしていた。海外はバラバラでゴッタ煮、全員思い思い。でも演奏が始まると、同じようなキラキラした目で歌ってくれる。音楽ってすごい」と続けます。

「今日もいろんな人がいて、でもお前と同じものを見に来た仲間“SiMの養分”がたくさんいる。忘れないで」と言ってから「RED」。頭振れ!と煽り、ベースのSINは美しいヘドバンを披露します。「さっきも言ったけど、思いっきりやれや!」と「Blah Blah Blah」、ラストは「お前ら、自由にやりたくて“JAPAN FACKING JAM”じゃなくてVIVA LA ROCK来たんだろう!」と超高速の「f.a.i.t.h」。ウォールオブデスなどで盛り上がる中、時間切れで「おわり、またな!」と突然終了し、取り残されたダイバーが面白い状況になっていました。

<セットリスト>
01.The Rumbling
02.BBT
03.DO THE DANCE
04.TxHxC
05.GUNSHOTS
06.MAKE ME DEAD!
07.KiLLiNG ME
08.RED
09.Blah Blah Blah
10.f.a.i.t.h

THE ORAL CIGARETTES

いよいよ大トリに起用されたメッセージ性の強いTHE ORAL CIGARETTESです。いつものSEとともに全員黒基調の衣装で登場。山中拓也は「よう最後まで待ってくれた。知ってる人も知らない人も」と言って「1本打って…」「最初からかかってこい!」と「Red Criminal」でスタート。最初から割ってくれと叫ぶと、真ん中ではないところでウォールオブデスが複数形成され、後方からの遠距離ダイブも相まって、最後まで元気な観客たちが大盛り上がりです。

「最後まで暴れたおせ」と「DIKIDANDAN」。モニターにはピンクのキャラ、そして火柱。トリらしい演出です。「曲なってないけどまだ転がってる、変なの?」「俺も朝から楽しんでました。皆さん元気やね。斜面の人たち、トリやのに座ってるってなに!?」と軽口を交えつつ、「ヒップホップから影響を受けた曲」と「OD」、続けて「休みはこの曲までだから声出して」と「SODA」。この2曲で一度落ち着きます。

「さあ、上げてくぞ!」と「BUG」。メンバーもフロアもモンキーダンスからのサークルモッシュ。「おつかれさまなんて言いません」と「カンタンナコト」で飛び跳ねます。「ビバラロック、大トリありがとう。お帰りなさいということだと思います。皆さんのおかげ。それと、今日出たバンドのほとんどが助けてくれた」と語り、SiMのMAHが乱入して「CATCH ME」を二人で熱唱。これには会場も大盛り上がり。

「こう来たら、ああ来ると思ってると思うけど勘弁したって。Masatoのところは皆で歌って」と言い、「DUNK」。coldrainのMasato本人は出てこなかったものの、観客の大合唱でステージを支えます。

「みんな遅くまで残ってくれてありがとう。若いころはひねくれてて、人を信じられなかった。オトナになってから友達なんてできるわけないと思ってた」「でも、先輩たちが人を信じること、後輩たちが繋げていくことを教えてくれて、何事もなんとかなるって思えるようになった」「そうやって生きると良い。待っててくれてありがとう」と語り、全員で深々と頭を下げます。

「ずっとここに居たい。売れても戻ってくる。支えてくれてありがとう。ずっと信じてるから」。そんな思いを込めて、最後の曲は「5150」。火炎が舞うなか、会場中が大合唱となり、感動のフィナーレを迎えました。

<セットリスト>
01.Red Criminal
02.DIKIDANDAN
03.OD
04.SODA
05.BUG
06.カンタンナコト
07.CATCH ME feat.MAH (SiM)
08.DUNK
09.5150

終礼

「有ちゃん!」の声に呼ばれ、有泉智子が登壇。全出演者がステージに呼びこまれ、記念撮影が行われました。「楽しかったですか!?」と問いかけ、初日のラッパーでの締めなど、四日間のコンセプトの振り返りがされました。最終日はライブハウスのカルチャーがテーマで一日が創れたと述べ、「BANされるようなカルチャーではない」と力強く宣言。そして、来年の開催について告知。さいたまスーパーアリーナは大規模改修のため、来年は埼玉スタジアム周辺での開催が予定されていると発表されました。

まとめ

今年も最終日だけの参戦でしたが、やはりこの文化は貫いて守りたいと思います。一方で会場運営は、かなり参加者に負担を強いるものでした。食事、トイレ、ステージ間の移動、どれも本来の目的であるライブ鑑賞を犠牲にしないと成り立たない状況で、少しずつでも改善が望まれます。

来年の開催は埼玉スタジアム2002と発表されました。現在の強みであるアクセスの良さと屋内開催というメリットが失われ、運営難易度は桁違いに上がります。期待と不安が交錯しますが、それでも楽しみに待ちたいと思います。みたらしゴローでした!

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