WACK TOUR2025「Could you still be WACKiNG TOUR」東京 2025年1月11日@日比谷公園大音楽堂

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。新年最初はWACK TOURです。毎年恒例の寒い季節の野音といえばWACKのイメージですよね。2024年はWACKにとって激動の一年でしたので、各グループの動向がどのようにライブで反映されるのか、とても気になるところです。

寒空の下、日比谷へ足を運びました。私の座席はCブロックのやや下手寄り。周囲を見渡すと、左右のCブロックや後方には空席が目立ちます。それでは、ライブの模様についてお伝えします!

ライブレポート

ASP

ライブ開始時間になると、SEとともに黒いエナメル衣装をまとったメンバーたちが飛び出してきたのは、昨年の武道館以来に観るASP。モグ・ライアンの「始めよーぜ!」という叫びとともに、挨拶代わりの1曲目は「拝啓 ロックスター様」ユメカ・ナウカナ?のお団子ヘアアレンジも目を引き、新鮮な印象を与えました。

続いて披露されたのは「the MAN CALLiNG」。全力でぶっ飛ばすようなパフォーマンスの後、「初めまして、私たちASPです」とメンバーが挨拶。ユメカ・ナウカナ?が「Could you still be WACKiNG TOURトップバッター、今日マジ寒いじゃないですか? こっから皆さんの手がポッケに入れられないライブやるから!」と勢いよく観客を煽ります。

その言葉通り、次の曲「Black Nails」では激しいヘッドバンギングが印象的で、ライブの熱量が一気に高まります。続けて、メロディが際立つ「TOTSUGEKI!!!!!」、そしてメジャーデビュー曲「Hyper Cracker」を披露。

ラストを飾ったのは、観客とメンバーの爽やかなコール&レスポンスが楽しい「M」。曲の締めくくりで、ユメカ・ナウカナ?が「最後まで楽しんでいって!」と叫び、大声で挨拶してライブを締めくくりました。ASPらしいエネルギッシュなステージで、観客を存分に沸かせたパフォーマンスでした。

<セットリスト>
01. 拝啓 ロックスター様
02. the MAN CALLiNG
03. Black Nails
04. TOTSUGEKI!!!!!
05. Hyper Cracker
06. M

BiTE A SHOCK

続いて登場したのは、BiTE A SHOCKです。オーディション番組とその直後の鮮烈なデビューまでは見ていましたが、ライブを見るのは今回が初めて。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まります。

ダンス&ボーカルグループらしく、メンバーそれぞれがストリートダンサー風の個性的な衣装で登場。1曲目は「Patient!!」からスタートし、続けて「Overline」を披露。緑のジャージにミニスカート、ツインテールを揺らしながら踊るSAORiの姿が印象的で、かっこよさと可愛さを兼ね備えた存在感を放っていました。

「初めまして、BiTE A SHOCKです!」と挨拶し、それぞれが自己紹介。HANANOが「私たち、オーディション番組『BiSH THE NEXT』で誕生したグループです」と紹介すると、RYUUSEiが「初めての野音、気候?気温?が厳しいですが、よろしくお願いします!」と少し緊張した様子で挨拶しました。

ライブは「抱きしめながら歌うなら、世界はギュッと愛で溢れそうだ」へと続きます。この曲では彼女たちの表現力が際立ち、会場が暖かな雰囲気に包まれました。次に披露されたのはバラード調の「カノープス」、そして「言えない言葉」では、しなやかで美しいダンスが印象的でした。

HARUTOが「初めての野音、盛り上げて先輩にバトンを渡します!」と観客を煽り、「出来てますか!?」と確認するように声を上げると、ラストの曲「常夏プラネット」へ。沖縄のミクスチャーバンドを彷彿とさせる夏のテイストが溢れる一曲で、会場をさらにヒートアップさせました。

曲が終わると、メンバー全員が「BiTE A SHOCK!BiTE A SHOCK!」と連呼しながら、何故かコマネチのポーズを繰り返して退場するというユーモラスな演出で、観客を笑顔にしてステージを締めくくりました。

<セットリスト>
01. Patient!!
02. Overline
03. 抱きしめながら歌うなら、世界はギュッと愛で溢れそうだ
04. カノープス
05. 言えない言葉
06. 常夏プラネット

KiSS KiSS

次に登場したのはKiSS KiSSです。彼女たちは、どこか最近アイドル界を席巻している「なんとかLAB.」を彷彿とさせる、ふわふわモコモコのフリフリ衣装で登場。ファンタジックな雰囲気をまとい、まずは「楽園きゅ~とぴあ♡」でライブがスタートしました。曲中、「KiSS KiSSともっとたくさんチューしましょう!」とかわいらしい煽りで観客を引き込みます。

続いて披露されたのは「雨天決行」。曲の前には、「日比谷野音!◎△$♪×¥●&%#?!」と盛り上げる場面も。笑いを誘いながらも、パフォーマンスはしっかり決めてくるのがKiSS KiSSの魅力です。

自己紹介タイムでは、「初めまして、KiSSをあなたにお届けチュー♡」というキャッチフレーズとともに1人ずつ挨拶。「楽しみにしてました!」「今日は野音で新衣装です!」と、メンバーが次々にコメントを発表しました。アイナスターが「一段とかわいくなっちゃいました!ふわふわモコモコで妖精さんみたい♡」と語ると、ナルハワールドが「みんなぁ、かわい〜い?」と問いかけ、さらに「私たち確かにかわいいけどさー」と笑いを誘います。

この後、新曲を披露。「私たちの自己紹介ソングです!」と紹介されたのは「かわいいなんて言わないで」。どこかオマージュ感が漂う一曲で、場内からは失笑も漏れつつ、楽しい空気が広がりました。個人的にはクールで、面白く、かっこいいギャンパレのような路線が好みですが、こういう楽しいパフォーマンスもたまには良いものですね。

次に披露されたのは「ほっちゅ!」。曲中では、「一緒にチューするよ!」と観客との掛け合い「KiSS KiSS TIME」を展開。観客との一体感が生まれる場面でした。続けて「Twilight」を披露し、ラストは彼女たちのキラーチューン「いないいいないばー」。かわいさ全開のパフォーマンスで、ライブを締めくくりました。

<セットリスト>
01. 楽園きゅ~とぴあ♡
02. 雨天決行
03. かわいいなんて言わないで
04. ほっちゅ!
05. Twilight
06. いないいいないばー

豆柴の大群

次に登場したのは、話題の豆柴の大群です。先日の『水曜日のダウンタウン』で、クロちゃんが再びプロデューサーに就任し、ハナエモンスターがメンバーに復帰。この日がその初お披露目となります。クロちゃんが登場するVTRが流れる中、メンバーたちがステージに現れると、「ハナエ、おかえり!」という声援が会場に響きます。ハナエモンスターはやや上を向き、涙をこらえる姿が印象的でした。

1曲目は「りスタート」。その名の通り、グループの新たな門出を象徴する楽曲でライブが始まります。ハナエモンスターは今にも泣き出しそうな表情を見せながらも、終盤には少しずつ落ち着きを取り戻し、以前のように楽しそうにパフォーマンスする姿が見られました。

続いて披露されたのは「わんダーらんど」。メンバーたちは派手でポップな、まるでローソンの「からあげクン」を彷彿とさせるカラフルなステージ衣装ですが、曲中「カラムーチョ!」と何度も叫ぶユーモラスな場面も。

その後、メンバーが整列し改めて挨拶。1人ずつ自己紹介を行いました。特にハナエモンスターが「出戻りメンバーのハナエモンスターです!」と名乗ると、一段と大きな声援が会場中から飛び交いました。挨拶の中でハナエモンスターは、「本日、豆柴の大群、始まりの一歩のライブ。このライブをWACKを愛する皆さんの前でできて幸せです」と喜びを語りました。

続けて披露されたのは初披露曲「りロード」。この曲では、ラスサビ前にハナエモンスターが観客の中から指名した人と「じゃんけんするしんよ!」という遊び心あふれる演出が。勝敗によってラスサビの歌詞が変わるという仕掛けでしたが、この日の結果は「あいこ」。歌詞がどう変わったのかはわかりませんでしたが、ユニークで観客を巻き込む試みが楽しい一幕でした。

その後、「MUST GO」が披露されます。WACKらしい焦燥感を煽るような楽曲で、激しいサウンドが会場を熱く包みます。赤髪のお団子ヘアが印象的なレオナエンパイアも、キュートに踊りながらしっかりと魅せるパフォーマンスを披露しました。

ラストを飾ったのは「豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-」。会場全体が「まめまめまめまめまめま」の大合唱で一体となり、新体制初ライブを締めくくります。丁寧に5曲をパフォーマンスし、豆柴の大群の「再出発」を強く印象づけるステージとなりました。

<セットリスト>
01. りスタート
02. わんダーらんど
03. りロード
04. MUST GO
05. 豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-

ExWHYZ

次に登場したのは、かっこかわいいお姉さんたちのExWHYZです。いつの間にかメンバーが4人となり、少し寂しい気もしますが、彼女たちの細マッチョな体と妖艶なダンスは健在です。

「初めまして、ExWHYZです!皆さん声出せますか?」という呼びかけとともに、1曲目「Dresscode」がスタート。銀色を基調に、薄い水色と白のピタッとした衣装に身を包んだメンバーたちが、軽やかで美しいダンスを披露します。

続けて「みんな、まだ動けるの?」「寒くないですか?」と観客に声をかけながら、「NOT SORRY」「Unknown Sense」をパフォーマンス。会場はまるでディスコのようなノリに包まれ、観客たちも思い思いに体を揺らして楽しみます。「皆さん、踊り上手ですね」と微笑むメンバーたちは、さらに「Obsession」「SHOWTIME」を続けて披露。会場のボルテージがどんどん高まります。

MCでは、yu-kiが改めて「初めまして、私たちExWHYZです」と挨拶。しかし、ここでmikinaが「こんなに曲いっぱいやっといて今更?」とツッコミを入れ、さらに「みんな寒くて命の危険感じてるから」と彼女らしいクールな一言で笑いを誘います。このような自然体のやり取りも、ExWHYZの魅力の一つです。

MCの後は「ドラマ」を披露。曲の深い世界観と、メンバーたちの表現力で会場の雰囲気が一気にシフトします。

ラストを飾るのは「STAY WITH Me」。優しく「皆さん歌ってくれますか?簡単なんで、いくよ!」と観客に合唱を促し、会場が一体となって大きな歌声を響かせます。この感動的なフィナーレで、ExWHYZのステージは締めくくられました。

<セットリスト>
01. Dresscode
02. NOT SORRY
03. Unknown Sense
04. Obsession
05. SHOWTIME
06. ドラマ
07. STAY WITH Me

GANG PARADE

年末からの現体制で新しいSEを引っさげ登場したGANG PARADE。メンバーカラーが映える燕尾衣装に身を包み、1曲目は「Sparkling Moon」でスタート。続けて、モグラ叩きのようなコミカルで楽しい振り付けが特徴的な「パショギラ」を披露しました。キャ・ノンは、KiSS KiSSの時とは異なり、クマさんのヘアアレンジにチェンジして登場し、可愛らしい雰囲気を添えています。

MCでは、月ノウサギが「おなじみ」の挨拶をし、メンバー全員がひとりひとり自己紹介。「極寒の中、野音にお集まりいただきありがとうございます!」と感謝の言葉を述べました。この頃になると会場はかなり冷え込んできており、カイロを持つ観客の姿もちらほら見受けられます。

「WACKツアー初日を迎えられました!」「おめでとうございます」とメンバーの誰かが天然なコメントを飛ばし、場内が少し和む場面もありました。その後、「毎年この時期にWACK TOURをさせてもらっていますが、これは当たり前のことではないですね」と、どこかリアリティを感じさせる発言も。続けて「ギャンパレらしく遊び場をつくります」と力強く宣言し、再びライブに戻ります。

「グッドラック・マイフューチャー」を堂々とかっこよくキメた後は、キラーチューン「Happy Lucky Kirakira Lucky」で最高の盛り上がりを見せます。観客たちも笑顔で手を振り上げ、会場全体が一体となりました。

ココ・パーティン・ココが「Could you still be WACKiNG TOURにお越しの皆様!」と挨拶し、「2025年、歌って踊って笑って、最高な一年にしたいと思います」と力強いメッセージを届けます。最後の曲は「ROCKを止めるな!!」。全力のパフォーマンスで会場を魅了し、退場後も「まだ足りない!」という声援が飛び交うほど、熱気が冷めないステージでした。

<セットリスト>
01. Sparkling Moon
02. パショギラ
03. グッドラック・マイフューチャー
04. Happy Lucky Kirakira Lucky
05. ROCKを止めるな!!

BiS

トリを飾ったのは、翌日に解散ライブを控えるBiS。この日が彼女たちにとって最後のWACK TOURのステージとなりました。「テレフォン」のイントロが流れると、メンバーが勢いよくステージに飛び出し、いきなりの全力パフォーマンスで観客を圧倒します。ヒューガーはポニーテールを振り乱し、ナノ3は金髪を輝かせ、クレナイ・ワールズエンドはしっかりと編み込んだ三つ編みで挑む姿が印象的です。

序盤から早くもキラーチューン「STUPiD」を披露。観客も肩を組みながら盛り上がる姿に、会場全体が一体感で包まれます。

「疲れたなんて言わせませんよ、踊りましょう!」という掛け声とともに「LAZY DANCE」を披露。客席からのコールも驚くほどの声量で、熱気がさらに高まります。続けて「teacher teacher teacher」、そして「LOVE」では、観客への感謝と愛情を確認するように丁寧に歌い上げました。

ラストナンバーは「Sakura」。曲中の歌詞やメロディーが解散を暗示するようで、寂しさや切なさを感じずにはいられません。観客も彼女たちの歌声とパフォーマンスに見入っていました。

「以上、BiSでした」「ありがとうございました!」と肉声で感謝を伝えた後、ヒューガーが「私たちは明日、ここでのワンマンライブをもって解散します。明日も会えたら嬉しいです。最後までよろしくお願いします」と語ります。涙がこぼれないように上を向きながら、ステージを後にする姿が印象的でした。この瞬間、彼女たちの旅立ちを感じさせる、感動的なエンディングとなりました。

<セットリスト>
01. テレフォン
02. STUPiD
03. LAZY DANCE
04. teacher teacher teacher
05. LOVE
06. Sakura

シャッフルユニット

本編終了後、長い拍手が続き、その後手拍子でアンコールが求められました。登場したのは、7人のシャッフルユニット。披露されたのは、BiSの代表曲「STUPiD」。ユメカ・ナウカナ?はASPの中では大きく見えますが、こうして他グループと並ぶと意外と小柄であることがわかります。それでも堂々としたパフォーマンスを見せ、曲中では組体操もしっかりと決めていました。

曲が終わると、月ノウサギが息も絶え絶えに「シャッフルユニットで『STUPiD』をやらせていただきました」とコメント。それに続いてレオナエンパイアが、「大変ですね、これ」と軽い冗談を交えながら、「組体操がリハでも失敗してて、本番成功して良かった!」「BiSも研究員もWACKメンバーも思い入れの多い曲なので」と感謝の気持ちを述べました。

さらに、開演前の会場BGMについても触れられ、実はメンバーが選曲を担当していたことが明らかに。リオンタウンがステージに呼び込まれ、「WACKが好きな人が好きそうな曲を選びました」と説明すると、観客からは笑いと拍手が起こります。ユメカ・ナウカナ?は「まさかエンディングに呼ばれるなんて思ってなかったでしょ?」と嬉しそうにはしゃぎ、その無邪気な様子に会場も和やかな空気に包まれました。また、BGMを考えるメンバーはルーレットで決めたとのことで、yu-kiがその舞台裏を軽く説明していました。

その後、各グループから今後のツアーやイベントの告知が行われました。アイナスターは所属する2グループ(KiSS KiSSとGANG PARADE)の告知を「人格を変えて」ユーモアたっぷりに紹介。豆柴の大群は初解禁となるワンマンライブの告知を行い、観客を驚かせました。そして最後に、BiSから翌日に控える解散ライブについての告知がされ、会場は少し寂しげな空気に。

すべての告知が終わると、ステージ上のメンバー全員が肉声で「We are WACK!!」と叫び、WACK TOUR初日の幕が下ろされました。団結力と感動に包まれた、忘れられない締めくくりとなりました。

<セットリスト>
01. STUPiD(BiS)
イコ・ムゲンノカナタ(BiS)ユメカ・ナウカナ?(ASP)HANANO(BiTE A SHOCK)アイナスター(KiSS KiSS)レオナエンパイア(豆柴の大群)yu-ki(ExWHYZ)月ノウサギ(GANG PARADE)

まとめ

昨年は、渡辺淳之介がWACKを離れるという衝撃的な出来事があり、WACKにとって激動の一年となりました。そして迎えた新たな年――新体制でスタートを切ったグループ、さらなる飛躍を目指すグループ、そして解散を迎えるグループなど、今年もWACKから目が離せない一年になりそうです。

BiSについては、「第4期構想はない」というコメントが発表されています。しかし、心のどこかで「もしかして…?」と期待してしまう自分がいるのも事実です。それだけBiSという存在が多くのファンにとって特別だったということでしょう。

明日は、そのBiSの解散ライブ。彼女たちの物語がどのような形で幕を閉じるのか、目に焼き付けたいと思います。以上、みたらしゴローでした!

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