Talking Rock! FES.2025 2025年7月13日@横浜アリーナ

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。今日は横浜アリーナで開催されたTalking Rock! FES.のDAY2にやってきました。開場時間に合わせて到着しましたが、すでに待機列ができており、ミストを浴びながら開場を待ちました。入場後は場内を一周し、アリーナ(スタンド下層)の最後尾通路側に落ち着きました。ゆっくり観ることにします。上層スタンドは開放されていませんが、スタンディングはソールドアウトとのことです。それでは、ライブの様子をお届けします。

ライブレポート

朝礼

吉川尚宏編集長が登場し、「2日目始めます。雑誌で応援しているバンドを呼んでのフェスです。昨日来てくれた人は?」と呼びかけ、「楽しかったよね、昨日の続き、体5cm浮いてる感じ」と語りました。大阪のライブハウスで始まったこのフェスは今回で11回目。昨年からは2ステージ制となっていますが、移動しやすいタイムテーブルにしていること、そして雑誌『Talking Rock!』の紹介が行われました。「雑誌読んだことある?」と客席に問いかけ、「帰りに買って行くシステムです」と続けて笑いを誘いました。注意事項の説明があり、いよいよ開演です。

FOMARE

トップバッターはFOMAREです。Hookie Mousseの「Stay Young」をSEに、黒いTシャツ姿でメンバーが登場。アマダシンスケは「朝イチからありがとう!」「歌ってくれ!」と呼びかけ、「Lani」でライブがスタートしました。「高崎FOMARE、From small indies tableから、初めて出させてもらいました!」と初出演への感謝を述べ、「今日お前らロック好き!」というコール&レスポンスから両手を上げたジャンプで「SONG」へ突入しました。

フロアから「アマダ!」「カマタ!」と声援が飛ぶと、「横アリ!」と返し、「ありがとう、よろしくお願いします。FOMARE、最近フェスのトップバッターやらされて……いや、任されています!」と語りました。新曲リリースや10周年の節目を迎える中、Talking Rock!のチーム感が大好きで、自分たちでもわかっていなかったFOMAREの良さがわかった気がすると話しました。「二日酔いでふざけるんじゃなくて、朝イチからロックぶちかまします!」と宣言し、ライブを続けました。

「Grey」「stay with me」と演奏が続き、なぜか3列目のG・H・Iエリアからダイブやサークルモッシュが始まります。注意事項の表記が変わったことで「ガチ禁止かも」との噂もありましたが、大丈夫なようです。ややおとなしめではありますが。

少し間をおいて「長い髪」で会場は落ち着きを取り戻し、「今度はライブハウスで待ってます!」と宣言してラストスパートへ。「Frozen」では再びダイバーとサークルが盛り上がり、「ライブハウスに戻って地道に努力する」と誓いながら、ラストの「愛する人」は観客との合唱で締めくくりました。

<セットリスト>
01. Lani
02. SONG
03. Grey
04. stay with me
05. 長い髪
06. Frozen
07. 愛する人

w.o.d.

長髪で強面のメンバーたちは早めに登場し、サウンドチェックからリハーサルまでを行いました。「Mayday」「丸い真理を蹴り上げて、マリー。」を爆音で披露したあと、一旦「ヨロシク!」と挨拶してステージを離れます。ジングルが鳴り再登場すると、「エンドレス・リピート」でライブがスタート。演奏後、サイトウタクヤが「w.o.d.です、ヨロシク!」と挨拶し、「イカロス」「1994」、そして「ありがとう」と感謝の言葉と共に「2024」を演奏しました。

「これは友達の歌です」と紹介した「オレンジ」では、オレンジ色のレーザー光線が世界観を演出。「ありがとう、調子どうですか?最近新曲出ました、やります」と話し、「TOKYO CALLING」へ。今度は濃いピンクのレーザーが会場を染め、こちらは初披露の新曲でした。「STARS」、そして「踊る阿呆に見る阿呆」と続き、ラストは「また、ライブハウスで会いましょう」と告げて「My Generation」。演奏後には「バイバイ」とだけ言い残し、終始クールにステージを後にしました。

<セットリスト>
RH1. Mayday
RH2. 丸い真理を蹴り上げて、マリー。
01. エンドレス・リピート
02. イカロス
03. 1994
04. 2024
05. オレンジ
06. TOKYO CALLING
07. STARS
08. 踊る阿呆に見る阿呆
09. My Generation

Kroi

ド派手な衣装を身にまとったメンバーたちが登場し、入念なサウンドチェックとリハーサルを行いました。サイドに触角のようなトレッドヘアを施した内田怜央は、「じゃあ、本番よろしくお願いします」と言って一旦ステージを離れます。再登場後、幻想的なイントロジャムから「Amber」で本編スタート。「みなさん調子どうですか?Kroiちゃん始めます」と「Balmy Life」「Page」「Monster Play」を立て続けに披露しました。

「みなさん改めましてKroiちゃんです。楽しいですか!?アットホームなバンドなんで、ゆったりと楽しんでください」と観客に呼びかけ、ラストは途中でメンバー紹介も挟みながらの長尺「Juden」。時間の都合でラスト曲となりましたが、「一緒に声出して」とラスサビは合唱、最後はロングシャウトで締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. Network
RH2. selva
01. Amber
02. Balmy Life
03. Page
04. Monster Play
05.Juden

ハルカミライ

気がつくとフロアもスタンドも満員となっていました。ジングルが鳴りメンバーが登場。須藤俊はいつもと違い黒い服装で現れ、橋本学は最後にヤンキー歩きで登場。「Thank you Talking Rock!」「ハルカミライ参上!」と叫び、「君にしか」「カントリーロード」でスタート。「みんないらっしゃい!」と呼びかけながら、関大地と橋本学が両サイドの花道を駆け抜け、早々にフロアへ降りていきました。「初めましての方、どうぞよろしく!俺たち2018年から出させてもらって常連、まだまだ挑戦するつもりでやってるんで、歌いまくってくれ!」と宣言し、大合唱が起こります。

テンポを上げて「ファイト!!」「俺達が呼んでいる」と続け、ステージに戻って「フルアイビール」。そして「せっかくの休日、どっぷり疲れるまで楽しまないと、もったいないよ」と語りながら花道を歩き、子どもの頭を撫でました。再びフロアに降りた橋本学は観客の一人をリフトさせ、「春のテーマ」「いい眺めだろ」と声を合わせます。

「関東はまだ梅雨明けてない、ハートがジメジメしてたら晴らして帰って!」と叫びながら「世界を終わらせて」。ステージ縁に座っての歌唱、大合唱、そして関大地はドラムセットの上に立ち上がって演奏。「ウルトラマリン」「Mayday」と熱量は最高潮に達します。

橋本学は「2年前ここからBABYのために休みに入ったHump Back、おかえり!みんなもTalking Rock!におかえり!」と呼びかけ、「やっぱここだなと言う場所を作れたら良いと思ってる」と語りながら「Talking Rock!にいるんだ」と歌詞を変えて「アストロビスタ」を熱唱。「俺たちが最多出場なんだって!でかい拍手をTalking Rock!に!」と全身で叫びます。

「エース」では大量のダイバーが発生し、須藤俊が「もう一曲やって良い?」と「Tough to be a Hugh」を大合唱で締めくくりました。「横浜アリーナ、また来るわ!」と橋本学らが去ったあと、小松謙太はドラムスティックを投げ捨て、たまらずフロアにダイブしていきました。

<セットリスト>
01. 君にしか
02. カントリーロード
03. ファイト!!
04. 俺達が呼んでいる
05. フルアイビール
06. 春のテーマ
07. 世界を終わらせて
08. ウルトラマリン
09. Mayday
10. アストロビスタ
11. エース
12. Tough to be a Hugh

Hump Back

ステージに早々に登場し、「まあ、ゆっくりしてってと言いつつ、全力リハーサルやっちゃいます」と宣言。「僕らの時代」「オレンジ」「生きていく」を披露します。ぴかはいつものように走り回り、花道のどこまでシールドが届くかを確認していました。林萌々子が「本番楽しんでってや」と呼びかけて一旦捌けます。

再び吉川尚宏編集長が登場し、「前半終わって」と体調への注意喚起と雑誌の宣伝を行い、お待ちかねのHump Backを再び呼び込みます。産休のことに触れつつ「体調気をつけて、ブロック対抗運動会じゃないからね」とひと言添えました。

本編はなんと「拝啓、少年よ」からスタート。林萌々子は「休んで回り道したけど、胸張って、遠回りくらいがちょうど良い」と力強く語り、カムバックを飾りました。「少年少女、恋をしようぜ」と「恋をしよう」、「好きな奴の名前叫べ!」と続けて「僕らは今日も車の中」を歌います。

「初めての人!?めちゃくちゃおるやん。大阪弁だけど怖くないです」と観客に語りかけ、「2年前ここから休んだ。どうなるかわからなかったけど、めちゃくちゃ喜んでくれて。ありがとう!ライブで返すしかない、パワーアップして帰ってきたぞ!」と語ります。「Talking Rock!は変な雑誌。新人にインタビューを任せる。震えながら一生懸命で、絶対に嘘はつけない。ロックな雑誌」「ロックは勘違いさせてくれて、気づかなければ本当になる」と、弾き語りを交えながらのMCを展開。「tour」「LILLY」と続け、「ティーンエイジサンセット」では「みんなが間違えてライブハウスに来てくれますように」と願いを込めて、ぴかはぴょんぴょん跳ねながら駆け回ります。

「父ちゃん母ちゃんたち、そして思春期でありがとう言えない奴に」と「オーマイラブ」を披露し、最後は「とってもありがとうございました!またライブハウスに間違えて来て、まともな大人いないんで!一緒に踏み外そう」と宣言。「ロックンロールで子ども食わしていく」と「明るい葬式」で締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. 僕らの時代
RH2. オレンジ
RH3. 生きていく
01. 拝啓、少年よ
02. 恋をしよう
03. 僕らは今日も車の中
04. tour
05.  LILLY
06. ティーンエイジサンセット
07. オーマイラブ
08. 明るい葬式

キュウソネコカミ

シャツなど黒で揃えたメンバーたちがステージに登場し、「リハから本番です!」と「ファントムヴァイブレーション」からスタート。リハーサル中からすでにサークルモッシュが発生します。ヤマサキセイヤは「こんな大きな会場、俺らだけでいっぱいにできへん。ありがたい」と語り、ヨコタシンノスケは「エゴサしてたら、キュウソのグッズ買って“キュウソくんかわいい”って。ネズミくんなのにね」と笑いを誘います。

「ギリ昭和」では周回花道を使って演奏し、「ワイヤレスどこまで行けるか確認してたら、あまり行けなかった」とおどけます。「楽しいだけじゃなくて、激しいのも」とフルサイズで「家」を披露し、「なんでもしてくれる、チョロ客やな」と言ってもう一回「家」を演奏。「単なる三三七拍子」と続けました。「Talking Rock!毎年ありがとう!」と気合いを込めます。

フロアは待ちきれず、BGMのSixTONES「GONG」で早くも盛り上がり、やがてジングルとSEのFEVER 333「BITE BACK」が鳴り響きます。ヤマサキセイヤの「やれんのか!?」の口上から「ウィーワーインディーズバンド!!」「ネコカミたい」へと流れ込み、真ん中を開けろと呼びかけサークルモッシュが再び発生。後方のブロックが特に元気です。

「推しのいる生活」、そして「正義マン」ではヤマサキセイヤがフロアに降り、後方ブロックや上手スタンドへも突撃。ステージに戻る頃には息も絶え絶えとなり、「次は新曲、ライブ中はバカになって欲しい!」と「変な踊り」へ。ヨコタシンノスケは「ありがとう!変な踊りフェス初披露。リリースも決まっていません!」と語り、「わかってんだよ」でライブが続きます。

「ビビった」では「関西代表、西宮代表!」とフロアに再突入し、各エリアはサークルモッシュで大盛り上がり。「The band」ではヨコタシンノスケが花道の端まで歩き、会場全体に存在感を示します。「時間がまだまだある」と「Welcome to 西宮」、再びヤマサキセイヤはフロアに突入。「セイヤ!まだ時間ある!」とヨコタシンノスケが促し、「お前らで歌ってくれ!」と「家」で見事に時間ぴったりに終了しました。

<セットリスト>
RH1. ファントムヴァイブレーション
RH2. ギリ昭和
RH3. 家
RH4. 家
01. ウィーワーインディーズバンド!!
02. ネコカミたい
03. 推しのいる生活
04. 正義マン
05. 変な踊り
06. わかってんだよ
07. ビビった
08. The band
09. Welcome to 西宮
10. 家

SUPER BEAVER

続いて登場したのはSUPER BEAVERです。SEはCap’n Jazzの「Tokyo」。拍手と歓声の中、メンバーが登場すると、渋谷龍太は「随分と気持ちの入ったフェスに、気持ちのある奴が集まったな!120%までは俺らがやる!130%にはおまえがやれ!」と叫び、「突破口」で一気にヒートアップ。「疲れてんじゃん!」と煽りつつ、コール&レスポンスで会場は早くも最高潮。「ひたむき」では「両手上げろ!ずいぶん小さな手拍子だな!」とさらにテンションを引き上げます。

「お世話になります、よろしくお願いします。改めまして、Represent Japanese Pop Music From Tokyo JAPAN! ライブハウスから来ました、SUPER BEAVERです!」と自己紹介。「今日は朝から楽しんでるかい!?」「気持ちの入った、血の通った人が創ったお祭りには、気持ちの入った人が集まる」「そんなお祭りに立たせてもらって、ありがとう」と語り、「当たり前じゃない、尊いと思ってる。なんであなたがここに来たか、120%はやる、あなたが130%にする!」と会場全体に響くMCで盛り上げます。

「最後までよろしく」「お前の人生の主役、俺が脇役で誇りに思う」と語り、「主人公」へ。続く「青い春」は、フロアだけの合唱で始まり、ラスサビも観客の声のみで締めました。「えっと、あと15分!?どこでミスった?楽しくなりすぎた、あなたのせいです」と渋谷龍太が笑いを交えながら、「何があるか、最後のライブだと思ってやってる。でも甘い。次の一曲が最後だと思ってやる」と語り、「人として」へ。21年目の新人として「かっこつけなきゃいけないわけだけど、そうも言ってられない」と「アイラヴユー」を大合唱で届けます。ラストは「ラストナンバーの時間です」と煽り、「切望」。左右の周回花道をいっぱいに使って大熱唱で締めくくりました。

<セットリスト>
01. 突破口
02. ひたむき
03. 主人公
04. 青い春
05. 人として
06. アイラヴユー
07. 切望

10-FEET

大トリは10-FEET。吉川尚宏編集長が再び登場し、「楽しいけど楽しい時間は早いよね。先週は京都大作戦、大好きなフェス。去年は日程が被ったけど、今年は出演してくれます」と話してバトンを渡します。

「そして伝説へ」のSEが流れる中、無数のバンドタオルが掲げられ、メンバーが登場。「ほな行こか!」と掛け声とともに、「RIVER」でスタート。「ハローフィクサー」「アンテナラスト」「Re方程式」と続き、TAKUMAは「生きてるか!?」フロアからの声援には「さん付けで呼べ!49歳やぞ!」とフロアに笑いと熱狂を生みます。

花道最前列に「そこ、恥ずかしくない!?楽しんでる!?」「KOUICHIくん、楽しんでる?」KOUICHIは「俺はええて!俺に振るな!」と返し、「NAOKIは?」「Tシャツお揃いやんけ!やめろよ、おっさんが」と息の合ったやりとりを披露。NAOKIは「俺らTalking Rock好きやから」、KOUICHIは「そんなら俺も来てたらよかった」と返し、笑いの絶えない展開に。「ドラムに車つけて行けや」と冗談も飛び出します。

そこからライブに戻り、「一番静かな曲」として「その向こうへ」を演奏。「声出して行こうか!」と「第ゼロ感」で一気に再加速。続けて「あと2曲。アンコールそのまま2曲、合計4曲やります」と告げ、「元気ない奴、調子悪い奴は元気に。いい奴はもっと」「別れた奴も、振られまくった奴も、腐らずに粘っていこう。ロックにはそんな力があると思う。元気になって帰りましょう」と「蜃気楼」「ヒトリセカイ」を熱演。

「goes on」では「お前らが幸せでありますように」と語り、「最後の曲、笑って帰れるかな!?」「明日からまた頑張れる人!?」「恥ずかしくないぞ!俺49歳!イエイイエイイエイイエイ!」と肉声で叫びます。「恥ずかしさ克服せえよ。ありがとうとか、ごめんねとか、言おうな」と「VIBES BY VIBES」へ。銀テープが一斉に発射され、フロア中がジャンプと歓声で包まれました。

最後に吉川尚宏編集長が再び登場し、改めて来場への感謝を述べ、しつこいくらいに雑誌の宣伝をしてフェスは幕を下ろしました。

<セットリスト>
01. RIVER
02. ハローフィクサー
03. アンテナラスト
04. Re方程式
05. その向こうへ
06. 第ゼロ感
07. 蜃気楼
08. ヒトリセカイ
09. goes on
10. VIBES BY VIBES

まとめ

真夏の屋内フェスは快適でした。LIVE HOUSE STAGEは、5分というインターバルと、リハーサルも観たい気持ちがあったため今回は行きませんでしたが、移動やトイレなどのストレスも少なく、結果的に行けたのかもしれません。全体として運営は非常にしっかりしていて、快適なフェス空間が保たれていました。そして、出演者は本当に豪華絢爛。日程の被りやすいこの時期ではありますが、来年もまたこの場に来られることを願っています。みたらしゴローでした!

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