ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025 DAY1 2025年9月13日@千葉市蘇我スポーツ公園

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。今日から来週にかけてROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025が開催されます。猛暑対策のために9月開催になったとはいえ、とんでもない気温の予報が出ており、結局いつも通りの暑さになりそうです。初日は曇り空で、雨の予報も出ており、とても蒸し暑い一日となりました。

昨日はなんだか疲れて早く寝てしまい、今朝は早めに起きて準備を済ませ、千葉寺ルートで会場に向かいました。今回はシャトルバスの乗り場が時間帯によって若干異なっていたようで、これも毎回のブラッシュアップのひとつですね。少しゆっくりめの出発だったため、会場に到着したのは11時ごろでした。今回からはフクダ電子アリーナの下に新設されたコインロッカーに荷物を預け、いよいよライブエリアへ。それでは、当日のライブの様子をお届けします。

ライブレポート

Qoonelu

ROAD TO ROCK IN JAPAN FES. CHIBA 2025の優勝アーティスト、Qooneluが登場しました。真っ赤なシャツを着たアルガシュンスケをはじめ、メンバー全員がステージに立ち、ドラムはフクイケキョウコ。最近増えている、細身でも力強いドラマーです。

「ウィーク」「ボヘミアン・フォーエバー」を披露した後、アルガシュンスケは「スカスカになると思ってたけど、前のエリア自由席なんで来て!我々、生活を謳っています。今日は撮影禁止だけど、“Qoonelu”って名前だけでも呟いて、終わった後に空を撮ってあげてください」とMC。自分のために書いた曲が誰かのためになっていたらうれしいと語り、最後に「サイダー」を披露。「また、ここで会いましょう!」と締めくくりました。

<セットリスト>
01.  ウィーク
02. ボヘミアン・フォーエバー
03. サイダー

ME:I

GRASS STAGEでは、バンドセットのステージが準備されています。まずは主催者である海津亮が、Led Zeppelinの「The Song Remains the Same」に乗せて登場し、開幕を宣言。今年から開催時期を9月に変更したものの、変わらぬ暑さとゲリラ豪雨について語り、雷の避難訓練にもなったと話しました。また、「開催全日で6万人、今日はそのうち44%が初参加です」と紹介した後、「渋谷陽一が7月に逝去しました」と報告し、涙をこらえながら「ROCK IN JAPANを創ってきた彼の意志を、我々が引き継いでいます」と語りました。「社長、今日から5日間見守ってください」と1分間の黙祷を行い、イベントが始まりました。

トップバッターとして呼び込まれたのはME:I。昨年の「ROCK IN JAPAN in ひたちなか」で初出場し、2週間前の「THIS IS ME:I ツアーファイナル」でTSUZUMIが復帰したばかりです。SE代わりのイントロに合わせて「THIS IS ME:I」で登場。真っ赤と真っ黒の鮮やかな露出多めの衣装で、気合いの入ったバンド演奏のパフォーマンスを披露しました。続いてデビュー曲「Click」では、編み込みおさげのRINONが「ロッキン!イクゾー!」の掛け声で間奏の激しいダンスを決めました。

続いて「Royal Energy」を披露し、バンドのつなぎに合わせて「ロッキン初日!ME:Iと一緒に盛り上げていきましょう!」と「TOXIC」を披露。ダンスのキレ味に、歓声と悲鳴が上がります。整列したメンバーを代表してMOMONAが「Click ME:Iです!今年も呼んでもらえて光栄です。雲が怪しいですが、私たちの元気で飛ばしていきましょう!」と挨拶し、1人ずつ自己紹介。KOKONAは「もう夏序盤なんですけど、、、」と謎の発言をして、メンバーから総ツッコミを受けていました。復活のTSUZUMIには「おかえり!」の大歓声が飛び、MCの最後には「今回ROCK IN JAPAN FESTIVALならでは、バンドメンバーと一緒に生演奏でお届けしています!」とライブへ戻ります。

「Our Diary」ではしっとりとした愛嬌を見せながらパフォーマンスし、続く新曲「キラキラ」では観客に手を振りながら披露。再びMCに入り、「暑いですね、水分補給を忘れずに。あれ、雨降ってきた?」と笑いながら話すと、KOKONAが“雨女”としていじられます。そのKOKONAがバンド演奏に合わせて振り付けのレクチャーを行い、観客も一節を練習。「ラストスパート、ぶちぶちアゲアゲで盛り上がりましょう!」の掛け声で「Summer Magic」「&ME」「Cookie Party」「Hi-Five」と続き、左右モニター下の通路を使ってファンサービス。最後に「またここに戻って来れるように頑張ります!」と「MUSE」で締めくくりました。

<セットリスト>
01. THIS IS ME:I
02. Click
03. Royal Energy
04. TOXIC (ME:I Ver.)
05. Our Diary
06. キラキラ
07. Summer Magic
08. &ME (ME:I Ver.)
09. Cookie Party
10. Hi-Five
11. MUSE

SAKANAMON

PARK STAGEに移動し、上手側の土手から鑑賞したのはSAKANAMONです。ステージ上手からドラム、ギター、ベースが一列に並ぶスリーピースバンドで、SUPER BUTTER DOGの「コミュニケーション・ブレイクダンス」をSEに登場しました。

「ミュージックプランクトン」のラストサビをアカペラで始め、「はい、いらっしゃいませ!SAKANAMONです!」と元気よくスタート。「JAPAN!」と観客を煽りながら「幼気な少女」へと続けます。

藤森元生は「お肉大好きSAKANAMONです。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025にお越しの皆様、今日はこの時間、雨が降るはずだったのに晴れました!奇跡です」とMC。昨年のツアーを振り返りつつ、「みんなの声の歌」と紹介して「voices」を披露しました。

ジャジャーンとキメた後、「まだまだ行くぜ!」と「LOSER」へ。「楽しんでますか?僕たちも楽しみます!」と続けて「TSUMANNE」へ。途中「日頃の鬱憤晴らして下さい!」と煽り、「つまんねえよ、つまんねえよ!」のコール&レスポンスが巻き起こります。森野光晴はステージに這いつくばり、スタッフが駆け寄って救援。どうやら回転パフォーマンスでシールドが絡まってしまったようです。最後に「この後も楽しんでください、また会いましょう!」と挨拶し、「イクゾー!」の掛け声で「光の中へ」を披露。熱いステージを締めくくりました。

<セットリスト>
01. ミュージックプランクトン
02. 幼気な少女
03. voices
04. LOSER
05. TSUMANNE
06. 光の中へ

ポルカドットスティングレイ

そのままHILLSIDE STAGEに移動し、ポルカドットスティングレイを観ます。メンバーは早々に現れ、リハーサルから本番さながらに「ICHIDAIJI」を演奏し、大きな拍手を受けて一旦退場します。SEが流れる中、赤袖のラグランTシャツにピンクと黒の差し色の涼しげなパンツをまとった雫らメンバーが登場。「来い!」と叫び「アウト」で本編がスタートしました。

「ヤバイヤバイ、ポルカドットスティングレイです!」と叫び、「みんなも一緒に!」と「DENKOUSEKKA」へ。時折り野太くシャウトする雫と、モニターで踊る棒人間とクマの可愛らしいアニメがギャップを見せ、「ゴーストダイブ」へと続きます。

再び小雨が降り始め、「次の新曲の演出だと思えばいいよね」と雫が笑いながら話しかけます。「たくさんの人、ありがとう。我々、2年間くらいリリースがなかった時期があったんですけど、ロッキンとCDJは呼んでくれて、俺たち、生きてるって実感できた」と感謝の気持ちを語り、新曲「キラーレコード」へ。モニターには巨大な文字で曲名と煽り、サビの決め台詞が映し出され、観客の熱気をさらに煽ります。続く「テレキャスター・ストライプ」では、ラストにエジマハルシがヘドバンしながらソロギターを決め、モニターには手書き風の曲名が表示されました。

「早い!もうラストです」と雫が名残惜しそうに話し、「改めて、大好きなロッキン、来てくれてありがとうございました!」と感謝を伝え、「女神」で「かかってこい!」と叫び、盛大に締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. ICHIDAIJI
01. アウト
02. DENKOUSEKKA
03. ゴーストダイブ
04. キラーレコード
05. テレキャスター・ストライプ
06. 女神

BLUE ENCOUNT

サウンドチェックでは田邊駿一が「おつかれー!」と盛大に叫び、「一曲だけやります!」と「Survivor」を披露。ギターの江口雄也は上手通路下まで繰り出して演奏し、田邊駿一も「ロッキン行くよー!」と煽って、気合い十分。本番もよろしくと伝えて一旦ステージを後にしました。

SEにはMISSPRAYの「Break Down The Clock」が流れ、バラバラの普段着スタイルのメンバーが再登場。「準備できてますか!?始めるよ!BLUE ENCOUNTです、よろしく!」と雨上がりに響く声で挨拶し、「BLADE」へ。「ロッキン行くよ!」と勢いをつけ、「THANKS」では「ここにいてくれてありがとう」と感謝の言葉を添えながら歌いました。

「踊り足りないよ!」と田邊駿一はハンドマイクに持ち替え、左右の通路を行き来しながら歌唱。モニターには幾何学模様の透かしが映し出され、リズムに合わせて「ALIVE」を披露。ラスサビ前には「みんなの力で!」と呼びかけ、会場全体がジャンプ。続いて「バッドパラドックス」「ポラリス」と力強く続けます。

MCでは「すごい景色。この中で歌うのは本当に誇らしい」と語り、「報告が一点あります」と切り出します。「辻村勇太の昔からの夢だったアメリカへの挑戦。2年前に渡米しましたが、2年を経て日本に完全帰国し、これからまたこの4人で活動していきます。メジャーデビュー10年、結成20年、ガチで気合い入ってます!」と報告。「いろんなバンドの形があって、どれも正解」と語ったあと、ラストの1曲「もっと光を」へ。「俺たち、ここからだから!俺たちはBLUE ENCOUNT!」と宣言。いつの間にか観戦エリアは人で溢れ、手拍子が会場を包みました。モニター中央に映し出された歌詞が強烈なメッセージとして観客に届き、11月からのツアー告知とともにステージを後にしました。

<セットリスト>
RH1. Survivor
01. BLADE
02. THANKS
03. ALIVE
04. バッドパラドックス
05. ポラリス
06. もっと光を

04 Limited Sazabys

GRASS STAGEへ向かう途中、フクダ電子アリーナで焼きそばを購入し小腹を満たします。しかし接客があまりにひどく、人手不足の深刻さを実感しました。場内を巡回しているスタッフもルール違反やゴミをスルーしている様子が目に付きましたが、それでも多くのスタッフが素晴らしい働きぶりで会場を整え、盛り上げていることは間違いありません。

ステージにメンバーが登場し、GENは拍手に迎えられ発声練習のあと「knife」で音を鳴らします。一旦退場し、定番のSEに乗せて再登場。しばしの体調不良から復帰した姿に、喜びの空気が会場に広がります。GENは「ロッキンやれんの!?04 Limited Sazabysです!」と叫び、「swim」でスタート。ギターコンビは片足で跳ねるようなダンスをしながら暴れ、観客もクロールのように盛り上がります。続く「Kitchen」ではRYU-TAの「オイオイ!」の掛け声でさらに加速。「Galapagos Ⅱ」ではモニターに『THE FIRST TAKE』風の不思議なアニメが映し出され、「起きてんの!?」と叫んで「nem…」へ。

GENは「フー、04 Limited Sazabysです。今年もロッキンに帰ってきました」「華やかな音楽が鳴ってる中に混ぜてくれてありがとう」と感謝を伝え、「ちゃんみなの衣装すごかったな、“ほぼ下着じゃん”って言ったら“できるだけ下着にしたかった”って。かっこよすぎ」「真裏にHANAがいて、見たかったけど客層被らないと思われたのがちょっと心外」と笑いを誘います。さらに「最近体調崩してて復帰戦。違う病院行って“なんとかしてくれ”って処置中に看護師さんが“大ファンです”ってムゴムゴして応えた」「JAPAN JAMの時に大好きなカレーがなかったって文句言ったら、今回復活してた」「結束バンドに楽曲提供してるけど、さっき演奏してて“これ俺が書いた曲じゃないんじゃ…”ってくらい激しくて上手かった」と、怒涛のエピソードラッシュで笑いと感動を巻き起こします。

続いて、セルフカバーの「UNITE」ではステージ前方からスモークが立ち上り、「きっと間違えられないな、復帰戦のロッキンメインステージ」と歌いながら「monolith」へ。「fiction」ではドラムのKOUHEIが仁王立ちで迫力を見せ、「ロッキンついてきてる!?」と「Alien」へ。モニターには迫り来る怪物の映像が映し出されました。

「スモークで俺ら飲み込まれたけど、煙がデカくて…もうやめようこれ」とGEN。「今日はセカオワがトリで、毎回楽しいイベントありがとう」「アイナが“GENさん、何食べていいかわかんないんですよ”って言うから、“なんでも食べればいいよ”って言った」「バンドにはいろんな事情があるけど、やっぱりみんなライブがしたい。何万人の前で歌う気持ちは何にも代え難い」「ロックスターにしてくれてありがとう」と、ロッキンへの愛を語りました。

「Terminal」でライブを再開し、「ロッキンありがとう!ラスト!」と「magnet」で締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. knife
01. swim
02. Kitchen
03. Galapagos Ⅱ
04. nem…
05. UNITE
06. monolith
07. fiction
08. Alien
09. Terminal
10. magnet

KANA-BOON

HILLSIDE STAGEへと移動中、PARK STAGEのHANAがとにかくすごい人出で、波のような混雑ぶり。そんな中で迎えたKANA-BOONのステージには、真っ赤なTシャツにアフロの谷口鮪、ベースの遠藤昌巳、サポートのギターはヨコイタカユキ、ドラムは関優梨子と思われる編成で、早々にステージへ登場。機材確認を終えた谷口鮪が「こんにちは!尋常じゃないほど盛り上がっていただきたい」と宣言し、一旦捌けます。

SEにはHigh Fadeの「The Jam」が流れ、メンバーが再登場。「盛者必衰の理、お断り」でライブがスタートし、「ロッキンジャパンの声がするなぁ」と呟きながら「フルドライブ」へと続けます。

「よく来てくれました、KANA-BOONです。今日は最後の夏フェスです」と語り、「ないものねだり」へ。名物の「ゆらゆらゆらゆら僕の心」コールでは「全然聞こえない!」と何度も煽って会場を一体にします。その後は新曲「SUPERNOVA」、そして「一緒にタオル振るぞー!」と「ソングオブザデッド」へ。強風で谷口鮪の髪がぐちゃぐちゃになる中、勢いは止まりません。

残り時間を確認しつつ「余計なことは喋らず、どんどん曲をやりたい」と言いつつも、ライブツアーの告知とともに熱い思いを語ります。「今年のロッキンは思いがこみ上げる。偉人が言っていたように、ロックは心の中にある。みんな一人ひとりが主役。高校生の頃、アジカンとバンプが表紙の号をいまだに持っている。このフェスが本当に大好き。音楽じゃないと、ロックじゃないと満たされない何かがある。来年もよろしくお願いします。GRASS STAGEがいいね」と感謝を述べ、「シルエット」でフィナーレ。「ありがとうROCK IN JAPAN!」と叫び、ロッキンのタオルを高く掲げてステージを後にしました。

<セットリスト>
01. 盛者必衰の理、お断り
02. フルドライブ
03. ないものねだり
04. SUPERNOVA
05. ソングオブザデッド
06. シルエット

キュウソネコカミ

メンバーは早々にステージへ上がり、サウンドチェックもほどほどに、ヨコタシンノスケが「KANA-BOON、ギリギリまでやりすぎ!」とツッコミ。「ほな行きます」と始まったのは「KMTR645」。ヤマサキセイヤは「ウォー!クリープハイプに負けへんぞ!声出すしか勝ち目がないぞー!」と叫び、いつもなら観客エリアに突撃して変なフォームで走り回るところ、今日はステージの端から端まで走り回って「正義マン」、続いて「家」へ。「スマホの時、あっちのステージに向かって叫ぶぞ!」といつもの全力モード。リハーサルからテンションMAXです。

一旦捌けたあと、FEVER 333の「BITE BACK」で再登場。「俺たちがキュウソネコカミだー!」と吠えて「推しのいる生活」へ。ワッショイワッショイと観客はお祭り騒ぎに。ヤマサキセイヤはHILLSIDE STAGEのモニター映像を見て「なんやあのウサギの演奏!」とツッコミを入れ、「今年もここで会えて嬉しい」と「クライマックス同棲」「メンヘラちゃん」と続けます。

「ファントムヴァイブレーション」ではヨコタシンノスケが通路に突撃するも、コーラスに間に合わず、オカザワカズマのマイクを借りて歌う場面も。そしてエリア全員が後ろを向き、メインステージに向かって「スマホはもはや俺の臓器!」と絶叫コール。

「ちゃんと届いてたら“お前らうるさいわ”って怒られる。でもどうか曲中でありますように」「15年もやってるけど“懐かしい”って、こんな元気なバンドあるか!?ちょっと上には[Alexandros]がどかんといて、セカオワは上か下かわからん。でも目の前のお前たちを笑顔にするだけ」と語り、続けて「変な踊り」へ。ヤマサキセイヤはハンドマイクで文字通り“変な踊り”を披露。

ヨコタシンノスケは「日が暮れてきたけど、この関西ライブハウスバンドの流れ、大事な曲!」と紹介し「ハッピーポンコツ」、ラストは「これからもできるだけついてきてくれ!」と「ビビった」。さらに時間が少し余ったことから「家」をもう一度演奏し、「あと20秒あるから声援ちょうだい!」と観客に叫びながら締めました。

<セットリスト>
RH1. KMTR645
RH2. 正義マン
RH3. 家
01. 推しのいる生活
02. クライマックス同棲
03. メンヘラちゃん
04. ファントムヴァイブレーション
05. 変な踊り
06. ハッピーポンコツ
07. ビビった
08. 家

HEY-SMITH

キュウソネコカミの演奏が終わると、ステージ上にはすでにHEY-SMITHのメンバーがスタンバイ。サウンドチェックが始まり、サポートのトロンボーン・UMEもすっかりバンドに溶け込んでいます。

SEにはMad Caddiesの「Villains」が流れ、ギターの弦をいつものように垂らした猪狩秀平が「俺たちが、HEY-SMITHだ!」と叫び、「Say My Name」からライブがスタート。「Living In My Skin」「Be The One」「2nd Youth」とたたみかけるように演奏され、エリアはスカダンスで沸き立ちます。満も暴れまくり、カメラに抜かれると親指をなめるなど奇行を見せつけます。

「ROCK IN JAPAN!! 大阪のHEY-SMITHです!飲酒タイムです。歌え!踊れ!」と「Tequila」をインタールードに、ステージ上でもメンバーが酒をあおり、会場のテンションは最高潮に。「Into The Soul」で緩やかに踊り、「Endless Sorrow」ではラッパ隊が狂ったように暴れ、「Over」「Inside Of Me」へと続きます。

「今年の夏ももうすぐ終わっちゃうな!心に刻んでいけよ!」と叫び、「Summer Breeze」からラストは「California」。Yujiが「ありがとう!」と叫び、最高に自由で熱い時間を締めくくりました。

<セットリスト>
01. Say My Name
02. Living In My Skin
03. Be The One
04. 2nd Youth
05. Into The Soul
06. Endless Sorrow
07. Over
08. Inside Of Me
09. Summer Breeze
10. California

Hump Back

この日唯一の前方で観たステージはPARK STAGEのHump Back。下手側やや前の位置からの観戦です。早々に現れたメンバー。クルクルパーマに派手な服装の林萌々子は「この暗さと湿気、学校の夕方を思い出して胸がきゅんとなっちゃう」と言いながら、リハで「番狂わせ」を披露。「ちょっと早いのやるね」と「オレンジ」、続いて「宣誓」。ショートカットの美咲のドラム前で円陣を組むような形からジングルが鳴り、本編がスタートします。

「暑かった夏ももう終わり。私らも最後の夏フェス、噛みしめてやっていきます。大阪Hump Backです」と「オーマイラブ」へ。ハナから会場は大歓声で盛り上がり、「LILLY」では、ぴかがぴょんぴょん跳ね、日本一かわいいオカンぶりを発揮。「マイユー」と続きます。

林萌々子は「ROCK IN JAPAN、うちらのこと初めての人!?『拝啓、少年よ』以外知らん人!?」と問いかけ、「7年前から出させてもらい、愛だの恋だのわからないって歌ってきましたけど、2年休んで母ちゃんになって帰ってきました!」と告白。「改めてどうぞよろしく。ロッキン1日目終盤、観てくれてありがとう。今年の夏は好きなことできたかい?好きなバンドに会えた?好きな人に好きって言えた?いい出会いはあったかい?私らも32歳、ロックとの出会いは10代、夕方のチャイムとラグビー部の声、バイト代で買ったギター、軽音部で弾いた。愛する人ができても子供を産んでも、ロックンロールでなきゃ埋まらない。ロックのときめきがいまだに僕の心に突き刺さったまま。宣誓、私たちはロッキンで歌います。あんたの青春を歌いに来たのさ」と語り、「拝啓、少年よ」へ。雨が降りしきる中、「遠回りくらいがちょうど良い」「長い人生、雨の一つや二つ降らなおもろない!」と心をえぐるような言葉を投げかけ、会場の涙腺も崩壊寸前。

「ティーンエイジサンセット」へ続き、「ライブハウスが一番かっこいい。でも、ここからがライブハウスです!」と「僕らの時代」へ。林萌々子がギターを落とすアクシデントがありながらも、即座に予備に持ち替え演奏を続けます。ぴかは笑顔で目の前に来ては、進まない小走りで戻る姿が愛らしく、会場の空気も温かく包まれていました。

ラストは「星丘公園」。「今日も一日楽しかった。渋谷さん、ROCK IN JAPANを創っていただいてありがとう!」と天に向かって感謝の気持ちを込めて歌い上げ、ぴかはビッグハートをつくって締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. 番狂わせ
RH2. オレンジ
RH3. 宣誓
01. オーマイラブ
02. LILLY
03. マイユー
04. 拝啓、少年よ
05. ティーンエイジサンセット
06. 僕らの時代
07. 星丘公園

SEKAI NO OWARI

初日オーラスはLOTUS STAGEのSEKAI NO OWARI。ジングルに続いてバンドメンバーが登場し、「Habit」のイントロでFukaseが「久しぶり!」と挨拶しながら左右の通路下へ向かい、観客に合唱を促します。「Dropout」では「跳べ!」とジャンプを煽り、続く「眠り姫」「RAIN」ではしっとりと聴かせました。

Fukaseは「雨の中ありがとう。なんと6年ぶりのロッキン、久しぶりです。すごい湿気でビショビショだよ」と笑い、べっとり張りついたTシャツを見せつつ「歌詞も出てるし、古い歌だけど一緒に歌って」と「RPG」へ。大きな手拍子と大合唱の中、Saoriに語りかけるように歌う姿が印象的でした。ラップ調の「Witch」で一転、会場の空気を引き締めます。

続けて「次にやる曲、フェスとかでやるのは最後かも」と話しながら、亡き友・千葉龍太郎との思い出を語ります。「遊んだり、酒飲んだり、背中を押してくれたり、楽屋挨拶に行ったり。ある日突然、そいつが曲をくれて、俺が完成させた。ホントは、フェスのバックヤードで会いたかったな」と胸の内を明かし、「琥珀」を静かに歌い上げました。

「改めまして!SEKAI NO OWARIです!蘇我は初めて、どこまで人がいるのかわからない」と感嘆しつつ、「ロッキンは2010年が初出場で、そのときはWING TENTだった。15年経ってメインステージに立てて、本当にありがたい。頑張ってきてよかった」と語り、「図鑑」「最高到達点」へ。

そして2010年にも披露したであろう「虹色の戦争」。さらに「本編はここで終わりだったんだけど」と前置きし、そのまま予定していたアンコール曲「Dragon Night」へ。途中で歌詞を間違える一幕もありましたが、会場はジャンプと火炎と火花に包まれて大団円を迎えました。

<セットリスト>
01. Habit
02. Dropout
03. 眠り姫
04. RAIN
05. RPG
06. Witch
07. 琥珀
08. 図鑑
09. 最高到達点
10. 虹色の戦争
11. Dragon Night

打首獄門同好会(HILLSIDE STAGE)

HILLSIDE STAGEのクロージングアクトは打首獄門同好会。タンクトップ姿で真っピンクのベースを担ぐjunkoが早くからステージに上がり、「きのこたけのこ戦争」をリハで鳴らして一度捌けます。

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「Moanin’」をSEに登場し、「はい、こんばんは!打首獄門同好会です!」と「筋肉マイフレンド」で開幕。足にムチ打ちながら、エリア中でスクワット大会が始まります。「BUNBUN SUIBUN」「WAZA」とたたみかけ、牛丼が食べたくなる怒涛の流れです。

大澤敦史は「ありがとう、まさかのクロージングアクト。トリって呼ばせていただいていいですか?9月に引っ越しした日本最大級のフェス、楽しかった人!」と問いかけ、満場一致の拍手を受け「明日明後日も楽しんで、今日は我々が締めます」と宣言。

「この三連休楽しい、みんなの心はひとつになってる。でも昨日までも気持ちは一緒」と「はたらきたくない」へ。「そうはいっても今日の天気に思うところありますよね」と「なぜ今日天気が悪い」へと続け、「部長ぷっちょどう?」では河本あす香の音頭で「もうぷっちょ!」コールが会場を一体にします。

最後は「9月ってどんなシーズンか、口にしましたか新米?」と問いかけながら「日本の米は世界一」を鳴らし、「また会いましょう!」と1日を締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. きのこたけのこ戦争
01. 筋肉マイフレンド
02. BUNBUN SUIBUN
03. WAZA
04. はたらきたくない
05. なぜ今日天気が悪い
06. 部長ぷっちょどう?
07. 日本の米は世界一

まとめ

いよいよ9月へと引っ越したROCK IN JAPAN FESTIVALが開幕。天気予報は狙いが外れたかのような蒸し暑さで、大雨の心配もありましたが、初日はどうにか持ちこたえました。

最大6万人の来場があるにもかかわらず、運営の工夫や努力によりスムーズな動線が確保されており、やはりさすがの手腕を感じさせます。

明日からも続く豪華アーティストたちのステージが楽しみです。
以上、みたらしゴローでした!

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