PIA MUSIC COMPLEX 2023 -ぴあフェス- DAY2 20231001 新木場若洲公園

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。昨日に続いて10月1日、新木場若洲公園で行われたPIA MUSIC COMPLEX 2023の第二日目にも足を運びました。朝からの天気は不安定で、厚い雲が空を覆っていました。これから雨が降るのかと少し心配しました。
今日も新木場からのシャトルバスを利用してイベント会場に向かいました。連日券の利用者として、一晩中リストバンドを外すことができないのが、気になってしょうがないのですが。そういえば昨日の出来事として、リストバンド交換所で腕につける前のリストバンドを地面に落ちているのを見つけ、すぐにスタッフに手渡しました。その落とした方はどうなったのか、無事に楽しめたことを願っています。当日券も販売されていたDAY-2ですが、昨日と比べても参加者の数は大差ないように感じました。特に目を引くのは、欧米系の外国人観客の姿が目立ったこと。日本のロックシーンが世界に広がっていくことを心から応援しています。

ライブレポート

KANA-BOON

朝一のWIND STAGEでは、KANA-BOONが登場。長めのリハーサルを経て、いきなりの「シルエット」でスタート観客のハートを魅了しました。中盤には、谷口鮪の煽りで「最高のコールアンドレスポンスができそうだな」という言葉「ないものねだり」での「ぴあぴあぴあぴあ僕の心を!」の大合唱とクラップが展開され、場の空気が一気に盛り上がりました。
朝からの巨大サークルの出現、連日参加者のリードでしょうか、キャンプファイヤーのような遊び心溢れる盛り上がりには、参加者がどんどん引き込まれていったのが印象的でした。外国人観客もサークルに加わり、一体感を感じる瞬間となりました。
谷口鮪の「楽しんでる?もっと涼しいと思ったけど暑いな」というコメントには会場からの笑いも。そして「ししゃもみたいにタオル回して!」のロッキンでも聞いた掛け声とともに「ソングオブザデッド」、そして「フルドライブ」と続くナンバーで、観客はさらにヒートアップ。
メジャーデビュー10周年を迎えるKANA-BOONは、全国ツアーの開催を告知「めでたい10年あなたと一緒に祝いたい」との言葉に、ファンからの熱い期待と応援の声が上がりました。谷口鮪の「好きな気持ち、恥ずかしがったり躊躇する必要はないよ」というメッセージに、場内は更に温かい雰囲気に包まれました。

<セットリスト>
RH1. ソラニン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
RH2. 粉雪(レミオロメン)
RH3. Torch of Liberty
RH4. 1.2. step to you
RH5. ウォーリーヒーロー
RH6. 結晶星
1. シルエット
2. 盛者必衰の理、お断り
3. ないものねだり
4. ソングオブザデッド
5. フルドライブ
6. スターマーカー
7. ただそれだけ

Chilli Beans.

CAMP STAGEへと足を運んだ際、ビールの販売ブースに立ち寄りました。しかし、お姉さんの取り扱いが少々雑で、ビールが相当零れていたのが目につきました。次回からはこのブースでの購入は避けることにしました。
Chilli Beans.が登場。Motoが「おはようございます、Chilli Beans.です」と挨拶をし、いつも通りステージを歩き回りながら、心から楽しんでいるように歌い上げました。「おはよー、おはようございます、すごい後ろまで!」とMotoがファンに感謝の気持ちを伝えたのに対して、「こちらこそ」という声も聞こえ、会場は一体感に包まれていました。「短い間だけど楽しんでいってください」こんな楽しそうに歌うの見ているだけで楽しいですよね。

<セットリスト>
RH1. HAPPY END
RH2. School
𝟣. aaa
𝟤. 𝗋𝗈𝗌𝖾
𝟥. See C Love
𝟦. lemonade
𝟧. Raise
𝟨. シェキララ
𝟩. you n me

indigo la End

WING STAGEの後方のお店でビールと美味しそうな牛たん串を手に入れ、ステージの開始を待ち、そしてindigo la Endがステージに登場。
川谷絵音は、最低限しか話さず「ありがとう」という言葉を繰り返すことが多かったです。しかし、途中でメンバーの楽器の調子が悪くなった際「ぴあフェス去年も出たっけ?」というコメントで場をつなぎました。
また、新作のアルバムリリースをアナウンスし、「10月25日に新しいアルバム出します、良かったら聞いてください」というコメントも。そしてラスト「来てくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた後、余計な言葉を交えず、粛々とそのパフォーマンスを続けました。
indigo la Endのパフォーマンスは、言葉よりも音楽に重きを置いていることが伝わってきました。彼らの演奏や歌唱はほんと上手だと思います。

<セットリスト>
RH1. 想いきり
1. 名もなきハッピーエンド
2. 夜明けの街でサヨナラを
3. ダビングシーン
4. 心の実
5. 左恋
6. チューリップ
7. 夏夜のマジック
8. 名前は片想い

マハラージャン

CAMP STAGEでの次のアクト、スーツ姿にターバンを巻いたシンガーソングライター、マハラージャンがステージ上に登場すると、その独特のオーラが会場を包み込みました。「こんにちは、マハラージャンです、踊れますか!!」という熱い挨拶の後、彼の奏でるリズムには確かに体を動かす魅力があり、観客もすぐにそのリズムに乗せられました。
ステージ中に「水飲めよ!、俺一回気を失ったよ、水飲んでね」という呼びかけも。確かに気温も上昇してきた中での公演だった。コール&レスポンスのセクションでは、観客との結びつきを重視し、一緒に「エーオ、エーオ、アオ、オーライ」と唱えましたが、意味やストーリーが特にないまま進行。それが彼のステージの魅力であり、秀才のやることは理解するのが難しいこともある。
「マハラージャン初めての人」「全員ですね、小数点以下切り捨てました」というジョークで笑わせつつ、彼の全国ツアー、特に地方公演への参加を観客に呼びかけました。そして、突如「皆さんに質問があります、別れた恋人の歯ブラシで便器を磨いたことはありますか?」というユーモア溢れる質問で、会場の笑いを取り、楽曲としてもユーモラスな方向に進んだ。
先ほどのindigo la Endの川谷絵音とは全く異なる雰囲気。そのギャップが観客を楽しませる要素となり、一つのフェスの中でさまざまな楽しみ方ができることを改めて実感させてくれました。

<セットリスト>
1. 僕のスピな人
2. 蝉ダンスフロア
3. 適材適所
4. DREAM
5. 君の歯ブラシ
6. セーラ☆ムン太郎

BLUE ENCOUNT

続いてのアクトは、爆発的なエネルギーと熱狂を持ってフェスに臨むBLUE ENCOUNT「ぴあフェスただいま!」との熱い挨拶とともにステージがスタート。「俺たちとぴあフェス、あなたたちとのストーリーは終わらない」との言葉が示す通り、彼らのステージは熱意と情熱で満ち溢れていました。
ノリのいい曲が次々と披露される中、観客もそのエネルギーに応え、サークルを作りながら踊り狂っていました。特に暑い中での熱狂には、汗だくの若者が大量に発生です。
「超絶、いい景色だな」とステージからの眺めを楽しむ彼ら。そして「1年前のリベンジしに来ました」との言葉が飛び出し、昨年、メンバーの田邊駿一が新型コロナ感染のために出演キャンセルとなったことを思い出す観客も多かったでしょう。
「こんなもんで済むと思うな!」「踊り狂えよ!!」という彼ららしい強烈なメッセージとともに、ステージはさらにヒートアップ、観客と一体となりました。

<セットリスト>
RH1. HAPPY ENDING STORY
RH2. 家(キュウソネコカミ)
1. ポラリス
2. Survivor
3. NEVER ENDING STORY
4. THANKS
5. DAY×DAY
6. VS
7. バッドパラドックス
8. 灯せ

Penthouse

CAMP STAGEにて続くアクトは、シティーソウルの新進気鋭バンド「Penthouse」彼らは6人組のツインリードボーカルをフィーチャーした組み合わせで、その爽やかなサウンドが今回のフェスに新しい風を運んできました。初めて彼らを目の当たりしましたが、彼らの演奏する楽曲はどれも耳に残るキャッチーなものばかり。彼らの名前「Penthouse」は、10代の頃の近所のラブホテルを連想させるものでしたが、彼らのビジュアルやパフォーマンスを間近で見ると、そのような先入観はすぐに吹き飛びました。
「こんにちは、皆さん楽しんでいますか?」という挨拶に続き、リードボーカルの大島真帆と浪岡真太郎が楽しげに掛け合いを展開「今日から10月だけど、暑いね」というコメントを挟みつつ、バンドメンバーの紹介に移る。観客の中には彼らを初めて観る者も多い様子で、先ほどのマハラージャンと同じ展開でした。彼らの出自も興味深く、なんと東京大学の音楽サークルで結成されたという、才能に溢れるバンドだった。
最後は最高に盛り上がる曲ということでクールなナンバー。ジャズのようなキーボードの音色が際立ち、全編英語詞の楽曲でステージを締めくくる。彼らの演奏は、まさに新しい風を運んできたと感じさせるものでした。

<セットリスト>
1. …恋に落ちたら
2. 夏に願いを
3. 蜘蛛ノ糸
4. Change the world
5. 恋標
6. Live in This Way

THE BAWDIES

続くWINDSTAGEでは、THE BAWDIESが観客の前に登場しました。当初のラインアップではキュウソネコカミの出演が予定されていましたが、メンバーのカワクボタクロウが心身の不調を理由に活動を一時休止し、代打としてTHE BAWDIESがそのステージを務めることとなったのです。
ステージ上のROYは、「お祭りバンドです」と開口一番に自己紹介。続けて「BAWDIESは1番の歌詞をよく聞いていれば、2番も歌えます」と、バンドのキャッチーなサウンドを自虐的にアピール。そして、今回の代打出演について「代打と言えばBAWDIES」「全国の体調のすぐれないバンドの皆さん、お困りの際はBAWDIESへ」とユーモアを交えて観客にアピールしました。
「本当、キュウソもビックリしていると思いますけど、人生何があるかわからないから、その瞬間楽しむしかないですよね」という言葉で観客にエンターテインメントの大切さを伝えたROY。彼の話はさらに「先日、銭湯に行きました」風呂上がりの驚きのエピソードをシェア。「自分の籠の中に知らないお爺さんの脱ぎたての下着が入っていました、それでもここに立ってます」場内は失笑です。
「来年結成20周年、デビュー15周年なんです」「我々はお祭りバンドです、何か足りないなというときはよろしく」と、自らをユーモラスに位置づけた。
続いて「T.Y.I.A.」では、観客に合いの手をレクチャーしてからのパフォーマンスへ。内容の意味は一切解らないが、連呼されるシンプルな歌詞が逆に観客を魅了し、場全体がそのリズムに乗った。
そして、ROYが「最後、みんなで跳んで打ち上げ花火とキュウソ早く戻ってこいの願いを込めてラスト歌います」と、キュウソネコカミのカワクボタクロウへのエールとともに、温かいエールの気持ちで満ち溢れた。

<セットリスト>
RH1. LEMONADE
RH2. NO WAY
1. HOT DOG
2. YOU GOTTA DANCE
3. LET’S GO BACK
4. RIDE TOUGH!
5. KICKS!
6. GIMME GIMME
7. SKIPPIN’ STONES
8. IT’S TOO LATE
9. T.Y.I.A.
10. JUST BE COOL

Kroi

途中軽い昼食、多くのフードブースが点在している中で、ロッキンでも食べた「バカポテト」クリスピーな外側とふんわりとした中身だけどロッキンより小粒になったかな。飲食する駐車場エリア、テント下の特等席や車止めの椅子席は満席に、駐車区画の地べた席へ、硬いアスファルトの上での食事や休憩は少し抵抗があるのだが、周りの若い世代の人たちが平気で地べたに座り込む文化をまねていたら、すっかり慣れた。

CAMP STAGEの夕暮れ時のKroi、内田怜央の挨拶「こんばんは、Kroiちゃんです、みんないい感じで盛り上がっててこのまま、いやこれ以上に盛り上がっていってください」途中「夜明け」を披露、この曲はタイトルから朝の情景を想像させるものだが、皮肉にも夕暮れの景色と完璧にマッチしていた。ステージの明かりと夕日が交差する中、曲のメロディが会場に響き渡り、後方の芝生に座って、夕暮れ時の風とともにKroiの音楽に包まれ、幻想的で聴き入ってしまった。

<セットリスト>
RH1. Selva
RH2. Never Ending Story
RH3. Monster Play
RH4. Page
RH5. Jungle Boogie
1. risk
2. Juden
3. shift command
4. 夜明け
5. Fire Brain

UNISON SQUARE GARDEN

WIND STAGEへ、2曲目で一つのハプニングが。田淵智也がステージ上で動き回る中、突如として派手に転倒。しかし、プロフェッショナルな彼らは、まるで何事もなかったかのように、曲を続けた。結構ダメージありそうなコケ方でしたが。斎藤宏介は、今回も彼らしい控えめながらも熱いパフォーマンスを展開。開始時の「UNISON SQUARE GARDENです」という挨拶と、最後の曲を迎える前の「ラスト!」の一言だけで、彼の存在感と演奏のクオリティは十分に伝わった。巨大サークルとマイムマイムはもはや定着。
50分間、ほぼノンストップフルパフォーマンスでステージを魅了した彼らの姿は、まさに圧巻。UNISON SQUARE GARDENの音楽とそのパフォーマンスは、それぞれの個性が伝わり、5年前に横浜アリーナで初めて観た時からずっと好き。

<セットリスト>
1. 場違いハミングバード
2. オリオンをなぞる
3. 桜のあと(all quartets lead to the?)
4. City Peel
5. 10% roll, 10% romance
6. フィクションフリーククライシス
7. 君の瞳に恋してない
8. スロウカーヴは打てない
9.カオスが極まる
10.シュガーソングとビターステップ

Lucky Kilimanjaro

ラッキーキリマンジャロのステージがWIND STAGEで始まった。熊木幸丸の、どこか温かみのある挨拶「いろんな気持ちで、今日ここにきていると思いますけど、それぞれの気持ちで踊ってください」との言葉に、観客たちの期待と興奮が高まった。「ラッキーキリマンジャロです、よろしくお願いします。この曲知っていたら歌ってください」と、観客を巻き込む。大瀧真央も「ぴあフェス踊れてる?」という問いかけで観客の反応を引き出そうとする。そして、その言葉通り、彼らの演奏する楽曲は、ダンスミュージックとしての要素を持ちながらも、どこか温かく、そして情熱的。間奏を繋げながらも、自然と体が揺れるようなビートとメロディでした。

<セットリスト>
RH1. 週休8日
RH2. 後光
1. 350ml Galaxy
2. ひとりの夜を抜け
3. Burning Friday Night
4. エモめの夏
5. 千鳥足でゆけ
6. 太陽
7. HOUSE
8. Kimochy
9. 踊りの合図
10. 一筋差す

クリープハイプ

フェスの大トリを飾るのは、クリープハイプ。
「本番の意味知ってる?今から本番始めます」との尾崎世界観の挨拶、キャーという声援が湧き起こる中、若干の違和感や、気持ち悪さを感じる観客も私だけではないと思いますが、クリープはその辺りのグレーゾーンを狙い撃ち、独自のエンターテインメントを提供する。「HE IS MINE」の「今度会ったらセックスしよう」という部分での大合唱は、一部の観客には爆笑を取り、一部には若干の違和感を与えた。だが、それがクリープの魅力であり、彼らの持つ独自のステージパフォーマンスとして捉えることができる。
彼らの楽曲は、下ネタや独特のジョークが特徴的である一方で、メロディーや歌詞の中にはグッとくる部分も多い。そのギャップが、多くのファンを魅了する理由の一つと言えるだろう。

<セットリスト>
RH1. 愛の標識
RH2. ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ
RH3. リグレット
RH4. 身も蓋もない水槽
1. ナイトオンザプラネット
2. キケンナアソビ
3. 火まつり
4. しょうもな
5. ラブホテル
6. HE IS MINE
7. 社会の窓と同じ構成
8. I
9. どうせ、愛だ
10. イト
11. 栞
12. 二十九、三十

まとめ

おそらく、今年最後の屋外フェスとなりました。今日も昨日に引き続き、巨大サークルや肩組みの輪が広がり、ルールのなかでそれぞれ楽しめたことでしょう。
会場ではごみの分別(なんと7分別でさっぱりわからない)や、表面だけプラで内側は紙のエコ容器が試験的に使われるなどの試みも見られました、まだ利便性的には課題があり定着は時間がかかりそうです。来年のぴあフェスも開催が待ち遠しいです。みたらしゴローでした!

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