こんにちは、みたらしゴローです。昨日に引き続き、今日も秩父宮ラグビー場に来ています。少し前の予報では雨の可能性がありましたが、なんとか持ちこたえそうな穏やかな天候です。
今日のキックオフは昨日より30分遅いため、会場へ向かう前にラーメンを食べました。ちなみに、昨夜もラーメンでしたが…。
正門前では、スポンサーブースや記念撮影コーナー、グッズ販売などが展開されており、今日はブラックサンダー(チョコレート)をいただきました。また、リーグワンでは危険物以外の持ち込みが可能なことを思い出し、あらかじめ缶ビールを調達して入場。
今日の座席はメインスタンド西側の2列目で、昨日よりもゴールライン寄り。ファフ・デグラークが、お馴染みのフォームでパントキックの練習を繰り返すなど、ウォーミングアップが始まります。アップが終わると、選手全員がムカデ人間のように肩に手をかけて一旦退場。その後、ゲームスポンサーのトークがあり、いよいよ試合開始です。
昨シーズンは観戦の機会がありませんでしたが、その要因の一つが、ファフ・デグラークの怪我による離脱でした。さて、それでは試合の様子をお伝えします。


観戦レポート
キックオフ直後の激しい主導権争いの中、いきなり長谷川崚太が脳震盪で交代となります。前半5分、スクラムファウルからクイックスタートを試みたファフ・デグラークでしたが、キックをカットされ、ワイルドナイツが右に展開。そのままトライを奪い、先制します。
前半11分、ワイルドナイツが攻勢を強め、スクラムから右に展開。フェイントでフリーになった竹山晃暉が再びトライを決め、ゴールも成功。スコアは12-0とリードが広がりました。
しかし、前半15分、イーグルスは敵陣スクラムから右に展開し、右大外でトライ。TMOが介入しましたが、トライは認められ、追い上げに成功します。前半18分、混戦の中でワイルドナイツがスティールを決め、遠目からのペナルティゴールを獲得。山沢京平が冷静に決め、スコアを広げます。
その直後、キックオフリターンのミスキックからラインアウトとなり、イーグルスが攻め込み中央でトライかと思われましたが、TMOの確認を経て認定トライとなりました。このプレーで藤井大喜にイエローカードが提示され、スコアは12-15に。
前半25分、ワイルドナイツのラインアウトから一度はキックパスを防ぎますが、粘り強いアタックを展開。最後はルード・デヤハーが左隅にトライ。キックも成功し、再び10点差に。イーグルスはシンビン中の数的優位を生かしたかったところですが、痛い失点となりました。
しかし前半29分、イーグルスは右サイドのスクラムから左に展開。オフロードパスをつなぎ、最後はブレンダン・オーウェンがトライを決めます。このタイミングで藤井大喜がシンビンから復帰。さらに、キックオフリターンでイーグルスが突破を試みるも、タックルで止められた後にスティール。しかし、TMOの確認の結果、ハイタックルが認定され、シンビン明け直後の藤井大喜に2枚目のイエローカードが提示。レッドカードとなり、20分間の退場が決まりました。
前半34分、イーグルスはラインアウトモールから右に展開し、最後はレキマ・ナサミラが中央へ飛び込んでトライ。直後に乱闘寸前の場面がありましたが、ゴールも決まり、24-22と逆転に成功します。
その後、ワイルドナイツが攻め続けるも、数的不利の影響もあり、パスミスが目立つ展開に。しかし、前半40分、混戦の中で祝原涼介がイエローカードを受け、両チームともに14人となります。このペナルティキックを山沢京平が確実に決め、ワイルドナイツが再逆転。そのまま前半終了となりました。
ハーフタイムには、パズーガー隊によるサイン入りユニフォームのプレゼントなどが行われました。
公判が始まると3分、イーグルスのハイパントが乱れたところをワイルドナイツがカウンター。中央突破から80mほど駆け抜け、そのまま中央にトライ。
後半4分、田村優がピッチに入り、公式戦150試合出場を達成。同時に、ファフ・デグラークに代わり、天野寿紀がスクラムハーフとして投入されました。その直後、天野寿紀がいきなりハイパントをブロックされ、危ない場面に。さらに、その流れで中央付近で反則があり、ワイルドナイツがペナルティーキックを得ますが、ここはキックを外しました。
その後もイーグルスはパントをブロックされかけるなど、ヒヤリとする場面が続きます。しかし、後半8分、混戦からイーグルスがインターセプトし、そのままトライかと思われましたが、TMOの結果オブストラクションがあったとしてノートライに。ちょうどこのタイミングでシンビンの選手が戻り、両チームともに15人が揃いました。
後半13分、ワイルドナイツは左サイドのスクラムから狭いサイドへパスを展開。最後はヴィンス・アソが左大外にトライを決めます。後半20分、ワイルドナイツはスクラムから粘りを見せ、左サイドをアタック。最後は山沢京平がトライを決め、点差を広げます。その後、試合の流れは完全にワイルドナイツへ。しかし、後半31分、イーグルスが反則からのクイックスタートを仕掛け、ヴィリアメ・タカヤワがキックパスを自らキャッチしてトライ。一矢報います。
しかし、後半33分、ワイルドナイツのディラン・ライリーがハイパントをキャッチし、そのまま自らキックパス→キャッチ→トライというスーパーアクションで突き放します。後半38分、イーグルスはキックパスをインターセプトし、最後はブレンダン・オーウェンが左隅にトライ。
そして、試合終了間際の最後の攻防。イーグルスは完全に一人余った状態でパスを受ける体勢でしたが、痛恨のスローフォワード。ここで万事休す、ノーサイドとなりました。
試合終了後には、田村優の150試合記念セレモニーが行われました。田村は「プレーオフを目指している」と力強く語りました。


<試合結果>
横浜キヤノンイーグルス | 36-51 | 埼玉ワイルドナイツ |
24 前半 25 | ||
0-5 | 3分 T 竹山晃暉 | |
0-10 | 11分 T 竹山晃暉 | |
0-12 | 12分 G 山沢京平 | |
15分 T 松井千士 | 5-12 | |
5-15 | 18分 PG 山沢京平 | |
20分 PT | 12-15 | |
12-20 | 25分 T ルード・デヤハー | |
12-22 | 26分 G 山沢京平 | |
29分 T ブレンダン・オーウェン | 17-22 | |
34分 T レキマ・ナサミラ | 22-22 | |
35分 G 武藤ゆらぎ | 24-22 | |
24-25 | 24分 PG 山沢京平 | |
12 後半 26 | ||
24-30 | 3分 T ディラン・ライリー | |
24-32 | 4分 G 竹山晃暉 | |
24-37 | 13分 T ヴィンス・アソ | |
24-42 | 20分 T 山沢京平 | |
24-44 | 21分 G 山沢京平 | |
31分 T ヴィリアメ・タカヤワ | 29-44 | |
29-49 | 33分 T ディラン・ライリー | |
29-51 | 34分 G 山沢京平 | |
38分 T ブレンダン・オーウェン | 34-51 | |
38分 G 田村優 | 36-51 |
入場者数:12,288人
まとめ
レギュラーシーズンで無類の強さを誇るワイルドナイツ。数的不利の時間が長く、「もしや」と思わせる展開もありましたが、後半は流れを引き寄せ、最終的には手堅い試合運びで勝利を収めました。
一方のイーグルスは、後半にスクラムハーフの出しどころを読まれていた印象があり、そこで流れが変わったように思います。いずれにしても、今季のリーグワンは混戦模様。この先の戦いも目が離せません!みたらしゴローでした!
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