GANG PARADE「TO BE BORN」 2024年11月30日@LINE CUBE SHIBUYA

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。GANG PARADEの「TO BE BORN」公演 @ LINE CUBE SHIBUYA に参戦してきました!家を出ようとした矢先、簡易書留の郵便が届きました。差出人は「ビッグモーター」。中を開けてみると、なんとQUOカード500円分が入っていました。身に覚えがなくてびっくりしましたが、ずいぶん前に追突事故に遭った際、相手が修理を依頼したのがビッグモーターだったのかもしれません。幸い、修理後に不具合は感じていないのですが、もしかすると手抜き修理だったのか、それとも過剰修理だったのか……少し不安になりますね。

気を取り直して渋谷へ向かいます。LINE CUBE SHIBUYAは、歴史ある渋谷公会堂が建て替えられて生まれ変わったホールです。今回初めて訪れましたが、設備も非常にきれいで、動線もスムーズで快適でした。エントランスには、今日限りでGANG PARADEを脱退するテラシマユウカを盛大に送り出すための特別なオブジェが飾られていました。その光景に、ファンたちの愛情がひしひしと伝わってきます。

私の席は2階。どうやら関係者席のすぐ後ろのエリアのようです。入場すると、有志による企画でサイリウムが配布されていましたので受け取りました。それでは、ライブの様子をお伝えします!

ライブレポート

時間になると、壮大なBGMが会場を包み、スクリーンにはメンバー一人ひとりの画像が映し出されました。特に、今日がラストステージとなるテラシマユウカの場面では、ひときわ大きな拍手と声援が沸き起こり、会場全体が感動に包まれました。

スクリーンが下がると、なんとステージ後方にはバンドがスタンバイ!冒頭の音源もこのバンドによる演奏だったのでしょうか。そして、メンバーたちが登場しました。新衣装でしょうか、サテンのような光沢のあるつなぎに、それぞれのメンバーカラーがあしらわれた二股マントという特徴的な衣装で颯爽と現れます。

生バンドのイントロが始まり、会場のボルテージは一気に最高潮に達しました。最初の楽曲は「Happy Lucky Kirakira Lucky」そのエネルギッシュなスタートに、観客は一瞬で引き込まれ、ライブは勢いよく幕を開けました!

続いて披露されたのは「パショギラ」。やはり生バンドならではの音圧が最高で、観客席までズシンと響いてきます。それに負けじと、歌唱するメンバーたちも全力で歌声を届けます。サビでは、メンバーが「イェーイ!」と飛び上がる場面があり、誰が次に跳ねるのかを予想するのがまるでモグラたたきのようで楽しいですね。1曲目同様、間奏ではメンバーが観客を煽るように激しくアクションを繰り広げ、さらに会場を盛り上げます。

次に演奏されたのは「don’t forget me not」。この楽曲は、まさに今日という特別な日を象徴するかのような選曲で、会場全体が感動の波に包まれました。

メンバーが整列すると、「初めまして、私たち、ENJOY PLAY みんなの遊び場 GANG PARADEです!」とおなじみの挨拶と自己紹介が始まりました。中でも「テラシマユウカです」と自己紹介すると、会場からは悲鳴に近い大きな歓声と拍手が上がり、熱い支持が感じられました。

その後、チャンベイビーが「生まれました!」と一言。そのMCをドラムロールで盛り上げる演出は、バンドセットならではの特別感があります。続けて、「まだ、メンバーも遊び人(ファン)も緊張しているのではないですか?」と問いかけ、「和らげるために私が『TO BE BONE体操』を考えてきました」と発表。ここからユーモアたっぷりのパフォーマンスが始まります。

肘の骨を強調した動きを見せる体操、お尻の骨を意識した体操など、次々とユニークな動きを披露。「もっと!」「激しく!」と客席を煽りながら、肩の骨、膝の骨と続き、観客との掛け合いを楽しみます。体操がひと通り終わると、「体、生まれ変わりましたか?」と問いかけ、観客の反応を受けて「なんだか膝が笑ってるな」と笑いを交えつつ、再びライブへと戻っていきました。

再開し披露されたのは「lol」続いて「シグナル」。観客のクラップやコールは、バンドセットの迫力にも負けない大声量で会場を熱気で包みます。遊び人が「ノンちゃーん!」と叫ぶおなじみの箇所では、バンドならではの長めのインターバルがあり、その間に何度も歓声が飛び交いました。続く「QUEEN OF POP」では、多幸感に満ちたステージが展開され、会場全体が幸福感に包まれました。

MCでは、キャン・GP・マイカが「見えてますか、聴こえてますか!なんと今日はバンドセットです」と語りかけ、観客をさらに引き込んでいきます。それに続き、ココ・パーティン・ココが「マジで、早く言いたくて匂わせていたら、ガチで怒られたね」と笑いを交えてコメント。このバンドセットがワンマンライブでは初めてだと語りました。

さらに、キャン・GP・マイカは「私も頑張りました。あんなのも、こんなのも創ったりして、今日しか観れないGANG PARADEをお見せしたい気持ちです」と語り、今日のステージにかける意気込みを伝えました。

「Gangsta Vibes」では、ダンスメンバーが一旦袖に捌け、再び現れるという変幻自在なフォーメーションを展開。観客の目を引きつけるダイナミックな動きが印象的でした。幻想的な曲間SEからイントロへと移り、「躍動」が始まると、そのタイトル通り、力強く生き生きとしたダンスが繰り広げられ、会場は躍動感に包まれました。続いて披露されたのは「涙は⾵に、思いは歌に」ファンにも愛されるガオガオダンスが会場をさらに盛り上げ、笑顔と熱気が広がります。

その後、キーボード担当の半田彬倫が何とバイオリンを手に登場!演奏されたのは「Dreamer」。バイオリンの音色が加わり、一層幻想的で美しい世界観が作り上げられました。

アイナスターが「皆さん、何か気付きませんか?」「新衣装になりました!」と観客に呼びかけると、メンバー間でユイガドクソンの真っ白な衣装などをいじり合う場面があり、会場は笑いに包まれました。続いて、月ノウサギが「オープニングムービーかっこよかった」と感想を述べながら、映像制作を担当した軍司拓実や、グッズをプロデュースしたジンボウサトシへの感謝を語りました。

さらに、ユイガドクソンがバンドメンバーに名前をつけたと発表「GANG BOYZ卍」と命名し、メンバーを紹介しました。ドラムの山本淳也は「タンブラーがギャル仕様」といじられ、笑いを誘います。ベースの中村泰造は「リハーサルでミッキーのTシャツを着ていたから、ヤママチミキと友達になれる」とこれまたユーモアたっぷりに紹介されました。ギターのJUONとギター&バンドマスターの奈良悠樹は「奈良さんの車がカッコいい」という一言で注目を集めます。最後に、キーボード&バイオリンの半田彬倫も紹介されました。

ここで、JUONに話題が移り、「この前モニタリングで歌ってましたよね?」とふられると、メンバーのムチャぶりに応えて「何度でも」を一節アカペラで披露。さらに「実はJUONさん、ドリカムの吉田美和さんの旦那さんです」と明かされ、「今日夜ご飯一緒に食べるんですか?」と冷やかされる一幕もありました。半田彬倫には「バイオリン、もう一回聴きたい!」という声が上がり、これまたメンバーのムチャぶりに応えて「情熱大陸」を一節演奏。準備期間を通してバンドメンバーと仲良くやってきた様子が垣間見える、ほのぼのとしたシーンでした。最後には全員でゴリラの真似をして場を和ませると、そのままライブの流れに戻っていきました。

ライブはラストスパートに突入。「エキゾチックアニマル」で再開し、バンドサウンドがこの楽曲に見事にマッチしています。続いて披露されたのはロックテイストの「GANG PARADE」。ここではバンドメンバーもヘドバンで盛り上がり、一体感のあるステージが繰り広げられました。さらに「Peace☆超パニック」では、バンドアレンジが楽曲の魅力をさらに引き出し、会場の熱気がピークに達します。

ナルハワールドがマイクを握り、「楽しんでますか?私もとっても楽しいです」と語りかけると、続けて「寂しい気持ちと嬉しい気持ちが混ざってるけど、会いに来てくれてありがとう。まだまだ一緒に遊んでくれますか?」と観客に呼びかけ、イントロへと移行。「ギャンパレイクゾー!」の掛け声とともに大量のメタリックフィルムが発射され披露されたのは「pretty pretty good」客席に回されたメタリックフィルムにはメンバー全員のサインと「この人生に意地と誇りを」と記され、GANG PARADEらしい力強いメッセージが心に響きました。その後、「Anything Goes!!!!」がパフォーマンスされ、会場のボルテージはさらに高まります。

ヤママチミキが「まだまだ行こうぜ!」と観客を煽ると、再びバンドメンバーをイントロで紹介。最後を飾る「BEAKING THE ROAD」では、観客との最高のコール&レスポンス、情熱的なダンス、そして全員の大合唱が繰り広げられ、会場は最高潮の盛り上がりで包まれました。

ユイガドクソンが「いやー、終わりたくない時間って本当にあるんですね」「ここまで全員で駆け抜けてきました」と息も絶え絶えに語り、感動的な雰囲気が会場を包みます。メンバーからも「腕がもげるかと思ってます」「でも、まだまだやれます!」と声が上がり、「バンドには『BEAKING THE ROAD』が速すぎるらしい」ドラム担当の山本淳也は苦笑しながらタオルで汗を拭う姿が印象的でした。キラ・メイが「まだまだ、あと5時間はやりたい!」と言い放つと、メンバーたちから「お前、できるの??」とツッコミが入り、和やかな笑いが起こります。その中で、ユイガドクソンは「メンバーからあふれ出ていると思いますが、いろんな気持ちがある中で、来てくれてありがとう」と観客に深い感謝を伝えました。

「たまに落ち込むこともあるけど、一番思い出すのはライブです」と語ると、会場からすすり泣きが聞こえます。「この先、またつらい時は今日を思い出します」とほぼ泣きながら話すユイガドクソンの姿に、他のメンバーは「珍しいよ」と驚きの声を上げました。普段泣かない彼女が涙をこらえながら「こうして出会えて、これからも遊び場が皆さんの居場所になれたら嬉しい」「たくさん、今まで見たことのない瞬間を遊び人と作っていきたい」と天井を見上げ、涙をこぼさないように語る姿に、観客も胸を打たれました。

そしてユイガドクソンが「よし、もうこうなったら、今ある声と思いを全部出しきって笑おうぜ!」と叫び、「行けますかメンバー!」「行けますかGANG BOYZ卍!」「行けますか遊び人!」と観客を煽ります。ラストを飾る「ROCKを止めるな!!」では、泣きながらも全力でパフォーマンスするメンバーたちの姿が会場を熱く感動的な雰囲気で包み、本編は幕を閉じました。

アンコールに応えてメンバーが再び登場。「Priority」を歌唱しましたが、涙声で歌いきれないメンバーも多く、楽曲の歌詞が今この瞬間と重なり、深い感情があふれているようでした。

続いて、テラシマユウカがマイクを握り、「アンコールありがとうございます」と感謝の言葉を述べると、今日が脱退の日であることを改めて口にしました。

「今日で脱退します。8年という長い時間、WACKで活動してきました。私のスタートは、たった1日でグループが解散するという事件から始まりました。当時は立ち直れないと思いましたが、『これは終わりじゃなくて始まりだから』と声をかけてもらい、その言葉を信じてここまでやってくることができました。あのときの絶望は、GANG PARADEと遊び人、そしてメンバーと過ごす幸せな時間の始まりになりました」言葉を紡ぐ中で涙がこぼれます、「メンバーと遊び人のみんなと築いた絆は、私にとってかけがえのない宝物です」と続けました。

「これが最初で最後で、特別な存在をずっと抱きしめて生きていきたいと思います。出会ってくれて本当にありがとうございます。これからの生活では、メンバーも遊び人も隣にいないけれど、自分で決めた道なので寂しくても頑張ります。思い出すたびに心が温かくなるし、これからのGANG PARADEに勇気づけられると思います。だから前を向いて自分の足で歩いていけます。みんなのことを尊敬していて、誇りに思っています。本当に心から大好きです!」

さらに、「もらった愛は枯れることがないし、みんなへの愛も枯れることはありません。すべてをかけた8年間、人生そのものでした。8年間の愛しい日々を本当にありがとうございました」と締めくくり、最後の楽曲として披露されたのは「Plastic 2 Mercy」。遊び人たちは全力でコールを送り、楽曲の落ちサビでテラシマユウカのパートに差し掛かると、有志による企画で配布されたサイリウムが一斉に点灯し、会場全体が紫色に染まりました。涙声ながらも気丈に歌い上げたテラシマユウカに、観客も心からの声援を送りました。そしてバンドセットならではの、かなり長いアウトロで寂しさを振り払うように激しく踊りきりました。

楽曲が終わると、メンバー同士で抱き合い、最後に整列して肉声で感謝を述べ、ステージを後にしました。ですが、テラシマユウカだけが再びステージ中央に戻り、観客にもう一度挨拶。「ありがとうございました、みんなのこと愛してるよ!」とアイドル人生を締めくくりました。

観客から再び「まだたりない」コールが起こり、ダブルアンコールがスタート。これまでとは異なる新しい登場SEが流れる中、白いアウターを羽織った11人体制のメンバーがステージに登場しました。

ヤママチミキがマイクを握り、「今のが新しいSEになります」と説明し、続けて静かに語り始めました。「私は一人のファンでした。オーディションを受けて加入して、もう10年が経ちました。その間、いろんな変化がありました。笑っている時間よりも、悩んだり葛藤したりする時間の方が多くて、正直、辛いことがたくさんありました。でも、それでも立ち続けるのは、遊び人のみんなと過ごすこの時間が大好きだからです。この時間のために頑張り続けることを選んできましたし、この先もそれは変わりません」「一番の願いは、未来も遊び人のみんなと一緒に紡いでいくことです。この瞬間から、11人のGANG PARADEが始まります。私たちは変わり続けてきたし、これからも変化し続けていきます。でも、その中で変わらないものもあります。それは、メンバーと遊び人との絆です」「これからも変わらずに信じて、変化を武器にして一緒に進んでいけたら嬉しいです。信じてくれて、愛してくれて、一緒に歩んでくれたら、これほど幸せなことはありません」感謝と決意を込めたその言葉は、静かな力強さと未来への希望を感じさせ、会場全体を温かく包み込みました。

最後に、新体制での新曲「グッドラック・マイフューチャー」が披露されました。この特別な瞬間にふさわしい、未来への希望を感じさせる楽曲に、観客は熱い声援を送りました。

曲後、月ノウサギがマイクを握り、「GANG PARADEが続いていくこと、そして遊び人が応援してくれていることは、決して当たり前ではありません」と語りかけました。「死ぬ気で準備してきました。でも、ここにいるみんなも、いろいろなことがあった中で、この場所に足を運んでくれたと思っています。本当にありがとう」と改めて感謝の気持ちを述べると、「これからもまだまだ続いていくし、全力で歌い続けます」「別れは寂しいけれど、これからも私たちの隣にいてください」と呼びかけ、スタッフや遊び人への感謝を再び述べて、新体制初のステージを締めくくりました。

<セットリスト>
01. Happy Lucky Kirakira Lucky
02. パショギラ
03. donʼt forget me not
04. lol
05. シグナル
06. QUEEN OF POP
07. Gangsta Vibes
08. 躍動
09. 涙は⾵に、思いは歌に
10. Dreamer
11. エキゾチックアニマル
12. GANG PARADE
13. Peace☆超パニック
14. pretty pretty good
15. Anything Goes!!!!
16. BEAKING THE ROAD
17. ROCKを⽌めるな!!
EN1. Priority
EN2. Plastic 2 Mercy
WEN1. グッドラック・マイフューチャー

まとめ

12人体制から11人へと生まれ変わったGANG PARADE。WACKや所属アーティストたちの近況も含め、これからどのような変化が訪れるのか、とても気になるところです。しかし、ヤママチミキが語ったように、「まだまだこれから」です。これからもずっと見守り、彼女たちと遊び続けようと思います。本当の意味での生まれ変わりを期待して。みたらしゴローでした!

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