FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 – AUTUMN – THE STORY OF SEVEN COLORS 2024年11月17日@栃木 宇都宮市文化会館

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。宇都宮のFRUITS ZIPPERのツアーに参戦してきました。昨年5月に初めて観て、その後もフェスで何回か観ましたが、今回が単独ライブ初参戦となります。

宇都宮といえば餃子!中途半端な時間帯でしたが、混んでますね。ウェイティング15分ほど並んで、念願の餃子を美味しくいただきました。アツアツでパリッとした皮の食感とジューシーな具材が最高でした。

餃子を堪能した後、会場へ向かいます。アクセスはあまり良くなく、結局東武宇都宮駅まで歩き、そこから南宇都宮駅へ。移動時間は少し長く感じましたが、ライブへの期待感で足取りは軽かったです。

宇都宮市文化会館はよくある自治体の会館のようなホール。入場後、少しグッズを購入し、席に向かいました。今回の席はなんと3階の最後列。これ以上後ろはない、というまさに”天空席”。最近、このような席に縁がある気がしますが、逆に全体を俯瞰できる特等席だと思うことにしました。それでは、ライブ本編の内容です。

ライブレポート

スタッフによる注意事項の説明がありました。非常に細かく徹底している印象です。やがて舞台上に降りているスクリーンに、映画館の上映前の告知を模した注意事項のスライドが再び流され、注意喚起が徹底されています。スクリーンは少し透けていて、メンバーが位置に着く様子やセルフィーで撮影しているような影が映り込むのが見えました。

その後、スクリーンにセピア色のスライドと英語のナレーションが映し出され、物語が展開していきます。大昔の黒と白とその中間しかない世界での物語。小さな王国で不思議な出来事、王国のお城に突然七人の子供が生まれた。七色の虹のような色を持ったお姫様、それぞれが個性的に育っていきました、というような内容でした。

緞帳が上がると、ヨーロッパのお城のような左右対称な半円馬蹄階段のあるセットに、メンバーがロングドレスで広めに位置したまま直立不動で「虹」を歌唱してライブスタートしました。

少しの間暗転し、かわいい衣装にチェンジすると「FRUIT ZIPPERです、楽しみましょう」と軽く挨拶し「君の明るい未来を追いかけて」大音量で「AYANE AYANE」コールが発生し、続いて「完璧主義で☆」早くも会場のボルテージは最高潮です。

真中まなが「こんにちは!」と挨拶し、一人ずつ自己紹介が始まりました。真中まな、櫻井優衣は普通に担当色とフルネームを名乗りましたが、早瀬ノエルは「レモンイエロー牛乳担当」、松本かれんは「岩下の新生姜色担当」、月足天音は「とちおとめレッド担当」と、栃木名産にちなんだユニークな紹介を行いました。仲川瑠夏は「どうしよう?紫なに?ブルーベリー?」と客席とやりとりし、「ぶどぶどぶどうの仲川瑠夏です」と自己紹介。鎮西寿々歌は「餃子担当」と宣言し、最後はもはや色と関係なくなってしまいました。

「七人のプリンセスになって遊びに来ました」と挨拶し、衣装のデザイナーを紹介すると、早瀬ノエルは「かわいいお花の刺繍がお上品」、櫻井優衣は「チュールのグラデーションがメロンソーダでかわいい」、仲川瑠夏は「お尻のフワフワと袖のキラキラがポイント」と、それぞれの衣装の特徴を語りました。一曲目のロングドレスについても「また着たい」と話し、「昨日の宮城より大きな声で」と声出しを煽り、ライブに戻ります。

「ぴゅあいんざわーるど」ではセリフパートに「だっぺ」などの方言を差し込み、続いて「ハピチョコ」と、序盤から代表曲を連発しました。「世界はキミからはじまる」では松本かれんが歌詞を飛ばしてしまいましたが、ご愛嬌。全体的にメンバー全員の歌唱力が際立っていました。

真中まなが「凄く声出ていますよ!うわーって来る」と御礼を述べ、さらに「栃木の人はいますか?」と問いかけたり、メンバーで餃子を2種類食べたことなどを話しました。客席に「他に栃木の名物は?」と問いかけると、「ステーキ」「佐野ラーメン」などの声が上がり、仲川瑠夏が「ワンちゃんの頭に丼載ってるやつ?」と、佐野ラーメンキャラクター「さのまる」について会話を広げました。

「名所は?」という問いには「日光東照宮」「那須」「鬼怒川温泉」などの声が上がり、「御用邸チーズケーキ」の話題で大いに盛り上がりました。真中まなは「結局、食べ物の話」とまとめつつ、SNSへのライブの感想の投稿を呼びかけました。

ライブに戻り、「CO-個性」という個性的な曲を披露「オレも‼︎」のコールアンドレスポンスが会場中に響き渡り、観客との一体感が高まりました。

その後、SEが流れるとメンバーが一旦ステージから捌け、仲川瑠夏と早瀬ノエルが階段の上部に登場。左右の階段に分かれ、ステージを広く使いながらユニットで「Bye-Bye」を披露しました。二人の息の合ったパフォーマンスはもちろん、歌唱力の高さも光っていました。

続いて、真っ白なミニのドレスを身にまとった櫻井優衣が登場。「宇都宮盛り上がってイクゾー!」と観客を煽りながら、ソロ曲「Spotlight」を披露。かわいいパフォーマンスが多い中、彼女自身が好みそうな、かっこいいスタイルのパフォーマンスが印象的でした。

幕が一旦降りると、冒頭と同様にセピア色のスライドと英語のナレーションでムービーが流れ始めました。

「白と黒とその中間しかない世界。ある満月の夜に七色の色を見つけた。何年も経ち、七人のプリンセスはどんどん成長した」といった内容が語られ、物語が進行していきます。ライブの世界観を深く感じさせる演出でした。

衣装チェンジして登場したメンバー、最代表曲「わたしの一番かわいいところ」が披露され、会場は一気に盛り上がります。

続いて、おニャン子クラブの「会員番号の歌」を彷彿とさせる自己紹介ソング「うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!」が始まり、メンバー一人ひとりが楽しく個性を発揮。終盤では、「餃子担当鎮西寿々歌の必殺技、餃子パンチ」と叫びながら月足天音にパンチを繰り出すと、それに被せるように「アンパンチ!」とカウンターパンチを浴びせる月足天音。ダウンした鎮西寿々歌に真中まなが覆い被さり「餃子〜餃子〜」と叫ぶ寸劇が展開され、会場は失笑と笑い声に包まれました。その後「Going!」が続き、会場のボルテージはさらに上昇しました。

真中まなが「声がいっぱい聞こえて嬉しい、衣装チェンジしました」と笑顔で挨拶。松本かれんが「新生姜ピンク」と衣装についてコメントすると、仲川瑠夏が「ユニット曲楽しかった!少し間違えちゃった」と笑いながら話し、早瀬ノエルが「わかんないよ」とフォロー。真中まなは「今日めっちゃ上手くいったって言い合ってて可愛かった」と微笑みながら場をまとめました。

櫻井優衣は「久しぶりにソロで緊張するので、超ロングヘアーにしました」と話し、「魔法使いだから、衣装も真っ白な優衣丈って言う超ミニ」と、自身の髪や衣装についても触れました。メンバー同士のやりとりで会場の温かい雰囲気がさらに高まりました。

その後、「セカンドシングル収録曲」と紹介し、ライブは再びスタート。「スターライト・ヴァルキリー」では「ワ・タ・シ・ダ・ケ・ミ・テ」などのセリフパートが印象的で、観客の心を掴みました。真中まなが「夏に戻っても良いですか?」と問いかけると、「ふれふるサマー!」のイントロが流れ、会場中でタオルが大きく振られる一体感ある演出で盛り上がりました。

仲川瑠夏が「夏になれましたか?」と観客に問いかけると、真中まなが「夏フェスとワンマンのふるっぱー、違うでしょ」と、ライブならではの特別感を強調しました。さらに「セカンドシングル買ってくれましたか?」と呼びかけながら、まだ披露していない曲について「FRUIT ZIPPERらしさが詰まった曲」と紹介。そして「フルーツバスケット」が始まり、心躍るリズムと明るいメロディーでまさにふるっぱーらしい楽曲が会場を包みました。

続けて「もっともっと盛り上がって!」、「声・ダ・セ・マ・ス・カ・?」と観客を煽ると、少し懐かしい雰囲気のある「超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~」を披露。会場との息の合ったコールアンドレスポンスが展開され、多幸感あふれるパフォーマンスで会場は一体となりました。

「最後の曲です!」という声とともに、大量のリボンが噴射され、「NEW KAWAII」が披露されました。このリボンは退場時にスタッフによって配布されましたが、それぞれメンバーカラーの7種類があり、メッセージが印刷されていました。

セリフパートでは、少しアレンジが加えられ、エモーショナルなパフォーマンスで観客を引き込みます。楽曲の明るさと感動的な演出が交わり、ライブ本編の締めくくりにふさわしい盛り上がりを見せました。

曲の終わりには、メンバーがものまねなどでふざけ合いながらステージを後にし、観客の笑顔に包まれて本編が終了しました。

アンコールに応えて、まず「着替えの速いコンビです」と、黒いノースリーブのタンクトップのようなトップスに、レース生地の白基調のミニドレス、メンバーカラーのワンポイントリボンが散りばめられた衣装で鎮西寿々歌と仲川瑠夏が登場。続いて順次他のメンバーも登場しました。

観客の掲げたボードに応える場面では、「なんか面白いボード作った人」と「あっ、コマネチしてって」と大爆笑が起こり、メンバーがコマネチを披露。さらに、「今日放映の『鬼レンチャン頑張って!』」というボードには「録画とかで観てください」と返答。ほかにも「瑠夏またきれいになったね」というボードには笑顔で応じ、「アンパンチして」というリクエストには月足天音がアンパンチを連発し、観客を盛り上げました。

「ブドウ狩りして」というリクエストには、阿波踊り風のダンスでユーモアたっぷりに応え、先日の『Mステ』での鎮西寿々歌の様子をいじるなど、メンバー同士の仲の良さが垣間見える楽屋さながらの和気あいあいとした雰囲気ではしゃぎました。

最後に櫻井優衣が「ごめんなさーい」と登場し、これで全員が揃いました。その後、全体でのTikTok撮影コーナーに移行。「わたしの一番かわいいところ」のサビの振り付けを使って動画撮影が行われ、続いて記念撮影が行われました。

その後、「次の曲ではなんとみんなのところに行きます」「動画撮影OKです」と告知されると、メンバーたちは藤のかわいい買い物かごを持って1階のスタンド通路に繰り出しました。観客にお菓子の詰め合わせのようなものを配りながら、「フルーツバスケット」を歌唱。観客との距離がさらに近くなり、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。

ステージにメンバーが戻ると、配り切れなかったお菓子や、通路でメンバー同士がぶつかったエピソードなどを話しながら、わちゃわちゃした雰囲気で盛り上がりました。その後、「とうとう本当に最後の曲になります」と告げられ、「わたしの一番かわいいところ」を再び披露。そろそろお腹が空いてきたのか、歌唱中に「餃子」を連呼する場面もあり、観客を笑顔にしました。

曲が終わると、真中まなが「7公演目でした。次から折り返し」とツアーの進捗について触れました。櫻井優衣は「初めて来た栃木、満員で迎えてくれてありがとう。仲の良い七人を観ていてください」と感謝を伝え、真中まなが「次は香川です」と次回の公演地に触れると。松本かれんは「四国に行くのが初めて。いつも遠くから来てくれる方が多いので、今回は楽に来れる方もいると思うので、ぜひよろしくお願いします」と呼びかけました。

また、6月3日の三周年記念ライブについての告知が行われ、早瀬ノエルは「本当にあっという間だけど、早くも大きな会場に立たせてもらえて、大切にします」とコメントし、来場を促しました。メンバー全員が会場の応援に感謝を伝え、緞帳が降りると、最後まで寝そべって下の隙間から手を振ったり、温かい雰囲気の中でライブを締めくくりました。

<セットリスト>
01. 虹
02. 君の明るい未来を追いかけて
03. 完璧主義で☆
04. ぴゅあいんざわーるど
05. ハピチョコ
06. 世界はキミからはじまる
07. CO-個性
08. Bye-Bye(仲川瑠夏、早瀬ノエル)
09. Spotlight(櫻井優衣)
10. わたしの一番かわいいところ
11. うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
12. Going!
13. スターライト・ヴァルキリー
14. ふれふるサマー!
15. フルーツバスケット
16. 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~
17. NEW KAWAII
EN1. フルーツバスケット
EN2. わたしの一番かわいいところ

まとめ

フェスでは短編物語のような一連の演劇に毎回驚かされていましたが、今回初めて単独ライブを観て、まるで長編のような、ツアー全体で一つの物語が紡がれているように感じました。他のアイドルグループがひしめく群雄割拠の中でも、FRUIT ZIPPERの持つ独特の表現力は、大きな支持を得ている理由の一つだと強く思いました。

そして翌々日、紅白歌合戦の出演者発表がありましたが、惜しくもFRUIT ZIPPERの名前はありませんでした。出演が有力視されていただけにショックは大きかったものの、同じ事務所の新しい学校のリーダーズも逃したことから、簡単な道ではないことを改めて感じました。

発表直後のライブでは、悔しさのあまりメンバーが歌唱中に号泣し、他のメンバーがそれをカバーする姿が見られるなど、観客やSNSでも大きな反響を呼びました。この悔しさが、また次の原動力となるのではないかと期待しています。

6月に予定されているさいたまスーパーアリーナでの三周年記念ライブも、ぜひ観に行きたいと思います、みたらしゴローでした!

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