こんにちは、みたらしゴローです。今日はConton Candyの対バンツアーです。前回の来場者先行でチケットを購入しての参戦です。いよいよ師走ですね。仕事もライブも忙しい時期ですが、ゆっくり寝たつもりが、昼寝をもう一度してしまい、作業を済ませてから恵比寿へ向かいました。ここに来たらカレーうどんです。腹ごしらえをしてから会場へ向かいました。
入場後、最下手の柵にポジションを取りました。開演前にはConton Candyの彩楓が二度、注意事項とともに「助け合い、熱くて楽しい最強の思い出をつくる場所、そしてソールドアウトへの感謝を込めて」と挨拶があり、「せーの!」の掛け声で観客を一歩前に詰めさせていました。それではライブの様子をお届けします。

ライブレポート
35.7
ツアーファイナルの対バン相手は、高校時代から親交のある35.7です。SEにはTHE 1975の「Sincerity Is Scary」が流れ、メンバーが登場しました。こな(ドラムス)が、私と同じGUで買ったのかもしれないポロシャツ姿で、優しく「運命論」のコーラスから始まります。黒ずくめの衣装に赤髪、ベレー帽が印象的なたかはし(ギター・ボーカル)が「こんばんは、35.7です!」と挨拶。ウェイトレスのような衣装に黒縁メガネが似合うかみのはら(ギター)の奏でる音が心地よく響きます。
「ふたり」では、たかはしが「私たちはブーストできないし、背中を押すこともできないけれど、寄り添うことはできます。35.7です。よろしくお願いします!」と語りかけます。緑に髪を染めたさくや(ベース)がステージの縁まで出て、長身の迫力で「Hurtful」を響かせました。
さくやは「Conton Candy、呼んでくれてありがとうございます。僕たちのツアーにも来てくれて、最後までよろしくお願いします!」と挨拶し、「nemus」「空気洋燈」「スローファイヤー」と続きます。小さな体で全身を使って歌うたかはしの姿が印象的でした。
たかはしは「永遠なんてない。いなくなった悲しみや苦しみが、いつまでも続く。一緒に悲しめますように」と話し、「ハイウェイ」を披露しました。
改めて感謝を述べ、「一昨年ツアーに出てもらった高校時代の先輩バンドで、やっぱり華やかだなと思いました。私は明るくも華やかでもないので、元気な人に人が集まることに卑屈になることもあります。愛想がないと思うかもしれないけど、自分のダメなところも愛しています。自分らしさは、できないことからできている」と率直な心情を語ります。
そして、かみのはらの優しいギターに乗せて語りかけるように始まり、次第に激しく感情を爆発させる「すももドロップ」。続けて「祝日天国」では、「この曲を思い出して幸せになって」と語りかけました。「うそうそほんと」では、円周率の読み上げから始まり、数字が好きだなと思いながら、ラストはアップテンポな「eighteen candle」でステージを締めくくりました。
<セットリスト>
01. 運命論
02. ふたり
03. Hurtful
04. nemus
05. 空気洋燈
06. スローファイヤー
07. ハイウェイ
08. すももドロップ
09. 祝日天国
10. うそうそほんと
11. eighteen candle

Conton Candy
お馴染みのハナレグミ「音タイム」をSEに、メンバーが登場すると大きな拍手で迎えられ、軽快にリズムを刻む「プードル」でライブがスタートしました。紬衣(ボーカル・ギター)は「目の前で歌いに来たぞ!ロックバンド!」とシャウトし、フロアは一気に盛り上がります。「私たちはスリーピースロックバンド、Conton Candy!」と叫び、左胸の赤い差し色のトップスがかわいい楓華(ベース・コーラス)のベースが響く「執着」へ。時折ステージの縁まで出て、フロアの一人一人と目を合わせながら演奏する姿はたまりません。
「普通」では、楓華と双子で、いつもニコニコ楽しそうな彩楓(ドラムス・コーラス)との息ぴったりのリズムが”普通”ではありません。インタールードを挟んでから「その調子!」と観客を煽り、「ファジーネーブル」では大合唱が巻き起こります。
彩楓は「楽しんでますか!?ツアーファイナルです!ありがとうございます。ニヤニヤが止まらない。みんな楽しそうで、倍楽しい」と笑顔で話し、「35.7は、高校軽音の他校の一個下の後輩で、めっちゃ良かったよね」とコメント。紬衣は「高校からの知り合いで、一緒にライブハウスでできて嬉しいです」と感謝を述べました。
高校時代に作った曲「道化師」では、双子のコーラスが刺さります。紬衣は「今日ならまっすぐ歌える気がする。強く届けばいいな」と語り、ビンスポットライトを浴びながら「moonwalk」を激しくもしっとりと歌い上げました。
彩楓は「緊張してました!なんかしみじみしちゃうね」と心をこめて語り、楓華は「ツアーファイナル、瞬きしてる間に映画50本見たくらい濃かった」と振り返ります。彩楓は「瞬きしてる間に終わっちゃうのが嫌。でも、みんなの顔が見えて嬉しかった」と話し、紬衣は「あっという間に後半戦。Boost! Boost! Boost! Tour、同世代でたくさん一緒に盛り上げたいバンドが、対バン以外にもたくさんいる。そういうバンドから刺激をいっぱいもらっています。もっと私たちの世代で面白くしていきたい。目の前にいてほしい。私は死ぬまで音楽をやります」と決意を語りました。
「みんなで歌おう」と始まった「ロングスカートは靡いて」では、最初からフロア全体がシンガロングで最高潮に。コーラスも心に響きます。続く「スノウドロップ」は、まだまだ探して彷徨っている気持ちを描き、「102号室」では「オイオイ!」のコールとともに、Conton Candyのロックバンドとしてのかっこよさを見せつけました。「35.7に寄り添ってもらって、どこに行けばいいかわからなければ引っ張ってやる!」と力強く言い放ち、「爪」へと続けます。
紬衣は「ライブハウスで、みんなの前でライブできて、めっちゃ幸せです。35.7が“お客さんあったかいね”って言ってたけど、違うよな。熱いんだよ!」と煽り、「一緒に歌ってください!」と「好きなものは手のひらの中」では大合唱が響きました。
給水タイムを挟み、紬衣が「楽しかった!」と感謝を述べると、拍手が鳴り止まず「喋らせてよ」と笑いながら、「不安で潰されて眠れない日も、こういう日のためにあるのなら悪くない。ツアーでみんなとの絆も深まりました」と語ります。そして「ラスト、全部ぶつけてきてください!」と叫び、「ライブハウス!」で本編を締めくくりました。
アンコールを待つフロアでは、お馴染みの「好きなものは手のひらの中」の一節を肩を組んで合唱。すると、ツアーTシャツに着替えて登場した3人が肩を組んでワンフレーズ歌うと「ワンチーム!?」の声に、彩楓が水をこぼして慌てて拭き取り、「これ大阪でもやった!」と笑い、「好きなものは、裏で見てて、やりたいって思って、今やっちゃった!」と喜びを爆発させました。
紬衣は「細美武士さんが“満足する日は、バンドを終わってもいい日”って言ってて、今日がその日かもしれない」と語り、35.7の「運命論」をサビだけカバーしました。
「どうもありがとう!」と感謝を込め、「BABY BABY」、そして来年のワンマンツアーの告知へ。「結成して7年。来年のツアーはもっとヤバいものになります。Zepp Shinjukuはリベンジになります」と話し、笑顔で「Touring」を最後に、本当に楽しかったとライブを締めくくりました。
35.7を呼び込み記念撮影を行い、CD予約者へのサイン会の案内をして「じゃあ、気をつけて帰ってください」と終演となりました。
<セットリスト>
01. プードル
02. 執着
03. 普通
04. ファジーネーブル
05. 道化師
06. moonwalk
07. ロングスカートは靡いて
08. スノウドロップ
09. 102号室
10. 爪
11. 好きなものは手のひらの中
12. ライブハウス!
EN1. 運命論(35.7)
EN2. BABY BABY
EN3. Touring

まとめ
三箇所のツアー、それぞれ意義のある対バンだったようですね。語られた決意の通り、同世代のバンドたちでシーンを盛り上げてほしいです。Conton Candyのこれからの飛躍がますます楽しみです。以上、みたらしゴローでした!

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