こんにちは、みたらしゴローです。昨晩は後輩の愚痴を聞きつつ、遅い時間から2軒もはしごして、今は二日酔いの真っ最中です。整理番号がほぼ最後だと思い、ゆっくりとさいたまスーパーアリーナに向かいました。風とロック、乃木坂46とサンボマスターの対バン。どのようなライブになるのでしょうか。楽しみです。それではライブの様子をお伝えします。
ライブレポート
乃木坂46
朝から日差しが強く、待機列に何とか日陰を見つけましたが、言うまでもなく最後尾だったので、のんびりと入場しました。会場に入ると、比較的前の方のアリーナブロックに入れたため、中央の真ん中くらいに位置を確保しました。
しばらくすると、影ナレが始まり、「こんにちは、石原さとみです」との声が響き渡りました。会場からはどよめきが起こりました。「こんなに大きな会場を借りた箭内さん、おめでとうございます」と続け、注意事項がアナウンスされました。「二度と観ることのできない、愛と奇跡の二日間が始まります。サンボマスターと乃木坂46の夢の対バンです」
会場は一気にヒートアップしました。VTRでは亀田誠治さん、高橋優さん、とーやま校長、マンボウやしろらが登場し、箭内道彦の還暦祝いや風とロック、震災などのエピソードが紹介されました。
最初のアーティストとして乃木坂46が紹介され、OVERTUREが始まりました。今回は三期生と四期生のみが参加しているようです。メンバーが登場すると、いきなり全力の「ガールズルール」でスタートしました。続いて「インフルエンサー」がダブルセンターで披露され、その後「シンクロニシティ」へと続く、豪華でエネルギッシュな出だしです。
賀喜遥香は、「さいたまスーパーアリーナにお越しの皆さん、楽しんでいますか?」と観客を煽ります。梅澤美波は、「私たち乃木坂46です。先日、ここでバースデーライブを終えたばかりです」と話し、山下美月は、「今回は特に盛り上がる曲を選んでいますので、ぜひ盛り上がってください」と呼びかけました。梅澤はさらに、「サンボマスターさんとの対バン、実は対バンは初めてなんです」と付け加え、遠藤さくらは、「呼んでもらえるのが当たり前じゃないし、乃木坂を初めて見る方も多いと思いますので、頑張りたいと思います」と意気込みを語りました。賀喜は、「かわいさだけでなく、風とロックのかっこよさを見せたい」と述べ、大歓声の中、大声でのMCとなりました。
四期生楽曲コーナーに移ります。あまりライブで演奏されない曲を楽しむことができました。特に「猫舌カモミールティー」は、田村真佑の個性が光る可愛らしい曲です。その他にも2曲続き、松尾美佑のダンスが非常にキレがありました。意外な選曲で会場は盛り上がり、明らかにロックを意識した演出でした。選曲の幅の広さは、おそらくバスラでの成果が反映されているのかもしれません。
そのまま三期生コーナーに突入しました。聴かせる歌も織り交ぜた、最高のセットリストと言えるでしょう。メンバーも高ぶっており、いつも以上に煽っています。阪口珠美はポニーテールを振り乱しながら、向井葉月は途中でイヤモニが外れたにも関わらず、渾身のパフォーマンスを展開しました。「僕の衝動」では、ツインテールで可愛らしく決めた伊藤理々杏が、おなじみの終わり方、キスやピースなど、忙しくポーズを取り、会場は歓声と悲鳴、そして失笑に包まれました。続いて「僕が手を叩く方へ」では久保史緒里が心を込めた歌声を披露し、少々散らかった会場をクラップで一つにまとめ上げました。
続いて、田村真佑がMCを務め、「皆さん、いかがでしたか?」と観客に問いかけました。久保史緒里は「盛り上がっていただいて、本当に楽しいです。東北出身なので、すごく楽しみにしていましたし、縁を感じて嬉しいです。福島の食べ物がケータリングにあったのも嬉しかったです」と笑顔で話しました。筒井あやめは「皆さんからのパワーがすごくて、初めての方も多いと思いますが、私自身もそわそわしていました。会場が鳥肌が立つほど揺れていました」と感動を共有しました。
ラストスパートに入り、山下美月が新曲「チャンスは平等」のリリースを紹介し披露しました。本来五期生が重要なポジションに入ってますが、代打の先輩メンバーも見事なパフォーマンスを見せました。続いて「ごめんね Fingers crossed」を披露し、ラストには「タオルを持っている方は回してください」と呼びかけ、「好きというのはロックだぜ!」で締めくくりました。
梅澤美波は、「皆さん、楽しんでいただけましたか? 私たちもたくさんの声援をいただき、本当に楽しかったです。箭内さん、こんな素晴らしい機会をいただきありがとうございました。そして、還暦おめでとうございます」と感謝の言葉を述べました。
<セットリスト>
1. ガールズルール(C.山下)
2. インフルエンサー(C.遠藤、賀喜)
3. シンクロニシティ(C.梅澤)
4. キスの手裏剣(C.遠藤)
5. 猫舌カモミールティー(C.田村)
6. ジャンピングジョーカーフラッシュ(C.筒井)
7. I see…(C.賀喜)
8. 三番目の風(C.与田)
9. トキトキメキメキ(C.岩本)
10. 僕の衝動(C. 伊藤理々杏)
11, 僕が手を叩く方へ(C.久保)
12. チャンスは平等(C.山下)
13.ごめんねFingers crossed(C.遠藤)
14. 好きというのはロックだぜ!(C. 賀喜)
サンボマスター
ステージ転換、乃木坂46のパフォーマンスで帰る人も多いかと思いましたが、実際にはほとんどいませんでした。サンボマスターが「西遊記」のSEで登場し、「サンボマスターです、よろしくお願いします」イントロに乗り「始めるよ、踊りまくって、この野郎!」と煽りながら楽曲を進めました。間奏で山口隆は、「うそでしょ、今日お葬式かなんか?俺たち全員優勝させに来てるんだぜ?」と会場を盛り上げました。
三曲目に入ると、「皆さん、毎朝流れるこの曲で踊りまくって、時刻は8時ラヴィット!」と続け、「あれ、埼玉って流れてないの?」と冗談を交えながら煽り続けました。演奏を続ける中で、「おめえが誰観に来たとか、何しに来たとか関係ない、おめえらと伝説のライブを作りたいだけだ!」「全員優勝だ、どんなことよりも全員優勝すること、愛と平和だぜ」と言い、会場中からは「全員優勝」「愛と平和」の大合唱が起こりました。「マジ最高!」と叫びながら、ボルテージは最高潮に達しました。
山口隆がモニターにアップで映されると、会場からは失笑が起こりました。「凄い人を観る目で見るなよ、よく俺の顔を見てくれよ」と言い、続けて「世界はこれを愛と呼ぶんだぜ!」と力強く宣言。これに応じて「ラブアンドピース」の大合唱が会場を覆いました。
ぶっ続けで5曲を演奏した後、山口は「怪我とか、気持ち悪いとか俺の顔見てじゃないよ」とジョークを交えつつ、「全員優勝は誰も怪我なく、助け合ってロックンロールしようよ」と呼びかけました。「箭内道彦のおっさんも俺も福島出身。ここスーパーアリーナは双葉町の町の機能を移した場所だ。震災はまだ俺の中では終わってないし、コロナも終わってない、戦争も終わってない」と、深刻なテーマに触れました。
「歌えば歌うほど、俺は何にもできてないと思う」と山口は続け、「箭内のおじさんも一緒だけど、でも祈ることはできると思っている」と語りました。最後に、「ありがとうと言わせてくれ。君の過去も未来も知らないくせに、でも居なくなった魂にもありがとう。生まれてきてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べ、感動を呼びました。
後半は、バラードの「ラブソング」で再開しました。曲の紹介で煽りながら演奏を続けるサンボマスターは、クライマックスに向けて観客を更に煽りました。「伝説のライブができる人!できねえってか?ふざけるんじゃねえ、ここに伝説を作りに来たんだよ、できるんだ!」と力強く宣言しました。その後、「できっこないをやらなくちゃ」から「花束」への流れ。これらの曲は、日本を代表する歌と言っても過言ではないでしょう。
「みんな、全員優勝!」と観客を鼓舞し、「あなたは花束!また会おうぜ」と続けました。「俺たち絶対また会える、また笑い合える、信じてるぜ、君を!」と情熱を込めて叫び、「悲しいことは全部置いていけ」という言葉で本編を終了しました。
そして、箭内道彦がステージに登場しました。「60になります。できっこないをやらなくちゃと思っています」と述べ、続けて「それでは再び、サンボマスターを呼びましょう。そして、できっこないをやりますよ、乃木坂46」と発表しました。ステージにはサンボマスターと乃木坂46が勢ぞろいし、「いいですか?夢のコラボレーション、サンボマスターと乃木坂46で『できっこないをやらなくちゃ』!」とコラボレーションを披露。
乃木坂46のコールとサンボマスターの乗りが混ざり、場はカオスな雰囲気に。久保史緒里、伊藤理々杏、賀喜遥香らがソロパートを見事に務めます。山口隆は「かかってこい、この野郎!全員優勝!」と叫び、会場は「アイワナビーア君のすべて!」の大合唱に包まれました。弓木奈於には山口からギターが渡され、彼女は戸惑いながらも担ぎます。山口は「おじさん、みんな見えるようにしゃがんだんだよ!」と語り、「ありがとう」「全員優勝」という大声援の中で全編が終了しました。
<セットリスト>
1. ミラクルをキミとおこしたいんです
2. 輝きだして走ってく
3. ヒューマニティ!
4. 青春狂騒曲
5. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
6. ラブソング
7. Future is Yours
8. できっこないを やらなくちゃ
9. 花束
EN1. できっこないをやらなくちゃ with 箭内道彦、乃木坂46
まとめ
素晴らしい対バンでした、ありえない奇跡のコラボレーション。両者は異種格闘技戦のように気合い満点で挑みました。乃木坂46はロックフェスにも出場できるのではないでしょうか?その日が来るのが楽しみです。休日の昼から大興奮する、素晴らしい週末になりました。みたらしゴローがお届けしました!
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