こんにちは、みたらしゴローです。今日から3日間は幕張メッセに来ています。アソビシステムによる三連休イベントの初日、今朝は地元で贔屓の高校野球チームが9時から試合でした。観戦しようかと考えていたのですが、昨晩は会社の上司の送別会があり、参加者は50人超えという大宴会。案の定、飲みすぎてしまい完全にダウンしてしまいました。そのためテレビで観戦し、順当に勝利したのを確認してから、体力と気力を整えて幕張へと向かいました。
会場はホール9〜11。南側地上にはキッチンカーが並び、ホール11のエントランス側は物販と展示ブースで賑わっていて、フェスのような雰囲気です。外国人や子どもたちの姿も目立ち、派手なコスプレ姿があちこちに見られ、華やかさが印象的でした。一通り会場内を見学した後、いよいよ入場。こんなに広かったっけ?と思うほど、いつもより空間が広く感じられました。メインステージのほかに、離れ小島のようなBステージがあり、運良くそのすぐ近くが自分の席でした。モニターには時折ブルボンのCMが流れていて、いよいよライブの始まりです。


ライブレポート
開演時間が近づくと、メンバーによる影ナレが入りました。「一人はみんなのために、みんなは一人のために、全力で頑張りましょう!」という挨拶とともに世界配信の案内があり、「青春を謳歌しようぜ!」と早速の煽りが入りました。ハウス・オブ・ペインの「Jump Around」でテンションを上げ、いよいよ開演。モニターにメンバーのドアップ映像と「宣誓」のロゴが映し出され、火炎が立ち上がる中、獅子をモチーフにした戦車のような乗り物に乗った紺色の制服姿のメンバーが登場。「Go Wild」で幕を開け、ステージに降りて「Toryanse」へと続きます。モニターには古い神社のような神秘的な映像が映し出され、続いてダンサーが登場し「Free Yourself」を披露しました。
整列したメンバーが「ポクたち、私たちは」のおなじみの挨拶を行い、「10年前の今日、小指を繋いで結成しました」と学校の群読風に語りかけ、「記念すべき日を皆さんと一緒に過ごせて、昂る気持ちでいっぱいです」と話しました。するとSUZUKAが「おっぱいです」とふざけて笑いを誘います。そして「個性や自由ではみ出していく」の決め台詞のあと、組体操を披露。世界中継の案内とともにカメラに群がって挨拶し、「素晴らしい青春の思い出を作りたい」と声を出してからライブに戻りました。
足踏みのリズムに合わせて、先生風のおじさんを含むダンサーが再び登場。四字熟語が書かれた赤いタスキのような小道具を持ち出し「試験前夜」へ。先生役はまるでマネキンのように他のダンサーに抱えられて舞台から撤収されます。続いて、SUZUKAの「先生、告白したら犯罪ですか?」というセリフで始まる「恋ゲバ」へと流れ、バンドセットが登場して観客の悲鳴が上がります。幻の楽曲「宮尾(10th anniversary ver.)」、そして「迷えば尊し」へと続き、メンバーはフロアに突撃。ハイタッチや子どもへのハグなどファンサービスをしながら歌い、一緒にジャンプしたり、ホウキでエアギターを披露するなど、すぐ近くまで来てくれて大興奮の瞬間でした。
SUZUKAが「わしの上履きどこ行った!?」と叫びながら、観客のグッズやコスプレにツッコミを入れ、「みんなの顔、見えた!」と叫んでステージへと戻りました。
RINが「さてさて、私たち10周年記念アルバム『新しい学校のすゝめ』をリリースしております」と宣伝を行います。「持ってる人?」と問いかけると多くの手が上がり、会場のあちこちに反応が広がります。「あっちの方で0%オフで売ってるよ」と笑いを誘う案内も入りました。MIZYUは映画『ATARASHII GAKKO! THE MOVIE』の案内を行い、KANONは「10年前、このくらいしかないステージテントで、50人もいないくらいのお客さんの前で初ライブをしたんです。それが今や、こんなにたくさん!」と感慨深く語ります。
世界進出が大きなターニングポイントだったと語りながら、「Pineapple Kryptonite」でライブを再開。曲の終わりでメンバーがステージ上に倒れ込むと、「Pineapple Kryptonite Remix」で再び立ち上がり、学ランを羽織ってダンサーと共に迫力のダンスを披露。「幕張!ぶっぶっぶっ飛べ!」と叫んで学ランを脱ぎ捨て、「Giri Giri」へとつなげます。
「よっしゃ、近くに行っちゃうぞ!」と「透明ボーイ」で手を振りながら、RINとSUZUKAはトロッコに乗ってBステージへ移動。合流後、おなじみのロボットダンスを披露します。MIZYUとKANONも遅れてトロッコに乗り、ファンサービスをしながらBステージに合流しました。
バンドメンバーの紹介も行われ、ギターMELRAW、キーボード渡辺翔太、ベース熊代崇人、ドラム竹村仁が登場します。「それでは、大人ぶっちゃおうかな。首振る準備できてますか!?」と問いかけて「オトナブルー」へ。Bステージでの目の前のパフォーマンスに大興奮で首を振ります。続いて、ホウキのマイクスタンドが登場し「Arigato」へ。途中、SUZUKAが再びフロアに突撃して観客を沸かせます。
「ステージを見て、ビッグな新しい学校のリーダーズちゃんが登場しますよ」と告げられると、巨大な4人を模したエアダンサーが揺れ始めます。「みんなも揺れて!」と「Forever Sisters」を披露しながら、トロッコで周回します。MIZYUは「4体Forever Sistersが揺らめいてる。これやりたかった、夢が叶った。ビッグAGと名づけます」と語りました。続いて「大きな顔が出てきた!」と、メンバーの顔が球体にデザインされた巨大風船がフロアに投入され、「ケセラセラ」へ。さらにお手玉が投げ入れられ、「グッズのこのお手玉、気持ち悪くて評判です」と笑いを誘います。
終盤戦に入り、「次はタオルの準備!候補は2曲、変更するのか、エンドレスなのか?」と会場を煽り、未来に向かって自分を変化させようというメッセージの「Change」へ。フロアいっぱいにタオルが回され、風が巻き起こります。メインステージに戻ると、配信カメラへのファンサービスも忘れずに届けます。続いて「Fly High」ではジャンプジャンプ!モニターにはメンバーがマッチョに変身していく映像が映し出され、会場は一層盛り上がります。
派手な法被を羽織って「Essa Hoisa」。火炎が立ち上がる中、最後のナンバー「Tokyo Calling」へ。「未知なる宇宙の彼方に冒険し続けます。あなたも青春日本代表です」と語りかけ、迫力あるバックダンサーも登場してクライマックスへ。「この10年、無我夢中ではみ出してきたこと」「世界中に広めるための青春日本代表としての日々」「気づけば世界中の至るところに仲間ができたこと」「青春の輝きは死ぬまで続くこと」と、一つひとつ想いを噛み締めていきます。そして声を合わせて、「これからも個性や自由ではみ出し続け、世界中のみんなと青春を謳歌することを誓います」と宣誓し、「世界中の民など猪突猛進。出会ってくれたみんな、本当にありがとう。これからもよろしく!」と感謝を伝えて本編が終了しました。
アンコールの「はみ出しコール」でなんと、フロア後方から通常タイプのセーラー服を着たメンバーが登場し、Bステージへと駆け上がって「最終人類」を披露。きれいにブリッジをキメて、観客を沸かせました。「サンキュー幕張、アンコールありがとう!」「まだまだ足りない、青春しようぜ!」と叫び、「青春を切り裂く波動」へ。フロアに飛び出し、ヘドバン、転げ回り、至る所で大暴れのカオス空間となります。曲の終わりには、MIZYUとKANONがステージに戻りきれずにその場でぶっ倒れ、全力を出し切った様子が伝わってきました。
メインステージに戻ったSUZUKAは絶叫します。「青春してるか? 尊いよな? 全力って愛おしい。未完成でもいい。あんたの足りないところ、補うよ!」「こんなにも出会えて、当たり前じゃない。でも、根拠のない自信があったんだよ」「それが伝わったかもしれない。命を救えてるかもしれない。エンタメはプラスアルファかもしれないけど」「頭も体も愛でいっぱい。世界中のみんなとひとつになる。日々精進していきます! マジよろしく!」その言葉にメンバーも観客も涙ぐみ、会場全体がひとつになります。
そしてラストの「One Heart」へ。「ワンフォアオール、オールフォアワン」のコール&レスポンスが響き、合唱のなかでフィナーレを迎えました。
ダンサー、バックバンド、キャラクターなど関係者全員の紹介が改めて行われ、「ここにいるみんなに大きな拍手!」の掛け声で終演。記念撮影を行い、全フロアへ挨拶をしながら、ついに「下校」となりました。
<セットリスト>
01. Go Wild
02. Toryanse
03. Free Yourself
04. 試験前夜
05. 恋ゲバ
06. 宮尾(10th anniversary ver.)
07. 迷えば尊し
08. Pineapple Kryptonite
09. Pineapple Kryptonite Remix
10. Giri Giri
11. 透明ボーイ
12. オトナブルー
13. Arigato
14. Forever Sisters
15. ケセラセラ
16. Change
17. Fly High
18. Essa Hoisa
19. Tokyo Calling
EN1. 最終人類
EN2. 青春を切り裂く波動
EN3. .One Heart
まとめ
新しい学校のリーダーズらしさが炸裂した、そして記念すべき10周年を飾る楽しさ満点の全力ライブでした。10周年を迎えた彼女たちが、これからどのような進化を遂げるのか楽しみでなりません。みたらしゴローでした!


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