乃木坂46「33rdSGアンダーライブ」DAY1 20230929 横浜アリーナ

ライブ参戦
この記事は約13分で読めます。

こんにちは、みなさん!みたらしゴローです。平日の今日、都内某所での仕事を終え、新横浜に向けて新幹線を飛ばしました。ギリギリのタイミングで横浜アリーナへの直行となり、席に向かいました。今回の席は、下手側のスタンド席。先日の日向坂のライブでトロッコの出発点となったこの位置、今回も何か特別な演出があるのではと期待が膨らみます。

乃木坂46が「アンダーライブ」で3日間も横浜アリーナを完売させるという快挙。それも、横浜アリーナをフルスペックで使用するという大胆な判断。運営の自信とファンの熱狂を感じる瞬間でした。影ナレの役割を果たしたのは、向井葉月、佐藤璃果、そしてカミカミながらも「がんばりまーす」と愛嬌たっぷりにごまかした冨里奈央。彼女たちのナレーションに、会場の空気はさらに暖かくなりました。そして、ついに「OVERTURE」が鳴り響き、期待がピークに達しライブの幕が上がりました。

ライブレポート

メンバーが登場し、まずは、ダンストラックから始まりました。見事なロンダートを披露した松尾美佑には会場全体からの大歓声が沸き起こりました。彼女の身体能力の高さを生かした演出です。そして、彼女をセンターでの「自由の彼方」。その存在感がこの曲をさらに引き立て、神宮で思いましたが、センターが似合う松尾美佑の魅力を強く感じる瞬間でした。
その後、歌唱力に定評のある中西アルノセンターでの二曲目に続き、最年少の小川彩がセンターを務める「狼に口笛を」を披露、間奏のダンスは、真似してしまう可愛らしさです。「13日の金曜日」では再び松尾美佑センターでのパフォーマンスが会場をさらに盛り上げました。

最初のMCでは、「皆さんこんばんは、乃木坂46です」という挨拶に続き、座長の松尾美佑が「5カ月ぶりのアンダーライブ、緊張して、そこらじゅうでメンバー同士ギューとしていました」と心情を打ち明けました。また、彼女は「ダンスパートと”自由の彼方”でのオリジナル振り付け、必死に取り組んだのですが伝わりましか」と熱い思いを語りました。
佐藤楓は「こんなこと言う人、好きじゃないけど本当に頑張ったんです」と初日の前夜の心境や、今回のライブへの準備にかける情熱をシェア。清宮レイは「横浜アリーナで3日間のライブができてうれしい。外周ステージでファンの皆さんの近くに行けるのが楽しみ」と語りました。矢久保美緒が「皆さん、疲れてないですよね!」そして、VTRでのメンバーの企画会議の様子が公開され、彼女たちのライブへの熱意や、舞台裏の様子を垣間見ることができました。その中で「一人一人の個性や魅力を発掘するコーナーはどうでしょう」という提案から、ジコチュープロデュース in アンダーライブと題した特別コーナーが始まりました。

冨里奈央が最初のパフォーマンスを担当。「16歳から17歳になったばかり」という彼女が2曲を披露。近頃の彼女の可愛らしさに目を奪われることが多いですが、歌唱に関してはまだ伸びしろを感じさせるものでした。
次にステージを飾ったのは阪口珠美。バックステージでのカメラワークを意識し、少し大人の雰囲気を漂わせたパフォーマンスが魅力的でした。

特別コーナーのMCは、向井葉月「ジコチュープロデュースコーナー、いかがでしたか?」と彼女がファンに問いかけます、冨里奈央が「高校生らしく、あざといセリフも言ってみたんです」とコメント。もう一度言いたいとのことで「さっき、好きになってもいいって言ったけど、逆に好きになっちゃダメ?」というセリフに、会場からは「いいよ!!」の大歓声。彼女のコメント「全員とりこになってたらいいな」とは、まさにその通りの瞬間でした。
坂口珠美も自身のパフォーマンスについてコメント。「海外アーティストのMVを意識して、飛鳥さんのようなセクシーだけど気だるい雰囲気を目指しました」と語りました。

続くVTRは、乃木坂46の新たな表情や彼女たちの日常、苦悩と成長を垣間見せるものでした。小川彩は「練習しても練習しても不安」と心の中の迷いを吐露。先輩である向井葉月がアドバイスを贈りました。「積み重ねることが大切。練習の際は120%の力を出せるよう心掛け、ライブでは余計なことを考えずに全力でパフォーマンスに挑むようにしている」と。小川彩は「後悔のないように練習し、本番で最高のパフォーマンスをする。それが私の目標です」と心に誓ったようでした。
ステージが再び始まると、小川彩センターでのパフォーマンスが繰り広げられました。その後、中西アルノが迫力溢れる歌唱で「Route 246」を披露し、ファンを魅了しました。続いて、向井葉月が「Against」でのパフォーマンスで、深い葛藤や繊細な心情を表現しました。

続いてのMCで佐藤璃果は「かっこいいダンスナンバーのコーナーでした」と挨拶。小川彩は「先輩のパフォーマンスを観てこの曲をやりたかったので嬉しかった」と、その胸の内を話しました。さらに、「皆さん今日は中秋の名月です。帰るときには、是非ともその美しい月を見上げてください。ライブが終わっても、私たちと気持ちを共有し続けましょう」とカミカミでしたが、観客への感謝と共に一夜の名月を楽しむよう呼びかけました。奥田いろは「今回はダンスで魅せる曲が多い」とコメント。「新しい振り付けも取り入れられており、覚えるのは大変でしたが、その分、皆さんに楽しんでもらえるパフォーマンスをお届けします」と、観客に向けて情熱を込めたメッセージを送りました。

次のVTRでは、企画会議の続きが展開。黒見明香と吉田綾乃クリスティーが、過去のライブでの経験や褒められたエピソード、そして意外性に富んだ演技やパフォーマンスについて熱く語り合い、ジコチュープロデュースのコンセプトをさらに深めていく様子が紹介されました。
ジコチュープロデュース in アンダーライブの第二部が開始されます。まず、黒見明香が登場。彼女らしいダイナミックなダンスと情熱的な歌声で、2曲のクールなナンバーを披露。


次に、吉田綾乃クリスティーがバラードを歌い上げます。彼女の透明感ある歌声と深い情熱が、静かな感動を呼び起こしました。その後の曲はなんと「17分間」イントロで驚きの声が上がりました。乃木坂46の最年長メンバーとは思えない、ぶりっこ全開のキュートなパフォーマンスに会場は一瞬で熱気に包まれました。そして外周ステージを駆け巡る彼女に、「一番かわいいよー!」という歓声が会場中から湧き上がっていました。最後はメインステージの高い場所に上がって可愛さをアピールしていました。

奥田いろはがマイクを握り、観客に「ジコチュープロデュース in アンダーライブ パート2はいかがでしたか?」と問いかけます。黒見明香が自身の思いを語り始めました。「真夏さんの卒業コンサートで横浜アリーナに立った際、キャプテンとしてメンバーの魅力を見つけられるよう努力してきたことを話していました。私もまだまだ学びが多い選手ですが、いつかそんな存在になれたら嬉しい」と語る黒見明香。彼女の後輩への想いや選手という独特の表現、マイクスタンドを回してみたかったというエピソードに、観客は暖かい笑顔で応えました。奥田いろはも「黒見さんの優しさにはいつも助けられています」と感謝の気持ちを表現しました。
次に、吉田綾乃クリスティーが彼女の選曲の意図や背景について語りました。「私の歌声を褒めてもらえると、本当に嬉しい。だから1曲目にはバラードを選びました。そして、2曲目で最年長である私がアイドルとしての楽しさを存分に表現したかった」と情熱的に話す吉田。メンバーからは、その完璧な振り入れに対する賛辞の声が上がっていました。

再びモニターには企画会議のVTRが流れ始めました。メンバーたち様々なテーマについて真剣な表情で議論している様子が映し出されます。
「お客様が楽しめる瞬間って何だと思います?」という質問から始まり、次々と意見が飛び交いました。ウエーブの美しさや完璧に揃ったダンス、オリジナルグッズやMCでのトーク。メンバーたちは自らが過去に感動した瞬間や、ファンとしてライブを楽しむ要素について熱く語り合っていました。
「感動したら、次もまた行きたくなるよね」という言葉には、多くのメンバーが頷いていました。それぞれが持つ感動の瞬間は異なるものの、その中で共通しているのは「ファンとの繋がり」だと感じられました。
そして、最も盛り上がったテーマが「どうやったら一緒に盛り上がれるか?」でした。長い間の議論の末、メンバーたちは「一緒にクラップしたり、合唱すること」によって最も一体感を感じられるという結論に至りました。

再びライトが煌めき、ステージが明るくなると、メンバーたちが「私たちと一緒にクラップで盛り上げましょう!」と大きな声で呼びかけました。そして始まったのは、「自惚れビーチ」まさに先程の企画会議のVTRを見てきたファンとしては、合唱の部分が近づくとその興奮は最高潮に達しました。「カモンカモンカモンこっちおいで、カモンカモンカモン自惚れビーチ…」と、会場全体が一つとなっての大合唱。横浜アリーナは熱気と歓声で包まれました。
そして次に続いたのは、坂口珠美センターの「口ほどにもないKISS」。灯りの下、珠美の姿がクリアに映し出されると、会場からは「珠ちゃん!」というコールが大きく響き渡りました。ブリブリのキュートな衣装が珠美のキャラクターにぴったりですね。

再びステージが暗転し、スクリーンには新たなVTRが映し出されました。今回のテーマは「メンバーそれぞれのアンダーライブとは何?」。様々な背景や経験を持つメンバーたちが、それぞれの言葉でアンダーライブの意義や魅力について語ります。
各メンバーのコメントが続き最後に「これがアンダーライブ!」と力強く宣言するシーンでVTRは終了し「日常」のイントロと共に会場の雰囲気が一変し、松尾美佑がセンターポジションに。ファンの期待を裏切らない、息をのむようなパフォーマンスが繰り広げられました。ライトが煌びやかに光る中、彼女の表情からはその真剣さが伝わってきました。
その後も、佐藤璃果センターの「ここにいる理由」や佐藤楓の「届かなくたって…」、向井葉月の「Under’s Love」といった楽曲が続き、会場内は感情の渦に巻き込まれていった。各楽曲でのセンターが放つ独自の魅力を、ファンは心ゆくまで堪能しました。

そして、一連のパフォーマンスの後、松尾美佑のMCへ。彼女の言葉は心に響くもので、会場の雰囲気は一変してしんみりとしたものに「この横浜アリーナのステージに立つのは今年二回目。前回とは私たちの気持ちが少し違います。横浜アリーナでやるという言葉の重み、最初は正直呑み込めませんでした。それだけのプレッシャー、大きな挑戦でした。でも、私はライブが大好きで、誇りをもってステージに立っています。自分だけでは自信が持てないけど、私たちにはこんなにたくさんの味方がいるんです」彼女の言葉の背後には、全国ツアー終了から、今日までのアンダーライブの準備に尽力したスタッフへの感謝、そして、この特別な日を共にするために会場を埋め尽くしたファンたちへの感謝の気持ちが溢れていました。

アンダーライブのクライマックスは、松尾美佑センターの「踏んでしまった」そのエネルギッシュなメロディーと共に、アリーナの中はさらなるヒートアップ。フロアは一体となった熱気に包まれました。神宮で観てアンダーライブに行こうと思った曲です。ステージ上で、松尾美佑はその曲の中で彼女の持つ力強さと、同時に優しさを放っていました。ステージの四隅を見渡す彼女の瞳には、熱い想いと共に、ファンとの絆を感じ取ることができました。曲が終わると、場内は大きな拍手と歓声で埋め尽くされ、彼女は微笑みながらファンに感謝の言葉を伝えました。
「ありがとうございます。皆さんのおかげで、アンダーライブ、最高な初日のスタートを切れました。私たちのパフォーマンスに、皆さんが熱くなってくれたこと、本当に感謝しています。ありがとう、本当にありがとう」と松尾が言葉を絞り出すように感謝を述べ、本編終了です。

そして、アンコールの大合唱の中、場内の雰囲気が一層高まってきました。その時、私の席のすぐ後ろの通路に、トロッコが現れました。このシーンは先日の日向坂のライブで見た通りのもの。すでに何が起こるのかの予想はしていましたが、それを超える興奮が私を襲ってきました。
冨里奈央ら3人のメンバーが「人はなぜ走るのか?」のイントロと共にトロッコに乗り込んできたとき、彼女たちはまるで天使のように輝いていました。頭上わずか数メートルの距離に彼女たちがいるという事実に、心臓が飛び出るかと思いました。セキュリティースタッフの方が、そのままトロッコが発信すると、トロッコに挟まれるであろう私の手をを掴み、安全を確保してくれました。彼らのプロフェッショナルな対応にも感謝したいと思います。続いて「ダンケシェーン」のリズミカルな曲が始まり、阪口珠美を始めとする3人のメンバーがトロッコに乗ってきました。彼女たちが近くを通る際、その存在感とオーラに圧倒されました。ただ、興奮のあまり、ほかにどのメンバーが来たのか、完全に記憶が飛んでしまいました。

アンコールの興奮も一段落し、照明が落ち着くと吉田綾乃クリスティーが前に進み出て、深い意味を込めたMCを始めました。「アンコールが始まったということは、もうすぐ終わりが近づいてきたということですね。」その言葉に、ファンからは微かながらも切ない声が上がりました。
矢久保美緒は、身につけていた吉田綾乃クリスティーのグッズを自慢げに見せながら「みんなも私のグッズ見せてくれて嬉しかった」と笑顔を見せました「横浜アリーナのライブ、本当に一杯練習しました」彼女の目は真剣で、言葉の端々にファンやメンバーへの感謝が込められていました。
中西アルノは、五期生として「二度目のアンダーライブ、それも横アリって本当にすごいこと」という実感を伝えながら、「リハーサル通りにやればいいだけだよ」という坂口珠美とのエピソードを明かしました。吉田綾乃クリスティーも坂口珠美の成長を称えりとともに、中西アルノと距離が縮まったことを明かしました。矢久保美緒の「二番目の女なんだ」という一言には会場中が笑いに包まれました。

そして、ライブの最後を飾る曲は「左胸の勇気」松尾美佑のリードで、ファンとメンバーが一体となり、アンダーライブのクライマックスを迎えました。「緊張を吹き飛ばす皆さんの声援で、最高のライブにできたと思います。本当にありがとうございました!」と松尾美佑の感謝の言葉と共に、感動のなか全編が終了しました。

<セットリスト>
1.自由の彼方(C.松尾美佑)
2.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(C.中西アルノ)
3.狼に口笛を(C.小川彩)
4.13日の金曜日(C.松尾美佑)
5.水玉模様(C.冨里奈央、黒見、佐藤璃、松尾、向井、矢久保)
6.好きになってみた(C.冨里奈央、黒見、佐藤璃、松尾、向井、矢久保)
7.サヨナラ Stay with me(C.阪口珠美、奥田、小川、佐藤楓、清宮)            
8.深読み(C.阪口珠美、奥田、小川、佐藤楓、清宮)
9.女は一人じゃ眠れない(C.小川彩)
10.Route 246(C.中西アルノ)
11.Against(C.向井葉月)
ジコチュープロデュース in アンダーライブ
12.忘却と美学(C.黒見明香、佐藤楓、松尾)
13.あんなに好きだったのに…(C.黒見明香、矢久保、中西、清宮、阪口)
14.立ち直り中(C.吉田綾乃クリスティー、向井、佐藤璃)
15.17分間(C.吉田綾乃クリスティー、中西、奥田、小川、冨里)
16.シークレットグラフィティー(C.吉田綾乃クリスティー)
17.自惚れビーチ(C.佐藤璃果)
18.口ほどにもないKISS(C.阪口珠美)
19.日常(C.松尾美佑)
20.ここにいる理由(C.佐藤璃果)
21.届かなくたって…(C.佐藤楓)
22.Under’s Love(C.向井葉月)
23.踏んでしまった(C.松尾美佑)
EN1.人はなぜ走るのか?
EN2.ダンケシェーン(C.中西アルノ)
EN3.左胸の勇気(C.松尾美佑)

まとめ

横浜アリーナでの3日間にわたる史上最大規模のアンダーライブ。昨年のKT Zepp Yokohamaで観た「乃木坂46 31stSG アンダーライブ」とは、その規模、演出、その魅力がまるで異なるものでした。通常のアリーナライブと何ら変わらない、豪華なステージセット、演出が施されていました

乃木坂46の1期生、2期生が全員卒業した今、このような大規模なアンダーライブが可能となった背景には、これまでのメンバーの追加と育成の成果がありでしょう。選抜メンバーを含め、メンバーひとりひとりが日々努力し、切磋琢磨してきた結果、乃木坂46の選手層の厚みが増してきたのです。これは、まさに世代交代を成功させている証と言えるでしょう。

このアンダーライブを通じて、乃木坂46の新しい世代が、その魅力と力を存分に発揮しました。彼女たちには、これからもトップアイドルとしての道を進み続け、ファンに夢と希望を提供してほしいと心から願います。3日間のアンダーライブ、それはまさに最高のステージでした。みたらしゴローでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました