乃木坂46「真夏の全国ツアー2024」東京公演DAY3 2024年9月4日@明治神宮野球場

ライブ参戦
この記事は約13分で読めます。

こんにちは、みたらしゴローです。毎年恒例の乃木坂46「真夏の全国ツアー」、今年も神宮での最終日に行ってきました。チケットはステージバック席しか取れませんでしたが、行けるだけでもありがたいですね。平日でしたので、仕事を少し早めに切り上げて大急ぎで向かいました。途中、美術館周辺の展示物を確認してから、ゲートへ直行。スムーズに右中間の後方席に着きました。それでは、ライブの様子をお伝えします。

ライブレポート

影ナレは賀喜遥香と柴田柚菜「かきゆな」の2人が「ドン!」と、冠番組のバナナマンのように勢いよくスタートしました。時節柄、雷の対応も含めた注意事項を伝えた後、「神宮最終日、晴れたぞ!」と会場を盛り上げます。

やがてステージ裏のフロート2台に、ピンクのプリンセスドレスを着たメンバーがスタンバイ。上手側の上段には久保史緒里の姿が見え、「史緒里コール」が飛び交いました。
「overture」が始まるとフロートが前進し、井上和が「神宮、盛り上がる準備できてるのか!?」と叫び、最新シングル「チートデイ」でライブがスタート。「私たちと一緒にたくさん思い出つくりましょう!」と絶叫し、見せ場のセリフはかわいく「ごめんなさい」ステージ暗幕の隙間からは、2台の高所作業車のようなゴンドラで高い位置から歌うメンバーの姿が見えます。

久保史緒里が「ひとり残らず幸せにするぞ!」と叫び、夏ソング「太陽ノック」へ。彼女が声を裏返して絶叫しながら煽り、最終日ということで全力を出し切るつもりのようです。

おでこを出したかわいい遠藤さくらは、早くも汗で前髪が張り付いています。「もっともっと声出せるんじゃないの!?」とアリーナ、スタンド、バック席とそれぞれ観客に声を出させ、「裸足でSummer」へ。さらに、賀喜遥香が「神宮もっと!」と声を上げて「君に叱られた」を披露。

続いて、井上和が「騒げ!」と「ジコチューで行こう!」。途中、与田祐希が手招きすると、井上和が抱きついて頬にキスし、会場は悲鳴に包まれました。夏らしい表題曲を次々と繰り出し、序盤からハイカロリーな展開でライブは走り出しました。

梅澤美波が「今日は私たちのお城にようこそ。私たちプリンセスが皆さんを誘います」と語り、「32人のプリンセス、まずはこちらのプリンセス」と、期別コーナーが始まります。これが「17分間」続き、賀喜遥香が「神宮、騒げ!」と「I see…」で観客を煽り、会場全体での合唱が始まりました。
三期生は「三番目の風」を披露。間奏では、梅澤美波が「今日で三期生8年です」と宣言し、続いて全員が1人ずつ挨拶をしました。

曲が終わると、梅澤美波が「改めまして、三期プリンセスです。ここまでやって来れたのは皆さんのおかげ。やっぱり三期が一番かわいい」と感謝を伝えます。すると久保史緒里が「昨日までは本気出してなかったけど、本気になれば三期が真のプリンセス」と冗談を交えたコメント。これに対し、田村真佑が「お姉さん方、昨日は真のプリンセスが四期って決まったのに、勝手に変えようとしてませんか?」とツッコミを入れ、弓木奈於が「この美しさは神宮外苑花火大会!」とさらに場を盛り上げます。

一ノ瀬美空が「お姉さま方、争いはおやめください。若さと美しさでは負けていませんわ」と割り込み「昨日たまたま勝った四期お姉さまと、まだ一度も勝ったことのない三期お姉さま。お姉さま方は実家に帰ってスルメでも炙ってください」などと小競り合いが続きます。そして、次の曲で会場投票を行い、プリンセスを決めることになりました。

高橋大輔アナウンサーがナレーションで登場すると、会場から大声援が沸き起こりました。いよいよ最終決戦の開始です。「ついに始まりました、真のプリンセスは誰か?」という高橋アナの声とともに、「Threefold choice」が始まります。間奏ではアピールタイムが設けられ、井上和が「君のことが好きだニャー」とかわいくアピール。続いて遠藤さくらも続き、梅澤美波は「私のところに来たら、誰よりも愛してあげるよ」と魅力的に呼びかけました。

観客の反応の大きさで判定され、三期プリンセスが優勝。そのまま「Am I Loving?」を披露しました。

矢久保美緒が「ステージバックも楽しんでますか?」とMC進行、遠藤さくらが「美緒ちゃんありがとう」と、溺愛されている矢久保美緒からの指名に感謝の言葉を伝えました。そして、「3日目、楽しすぎて終わりたくない。寸劇が楽しかった」と続けます。すると、矢久保が「今日、前髪あげてるでしょう? ヘアアレンジしないって言ってたのに、私怒ってるんだよ」と軽く不満を表明。遠藤は「ごめん、あげちゃった…」「初日二日目はポニーテールだったの」と返し、2人でイチャイチャし始めました。そこに井上和が「私、ヘアメイクさんに聞いて知ってました!」と横からツッコミを入れ、結局3人で仲良くイチャイチャする場面となりました。

梅澤美波は「みっちゃん、美波ちゃんって呼んで!」と笑顔で語りかけ、「三期生八周年、あっという間だったけど、かわいい後輩ができて、去年から三期生が中心の体制になっている。今年は去年を超えたい」とプレッシャーについて語りました。そして、「後輩たちにも甘えてみた」と、自分の成長についても触れました。

ライブに戻り、まずは各期の歌唱力メンバー3人による「設定温度」で魅せました。続いて、5人での「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」、そして「ごめんね ずっと…」を披露。与田祐希は、こういったしっとり曲がよく似合っている気がします。

圧巻は、井上和と中西アルノのデュオで披露された「絶望の一秒前」。2人はステージの上手と下手、離れた場所に直立不動のまま、時折お互いを見つめ合いながら歌唱し、その姿に心が沁みました。4曲とも、しっとりと聴かせるユニットコーナーとなりました。

続くMCでは、メンバーが夏の思い出を語りました。中村麗乃は「ライブ期間は後輩と話す機会が多くて、仲良くなれる。ご飯の約束をしたり」と語り、弓木奈於は「先輩後輩といえば、梅澤が岡本姫奈に抱きついたりもしてました」とエピソードを紹介。「今日はみんなでキャプテンに感謝の抱きつきをしましょう」と提案し、会場中から「いつもありがとう」と声がかかる中、みんなで梅澤を抱きしめました。梅澤美波は少しウルウルした様子でした。

その後、VTRに移ります。ピンクのお姫様ドレスを着た一ノ瀬美空が「プリンセスだってたまにはハメを外して夏を満喫したい」と言い、五百城茉央との浴衣夏祭りデートの妄想が始まります。屋台めしを食べ「うまいおき」と決めて、岩本蓮加は浴衣で線香花火を楽しみながら「蓮加のこと子ども扱いしないで」とやり取り。奥田いろはとは浴衣で海を訪れるシーンもありました。最後に一ノ瀬美空が「みんなキュンキュン、みーキュンキュンしたでしょ?」と締めくくり、浴衣姿で七夕の短冊に願い事を書きながら、「ちょっとどこ見てるの、こっちこっち!」と観客に呼びかけました。

続いて、アリーナの通路に現れたメンバーたちが「あらかじめ語られるロマンス」を披露。途中、別の曲の振り付けを取り入れながら、短冊に願い事を書き込んでいました。

続いて、ブルペン付近のお祭りを模したゲートから、メンバーが二人ずつ登場。イカ焼き、ラムネ、かき氷、キツネのお面、ヨーヨー釣りなどのお祭りアイテムを手にして、「ロマンティックいか焼き」を披露しました。次に、せり上がり壇になったセンターステージにメンバーが腰かけ、団扇で扇ぎながら「君が扇いでくれた」を歌唱。終盤では、浴衣を脱ぎ捨てて白のドレスに変身しました。

続いて「自惚れビーチ」では、奥田いろはがセンターが新鮮でした。「ガールズルール」のイントロが流れると、一ノ瀬美空が狂ったように「神宮イクゾー!」と叫び、会場はどよめきから大歓声へと変わりました。間奏でも彼女は狂気のコール&レスポンスを求め、観客を最高潮に盛り上げました。

一転して、しっとりとした「ひと夏の長さより…」では、池田瑛紗と小川彩のWセンターが魅力的に歌い上げました。特に池田瑛紗は、歌唱力が以前より向上しているように感じられました。

MCは久保史緒里。「地方も回って、ついに最終日です」と話し始めました。川崎桜は「アイスが好きで、昨日はイチゴと抹茶を2つ食べました」と報告。久保が「スケートやってたからアイスつながりなの?」と冗談を交えると、川崎は「暑いのが苦手だけど、神宮の熱さは好き。去年は骨折して出られなかったので、今年はリベンジできました」と語りました。

次に、岩本蓮加が「YOUTUBEで実家でバーベキューをやったんだけど、実家に来たいって言ってた後輩の弓木が、今回は選ばれなかったんです」と話すと、会場は笑いに包まれました。「公開された日に『次は参加させてください』って怖いLINEが来たんです」と続け、さらに笑いを誘いました。

ライブに戻ると、黒を基調とした衣装を着たアンダーメンバーが「落とし物」を披露、奥田いろはの歌唱力が際立っていました。そのままダンストラックが続き、途中で白黒の格子柄トップスに白スカートのメンバーにチェンジ。ステージ裏には派手な赤い衣装を着たメンバーがスタンバイしているのも見えました。

次に「Wilderness world」、そして真っ赤な衣装に変わったメンバーが「Actually…」を披露。イントロの英語パートは、卒業した清宮レイに代わり池田瑛紗が担当、とてもかっこいい曲ですよね。

VTRに移ると、井上和が白いドレスにティアラをつけて登場。「もうすぐお城がライトアップされます。一緒にカウントダウンしましょう、5・4・3・2・1」と呼びかけると、プロジェクションマッピングで美しい城が浮かび上がりました。すると、パリピ風の井上和が登場。片方の大型モニターにはプリンセス姿の和、もう片方のモニターにはパリピ和が映し出され、金槌でお城を破壊。そして「この中におひとりさまはいるか!?」と叫び、「おひとりさま天国」でライブ再開。曲の終わりには、ステージ上部から爆発花火の特効が打ち上がり、続いて「好きというのはロックだぜ!」、さらに「夏のFree&Easy」へと続きました。

間奏では、メンバーが次々と感謝の言葉を述べ、夏の終わりが近づいていることを感じさせるシーンに。ステージ裏では、下手側の階段からメンバーが出入りしている一方、上手側の階段には数十人の黒い衣装を着た人々がスタンバイしていました。

「設定温度」をSEのように演奏しながらオーケストラがステージ上にスタンバイ。メンバーもメインステージに移動し、オーケストラによる生演奏コーナーが始まりました。まずは「シンクロニシティ」。観客はペンライトを振り演奏に聴き入ってしまいます。続いて「僕が手を叩く方へ」久保史緒里の歌声が心に深く突き刺さり、クラップとオーケストラの演奏が美しいハーモニーを生み出し、壮大な世界を創り上げました。

井上和は「今日は最終日、笑って楽しむことを目標にしていました。でも、今の私にはそれが難しいタイミングもありました。同じポジションで去年と同じようにツアーを回るのが怖かった。去年を超えなきゃいけない、成長を見せなきゃいけないとプレッシャーを感じていました。去年は同期や先輩に助けてもらったので、今年は自分が引っ張っていかなきゃいけないと思っていました」と、率直な気持ちを語りました。そして「そんな話をメンバーにポロっとしたら、『ずっとがんばっていたら疲れるから、逃げたっていい』と言ってもらえて、すごく救われました」と振り返り、感謝の思いを伝えました。

「私は乃木坂46が大好きで、なんだってできると思います。一人だと苦しいけど、みんなと一緒ならどこへだって行けます。皆さんと過ごした夏、最高に楽しかったし、最高にキラキラしていました!」と声を詰まらせ、涙を流しながらも堂々と語りました。

感謝の気持ちを込めてと、ラストは「誰かの肩」をオーケストラの伴奏でしっとりと歌い上げました。曲が終わると同時に大量の花火が打ち上がり、力の入った井上和の締めで本編は終了しました。すぐにアンコールのコールが起こりますが、ステージ裏で役目を果たしたオーケストラが続々と撤収してくると、一旦コールは中断。観客からは大きな拍手と歓声がオーケストラに送られました。

アンコールに応えて、小川彩と池田瑛紗がライブTシャツと制服ミニスカート姿でセンターステージに登場。池田瑛紗が「神宮最終日だよ、ちょっと声出てなくない?」と煽り、「最終日だぞ、まだまだ声出せるし、声も揃ってないし!」とさらに観客を盛り上げました。続けて「アンコールは、メンバーが『終わったし、軽く一杯やるか』ってなってる時に、『じゃあ、もう一曲やるか』って気持ちにさせないとダメ!」と冗談を交えながら、2人の音頭でコールが行われました。「大好きだ!」「背伸びた?」の掛け声が響く中、観客から「もうちょっとやってほしい!」と大コールが起きますが、外に聞こえると恥ずかしいからと「乃木坂」「46」のコールに落ち着きました。

その後、メンバーが登場し、フロートやトロッコ、高所ゴンドラだけでなく、スタンド内にも現れ、何と目の前に川崎桜が登場。「僕だけの光」が披露され、その姿に心を奪われてしまいます。

スタンドに繰り出していたメンバーも再びステージに戻り、「スカイダイビング」、そして「ロマンスのスタート」「Monopoly」と続き、本編終盤の雰囲気とは一変。明るく元気に、会場はさらに盛り上がりました。

梅澤美波が「楽しめましたか?メンバー、近くに来ましたか?」と問いかけ、「最後まで雨が降らずに終わりましたね」と笑顔を見せました。足にはサポーターを巻いているように見えます。続いて筒井あやめは「メンバー同士で励まし合ったり、優しさと愛にあふれたグループです。スタッフもファンも、かかわるすべての人に優しさと愛を届けたいです」と感謝の気持ちを表しました。

与田祐希は「本当にあっという間でした。神宮でのいろんな思い出がよみがえります。『誰かの肩』の歌詞は乃木坂らしいですよね」としみじみ語り、加入当初や8周年の思い出について触れました。そして「こういうことを言うと『卒業?』と思われるかもしれないけど、それは私が報告するまで忘れてください」と笑いを交えつつ言葉を続けました。梅澤美波は「初期は一番目が泳いでいた与田が、今では一番頼りになる存在です」と語り、成長を称えました。

最後は井上和の掛け声で「乃木坂の詩」を披露し、梅澤美波「まだまだ、もっと大きな強いグループになります」と総括して、ライブは締めくくられました。

ダブルアンコールに応えて、メンバーが再び登場し、2回目の「チートデイ」を披露。規制退場を無視して帰ろうとした人も慌てて戻ってきました。球場の照明がすべて点灯した明るい空間の中、声援も一段と大きく響きます。「ごめんなさい」のセリフは「ありがとう!」に変えて披露され、さらに感動を呼びました。

井上和は「後半、泣いてばかりでしたけど、とっても楽しいライブでした」と、まるで泣きじゃくる子供のように話し、感極まった様子。梅澤美波も半泣きになりながら、小川彩や池田瑛紗ら後輩に「本当に頑張ったね、今回」と優しく声をかけました。そして「来年はきっと新たな素晴らしい仲間を連れてきます」と、来年への約束をしました。心が満たされるダブルアンコールの後、井上和の絶叫「ありがとうございました!」で全編が幕を閉じました。

<セットリスト>
01. チートデイ(C.井上)
02. 太陽ノック(C.久保)
03. 裸足でSummer(C.遠藤)
04. 君に叱られた(C.賀喜)
05. ジコチューで行こう!(C.井上)
06. 17分間(C.川﨑)
07. I see…(C.賀喜)
08. 三番目の風(C.与田)
09. Threefold choice
10. Am I Loving?
11. 設定温度(C.奥田+久保∔林)
12. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(伊藤、中村、吉田、柴田、筒井)
13. ごめんね ずっと…
(与田、賀喜、五百城、小川))
14. 絶望の一秒前(井上、中西)
15. あらかじめ語られるロマンス(C.一ノ瀬)
16. ロマンティックいか焼き
17. 君が扇いでくれた(C.岩本)
18. 自惚れビーチ(C.奥田)
19. ガールズルール(C.一ノ瀬)
20. ひと夏の長さより…(C.池田、小川)
21. 落とし物(C.奥田)
22. Wilderness world(C.遠藤)
23. Actually…(C.中西)
24. おひとりさま天国(C.井上)
25. 好きというのはロックだぜ!(C.賀喜)
26. 夏のFree&Easy(C.与田)
27. シンクロニシティ(C.梅澤)
28. 僕が手を叩く方へ(C.久保)
29. 誰かの肩(C.井上)
EN1. 僕だけの光(C.井上)
EN2. スカイダイビング(C.梅澤)
EN3. ロマンスのスタート(C.与田)
EN4. Monopoly(C.遠藤、賀喜)
EN5. 乃木坂の詩(C.井上和)
WEN1. チートデイ(C.井上和)

まとめ

終演後、ステージ裏では引き上げるスタッフにも温かい拍手が送られました。約1か月半にわたる真夏の全国ツアーも、神宮の3日間で見事に完走。五期生の台頭も目覚ましく、さらに公式ライバルグループの追随を許さない、強力な底力を持つグループへと成長していると感じました。新メンバーの加入による自覚や覚悟が、彼女たちをさらに成長させているのでしょう。今後もぜひ足を運びたいと思います。みたらしゴローでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました