こんにちは、みたらしゴローです。今日と明日は三重に遠征、志摩スペイン村に来ています。相当久しぶりのスペイン村、始発の新幹線と近鉄特急を乗り継いでの旅です。途中、名古屋駅できしめんを食べました。ここは小学校低学年のころ、どんぶりをひっくり返してしまった思い出の店で、ヤンキー風の店員が手早く片付けて代わりのきしめんを作ってくれたことが忘れられず、名古屋に来たら必ず立ち寄っています。
遠路はるばる鵜方駅に到着し、荷物は駅の市民の窓口に預けることができたので利用しました。これは本当に便利です。バスに乗ってヤバT貸し切りの志摩スペイン村へ。到着すると、お目当てのありぼぼとのコラボTシャツはすでに売り切れ。諦めて入園し、開演まで懐かしい景色を眺めながら散策とビールを楽しみました。それではライブの様子です。


ライブレポート
10-FEET
シベレス広場のライブエリアへ、一番最初に入れる券種だったので、かなり早めに入場。最前列のダイバーが来なさそうな上手側の柵付近に位置取りして開演を待ちます。カッパも持参していましたが、なんとか天気は持ちそうです。開演前にはタンクトップくんの着ぐるみが登場。「大人気キャラクターのタンクトップくんです」と自己紹介し、ライブの予定と前方は「もみくちゃになるので」と注意を促しました。「大きなライブハウスと思って、助け合いを」と何度も説明がありました。中央の噴水が撤去されたスペースに落下しないよう注意喚起もありました。
モニターには志摩スペイン村のテーマソングが流れ、出演者紹介とカウントダウン。「そして伝説へ…」のSEとともにタオルが掲げられ、10-FEETのメンバーが志摩スペイン村のパレードカーに乗って上手側から登場。KOUICHIはいきなりスティックを観客席に投げ入れます。「始まるよ!」の掛け声とともに1曲目「VIBES BY VIBES」、大量のダイバーが発生。続けて、ヤバTがカバーした「JUST A FALSE! JUST A HOLE!」を変顔で披露。
TAKUMAが「ありがとうございました、10-FEETでした、おわりです」と言うとアンコールの声が上がり、「じゃあ、大トリでもないのにアンコール?やります」と「ハローフィクサー」に突入。「すごいな、こんなん楽しいに決まってる」とTAKUMA。「ヤバTに勝ってること、去年2回スペイン村来た、ポケモンとコラボ」とNAOKI。「おれも1回来た」とKOUICHI。続いてバラード曲へ。「RIVER」は五十鈴川と宮川で。大量のダイバーに「人がゴミのようだ!」と盛り上がり、間違って前方に入ってしまった人たちが避難していきました。
「みんなもっと集まってきていいよ!集まれ集まれ!」という呼びかけで始まったのは、なんと「あつまれ!パーティーピーポー」。会場は一気にカオスとなり、NAOKIがありぼぼのパートを歌うも歌詞をしっかり覚えておらず失笑。続く「第ゼロ感」「その向こうへ」でさらにヒートアップ。NAOKIは上手側から裏へと回り、再登場。ラストの「ヒトリセカイ」で締めたかと思われたところで、「まだ時間あるわ、ヤバTリクエストある?」とTAKUMAが呼びかけ、「goes on」を演奏。ヤバTのメンバーが乱入し、こやまたくやがギターを披露。「座れ座れ!」「やっぱり立って!」と観客を煽り、大歓声とともにとんでもない盛り上がりで初日がスタートしました。
<セットリスト>
01. VIBES BY VIBES
02. JUST A FALSE! JUST A HOLE!
03. ハローフィクサー
04. RIVER
05. あつまれ!パーティーピーポー(ヤバイTシャツ屋さん)
06. 第ゼロ感
07. その向こうへ
08. ヒトリセカイ
09. goes on feat.ヤバイTシャツ屋さん
瑛人
続いては瑛人。リハーサルではバンドメンバーを引き連れ、白いシャツ姿で早めに登場。「ハッピーになれよ」を軽快に歌い上げると、続いて「ハッピーウェディング前ソング」をスローバラードアレンジで披露。キスの歌詞の部分はユニークな表現で、サビ前にはスローな大合唱となり、会場はまさにカオス。大きな拍手で盛り上がりました。
そのまま「ヤバイTシャツ屋さん志摩スペイン村、瑛人ライブ始まるよ!」と宣言し、「ピース オブ ケイク」で本編スタート。途中、スペイン村のダンサーとマスコットが登場し、会場をさらに盛り上げました。
「スペイン村勢、ありがとう」と送り出すと、キラーチューン「香水」を弾き語りで披露。「楽しい日に呼んでくれてありがとう。みんなで歌おう」と大合唱になりました。「あっちゅうま」続けて「みんなも超楽しいでしょう?」と「らんちゅう」を歌い、素晴らしい朝を祝うように「音波陽」、そして「Hey brother」へ。「4年くらい前にヤバTと酒を飲んで、こういう日に呼んでもらえて乾杯!」と語り、しみじみと歌います。
次はタイで現地のバンドと制作した「Freebird」。制作していたその頃ちょうどこやまから電話があり、「このフェス出ない?」と聞かれ、「出ます出ます!」と即答して暑いタイがさらに暑く感じて追加ジュースを頼んだエピソードを披露。和やかで、ずっと聴いていたいような心地よい時間でした。
<セットリスト>
RH1. ハッピーになれよ
RH2. ハッピーウェディング前ソング(ヤバイTシャツ屋さん)/スロー
01. ピース オブ ケイク
02. 香水
03. あっちゅうま
04. らんちゅう
05. 音波陽
06. Hey brother
07. Freebird
キュウソネコカミ
次は少し下がって、後方両サイドに広がるキッズ・ファミリー用の高い台の手前から観覧。機材のセットが進む中、ヨコタ シンノスケがマイクが入っていることを確認すると「ヤッター声が出た!」と喜び、観客からの歓声に「やっぱりなんでも喜ぶ人達や」と返してリハーサル。「推しのいる生活」そして「村でライブするの初めて」と冗談を飛ばしながら、「ギリ昭和」を披露。手拍子が自然と起こり、本番さながらの空気です。
ヨコタ シンノスケは「よく考えたら、紅白歌手二組の後のキュウソですか」と笑いを誘い、真っ赤なグッズTを着たヤマサキ セイヤは「瑛人といっぱい対バンしてるから、ほぼ紅白出てる」と続けます。「リハ2曲は1番しかできなかったから、今度はフルでやれる曲」として「家」を披露し、さらにもう一回、回る練習と称してもう一度「家」でサークルをつくります。メンバーは昨日からスペイン村を満喫していたようで、一度ステージを離れます。
ジングルのあと、FEVER 333の「BITE BACK」をSEに再登場。ヤマサキ セイヤがいきなり観客エリアに突入し、「Welcome to 西宮」でジャンプとダイブの渦に巻き込まれます。「ビビった」では噴水周辺にサークルが出現し、大騒ぎ。「The band」「ファントムバイブレーション」「3minutes」とハイテンションでジャンプが続きます。
「Tank-top Festival 2025にようこそ!」「俺たちの極楽鼠浄土ライブに呼ばせてもらって、お互いに呼び合う大きなバンドになってきた」と語るセイヤ。「昨日、俺だけスイートルーム。意味わからん、ジャグジー付き」「親族スイートにしろや!」「風呂2回入った、ワイン風呂」と笑いを誘い、「園内にある“オレオ”っていう高床式のやつが気に入った。ネズミ返しあるし」とエピソードを披露。
ライブは「ネコカミたい」へ。ギターをおろして「さあみんなで手を振って…♪」と煽り、ウォールオブデスを促しますが、リフトが多発してシュールな光景に。再び観客エリアへ突撃し、「DQNなりたい、40代で死にたい」。筋斗雲が2台投入され、乗り継ぎながら奥へ進み、最後は立ち上がってから転倒するという展開に。
「ハッピーポンコツ」で再開し、「これからもヤバTのことよろしくお願いします!」とメッセージ。時間が余ると「Universal Serial Bus」、さらに30秒あるということで「家」をギリギリまで演奏し、走ってステージを後にしました。
<セットリスト>
RH1. 推しのいる生活
RH2. ギリ昭和
RH3. 家
RH4. 家
01. Welcome to 西宮
02. ビビった
03. The band
04. ファントムバイブレーション
05. 3minutes
06. ネコカミたい
07. DQNなりたい、40代で死にたい
08. ハッピーポンコツ
09. Universal Serial Bus
10. 家


岡崎体育
少し休憩して、矢場とんの串カツとビールでエネルギーを補給しました。リハーサルをしていた岡崎体育は、着替えのため一旦ステージを離れました。
SEとともにBASIN TECHNOのジャージ姿で再登場。「XXL」でスタートし、「岡崎体育です、よろしくお願いします」と挨拶。「ヤバTあるから体力温存しといた方がいい。該当する人だけ踊って、そうじゃない人は突っ立っといて」と笑わせ、「あてはまRing Ring」へ「三重県から来た人?」「それ以外から来た人?」「運転免許持ってる人?」「トマト食べられる人?」と観客とのやりとりを繰り返し、「志摩スペイン村、23年ぶりに来たぞ!」と叫び、会場を盛り上げました。
「俺だって休むわ!昭和か!」と休憩しつつ、「ちょっと怒られて、知ってる曲やってくれって。ヤバTがほとんどセトリ考えた」と裏話。「盛り上がるかわからないけど」と前置きして「MUSIC VIDEO」を披露。「お集まりの皆さん、お元気ですか!?」と観客を煽ります。
「俺もなんか主催フェスしたい」と話し、「瑛人くんだけ仲間だと思ってたのに、バンド編成で来てた」と笑いを交えつつ、「でも、録音した音だけでどこまで盛り上げられるか見せてやる」と「感情のピクセル」。その後も「元気?明るい?眠い?」と問いかけ、「明日もあるでしょうけど、体力の温存はしないでください」と呼びかけてラストスパート。
「なにをやってもあかんわ」から、「バンド雇う金がないもん。一人でできるもん」と続け、「あと2曲」と告げると歓声が上がり、「ギャラに合わせて考えてるんだ!ヤバTの時間が短くなるの嫌だろ!?頷くな!」と会場とやりとり。「エクレア」を歌い上げ、「小学校6年のとき、音楽家になりたいって言って、ちょうどその頃ここに修学旅行で来た。そして今日、ここに立っている」と感謝を述べました。
「大きな声を出せばストレス発散になるぞ!」と叫び、「Q-DUB」でちびっ子も大喜び。落ちサビの急なデスボイスにはトラウマの心配もありましたが、最後に「紅白歌合戦に出場します!」と力強く宣言してステージを後にしました。
<セットリスト>
01. XXL
02. あてはまRing Ring
03. MUSIC VIDEO
04. 感情のピクセル
05. なにをやってもあかんわ
06. エクレア
07. Q-DUB
ヤバイTシャツ屋さん
いよいよ、初フェス主催者バンドです。上手のダイバーが戻ってくる柵の近くで観ました。朝から耳に馴染んだ地方競馬のようなジングルが流れ、「ヤバイTシャツ屋さんが始まるよ!三重県代表!」のこやまたくやの声とともに、「Tank-top Festival 2019」が特効と共にスタート。「Tank-top Festival 2025へようこそ!」と「きっとパルケエスパーニャ」へ。子どもたちは大喜びで、そこら中で集団スカダンスが発生しました。
「Blooming the Tank-top」では手拍子とダイバーが大量発生。「ええがな」では左右に腕が振られ、壮観な光景に。そして「ハッピーウェディング前ソング」で序盤から怒涛の展開です。
こやまたくやが「どうも、主催者です!久石譲です!」と名乗ると、ありぼぼが「自分で言わん、ウケてないし」とツッコミ。朝からのライブが自身の演奏に支障をきたしていると感謝を述べ、「フェスってすごい」と改めて実感。30年間で初めて噴水を取り外したことに触れ、「去年はその上にステージ作った。今年は取り外すネジ見つけてライブエリアが広がった」と紹介しました。
コラボコーナーではまず岡崎体育が登場し、「Beat Per Minutes 220」を披露。続いて10-FEETを呼び込み「JUST A FALSE! JUST A HOLE!」で再共演。「喜志駅周辺なんもない」ではコールアンドレスポンスであべのハルカスやスペイン村スタッフなど近鉄関連を讃え、もりもりもとは「来年もやるために媚び売っとこ」と発言。アウトロはそのまま「香水」の高速バージョンに繋がり、瑛人が登場しますがスピードについていけず、シュールな展開に。
次にこやまたくやが「腕が痛くてギター弾けない!オカザワさん助けて!」と叫び、「なんか寂しい、ヨコタさん!」「木原さん、盛り上げて!ソゴウさん見てて!」とキュウソネコカミのメンバーを呼び込み、「ヤバみ」をセイヤ、ヨコタ シンノスケと三人で歌い、まるでキュウソの楽曲のように。
「NO MONEY DANCE」でクールダウンかと思いきや、ダイバーとサークルモッシュがさらに拡大。こやまたくやが改めて「とんでもないライブを見せてもらって喰らってます。三重県にやっとロックフェスができたと言ってもらえた」と喜び、「俺たち三人の出身地の真ん中が三重、定着させてやる!」と宣言。
「Give me the Tank-top」「無線LANばり便利」と続き、会場は大合唱。スペイン村のダンサーとマスコットキャラクターも登場し、ラストの「かわE」ではステージ上でダンスが繰り広げられ、観客エリアはサークルとダイバーの渦。最終的にはリフトが100基近く立ち上がり、「よくできました!」で大量のダイバーが転がりました。
アンコールで再登場し、「全員残ってくれてるので写真撮っていいですか!?」と記念撮影。芸人のひとりが駆け込みで「間に合わなかった!」と叫び、取り直しも。
「この時間、暗くなると思ってたけど全然明るい」「晴れて良かった、10-FEETがフロートで出られたし」と語り、「あつまれ!パーティーピーポー」で再び爆発。そして最後は「来年もやるぞー!」と「Tank-top of the world」へ。ダイバーが次々転がり、「GO TO RIZAP!」の大合唱で締めました。
「ありがとうございました。電車急ぐ人は先に帰って。大丈夫な人は20時まで遊べるよ」と案内し、もりもりもとは「ありがとう、バンドマンとして最高の一日でした!」ありぼぼは「来てくれてありがとう。後ろの人も楽しめた?ありがとう」と感謝を述べ、こやまたくやは「初めてで至らないところもあったかもしれないけど、本当に感謝。フェスは危ないけど、またやれるよう志摩スペイン村の人たちに伝えてください」と締めくくりました。
<セットリスト>
01. Tank-top Festival 2019
02. きっとパルケエスパーニャ
03. Blooming the Tank-top
04. ええがな
05. ハッピーウェディング前ソング
06. Beat Per Minutes 220 w/岡崎体育
07. JUST A FALSE! JUST A HOLE!(10-FEET)w/10-FEET
08. 喜志駅周辺なんもない
09. 香水(瑛人)w/瑛人
09. ヤバみ feat.キュウソネコカミ
10. NO MONEY DANCE
11. Give me the Tank-top
12. 無線LANばり便利
13. かわE
EN1. あつまれ!パーティーピーポー 花火上がるver.
EN2. Tank-top of the world
まとめ
昨年気になりつつも参加できなかったスペイン村。今年はフェス形式とのことで、早々にチケットを入手して参戦しました。ライブの内容はもちろん、会場運営や快適性の高さなど、テーマパーク運営会社や地元の努力が感じられ、素晴らしいイベントでした。
過去一レベルの満足度です。明日のワンマンも楽しみです。みたらしゴローでした!


コメント