こんにちは、みたらしゴローです。急に寒くなりましたね。体調管理が大変な季節です。今日は新宿LOFTで行われるサバシスターの忘年会企画「さばちゃんといっしょ2024」にやってきました。
仕事を終わらせ、新宿へ向かいます。待機時間も考慮して駅のロッカーに荷物を預け、軽装で会場へ向かうと……寒い‼︎整理番号は中盤あたり。会場に入ると豊富なカクテルメニューに迷いましたが、結局ビールを選びました。そして上手側の壁際の段上に陣取ります。ここはギターやドラムは見えないものの、モニターが近くにあるので大丈夫。メインボーカルと客席前方をしっかり見渡せる位置です。
大飛躍の年となったサバシスターの忘年会企画、一体どのようなライブになるのでしょうか?それでは、ライブの様子をお届けします!
ライブレポート
弁天ランド
開演までのBGMは、童謡が次々と流れています。幼少期、家にはクラシックから歌謡曲、童謡まで幅広くレコードが揃っていて、これらの曲はすべてその頃に聴いていた気がします。スリーマンライブのトップバッターは弁天ランド。初見のバンドです。
幕が上がり、「覚悟を決めろ!」のイントロに合わせて「さばちゃんといっしょ」という掛け声のジングルが流れます。そしてロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」をSEに、サトウケイらメンバーが登場、「覚悟を決めろ!」ツアーのグッズTシャツに緑のジャージ姿ですね「なち!ごうけ!るみなす!」とリスペクトを示しつつ、1曲目は「ごめんね」でライブがスタートしました。
「はじめまして、我々が弁天ランドであります、サバシスター大好き‼︎」と挨拶し、「白朝夢」へ。このMVには既視感があり、サバシスターのジャージと同じスタジオで撮ったのでしょうか。途中で「覚悟を決めろ!」と煽る場面も。
続いて「いろは」を演奏し、「ジャージ」を一節挟んだあと「ゼンボーイゼンガールズ」へ。激しさと疾走感の中にも優しさが溢れる楽曲たちです。
サトウケイが「こんばんは、サバシスターに新宿LOFT連れてきてもらいました」と挨拶し、「初めて、もしくは二回目の方?」と客席に問いかける。そして、「説明すると弁天ランドは、すごいバンドで、結成わずか3年でサマソニ出てます」と続け、「サバシスターは、5ヶ月くらいで!」と笑いを誘いながら、下北沢SHELTER「鯖ノ壱」からの絆を語りました。
しっとりした曲と紹介し「コイニランドリー」で再開。「アノヒアタリ」、そしてアウトロのリピート演奏が印象的な「春をかぐ街で」と、バラードを続けて披露しました。
「ありがとうございます、歌のお兄さんたちです。弘道お兄さんとはいだしょうこ」と軽く笑いを挟み、ラストスパートへ。
代表曲でしょうか、「記憶に溶けて」。ラストは「YOU&PURE」を絶叫して締めました。
<セットリスト>
01. ごめんね
02. 白朝夢
03. いろは
04. ゼンボーイゼンガールズ
05. コイニランドリー
06. アノヒアタリ
07. 春をかぐ街で
08. 記憶に溶けて
09. YOU&PURE
健やかなる子ら
転換中は、また童謡が流れました、しばらくすると音出しリハが行われます。健やかなる子らも初見です。どんなバンドなんでしょうか。入念なリハを経て幕が上がると、メンバーは円陣を組んだまま。童謡が流れ続けていたため、「じゃあ、始めます!ジングルお願いします!」と合図。ジングルが流れると「ポエトリージャンキー(gertrud)」でスタート。ハヤシネオでしょうか? いきなり客席へダイブし、続いて客席からもダイバーが大量出現して一気に勢いよく始まりました。
続けて「夏の跡(waves)」、そしてサビ前を「サバシスターと弁天ランドがいたんだ!」と歌い変えた「bright moon, breeze」アウトロでは「俺たちが、サバシスターと弁天ランドの友達、そしてライバル、ちゃんと観ててくれ」と宣言しました。
「グッド・ボーイズ・ライカ・エンジェル」と続け、「◎△$♪×¥●&%#?!」と絶叫し、煽りまくります。短い曲を立て続けに演奏する、絶叫系パンクバンドなのでしょうか?気持ちいいですね。
「仲間の歌やります」と紹介し、「フラクタル・サマー・シーケンス(calm)」へ。間奏では「2022年サバシスターに出会ってから、2025年になろうとしている。抜け出したかったあの時間が、何故か愛おしい」と語りました。
「どんどんやります、呼んでもらったから恥はかけない」と続けて「棚町(decadence)」へ。「サバシスターのライバル、弁天ランドのライバルは俺たちしかいない」と言い放ち、曲を締めました。
初めて音が途切れたでしょうか。でもすぐにドラムの演奏から再開し、感謝と自己紹介。2022年に出会ってからの月日を振り返りながらのイントロから「僕らは花瓶のようなもので」へ。間奏ではハヤシネオが「忘年会だから、ちゃんと納めないとな、ギタリスト」「るみなす見てるか?勝ったぞ」と叫びます。曲中の絶叫コーラスも青春ロックでいいですね。
「数学科準備室と田園」と続け、少しインターバルを挟んでから「忘年会だから楽しんで、一緒に歌って」と呼びかけます。「サバシスター、弁天ランドのライバルは俺たちしかいません」「でれんのサマソニ出たことないけど」「なちは歌詞で一番はいらないって書いてるけど、一番しか興味ないので」と続け、「俺たちが東京吉祥寺、レーベルPATTERN SIX、健やかなる子ら」とキメて、「混濁する_ネペンテス」、「理不尽、そう言う他ないある夜について」へと繋げます。
「叫べ、わかる?」と叫びながら「西の飛行船(apr 1)」へ。ダイバーが大発生し、会場は大盛り上がり。落ちてしまったダイバーには「大丈夫?助け合って」と優しく声をかけます。
「今日は楽しかった、ありがとう、またどこかで会おう」と挨拶し、「期待しない僕ら(girlfriends)」を演奏。そして最後は「ポエトリージャンキー(gertrud)」のダブル。袖からサバシスターのなちとるみなすが飛び出し、客席にダイブ!まさに大忘年会、大暴れで幕を閉じました。
<セットリスト>
RH1. 春暁は弧線を描いて(achilles)
RH2. 西の飛行船(apr 1)
01. ポエトリージャンキー(gertrud)
02. 夏の跡(waves)
03. bright moon,breeze
04. グッド・ボーイズ・ライカ・エンジェル
05. フラクタル・サマー・シーケンス(calm)
06. 棚町(decadence)
07. 僕らは花瓶のようなもので
08. 数学科準備室と田園
09. 混濁する_ネペンテス
10. 理不尽、そう言う他ないある夜について
11. 西の飛行船(apr 1)
12. 期待しない僕ら(girlfriends)
13. ポエトリージャンキー(gertrud)
14. ポエトリージャンキー(gertrud)
サバシスター
いよいよ主役の登場。「覚悟を決めろ!」のジングルとともに「Ca Va?」のSEが流れ、派手なTシャツ姿のメンバーがステージへ。そして始まったのは――なんと弁天ランドのカバー「記憶に溶けて」。最初は声がカッスカスで、なんの曲かと思いましたが、すぐに分かりました。
なちが「弁天ランドありがとう!」と叫び、次に演奏したのは「グッド・ボーイズ・ライカ・エンジェル」。一生懸命に歌って、ハモっている姿がとてもかわいいです。サビでは健やかなる子らのメンバーが客席にダイブし、会場はさらに盛り上がります。
「サバシスター忘年会、さばちゃんといっしょ、歌って!」と呼びかけながら「作戦会議」のイントロがスタート。「サバシスター始めます!」の一声で曲が始まると、十分に温まった会場は大合唱。
続いて「タイムセール逃してくれ」。なちはいつもと違うギターを手にしていて、音色も重みのある印象です。ここでもダイバーが大発生し、なちの「歌って!」に応えて会場は再び大合唱に包まれます。
なちは「最初、めっちゃ緊張して息上がっちゃった」と笑い、るみなすは「一番緊張した、怖くて袖見れない」と告白。なちは「一年頑張ったから、みんなにヨシヨシ」と言って「よしよしマシーン」を披露。会場全体が左右に揺れ、大きな一体感が生まれました。
「リバーサイドナイト」で再びダイバーが続出、恒例のジャンケンも忘れず。「ジャジャーーン」というアレンジイントロから「ジャージ」へと続けます。そして「LOFTやれますか?」と煽り、「ポテサラ」では会場全体でジャンプジャンプ!
るみなすが「楽しんでますか?」と問いかけ、「忘年会、サバシスター今年最後っていう人もいると思うので、出し切って」と呼びかけます。「グッズや写真展見てくれましたか?」と続けると、なちはクッションを手にして「買いましたか?」と笑顔でアピール。「今日はアンコールやらないから出し切って、もっとやれますか?」と宣言し、またもアレンジイントロから「覚悟を決めろ!」へ。ダイバーは大発生し、るみなすのコーラスが最高に響きます。
「I don’t wanna be」の掛け声から「22」へ。曲中ではメンバー紹介が行われ、続けて「!」の間奏ではなちが「ギター、なち!」と自ら紹介し、ソロギターを披露。弦を見つめながら懸命に弾く姿が印象的です。
そのまま連続で「ミュージックプリズナー」へ。最初に音が一瞬切れるものの、会場の合唱で繋ぎ、すぐに演奏が再開。何百回聴いても良い歌で、ダイバーの数が半端ありません。
ギターを置き、ハンドマイクに持ち替えて「サバシスター’s THEME」。ダイバーは減ることなく、勢いはそのまま。今年関わってくれたすべての人へ感謝を込めて、ラストは「サバカン」で締めくくりました。
<セットリスト>
01. 記憶に溶けて(弁天ランドカバー)
02. グッド・ボーイズ・ライカ・エンジェル(健やかなる子らカバー)
03. 作戦会議
04. タイムセール逃してくれ
05. よしよしマシーン
06. リバーサイドナイト
07. ジャージ
08. ポテサラ
09. 覚悟を決めろ!
10. 22
11. !
12. ミュージックプリズナー
13. サバシスター’s THEME
14. サバカン
まとめ
大飛躍の年となったサバシスターの忘年会。幼馴染、友達、ライバルという二組を招き、フルカバーも演奏するなど、まさに大盛り上がりの楽しい忘年会になりました。
来年は、忘年会、CDJ、そして紅白歌合戦といった流れになるのが楽しみですね。みたらしゴローでした!
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