サバシスター「あの夜のはなしツアー」2024年10月5日@新潟LOTS

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。新潟でのサバシスター「あの夜のはなしツアー」に行ってきました。新幹線に乗り込み、新潟に到着すると、天気は晴れ。新潟県には何度も来ていますが、新潟市に来たのはもしかしたら初めてかもしれません。

新幹線からの光景では若い女性が多く見受けられたので確認してみると、「なにわ男子」のツアーがあるようでした。まずは、有名なバスセンターのカレーをいただきました。食事の時間帯ではなかったにもかかわらず、大盛況。ほとんどのお客さんがカレーを注文していました。豚肉と玉ねぎがたっぷり入ったカレーは、安くて美味しかったです。

新潟駅に戻り、「ぽんしゅ館」へ。ここでは100種類以上のお酒を500円でコイン5枚を購入し、1~3枚でお猪口一杯分を楽しめるシステムです。私はコイン3枚の高級なお酒と甘口のもの、そして仕事でお世話になっている酒蔵のお酒をいただきました。じっくりと味わった結果、これだけでほろ酔い状態に。

さて、良い時間になったので、ライブハウスへ向かいました。

整理番号は真ん中くらい。新潟FMの敷地内で待機していると、観客は女性が半分ほどで、年齢層も幅広く、子供たちも多く見かけました。番号が呼ばれ、入場するとドリンクはソフトドリンクしか提供がなく驚きましたが、CDに付いていたサバシスターカードにスタンプを押してもらい、鯖通信特別版とステッカーを受け取りました。

会場に入ると、どこからでも見やすいコンパクトな箱で、下手側には「キッズスペース」が設けられていました。これは素晴らしい配慮だと思いました。私は最上手の、あまり人が押し寄せないだろう場所に位置しましたが、最終的には押されてかなり前方に移動しました。女の子たちの中には、金髪で襟足にツインお団子をしている、なちのような髪型の子がたくさんいました。

BGMは今回のツアーの対バン相手の楽曲が流れていました、いよいよライブが始まります。

ライブレポート

リーガルリリー

会場が暗くなり歓声が上がると、まず対バンの先輩バンド、リーガルリリーが登場しました。6月のYONFES以来、サバシスターのGKが学生時代にコピーバンドをしていた憧れの先輩バンドです。

SEが流れる中、メンバーが登場。ダメージジーンズに紐の垂れた白シャツを着た、たかはしほのか、エンジ色の衣装を身にまとった星、そして全身黒ずくめで上はタンクトップのサポートドラムUraraが姿を現しました。挨拶代わりに披露されたのは「天きりん」。特に「下北沢ざわざわ」の歌詞が印象的で、目の前にいるUraraがその細い体から繰り出す大迫力のドラムが耳に残ります。

たかはしほのか「リーガルリリーです、今日はよろしくお願いします」と、少し舌足らずな口調で挨拶すると、すぐに演奏を続けました。二曲目は「17」、続けて「東京」。ここでもUraraの大迫力のドラムが目立ちます。ドラムを中心にしたイントロでは、たかはしほのかと星がUraraの方を向いてリズムを取っており、サポートメンバーでありながらバンドの中心にいるかのような存在感を感じさせました。

次は、アンプノイズを残しつつ「1997」へ。さらに、バラード調で始まる「ムーンライトリバース」、そして「60w」を演奏し、しっとりとした音で魅せました。

たかはしほのかは「こんばんは、サバシスターのみんながこんな大切な日に呼んでくれて嬉しいです」「『あの夜のはなしツアー』ということで、私もよく夜に歌を作りますが、これはリーガルリリーの夜の話です」と語り、Uraraはシンバルに鈴を取り付け、イントロで鳴らして「キラキラの灰」を演奏。リーガルリリーらしいメロディーが心に響きました。

ラストは代表曲「リッケンバッカー」。最後にはUraraの迫力あるドラムが炸裂し、たかはしほのかはアンプに激突して演奏が終わりました。

<セットリスト>
1. 天きりん
2. 17
3. 東京
4. 1997
5. ムーンライトリバース
6. 60w
7. キラキラの灰
8. リッケンバッカー

サバシスター

そして、いよいよサバシスターの登場です。ステージのセッティングが終わると、GKがしげちゃんを連れて現れ、入念にドラムの調整を行いました。チェックが終わると、客席に愛嬌を振りまきながら舞台裏に戻っていきました。

やがて「Ca Va?」のSEが流れ、メンバーが登場。カーキ色の開襟シャツ風の衣装で背中には「PIZZA OF DEATH」のロゴがあしらわれており、観客は一気に前方に押し寄せ、ぎゅうぎゅう詰めの状態に。屈強なセキュリティも配置に付きました。

なちは「よろしくお願いします!サバシスターです!新潟、暴れるぞ!」と叫び、最新EPに収録されている「作戦会議」でスタート。観客からは「オーオーオー」と大合唱が巻き起こります。

2曲目は「リバーサイドナイト」。ジャンプの場面やお約束のじゃんけんは、もちろんチョキ。続いて「ジャージ」が演奏されると、堰を切ったようにダイバーが次々と発生。さらに、「タイムセール逃してくれ」では、なちが「歌ってくれ!」と呼びかけ、サビは大合唱。るみなすのギターソロでは、オーディエンスから「オイオイ!」の大コールが響き渡りました。

メンバーへのコールが飛び交う中、なちは「ただいま!」と元気に叫びました。「ツアーでは地元・新潟に来ていましたが、LOTSが大好きで、何度も遊びに来た場所です。中学三年のときに初めて来たのもここでした」「今日は新潟代表として、最高のライブをやるので、最後までよろしく!」と熱い言葉を続けました。

さらに「今日、ママが来ているので」と紹介し、「ヘイ、ママ!プリーズコールミー」を演奏します。近くの柵で微笑みながら見守っている女性が、どうしてもママに思えて仕方ありません。

その後は「22」が演奏され、会場全体がピースサインを掲げました。間奏ではメンバー紹介があり、続けて「!」「キラキラユー」と続き、序盤のDのベース音に観客からは悲鳴のような歓声が上がりました。

なちは「私は新潟の山で育った。同級生も来てるけど、高校生のときは心を閉ざしていた」「その頃のことを何となく歌にしてこなかった。友達もたくさんいたし、楽しくしてたけど、本当の自分ではなかった」と過去を振り返り、「その頃の記憶を呼び戻して曲にするのは大変だったけど、今回挑戦してみた。同じような中高生がいたら、何か伝わったらいいと思ってます」と語りました。

「LOTSに一人でKENさんのライブを観に来て、こっちが本当の自分だと感じていた。そんな同じような葛藤を抱えている人たちに向けて作った曲です」と、感情を込めて「ひとりぼっちと廊下の窓」をエモーショナルに歌い上げました。なちのMCを静かに聴いているメンバーたちの姿も、どこか愛おしく感じられます。

続いて「マイベストラブ!」、そして「東京こえー」で会場が少し落ち着きを取り戻しました。るみなすが「あらためまして、サバシスターです」と挨拶し、「久々の新潟LOTS、本当に嬉しいです」と感謝を述べました。そして、「リーガルリリー、GKはコピーバンドをしてたんだよね」と振ると、GKが「下手なコピーバンドでしたが、青春時代を思い出します。ありがたいです」と答えました。

るみなすは「上京してすぐにほのかちゃんに出会って、友達になったんです。去年のフェスで再会して、今年もまた、そして今日も一緒にいられて、もっと仲良くなりたい」と、リーガルリリーのメンバーとの関係を語ります。

なちは、「地元新潟だし、会場に来たときからグッズ列に並んでいる人たちを見て、昔の自分の気持ちがよみがえった。自分たちにも、そんなふうに思ってくれる人ができて、本当に最高です」と感慨深く話しました。そして、「新潟、まだこんなもんじゃない、もっとすごいことができるはず」と力強く続けました。「KENさんのライブを観に来ていた頃、最前どセンターにいつもいて、ダイブするとステージの縁に頭をぶつけそうで怖いのも知ってる」と笑いを交えつつ、「よろしく!」と観客に呼びかけ、会場の一体感がさらに高まりました。

アレンジされたイントロが流れ、「覚悟を決めろ!」の掛け声と共に、会場には大量のリフトが発生し、次々とダイバーが飛びました。なちは「ありがとう!」と感謝しつつ、「みんな、EP聴いたと思うし、MVも見てくれたよね」と問いかけ、「つっこんでおこう」の合唱の練習です。「声がでけえ!」と嬉しそうにしながら、「じゃあ、2番の歌詞もわかるかな?」「わかるかなって聞いてるんだよ!」と観客を煽ります。歓声が上がり、観客はせーのの掛け声で「つっこんでおこう!」と合唱しましたが、なちは「ちげーよ!!」と笑いながら、「2番は『どんな顔するかな』だよ、覚えて」と練習をやり直してから「ポテサラ」を演奏、見事な大合唱となりました。

続くイントロでオイオイのコールが湧き起こり、「ナイスなガール」へ。るみなすのコーラスが特に素晴らしく、会場はさらに盛り上がりました。

アレンジされたイントロが流れ、「覚悟を決めろ!」の掛け声と共に、会場には大量のリストバンドが掲げられ、次々とダイバーが発生しました。なちは「ありがとう!」と感謝しつつ、「みんな、EP聴いたと思うし、MVも見てくれたよね」と問いかけ、観客を練習に誘います。「つっこんでおこう」の合唱の練習です。

「声がでけえ!」と嬉しそうにしながら、「じゃあ、2番の歌詞もわかるかな?」「かまるかなって聞いてるんだよ!」と観客を煽ります。歓声が上がり、観客はせーのの掛け声で「つっこんでおこう!」と合唱しましたが、なちは「ちげーよ!!」と笑いながら、「2番は『どんな顔するかな』だよ、覚えて」と訂正し、練習をやり直してから「ポテサラ」を演奏。観客は見事に大合唱となりました。

続くイントロでオイオイのコールが湧き起こり、「ナイスなガール」へ。るみなすのコーラスが特に素晴らしく、会場はさらに盛り上がりました。

そして大好きな「ミュージック・プリズナー」曲中、なちは「毎日毎日頑張ってる!」と叫び、会場は大歓声に包まれました。なちは「何百本もライブをやってきたけど、今日は一番みんなの気持ちがわかる日だと思ってます」「今日は最高の日」と語りかけ、ラストの曲「ハイエースナンバー」へ、観客の大合唱とダイブが繰り広げられる中、エモーショナルな歌声と演奏が響き渡り、この最高の一曲で本編は締めくくられました。

すぐにアンコールがおこり、おなじみの「アンコール、オイ!」を観客自ら巻き起こします。すると、Dが登場し、「ちょっと待って、そのアンコールは100点だな。でも俺がやったら120点になるんじゃない!」と煽り、再び大きなアンコールの声が響き渡ります。

メンバーが現れると、なちは「ただいま」と笑顔で挨拶し、「新潟の星!」という歓声が飛び交いました。手首につけたスタッズリストバンドの調子が悪いようで、なちは「パパ、直して!」と可愛らしく頼む一幕も。

さらに「ちびっこからお手紙をもらって、『なちへ、なちのお誕生日はいつですか?るみなすへ、るみちゃんのお誕生日はいつですか?ごうけへ、ごうけのお誕生日はいつですか?』って書いてあったので」とごうけがツボのようですが、笑いながら話し、メンバー全員で誕生日紹介を始めました。メンバーはキッズエリアに向かって、「なちは4月10日です。るみちゃんは6月24日です。ごうけのお誕生日は9月26日です」と発表。すると、なちは「Dのお誕生日は聞いてなかったんだけど、一応言っとく?」と振り、Dは「Dは8月9日です!ヤッター!」と元気に答え、観客からも大きな拍手が。

その後、なちは「みんなの誕生日もわかったし、あと数曲!」と告げ、「毎日、学校や仕事が辛いかもしれないけど、そういう日があるから楽しい日もある」と励ましの言葉を贈りました。そして「サバシスター’s THEME」で「サークルモッシュやって!」と観客を煽り、会場は大暴れ状態に。

なちは、低い弾道でヘッドスライディングのように客席にダイブし、観客の誰かがジャンピングヘッドバットを食らったのではと思うほどの熱気。るみなすも前方の観客とハイタッチを交わし、大いに盛り上がりました。

ラストは「感謝を込めて!」と「サバカン」で締めくくられ、最高のライブが幕を下ろしました。

<セットリスト>
1. 作戦会議
2. リバーサイドナイト
3. ジャージ
4. タイムセール逃してくれ
5. 22
6. !
7. キラキラユー
8. ひとりぼっちと廊下の窓
9. マイベストラブ!
10. 東京こえー
11. 覚悟を決めろ!
12. ポテサラ
13. ナイスなガール
14. ミュージック・プリズナー
15. ハイエースナンバー
EN1. サバシスター’s THEME
EN2. サバカン

まとめ

ボーカルのなちの出身地である新潟、私にとっても市内は初めての体験でした。新潟の空気を吸いながらサバシスターの音楽に浸ることができた、幸せなライブハウスでした。子供からおじさんまで幅広い客層が集まり、国民的人気の予感さえ感じさせるほどの盛り上がりでした。バンドも地元の、しかも特別なライブハウスということで、気合が入っており、素晴らしいライブになりました。東京で行われる最終日にも参戦予定です。

新潟からの帰りも、「なにわ女子」ならぬ「なにふぁむ」だらけの新幹線で帰京。みたらしゴローでした。

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