こんにちは、みたらしゴローです。今日は幕張メッセイベントホールでのひらがなひなた坂ライブ。卒業ラッシュでメンバーが減り、今後を占うような意味合いもあるライブとなりそうです。明日2日目には高瀬愛奈の卒業セレモニーが控えていますが、1日目はチケットが未完売との情報もあり、少し不安を感じながら会場へ向かいました。
いつも賑わっている広場が閑散としていて驚きましたが、各ブースは奥の駐車場側に設置されており、そこでは多くの来場者で賑わっていて一安心。入場後、今日の席は2階席のかなり後方。ステージは幕張イベントホールらしい一本道の花道が設置されています。4階席には空席も見られますが、全体としてはほぼ完売と言える状況。それではライブの様子をお届けします。


ライブレポート
影ナレは富田鈴花と竹内希来里。注意事項を読み上げるなか、富田鈴花が「会場内は喫煙です……いや、禁煙ですね」とかわいく言い間違え、「ひなた坂46、時速300㎞で突っ走るぞ!」と気合を入れました。「Maple Leaf Rag」のメロディーで場内を温め、続いて「OVERTURE」が流れると、富田鈴花が一人で登場して客席を煽るようなラップを披露。他のメンバーも合流し「あの娘にグイグイ」でライブスタート。いきなり花道に展開し、青のドレス衣装に身を包んだ渡辺莉奈と清水理央が、おでこ全開でひときわ目立ちます。メインステージに戻ると、髙橋未来虹がセンターを務める「雪は降る 心の世界に」、平岡海月センター「孤独たちよ」、そして4期生Wセンター曲「君はハニーデュー」を渡辺莉奈センターというエモすぎる流れで披露。
整列して挨拶。「楽しみでしたか?気合十分、汗だくです」と富田鈴花、小西夏菜実が「9人のライブは珍しいじゃないですか、声出ししていいですか!?」と問いかけ、一回やっただけで「今日は完璧になります」と自信満々。もっとやろうという流れで渡辺莉奈が立候補し、得意のSキャラで「今日は最高の日になります!」と宣言。「夏より暑くなりたいよね?」という掛け声でユニットコーナーへ。
まずは4人で「この夏をジャムにしよう」。花道へ繰り出しファンサービスで盛り上がるなか、ラストパートで一番遠くにいた石塚瑶季が渾身の全力疾走でメインステージに戻り、キメポーズに間に合う熱演。続いて、5人で上段からメインステージに移動しながら「43年待ちのコロッケ」を披露。
MCでは“富田チルドレン”のトークが炸裂。自分が第一チルドレンと名乗り合いながら、富田鈴花の印象について髙橋未来虹が「頼れる存在。先頭で引っ張ってくれるし、後ろから支えてくれることもある」とコメントし、新キャプテンとしての初舞台とも紹介。石塚瑶季が「そろそろ第二チルドレンも喋っていいですか?」と合いの手を入れ、「すごくコミュニケーション取れました」とリハでふざけ合ったエピソードを披露。高瀬愛奈は「青春を取り戻してくれてありがとう」と、9人だけの濃密な円陣などを振り返りました。
ライブに戻ると、ピンクの衣装にチェンジした竹内希来里、高瀬愛奈、渡辺莉奈で「愛はこっちのものだ」。続いて、白の衣装で上段ステージから登場し、小西夏菜実と清水理央の仲良しコンビがセリフパートを挟んで「Cage」を披露。さらにセーラー服衣装で石塚瑶季、髙橋未来虹、平岡海月が花道先端から「やさしさが邪魔をする」を爽やかにパフォーマンス。メインステージでは富田鈴花が「夜明けのスピード」をソロで披露し、中盤の山場を迎えます。大きな拍手が送られました。
MCでは渡辺莉奈が「ユニットコーナーいかがでしたか?まなふぃさんと希来里と一緒にやらせていただきました」と振り返り、「小西と理央もコンビでした」と紹介。清水理央は「シンメも多くて仲も良くて、曲の世界観もすごく良くて、嬉しかった」と語りました。渡辺莉奈の初デコ出しが可愛すぎると冷やかされたり、竹内希来里は「大好きな愛こっち、大人っぽくやりたかったので」と照れながらコメント。メンバーに冷やかされると「イエイ!」とおどけて見せました。
後半戦、荘厳なBGMの中、赤衣装に着替えたメンバーによるカッコ良すぎるダンストラックで始まります。思わずため息が漏れる中、熱気が高まったところで小西夏菜実センター「膨大な夢に押し潰されて」がスタート。続いて清水理央センター「アディショナルタイム」は、間奏アレンジに激しいダンストラックも加わり、一気にぶち上がります。さらに石塚瑶季と竹内希来里のダブルセンターによる「永遠のソフィア」、高瀬愛奈センターで「君を覚えてない」、そして再び荘厳な転換SEから意外な選曲、キャプテン髙橋未来虹センター「錆つかない剣を持て!」では、髙橋がステージ上段でソロの殺陣を披露。メンバーは花道に分散し、激しいダンスを展開。終盤には髙橋も花道に合流し、会場を目いっぱい使った迫力のパフォーマンスとなりました。
密着VTRでは「全員が主役」という姿勢を共有。合わせる部分と個性を出す部分のバランスを大切にする練習風景が映されます。「普段はおちゃらけてるけど、よく見ててアドバイスをくれる」「ビシッとすべき時の切り替えがすごい」「学ぶことが多く、頼もしい」など、座長富田鈴花に対するメンバーからの声も紹介されました。
「小坂菜緒がセンターの大切なシングルで、一緒に選抜に立ちたかったけど、ここで全力を尽くしたい」と感動的なコメントを残したVTRに続き、富田鈴花がステージに登場。「誰かの役に立ち、誰かのためになりたい。弱さの上にある強さ、素晴らしいリハ期間で、泣きそうなほど幸せだった」と振り返り、「見えない敵と戦っていた気持ちだったが、絶対に成功させたいと思った。敵を味方に、メンバーが支えてくれて、スタッフもおひさまも、みんなのおかげで“ひなた坂”を最高の場所にしたいと思えた」と語ります。「関わってくれた人は幸せになってほしい、自分も周りの人も、みんな大好き」と締めくくり、自身の名前「鈴花」が「最後には幸せになってほしい」という願いからつけられたことを明かし、改めて応援を呼びかけました。そして、涙混じりに「SUZUKA」を披露。温かい声援に感謝しながら、言葉を詰まらせつつ今後の成長を約束してステージを降りました。
アンコールではグッズTシャツと制服スカートで登場。髙橋未来虹の煽りから「HEY! OHISAMA!」へ。恒例の大合唱が巻き起こります。整列後、「本当に楽しかった、声援とコールがすごかった」と富田鈴花。高瀬愛奈は「いつもだけど、皆さんとメンバーのパワーが合わさって楽しい日になりました」さらには、明日の卒業セレモニーにも触れます。平岡海月は「鈴花さんはなんでも持っていて、肩を並べてステージに立てたと言ってもらえたことが嬉しくて、涙が出ました」と話し、富田が「私は“お涙警察”だからすぐ気づいたよ」と返します。竹内希来里も「楽しかった」と語りつつ、泣いていたことを指摘されると「歯を食いしばって耐えてました」と笑いを誘いました。
そして最後の楽曲。「大切な人を想って一緒に歌いましょう」と「知らないうちに愛されていた」へ。富田の感情は大爆発。「もっとたくさんの方に愛されるように進みたい」と言葉を残し、涙とともにライブを締めくくりました。
<セットリスト>
1. あの娘にグイグイ (C.富田)
2. 雪は降る 心の世界に(C.髙橋)
3. 孤独たちよ(C.平岡)
4. 君はハニーデュー(C. 渡辺)
5. この夏をジャムにしよう(富田、平岡、小西、石塚)
6. 43年待ちのコロッケ(高瀬、髙橋、渡辺、清水、竹内)
7. 愛はこっちのものだ(竹内、高瀬、渡辺)
8. Cage(小西、清水)
9. やさしさが邪魔をする(石塚、髙橋、平岡)
10. 夜明けのスピード(富田)
11. 膨大な夢に押し潰されて(C.小西)
12. アディショナルタイム(C.清水)
13. 永遠のソフィア(C.石塚・竹内)
14. 君を覚えてない(C.高瀬)
15. 錆つかない剣を持て!(C.髙橋)
16. SUZUKA(C.富田)
EN1. HEY! OHISAMA!(C.髙橋)
EN2. 知らないうちに愛されていた(C.富田)
まとめ
グループ内外の競争がますます激しさを増す中、少しいつもとニュアンスが違うメンバーによる特別なライブ。どうなることかと思っていましたが、いい意味で裏切られました。想像のはるか上をいく熱量と、何よりも「届けたい」という気持ちが詰まっていました。これから新メンバーも加わって、どう進化していくのかますます楽しみです。みたらしゴローでした!

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