新しい学校のリーダーズの初武道館「青春襲来」2024年1月9日@日本武道館

ライブ参戦
この記事は約7分で読めます。

こんにちは、みたらしゴローです。カウントダウンジャパンで年を越し、正月休みも終わり、そろそろ仕事モードに戻りつつあるこの時期、今年最初のライブは「新しい学校のリーダーズ」のものです。

正月休み明けの三連休が終わったばかりで、仕事を早めに片付けて九段下へと向かいました。日高屋で軽く喉を潤した後、いざ日本武道館へ。チケットはなかなか取れずにいましたが、カウントダウンジャパンの最中に追加販売されているのを見つけ、なんとかチケットを確保できました。場所は2階席の前列、S席です。記念すべき「新しい学校のリーダーズ」の初武道館公演の様子をお伝えします。

ライブレポート

武道館に到着し、2階席に向かうと、私の席は3列目でした。センターステージは四方向に花道が伸び、各方向にモニターが設置されていました。開演時間が近づくと、会場全体が手拍子で一体となります。

暗転と同時にモニターに「青春襲来」の文字が浮かび上がり、メンバーが紅白のパフォーマンス時に着用した真っ赤な衣装で登場しました。彼女らは「Tokyo Calling」で公演の幕を開け、会場は総立ちで拳を突き上げました。

最新曲「Toryanse」を含む3曲を連続で披露した後、SUZUKAが「まだまだいけるんじゃねえの?」と挑発すると、メンバーは各方向の花道に散り、学ランを羽織って再びセンターステージに集結しました。ダンスパフォーマンスで会場は悲鳴にも似た大きな歓声に包まれ、全員がジャンプしました。

「個性と自由ではみだしていく、新しい学校のリーダーズです」とSUZUKAが彼女らのおなじみの自己紹介を始めました。「本日は、我々の初の武道館公演へようこそ。360度、新しい学校のリーダーズのファン、見えますか?」と会場を見渡しながら、「アリーナのみんな、イエイってして!」「2階席の皆さんはポーってして!」「そして3回目は、いやーんと!」と観客を巻き込んでいきます。

MIZYUは「日本武道館で、たった4人だけで立つこの瞬間をずっと待ち望んでいました。ここにいる皆さんに、青春が襲来するんです」と言い、くるくると回転して喜びを表現しました。

SUZUKAは「青春とは、自分自身を信じて無我夢中で駆け抜ける信念のことです」と語り、RINは「青春とは、年齢に関係なく失うことのない情熱のことです」と続けました。KANONは「青春とは、躊躇わずにチャレンジする勇気のこと」と言い、MIZYUは「つまり、青春とは、今という瞬間を全力で楽しむことです」とまとめました。

SUZUKAは「青春を求め続ける限り、人は老いることはありません。理想を諦めた瞬間に老いが始まります。わかったか?」と観客に問いかけ、「今日は美しい日にしましょう。わかったか?」と締めくくりました。

ライブは盛り上がりを見せながら続き、3曲を披露した後、会場にチャイムが鳴り響きました。そのサインとともに、メンバーはセンターステージからステージ下へとリフトで降りて行きました。しばらくの沈黙の後、彼らは再びいつものセーラー服姿で登場し、「透明ボーイ」を通じて会場とバイバイの手を振り合いました。続いて、「先生、告白って犯罪ですか?」のセリフを皮切りに「恋ゲバ」を披露し、シュールな曲を続けていきました。「毒花」ではモニターに各メンバーの好きなものが映し出され、会場を楽しませました。

SUZUKAは「みなさん、楽しんでいますか?『マナかカナならどっちが好き?』なんて話をしていますけど、中盤戦はいかがですか?新しい学校のリーダーズと一緒に気持ちよく過ごせていますか?」と観客に問いかけました。「もう9年目になります。オトナブルーをきっかけに、たくさんの人と出会いました。今日は初めましての方もたくさんいるので、全方位に向けて挨拶しましょう」と提案し、東西南北、それぞれの方向に挨拶とだんだん難易度を上げての組体操を披露しました。最後MIZYUは倒れ込みます。

「7.8年もの間、伝わっていないことを前提にパフォーマンスしてきましたが、まだ慣れていないんです」とメンバーは率直に語りました。「なぜそんなジャージを着てるの? セーラー服は?」「青春をしているんでしょう? したいんでしょう?」と問いかけ、「青春! 青春! 青春! もっと青春を!」と呼びかけることで、会場全体との一体感を高めました。

ジャンケンの結果、DJの役割はRINに決定し、彼女らはラップパフォーマンスを披露しました。ライブはその勢いを保ちながら続き、「We are from JAPAN」と宣言し、熱いパフォーマンスを展開しました。

「Pineapple Kryptonite」のパフォーマンスでは、MIZYUがステージ中央で見事な三点倒立を披露しました。曲の終わりには、メンバー全員が正座して深々とお辞儀し、舞台下へと退場しました。しばらくの後、交通整理の警備員の衣装に身を包んだ彼らが「Intergalactic」を演じ、すぐに再び舞台下に消えました。そして、再度セーラー服姿で戻ると、ライブのラストスパートへと突入しました。

「最終人類」を皮切りに、定番のライブ曲と今日初めて披露された「BORN TO BE FREE!!!!」で、会場は最高潮に達しました。そして、本編の最後にSUZUKAが「えーっていてる暇があったら、声を出せんじゃないの?」と呼びかけ、「青春を切り裂く波動」魂を込め声を枯らしながらの圧巻のパフォーマンス。靴飛ばしは、少しフックしてしまい、高さが足りませんでした。

校章が映し出されたモニター兼用の幕が降りて、本編が終了しました。大きな拍手が鳴り響く中、「はーみだし」のアンコールコールが会場中から起こりました。

「オトナブルー」のイントロと共に、Tシャツ姿のメンバーがステージに登場しました。会場全体が一斉に首を振りながら、彼らのパフォーマンスに合わせます。「ケセラセラ」を続けざまに披露した後、「アンコールありがとうございます」と感謝の言葉が述べられました。そして、ファンクラブのリニューアル「新しい学校の青春部」と、今後のツアー開催が特報として告知されました。

伝説となるであろうMCの時間が訪れました。

MIZYUは「各地から、そして海外からもお越しの皆さん、本当にありがとうございました。これからのツアーでも皆さんに会えることを楽しみにしています」と感謝を表しました。SUZUKAは「増え続けるクレイジーなファンの皆さんに恩返しをしたかったんです。寂しい夜も、みんなのおかげで寂しくなくなりました。ライブを通じてアートを見せて、恩返しをしたいと思っています」と語り、さらに「青春は美しくて奥深いです。始めはそう思っていなかったかもしれませんが、どんどんその奥深さを知り、これが世界平和につながるかもしれないと感じています。世界を回りながら日本のカルチャーを広めることができ、日本を誇りに思います。それもすべて先輩方のおかげです」と続け、「皆さんと一緒に大きなエネルギーを作り出したい。そのためには皆さんの力が必要です」と呼びかけ、再び「青春」を連呼しました。

「かしこまらなくていいんだよ、迷ってんじゃねーよ、自信もってついて来いよ、不器用でいいんだよ、迷ったっていいんだよ」と力強く語りかけます。「人間が自分らしく生きることは、そう簡単なことじゃない」と続け、「多くの人の目に触れる機会が増えると、嬉しい反面、自分らしさを保つことの重要性がより明確になる」と語りました。「私にはMIZYU、KANON、RINがいました。私たちはいつも一緒に答えを見つけ出してきました」と言い、その時、ステージ上の全員が号泣しています

「皆さんも、一人じゃないことを思い出してください。リーダーズに頼ってください」「青春部には皆さんが入るんですよね。一緒に世界平和を目指しましょう」「迷うこと自体が尊いんです」とメンバーは続けます。

「迷えば尊し」を涙ながらに歌い上げ、ライブ全編が終了しました。下校の寂しさを感じさせる雰囲気の中で、4人は肩を組み合い、ステージを後にしました。

<セットリスト>
1. Tokyo Calling
2. Giri Giri
3. Toryanse
4. Pineapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)
5. 試験前夜
6. 席替ガットゥーゾ
7. 透明ボーイ
8. 恋ゲバ
9. 毒花
10. 知りたい
11. Freaks
12. NAINAINAI
13. Fantastico
14. Pineapple Kryptonite
15. Intergalactic
16. 最終人類
17. じゃないんだよ
18. BORN TO BE FREE!!!!
19. 青春を切り裂く波動
EN1. オトナブルー
EN2. ケセラセラ
EN3. 迷えば尊し

まとめ

すごく感動しました。9年の歳月を経て迎えた初めての武道館公演。突然のブレイクによる戸惑いから、メンバー同士の絆がさらに深まり、彼女らが一皮むけたような様子が伺えました。最も青春を謳歌しているのは、新しい学校のリーダーズのメンバー自身、そしてそれを享受する関わる全ての人々、そしてファンです。

この公演を経験して、私自身も大きな元気をもらいました。まだまだ前に進まなければなりませんね。みたらしゴローでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました