こんにちは、みたらしゴローです。週末の予定が空いていたので、何かないかと探していたところ、土曜日の北海道日本ハムファイターズの試合は、ユニフォームプレゼントデーだということを発見しました。仕事関連で以前から気になっていたスープカレーの店も北海道にあるため、衝動的に北海道へ行くことを決めました。これは昨年6月以来のエスコンフィールド訪問であり、7月以来の今シーズン初のプロ野球観戦となります。
早朝の飛行機で新千歳空港に到着後、すぐに札幌市内へ向かいました。東京の仕事のお客様からおすすめされていたスープカレーの店「Spice&mill」を目指しました。開店時間の10時30分に合わせて到着すると、まだシャッターが閉まっており、周囲には他の客の姿も見えず少し不安になりましたが、開店時刻になると店の奥様が現れてシャッターが空き入店しました。「お野菜たっぷりカレー」に「岩のり」と「角煮」トッピングを注文しました。
料理を待っている間に、他のお客さんが次々と来店され、電話でのテイクアウトの予約やデリバリーの配達員の訪れがあり、店内は忙しい雰囲気に。約15分後、一日分の野菜がたっぷり入り予想以上の量の角煮が入ったカレーが提供されました。素材の良さが光る野菜たち、珍しいごぼうの竜田揚げが印象的でした。食事の途中でおろし生姜を加え味の変化を楽しみ、岩のりを絡めて食べると、ふと懐かしさのような感慨深い気持ちでなぜか泣けてきます。ライスは少なめにして正解でしたが、それでもお腹がはち切れるのも感じさせないほどのおいしさ、大満足でした。
本来ならば、もう一軒訪れる予定でしたが、これ以上は無理だと判断し、エスコンフィールドHOKKAIDOへ向かうことにしました。
新札幌からシャトルバスに乗ろうとしましたが、その列は信じられないほど長く、リアルタイムのシャトルバス情報サイトを見ても、明らかにバスの台数が足りていませんでした。そこで北広島駅に向かうことにしましたが、予想通りこちらもとても長い列ができていました。結局、北広島駅から歩いてエスコンフィールドに向かうことにしました。前回もこの距離を歩いた経験があります、今回は冷たい強風が吹いていましたが、意外と近く感じられました。これは埼玉スタジアムで鍛えられたおかげかもしれませんね。両スタジアムとも今後の計画されている鉄道駅の設置が待ち遠しいです。
エスコンフィールドに到着すると、相変わらず飲食物の持ち込み(ペットボトルの飲料も含まれます)が全面禁止でした。入場時後すぐにエスコンフィールド1周年を記念したレプリカユニフォームが配布されました、うれしいです。無料でユニフォームに名前をプリントできるサービスもありましたが、その列も長くパスしました。何か記念品を買おうとファイターズフラッグシップストアに向かったのですが、そこもとんでもなく人が多くて驚きました。前回来たときも同じでしたが、試合開始の何時間も前から来て、球場内を散策し、飲食や遊びを楽しむのが、エスコンフィールドの特権ですね。
いただいたユニフォームを早速羽織り、レフトの外野席に向かいました。ここからの視界は十分に広く、試合がよく見えます。エスコンフィールドの売り子さんたちはサービスが非常に行き届いており、その質の高さにも相変わらず感心させられます。サッポロクラシックのビールを手に入れ、試合開始を楽しみに待ちました。
試合開始前には、札幌オールブラックスという少年野球チームがベースランニングを行い、さらにファーストピッチとプレイボールのコールを務めました。ファーストピッチでは、球筋の良い直球が低めにしっかりと決まり、観客からはどよめきと拍手が沸き起こりました。
観戦レポート
日本ハムの先発投手は北山亘基で、対する千葉ロッテは小島和哉がマウンドに上がりました。前日に怪我から復帰し、スタメンで出場した清宮幸太郎は、この日はベンチスタートとなりました。
試合開始直後の1回表、千葉ロッテの先頭打者、岡大海がいきなりセンター方向に強い打球を放ち、ヒットで出塁します。岡は二死後、盗塁を成功させるものの、北山が中軸打者をしっかりと抑え、追加点を許しません。
1回裏、日本ハムの攻撃では2番打者の松本剛が粘り強い打席を見せ、6球目を左翼方向へと運びます。左翼手ポランコが打球処理に手間取る隙に、松本は見事な走塁で二塁に到達し、チャンスを広げます。続く万波中正が三遊間を破るヒットを放ち、松本が生還して日本ハムが先制点を挙げます。
その後の3回と4回、千葉ロッテはランナーを得点圏に進めるものの、北山がピンチを何度も切り抜け、千葉ロッテの得点を防ぎます。
4回裏、日本ハムの攻撃で一死後、マルティネスが初球に投じられた甘いスライダーを右翼方向へ弾き返します。右翼手山口航輝は素晴らしい背走キャッチを見せ、フェンスに激突しながらもボールを離さずアウトに。勇敢なプレーが観客からの大きな拍手を受けました。
試合はその後も投手戦で、8回まで両チームともに得点を挙げるチャンスはあるものの、締まった内容となりました。
8回裏、2アウトから9番の奈良間大己が粘った末にレフトへクリーンヒットを放ちます。ブランコが再び打球処理にもたつきますが、奈良間は一塁でストップ。続く郡司裕也がセンター前にヒットを打ち、ランナーが一・二塁となります。ここで、セカンドランナーの代走、五十幡亮汰が送られます。
松本がセンターへ痛烈な打球を放ち、前進守備の中、五十幡が爆走してホームイン。見事に追加点を記録し、小島和哉をマウンドから降板させました。
9回表、北山の登場曲「Believer」が球場に鳴り響きます。最後の打者、代打の角中勝也は空振り三振に倒れ、試合終了。北山と捕手の田宮裕涼はガッツポーズの後、喜びを分かち合いながら抱き合います。北山はこれでプロ入り初の完封勝利を飾り、見事な勝利を収めました。
試合終了後、選手とスタッフが集まり、円陣を組んで奈良間の号令のもと一本締めが行われました。ヒーローインタビューは万波、松本、北山が選ばれ、スポンサーからの景品が贈られた後にインタビューが行われました。
万波は初回の打席について、「北山投手が投げているときは打てることが多いですし、ワンチャンあると思っていました。北山投手は頼もしく、終盤も良い球を投げ続けていました。今後も期待してください。頑張ります」と語りました。
松本は、今シーズン初のヒーローインタビューで、「今日は土曜日で子供たちが多かったので、かっこいい姿を見せたいと思っていました。8回の打席では、そろそろ打たないと批判されるのは嫌だなと思い、必死でした。今日は北山のおかげです。イニングが終わるたびに『そろそろ交代でしょ』と冗談を言っていましたが、彼は最後まで投げ抜いて頼もしかったです。キャプテンとして成績が良くない自覚はありますが、チームが連携して良い試合をしているので、これからもっとチームの力になりたいです」と述べました。
北山は初完封について、「僕の下の名前は亘基(コウキ)ですが、今日は勝ててサイコー基です」と叫びました。「相手のピッチャーも素晴らしかったので、自分は自分のピッチングに集中し、先制点を与えないようにしました。8回と9回のマウンドに向かう際の声援や登場曲が、『やってやるぞ』という気持ちにさせてくれました。自分のピッチングをすることに専念し、野手たちを信じて投げました」と話しました。3連勝と2位浮上については、「ファイターズは優勝を目指しています。引き続き応援をお願いします」と締めくくりました。
<試合結果>
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 |
日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 2 | 7 | 0 |
勝利投手 北山 (2勝0敗0S)
敗戦投手 小島 (1勝3敗0S)
入場者数 30,452人
まとめ
エスコンフィールドHOKKAIDOは素晴らしいボールパークで、施設や店舗のラインアップも充実しています。球場での素晴らしい演出と共に素晴らしい野球が楽しめ、何度でも訪れたくなる魅力があります。今年からFビレッジアンバサダーに就任した元ファイターズガールの滝谷美夢さんの進行や、キツネダンス、大型ビジョンを使用した観客参加型の演出など、観客が飽きることがありません。
8回に入ると、ファイターズの勝利が見えてきたということで、アルコールドリンクの価格が540円に値下げされました、売れ行きが落ち着く試合終盤に再び購買意欲を掻き立てるための良い戦略ですね。各球団もそれぞれ工夫を凝らしていて、プロ野球の文化がますます面白く発展していくことを願っています。
ただ、アクセスには課題が残ります。帰りも北広島駅ではホームへの入場規制により、長い屋根付きスロープを越えて屋外まで列が伸びてしまいます。新しい鉄道駅が開設されても、現在の輸送能力が改善されない限り、状況は変わらないかもしれません。観客のアクセス手段が車から鉄道にシフトすると、さらに混雑する恐れがあります。総合的なアクセス整備が望まれます。空港で締めの味噌ラーメンをおさめて帰りました。以上、みたらしゴローでした!
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