YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE “超現実”東京ドーム公演 DAY1 2024年11月9日@東京ドーム

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです!YOASOBIの東京ドームライブDAY1に行ってきましたので、レポートします。前日に深酒して少々お酒が抜けきっていない状態でしたが、後楽園へ向かいます。会場周辺はすごい人で賑わっています。まずはお馴染みの「旅する本屋さん YOASOBI号」や電飾で輝くロゴなどを確認し、いよいよ入場です。

スポンサーのサントリービールや、Ayaseとikura監修のカレーも気になりつつ、今日は胃を休めることにしました。

チケットはなかなか取れなかったのですが、なんとかゲット。しかし、予想通りの天空席です。しかも場所は、ほぼ正面(野球でいうとキャッチャーの後ろ)にあたる33列目、東京ドームの最上段、これ以上はないほどの上段です。最上段はこれで2回目になりますが、ドームの壁との縁を感じますね。途中で2回も通路を間違え、結果100段近い階段を上り、心地よい汗をかいた頃にはお酒も抜け始めていました。ライブが始まるようです。それでは、その様子をお伝えします!

ライブレポート

場内が暗くなると、イマジン・ドラゴンズの「I Bet My Life」が流れ、観客が手拍子で応えます。大画面モニターには「YOASOBI」の文字が色を変えながら映し出され、楽曲はかなり長く流れ続けます。音が消え、一瞬の静寂の後、またSEが流れ、待ちきれない観客からは大きな手拍子が湧き起こりました。

そして、モニターに映る「10」からのカウントダウンがスタート。英語の宇宙的なアナウンスが響き、その後に同じAI音声で「超現実な世界にようこそ」とのメッセージが流れます。バンドメンバーが登場し、Ayaseとikuraも現れた瞬間に「セブンティーン」のイントロが始まり、場内は大歓声に包まれました。ikuraが「東京ドーム、超現実な世界へようこそ!」と呼びかけ、ライブがスタート。続けて「祝福」が演奏され、ikuraは「かかってこいTOKYO!」と観客を煽ります。

またもAIの声で「Be careful」のアナウンスが繰り返され、観客に手拍子を促します。その中、トゲトゲの金髪にグレーのフード付きトレーナーを着たAyaseが「◎△$♪×¥●&%#?!TOKYO!」と叫び、続けて黒レースのインナーに薄紫のギザギザチュールスカート、白のモフモフしたフライトキャップをかぶったikuraが「もっとTOKYOの声、聞かせてくれるかな?」と観客に呼びかけます。そして「怪物」が始まります。

中央のモニターには大きな口を開けた怪物の姿が映し出され、左右のモニターは下げられ、長く鋭い爪の五本の指が飛び出しています。ikuraは「もっとかかってこい!」と観客を煽りながら、美しい歌声で歌い上げました。序盤は曲が終わるたびに、ikuraの「ヨロシク!」という力強い声が響き渡ります。その後、「UNDEAD」へと続きました。

ikuraが「ありがとう!」「こんばんは!超現実へようこそ!」と挨拶し、自己紹介が始まります。Ayaseは「私がコンポーザーのAyaseだ、ついにここまで辿り着いたぞ!」と感慨深げに語りました。続いてikuraが「結成五周年を辿って、超現実な世界と音楽を届けていきます!」と力強く宣言し、会場はさらなる熱気に包まれます。

ライブは「ハルジオン」「ミスター」と、しっとりとしたコーナーに入ります。「もう少しだけ」では、ikuraがステージを歩き回り、それに合わせて巨大モニターには、まるでビル群の間を巨大化したikuraが歩いているかのような映像が映し出されます。さらに、時折AI音声を発していた、小さなピグモンのような、二本の角が生えた怪獣が現れ、炎を吐くシーンも。映像とリンクした実際の火炎の特殊効果も見事で、タイミングもバッチリです。

画像が電車の車窓に変わり、「海のまにまに」が始まると、モニターの映像は海の景色に。ikuraは下手側の、自動販売機が並ぶ場所でキーボードを演奏しているAyaseのそばへと移動して歌い出します。序盤の悪魔怪獣の世界とは一変した、穏やかな雰囲気が漂います。

夜が更けた感じの映像になり、一面に星がこぼれ落ちるような美しい星空が広がると、ikuraはベンチに座り、「優しい彗星」をしっとりと歌い上げ、観客を静かな感動で包み込みました。

現在から5年前まで遡るように、振り返りのVTRが流れました。映像の大半はライブの裏側の様子で、これまでの数々のライブが成長の節目となってきたことが伝わる内容です。改めて、YOASOBIの歩みの素晴らしさを感じました。

そしてセンターステージに、白の部屋着のようなラフな服装をした二人が登場。ステージはまるで部屋のセットになっており、AyaseはこたつでPCを操作し、ikuraは帽子を脱いでハーフツインテール姿に、これがとても似合っていて、かわいらしさが際立ちます。「たぶん」でライブが再開され、さらに温かな雰囲気が広がりました。

Ayaseが「昔、住んでいた部屋を再現しました。お金がなくて妹二人が住んでいた家に居候していたんです。原点を感じられたらと思って」と語り、その言葉にエモさがこみ上げます。

続いて、優しい手拍子に包まれながら「ハルカ」が歌われ、フリフラを使った二択のクイズコーナーへと移ります。出題内容は、「初オンラインライブをやった場所は『新宿』」「初海外ライブは『インドネシア』」「11月11日にリリースされる新曲のタイトルは『New me』」といったもので、観客と一緒に楽しむ時間が続きます。そして、そのまま手拍子の中で新曲「New me」が披露され、場内は大いに盛り上がりました。

ここからバンドのかっこいい演奏に移ります。巨大モニターには「YOASOBI SURREALISM」の文字が映し出され、しっかりとした長尺での演奏が披露されました。その後、黒スーツ姿のikuraとAyaseが再登場し、バンドメンバーの紹介が行われます。

まずはドラムの仄雲が「ほんと広い!奥まで見えるし聞こえる!」とコメント。ベースのやまもとひかるは「わーーーい、楽しみにしてました!」と元気いっぱいに応じます。バンドメンバーはセッションごとに衣装チェンジしており、全員が黒のスーツ姿。髪型もおでこもかわいいです。キーボードのミツハギザクロは髪を真っ黒に染め、「今日お友達作りに来ました!」とユーモアを添えて自己紹介。ギターのAssHは「最高!熱量がすごい」と熱いコメントで会場を盛り上げます。

そして、Ayaseの音頭で声出しが行われ、ライブは後半戦へ突入します。

メインステージでは、髪を束ねたいつものスタイルのikuraが登場し、「勇者」でライブが再開します。軽く煽りながら「あの夢をなぞって」を歌い、テンポの速い手拍子でさらに会場を盛り上げました。レーザービームの量が圧巻で、観客が持つフリフラの光も美しく演出に加わり、会場は幻想的な雰囲気に包まれます。菱形のセンターステージは9つのキューブで構成されており、それぞれ高さが変化する仕掛けで、まるで武道館ライブを思い出させるようなセットです。

続いて、Ayaseが「◎△$♪×¥●&%#?!」と勢いよく煽り、曲中にコールアンドレスポンスが発生。観客も応え、アウトロでは大合唱が巻き起こる「三原色」が演奏され、会場の熱気がさらに高まっていきました。

一瞬の静寂のあと、場内がピンクに染まり、お馴染みのリズムが鳴り始めます。その中、ikuraが「さあ、次の曲はひとりひとりの声が必要」と呼びかけると、外国人の観客からも歓声が上がり、「アイドル」が始まりました。まるで五万人全員で歌っているかのような大合唱で、会場は一気に盛り上がります。

ikuraはセンターステージを駆け回りながら熱唱し、紙吹雪が舞う中、巨大モニターにはお馴染みの「アイドル」のロゴが映し出されました。

ざわめきが収まらない中、Ayaseがマイクを握り、「五年前は、こんな大歓声の中に自分たちがいるなんて思わなかった。本当にありがとう」と感謝の言葉を述べます。その瞬間、割れんばかりの歓声と拍手が湧き上がります。さらに、「みんなのクソでかい声で、何を話そうと思ってたか全部飛んだ」と言いながらも、「『超現実』っていろんな意味があるけど、ここに辿り着けたことをみんなで祝いたいっていう気持ち。叶いすぎてる」と熱く語ります。

Ayaseは続けて、「長くて短い五年。伝わる嬉しさもあれば、思った通りに伝わらなかった時の気持ちや、急に孤独を感じることもあった。でも、ライブで直接伝えることができる瞬間があるからこそ、このためにやってきて、続けて良かった」と、深い感謝と思いを観客に伝えました。

その気持ちが込められた「モノトーン」は、キューブが階段状になったセンターステージで歌われ、観客をしっとりと感動の渦に包みました。

今度はikuraがマイクを手に取り、「東京ドームは、たくさんの憧れのアーティストを見てきた超現実な場所」と語り始めます。「五年間、ikuraとして、そしてYOASOBIのチームとともに歩んできました」「誰も想像していないほど大きくなって、こんなすごいものを一緒に、誰も見たことがないものを作り上げてきました」「みんなで突き詰めて」と語り、スタッフへの深い感謝を伝えると、会場からは大きな拍手が贈られました。

続けてikuraは「いつまでも、皆さんも一緒に航海を続けて、いつまでも音楽が流れていますように」と願いを込めながら、「アンコール」をセンターステージを歩きながら歌い上げます。その表情からは、少し感極まっている様子も感じられました。

その後、「次は、一緒に歌いましょう!」という呼びかけとともに始まった「HEART BEAT」では、会場全体が大合唱に包まれます。間奏ではikuraが「ひとりひとりの声が届いている、安心して歌えます!」と感動を込めて語り、思いがあふれるパフォーマンスとなりました。

モニターにピグモンのような怪獣が現れ、英語で語り始めます。「今日は、違う過去を持った人々が音楽に導かれてやってきた合流点です。それぞれが思い思いに、この瞬間を心に刻みました」「超現実の旅は間もなく終わりますが、一緒に歌いたい、奏でたい歌があります」「これから先も、みんなの間に音楽があり続けますように。そして、YOASOBIの曲があり続けますように。この曲を贈ります」

感動的なメッセージが流れ、会場は静かに聞き入る中、次の展開へと進んでいきました。

三つの巨大な気球が場内に出現し、Ayaseとikuraがそれぞれ怪獣を模した気球に乗り込んで登場しました。会場には「ラブレター」と「アドベンチャー」が響き渡り、三つ目の気球は地上でバンドメンバーが操縦しています。

気球は場内を一周しながら観客を魅了し、その後、センターステージ近くに着陸。Ayaseとikuraはバンドメンバーと再び合流し、ikuraが「ありがとう!」と盛大に叫ぶと、会場全体から熱い拍手と歓声が巻き起こりました。

「ラストスパート!」という掛け声とともに、キッズダンサーたちが呼び込まれました。センターステージの外周で揃ったダンスが披露される中、会場には「ツバメ」が響き渡ります。たくさんのキッズ観客が笑顔を浮かべ、楽しそうな様子が印象的でした。

そして本編ラストソングは「群青」。会場全体が一体となり大合唱が繰り広げられます。巨大モニターにはエンドロールが流れ、最後はカーテンコールで締めくくられました。

アンコールに応えて、ラフな格好のバンドメンバーとともに、Ayase、そして白Tシャツにデニム、ハーフツインテールのikuraが登場しました。白いエレキギターを抱えたikuraが「舞台に立って」を演奏し、会場を再び盛り上げます。

間奏では、ikuraがベースのやまもとひかると背中を合わせて演奏する一幕も。そのかわいらしい様子に、会場中が魅了されていました。

ikuraが「アンコールありがとう!」と感謝を伝えると、Ayaseが「素晴らしくて、汗が全部出きってる!」と笑いを交えながらコメント。そして、「最後にあの曲をやらないとね」と切り出すと、ikuraが「五万人で大合唱したいんです!」と呼びかけ、会場の期待感が一気に高まります。

最後を飾るのは「夜に駆ける」ikuraの「飛び跳ねろ!」の合図とともに、花火が盛大に打ち上がり、会場全体が大合唱に包まれます。感謝の気持ちを何度も叫びながら、再びエンドロールが流れ、最後には全員での写真撮影が行われました。その後、メンバー全員がさわやかにステージを後にし、感動的な終演となりました。

<セットリスト>
01. セブンティーン
02. 祝福
03. 怪物
04. UNDEAD
05. ハルジオン
06. ミスター
07. もう少しだけ
08. 海のまにまに
09. 優しい彗星
10. たぶん
11. ハルカ
12. New me
13. 勇者
14. あの夢をなぞって
15. 三原色
16. アイドル
17. モノトーン
18. アンコール
19. HEART BEAT
20. ラブレター
21. アドベンチャー
22. ツバメ
23. 群青
EN1. 舞台に立って
EN2. 夜に駆ける

まとめ

楽曲や歌唱、演奏はもちろんのこと、YOASOBIらしい凝った演出や舞台装置によって、あっという間に過ぎた楽しい時間でした。
最近は海外公演が増え、年に一度のツアーがしっかり行われていても、少し物足りなさを感じるほどですが、世界で活躍する姿を見るのも嬉しいものです。これからもさらに大きく飛躍していってほしいですね。

こたつから東京ドームへと成長を遂げた五周年。この先の五年後、YOASOBIがどこにたどり着くのか、ますます楽しみです。みたらしゴローでした!

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