VIVA LA ROCK 2024 DAY4 2024年5月6日@さいたまスーパーアリーナ

ライブ参戦
この記事は約21分で読めます。

こんにちは、みたらしゴローです。昨日までのJAPAN JAMの余韻も冷めやらぬうちに、さいたまスーパーアリーナでのビバラ最終日に参戦です。ほぼ地元ですが、JAPAN JAMを優先していたため、久々の参加となりました。おそらく2019年以来です。朝早く到着したので、ローソンで買い物をしてから裏の大階段で休憩し、子供たちが小さかったころに良く来ていたことを思い出しました。けやきひろばの無料で観られるステージやフェス飯が、良い遊び場でした。

入場後、メインアリーナを中心に散策し、下手側、つまりSTAR STAGE側のスタンド前の方に座りました。アリーナはびっしりでしたが、スタンドには余裕がありました。昨日までの疲れもあったので、のんびり過ごすことにしました。

まずは朝礼です。今回から新たにプロデューサーとなった有泉智子さんの挨拶で始まりました。今年で11回目、プロデューサーが代わったことで今回を新たなスタートと位置づけ、ロックフェスであることを大切にしつつ、最終日にそのすごさを提示するべく、アーティストを選んだとのことです。SNSで「ビバラ最終日」がトレンド入りし、そして「皆様の体力を根こそぎ奪う」タイムテーブルを心から楽しみ、体調管理をしながら、ラストのHEY-SMITHが最後の音を鳴らすまで楽しんでほしいと挨拶されました。

また、各ステージやフードの説明がありました。2万7千人がソールドアウトであること、ルールがないこと、自由と自分勝手の違い、自由を尊重し思いやること。信用しているからこその制限なしという方針が、良い論争になることを願っているとのことでした。良し悪しではなく、コロナで途切れてゆがんだ文化を取り戻すという意図があるようです。

激しい盛り上がりが予想される中、音楽を愛する人たちを信用し、周りを気遣うことが重要であると強調されました。また、リラックスできる「うっとりエリア」も用意されており、未来のバンドマンの宝である子供たちも多く来場しているため、怪我がないようにとの配慮もありました。

熱い説明が丁寧にされ、思いがひしひしと伝わります、きっと素晴らしい一日になりそうです。覚悟を決めている主催者にリスペクトを払いながら、ライブを楽しみましょう。それでは、その様子をお伝えします。

ライブレポート

Fear, and Loathing in Las Vegas

スターターはVIVA STAGEです。メンバーがSEで登場すると、黄色い上下ジャージを着たTaiが「お前ら、最初っから来いやー!」とおたけびを上げ、パラパラダンスを披露。瞬く間に複数のサークルが出現しました。初見ですが、はらわたに響く重低音にいきなりテンションが上がってしまいます。

Soが「おはようございます!」と朝であることを思い出させ、「神戸からやってきた、なんちゃらラスベガスです!」と自己紹介。「朝からこんなに盛り上がってくれてありがとう!」と感謝を述べました。今回ビバラ初出演で、トップバッターを務めるということで「一日全部もらったと思ってるんで、覚悟しろお前ら!」と宣言し、「Let Me Hear」を演奏。再びすごく重い音が会場に響き渡ります。

会場を十分すぎるほどに暖めた後、「朝から元気で最高だ!」と称賛。昨年15周年を記念して行ったワンマン武道館ライブの映像作品の発売が告知されました。「しょっぱなだから抑えてるか?そんなキャラちゃうやろ!」と煽り、ラスト2曲で会場をぐちゃぐちゃにして、「最後まで一緒に楽しもう」とふさわしい場を作り上げていきました。

<セットリスト>
01. Return to Zero
02. Party Boys
03. Let Me Hear
04. Just Awake
05. Virtue and Vice
06. Crossover
07. Massive Core

coldrain

続いては、横並びの左下手側、STAR STAGEです。スタンドの最前列に移動し観賞。荘厳なSEが流れる中、メンバーが登場し、大歓声が巻き起こります。Masatoが「最終日、スーパーアリーナやっちゃいますか!」と呼びかけ、「ENVY」で演奏をスタート。すでに十分に暖まっている客席は、リフト、モッシュやダイブの嵐です。

「やることわかってるよな? わかってるよな?」と問いかけ、「Cut Me」のイントロが始まると、客席が左右に分かれ、大きな空間が出現し、ウォール・オブ・デスが発生。壮観な光景が広がりました。

「朝からラウドやらせるな!」「いや違う、やらせてもらってる、ありがとう」と感謝を述べつつ、「記憶正しければ、あなたたち、やっちゃう人だよね。ステージもバカ、見てるのもバカでしょ。でも良いバカ」と冗談交じりに語り、さらに激しいラウドロックで観客を試すかのように続けます。

再び「開けろ、開けろ」とウォール・オブ・デスを煽り、そしてダイブやサークルモッシュが続きます。まだ一日の始まりですが、早くも激しい盛り上がりです。「一つのライブでウォール・オブ・デスが一回って誰が決めた!」と叫び、ラウドロックを鳴らし続けます。

「朝っぱらからありがとうございます」「来年も呼んでくれって言ってから、毎年呼んでくれて、また来年も」「朝から最高、楽しい、お互い思いやりを持って」「どれだけ楽しめたかで勝負しよう」「死ぬまでラウドロック、coldrain」と宣言し、最後まで激しい演奏を続けました。ラストは巨大なサークルが発生し、早くも燃え尽きたような感覚です。

<セットリスト>
01. ENVY
02. Help Me Help You
03. Cut Me
04. VENA
05. NEW DAWN
06. 24-7
07. Vengeance
08. The Revelation

The BONEZ

リハーサルは早めに始まり、そのまま全員ステージに残って本番へ。メンバーが手を合わせ「We are The BONEZ!」と円陣を組むように気合を入れ、「Love Song」の長いイントロで客席を煽ります。「~オイオイオイオイ~」「全然聞こえねーぞ!」「~イエイイエイイエイ~」と、さらに盛り上げます。

JESSEは「ビバラロック、朝から元気やな~」「怪我無いようにな」と注意を促し、「最近MCがこなれてきた」とZAXが客席を煽ります。「We are The BONEZ」で演奏が再開され、サビでは客席も一緒に「We are The BONEZ!」と大合唱になります。

JESSEは「俺たちからライブハウスを奪っても、勝手にやってやる、これの何が悪いんだ」と叫びます。さらに、「真ん中開けろ、もっと開けろ、左右はサークル作れ!」「たまってるもの全部出せ!」と指示し、「New Original」で客席は大いに盛り上がります。

「石川県、俺たちがついてるから!」と「Thread & Needle」を演奏。メロディーとコーラス、そして歌詞の意味を考えると、その奥深さが感じられます。

いつの間にかJESSEは客席の中に入り込み、「誰もケガしてねえな?」と確認。そして「最後ぶちかまそう!」と「SUNTOWN」を~さいたま~と歌い上げました。

<セットリスト>
RH1. GIM CRACK
01. Love song
02. Numb
03. We are The BONEZ
04. Rusted Car
05. New Original
06. Thread & Needle
07. SUNTOWN

ハルカミライ

ジングルが流れるとともにメンバーが登場。橋本学は早速上半身裸で客席に突撃し、「サンキュービバラ!」「やるしかないっしょ!」と叫び、「君にしか」からスタートし、続いて須藤俊が「準備体操させて、ファイト‼」と二曲目です。

その後、橋本学は客席の最前柵に立ち上がったまま「さっさと流れろ!」「はじめましての人、ハルカミライです」「あんまり引っ張るな」「朝から晩までゴリゴリのバンドしかいない。休めないけど、暖まってるよね」と言い、「カントリーロード」。ステージに戻るも、再び「ファイト‼」で客席に突入し、最前柵に立ち上がり「俺たちが呼んでいる」で観客を煽ります。ステージ上では、関大地が転がりまくりです。続いて「フルアイピール」へと繋げます。

橋本学「11回目のビバラ、10回は何かを祝うけど、11回、新たに1がついてスタートだ。背中押すぞ」と熱く語り、小松謙太もステージ前方に来て「春のテーマ」をメンバーも客席も大合唱。橋本学はメンバー紹介を行い、須藤俊を「俺の相棒」と紹介し、観客も「大事なメンバー」として紹介。関大地もいつの間にか客席に突入しています。

橋本学は「明日、俺は昼間で寝る」と宣言すると、須藤俊が「追加していい?」と、「フュージョン」が始まり、まさに鳥肌もん。橋本学に向かって、柵の位置からダイブが雪崩のように迫り、「俺をよけろ」「ものを投げるな」「セキュリティーの人のほうが強い」と観客と遊びながら、「世界を終わらせて」を歌い始め。ビバラロックを擬人化し「こんなに待っていた人がいて、お前は幸せだ」と語ります。

その間にも、発射台が大量に準備され、「下の人にありがとうって言えよ」と呼びかけます。そして、「PEAK’D YELLOW」では、「損得勘定でなく、参加者が笑って帰ってほしいと思っているオトナがたくさんいる」とリスペクト宣言。そして、アコースティックギターを手にした橋本学が「上裸にアコギは渋いでしょ」と弾き語りで「満・地球の出」を披露。初めて聴きましたが、メンバーがその弾き語り部分を聴いている様子もエモくてかっこいい。悩みがない奴なんていない、そういう奴の歌が泥臭くてかっこいい、その通りです。「人が集まり、そこが居場所になる」と語りました。ラストは短い曲を連発してダイバーを大量発生させ、「あばよ」と去りました。

<セットリスト>
01. 君にしか
02. ファイト!!
03. カントリーロード
04. ファイト!!
05. 俺達が呼んでいる
06. フルアイビール
07. 春のテーマ
08. フュージョン
09. 世界を終わらせて
10. PEAK’D YELLOW
11. 満・地球の出
12. Tough to be a Hugh
13. エース
14. To Bring BACK MEMORIES

04 Limited Sazabys

VIVA STAGEには04 Limited Sazabysが登場。雰囲気が一変し、パンクなサウンドが響きますが、ここまでの流れからか、少し落ち着いた印象を受けましたが、それは錯覚です。リハーサルはしっかりと演奏し、GENが「よろしく」と一言。

本番が始まると、メンバーのTシャツの爽やかな印象と裏腹に、KOUHEIが雄たけびを上げ、GENが「準備できてる?一緒に行ける?」と呼びかけると、スピード感のある「message」「My HERO」でスタート。フロントはもちろん、あちこちのブロックで高速サークルが発生し、ダイブも続出しました。「行ける?」と問いかけながら、3曲連続で演奏を続けました。

「青春を、ビバラの季節が今年も戻ってきました。汗臭いメンツですけど」「ビバラはやりたいことをやっていい、でもそれには助けが必要ってこと」「メンツが恐ろしいから、終わったらすぐ帰ろうね」と冗談を交えつつ、「筑波大学のロックは体にいい、睡眠4時間分の効果がある」「音楽に空気にノッて行こう!」と呼びかけました。

伸びやかな歌声が響く中、「fiction」ではKOUHEIが「ビバラ!やれんのか!」と煽り、客席は巨大なサークルで応じます。GENは「ついてきてる?」と休む間もなく次々と曲を披露。

GENは「楽しんでる?」「パンクロックを浴びて体調整えましょう」「今日気になってるバンドは『からあげ弁当』。挨拶に来てくれて『からあげ弁当のやきそばです』って、意味わからん『挽肉です』みたいなもん」「今日ホント凄い、TOSHI-LOWさんがいないのが救い。去年は10-FEETのナオキに氷を投げ続けてた」「AIと仲良くするけど、スマホの充電が減ってない日ほど充実してる」「人生は長いけど、音楽はそばにいるので、一緒に前に進もう」と語り、「Feel」で演奏を再開しました。

そしてラストスパート。「この曲知ってるやつ何人いるの?」「HEY-SMITHにつなげるステージ」と言って、「monolith」を演奏し、「忘れるな」と「Remember」で巨大な高速サークルを巻き起こしました。

<セットリスト>
RH1. Kitchen
RH2. Cycle
01. message
02. My HERO
03. midnight cruising
04. Jumper
05. fiction
06. Finder
07. Alien
08. Feel
09. monolith
10. Remember

MY FIRST STORY

メンバーが登場し、演奏が始まると、Hiroは奥の誰もいないVIVA STAGEまで歩きながら歌唱。「全身全霊で楽しもうと思ってます!」と宣言し、客席に飛び降ります。「REVIVER」では「一緒に歌ってくれ!」と呼びかけ、なんと客席の通路を一周しながら歌唱。あちこちで歓声と悲鳴が沸き起こります。一周した後、最前柵に立ち上がり、ダイブの目標となります。そして「アンビシャス」では、Hiroのオーラがセクシーなものに変わります。

Hiroは「今日は短いので、MCカットします」と演奏を続け、「後ろの方、怪我すんなよ!」と観客を煽ります。「最高、でももっと最高になりたい、飛び跳ねろ!」とリズムが変わり、「蜃気楼」へと続きます。さらに「一緒に踊って」と呼びかけ、「東京ミッドナイト」を披露。

「今日、BONEZが出てるよね。一緒に歌いたいな、JESSE!」と言うと、JESSEが登場し、「アンダードッグ」を共にパフォーマンスしました。

「本当はこの曲で終わろうと思ったけど、もう一曲」「そんなもんじゃねえだろ!」と雄叫び、「ALONE」で最高潮に引き上げていきました。

<セットリスト>
01. WINNER
02. MONSTER
03. REVIVER
04. アンビシャス
05. Missing You
06. 蜃気楼
07. 東京ミッドナイト
08. アンダードッグ w JESSE(The BONEZ)
09. ALONE

Ken Yokoyama

気が付けば、会場にはかなりの人が集まってきています。続いて登場するのはKen Yokoyamaです。大ベテランですが、大人たちが真剣に遊んでいるようで、観ていて楽しくなります。

「ヘイ、ビバラ、一年ぶりだね。11年目も変わらぬ景色」「僕たちは東京から来たKen Yokoyamaってバンド」「よっしゃ、早速やろうか」と言って、「Sentimental Trash」に収録されている「Maybe Maybe」でスタートしました。

今年、ニューアルバムをリリースしたとのことで、その中の曲「My One Wish」を披露。さすがレコード会社の社長、商品紹介も忘れませんね。激しいけど心地よいメロディーが印象的です。

横山健は「サンキュー、熱烈大歓迎だな」「GWはどう過ごしてる? 仕事? フェス? SEXですか?」「『健さん、抱いて』って男だろ? いいよ、男でもDMちょうだい。夜中にコキに行くから」「EKKUN? EKKUNはそんなことしない。このバンドでそういうことするのは俺だけ」と冗談を交わしつつ、「まあいいや、そんな手コキとかの話は置いといて」と笑いを誘いながらも、「俺たちもここに何かを得に来た。ビバラが入口って人が多いんだよな」「相性がいいんだよ」「金払ってまで怪我すんなよ!」と真剣に語ります。

「暴れられるバンドが集められてる。他のフェスには呼ばれないからありがたい」「激しいのを集めて違うシフトでやるのはありがたいが、怪我は自己責任、でも周りに迷惑かけるなよ」と警告を発しつつ、ミッドテンポの「Better Left Unsaid」で再開。

横山健は「なんで、EKKUNコールが起こるくらい人気あるの?」と不思議そうにしつつ、「来年以降もこのステージに立てたらいいし、観客もライフステージが変わっても来られたらいいですね」と語り、「喰らってくれ、Punk Rock Dream!」と叫び、すごい数のダイバーが続出します。

「この音から歌い始めて!」と客席にマイクを投げ、「Let The Beat Carry On」で観客に導入部を歌わせるなど、遊び心も見せます。

「フェスって、何気なく観たバンドがすごく良かったりして、世界が豊かになる」としみじみ語り、次のインスト「Indian Burn」では、観客を躍らせます。

「最後はみんなで、この曲にしようと決めました。ある男のことを書いた曲。恒岡章を想って。でも聴いた人がその人の大切な人の曲になってもいいんだぜ」と語り、「The Show Must Go On」で締めピックを大量にばらまきました。

<セットリスト>
01. Maybe Maybe
02. My One wish
03. Parasites
04. 4Wheels 9Lives
05. Better Left Unsaid
06. Ten Years From Now
07. Punk Rock Dream
08. Let The Beat Carry On
09. These Magic Words
10. Indian Burn
11. The Show Must Go On

マキシマム ザ ホルモン

お腹もすいたので、VIVA STAGE側に移動しようとして、コンコースで唯一すぐに買えそうだったロッテリアのポテトとビールを手に入れました。結局、これしか食べられませんでした。席について食べようと思ったのですが、なんと入場規制がかかっていました。仕方なくレベル400、500に上がって一周しましたが、こちらもほぼ満席。外周を歩きながら食べつつ、チラッと観ることにしました。

レベル200に戻ると、締め出された人が大量発生し、混乱が生じていました。結局、CAVE STAGEに行く通路だけが開放されていたようですが、わけもわからず、そこから1階スタンド席に着席しました。誘導の意図とは違っていたようで、混乱している観客がたくさんいました。スタンド席には虫食い状態で空席があったので、アリーナだけ規制すれば良かったのではと思いましたが、この点に関してだけは要改善と感じました。

ステージではマキシマム ザ ホルモンが爆音を鳴らしています。ナヲが「今日のメンツはヤバすぎる、ご飯食べてない人たちいる?」「これ、ご飯を食べさせる気も休ませる気もない」「今日はヤバい。親戚や友達みんなチケット買ってきてるから」「明日から仕事や学校なんて甘いこと言ってんじゃねぇ!私は明日、子供の送迎のため5時に起きます!」と叫び、「恋のアメリカ」の演奏を始めますが、機材の不具合で音が止まってしまいます。

なんとか復旧して再開。ナヲが「やり直し、大丈夫。さっき健さんがすごく押してたから」と言い、「三度の飯より‼」からやり直して「恋のアメリカ」を再開しました。アリーナはダイブとモッシュ、そして入りたくても入れない人々でカオスな状態。それでも、やれる範囲で楽しんでいる様子です。

タイスケが「毎年、プロデューサーから直筆手紙をもらえる。前のプロデューサー鹿野さんは字が汚い」と言い、ナヲが「しか??」と反応すると、説明VTRが流れ「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ」につなげました。

ラストは時間も押していたようで、「説明なし、一発勝負の恋のおまじない」と「恋のスペルマ」で全員をバカにしつつ締めくくりました。

<セットリスト>
01. 「F」
02. 鬱くしき人々のうた
03. 恋のアメリカ
04. ぶっ生き返す!!
05. 爪爪爪
06. チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ
07. 恋のスペルマ

10-FEET

いよいよ終盤です。上手スタンドの最前に移動しました。「そして伝説へ」のSEが流れると、おなじみのタオルが掲げ。そして、前方では山のように発射台が準備されます。

TAKUMAが「今日、帰るとき笑って帰るって約束して!」と呼びかけ、「RIVER」が始まると同時に大量のダイバーが発射されました。

演奏が終わると、すぐに~アンコール~と自ら発し、TAKUMAが「はい、アンコールやります!」と自ら応じ、演奏を続けます。もうアンコールのような盛り上がりが感じられる一体感があります。

続けて演奏し、フロントエリアではダイバーが何回転もしてます。「あと25分で5曲いけるかな?」「よっしゃ、やろう」と言い、余裕しゃくしゃく「VIBES BY VIBES」を披露。激しい曲を連続で演奏し、「今日最後のつもりでやる!」と宣言して、「あと2曲」と言いながら「第ゼロ感」から渾身の「ヒトリセカイ」へ。この激しい流れの中で、手拍子とコーラスの大合唱が心に沁み渡ります。

TAKUMAが「あと2分半、フェスでやらない曲、ツアーも絶対来い、アホ‼」と叫び、イントロカットで「back to the sunset」を演奏して締めくくりました。

<セットリスト>
01. RIVER
02. ハローフィクサー
03. Re方程式
04. VIBES BY VIBES
05. その向こうへ
06. goes on
07. 第ゼロ感
08. ヒトリセカイ
09. back to the sunset

WANIMA

JUICE UP!!のテーマが流れる中、メンバーがはしゃぎながら登場。白のトレーナーに黒パンツというお揃いのいでたちです。

KENTAは「9年ぶり2回目、2015年以来です。好きに楽しんで、でも思いやりと配慮を忘れずに!」と呼びかけ、モッシュやダイブ、サークルがあちこちで発生しました。

パワフルに連続演奏し、「ラララララー」と懐かしい「終わりの始まり」では大合唱。そして「BIG UP」では、観客が一斉に飛び跳ね、会場が大きな一体感に包まれました。バンドとしてもさらに成長してきたと感じさせます。

KENTAはようやく「懐かしい曲をいっぱいやったから、次は今のWANIMAを聴いてほしい」と言い、「眩光」を演奏。「毎日つらい思いをしているお前に、一瞬でもいいから力になれたら」と語り、「来年は出ないつもりでやる」と力強く宣言しました。

そして、「ビバラロック、ともに唄えるか!」と叫び、「ともに」を披露。観客は大合唱とジャンプで応えます。最後に「ビバラありがとう」と感謝を伝え、「いいから」を演奏し、さらに「もう来年出らんから、出し切れ!」と煽りつつ、ラストに再び「Hey Lady」でステージを締めくくりました。

<セットリスト>
01. Hey Lady
02. 雨あがり
03. Japanese pride
04. LIFE
05. 昨日の歌
06. エル
07. 1988
08. Chedder Flavor
09. 終わりの始まり
10. BIG UP
11. 眩光
12. ともに
13. いいから
14. Hey Lady

MONOEYES

スターウォーズの曲に乗せてメンバーが登場。細美武士が「いこうか、みんな!」と呼びかけると、演奏が始まり、当たり前のようにダイバーが続出しました。そろそろ観客も疲れている頃ではないでしょうか?

いくつかの曲を連続で披露した後、細美武士が「俺たち、ビバラでメインステージに立つのは初めてだ。前は小さい柱が生えている通路みたいなところでずっとやらされてたんだよ」「悔し紛れに、あっちが楽しそうだって言ってたら、鹿野のおっさんが『細美はあっちがいいんだろ』って」と振り返り、「最近フェスがたくさんあるけど、クソみたいなフェスには出たくない。ビバラはいいフェスで信頼関係で成り立っているようだが、本当に信頼してるのはメンバーだけ」と、演奏を続けました。

「スコット!」と呼びかけ「Roxette」を演奏し、その後は日本語詞の「明日公演で」に続きます。そして、しっとりとした「Get Up」が流れます。

細美武士は「サンキュービバラ‼」「なんでもいいけど名前がくそダサい」「有泉さんに変わったから、名前も変えればよかったのに」と冗談を交えつつ、「鹿野のおっさんは変な人で嫌いだ。でも、音楽への気持ちはリスペクトしてる」と語りました。嬉しかったので、また来年も参加したいと「リザードマン」を披露、日本語詞でPOPSのような錯覚を感じさせます。ラストは「Borders & Walls」で疾走感溢れる演奏を見せて締めくくりました。

<セットリスト>
01. Run Run
02. Fall Out
03. My Instant Song
04. When I Was A King
05. Roxette
06. 明日公園で
07. Get Up
08. リザードマン
09. 3,2,1 Go
10. Borders & Walls

HEY-SMITH

いよいよ大トリです。SEと映像が流れる中、メンバーが登場し、最後の力を振り絞るかのような大歓声でスタートしました。猪狩秀平が「オーライ、ビバラロック!最後に演奏するのは俺たちHEY-SMITHです」と宣言し、「Dandadan」で幕が開けると、会場中が踊り狂い、合唱というか呻りも発生し、ダイバーが続出しました。

「ビバラロック、全員踊って帰れ!」と叫び、心地よい管楽器の音と合唱が響き渡ります。「ぶっ飛べ!」という言葉に合わせ、ヘドバンやスカダンスの嵐が巻き起こります。「まだまだ踊れますか!」と煽ると、後方やしっとりエリアで踊っている人々もすごくかっこよく、可愛らしいですね。

猪狩秀平は「改めまして、大阪のHEY-SMITHです」「なんで大トリをやるかちょっとだけ説明するな」と前置きし、「今年から鹿野さんから有泉さんって女の人に代わって、大トリのオファーが来て、『なんでー??』って思った。でも、ビバラもHEY-SMITHもコロナの間もその姿勢を貫いて、その精神性を持って指名されたと聞いて、本当に嬉しかった。ありがとうございます」と感謝を述べました。「コロナ禍でもやりたいことをやってスタイルを貫いた。いろんな意見があったけど、ここに立つことができた。俺たちにトリ任せてよかっただろう!」「俺たちの気持ち『I’m In Dream』を一緒に歌ってくれ!」と続けました。

そして、「大丈夫、お前は間違ってない、HEROになれる」と「You Are The Best」を披露し、終盤へと進みます。「また必ず会おうぜ!」とクライマックスが近づき、「やるなら、ド派手にいけ!」と叫ぶと、ダイバーも最後の力を振り絞ります。

一度捌けた後、アンコールに応えて再び登場し、「ありがとう。袖に帰ったら今日のバンドマン皆居て、嬉しくなりました」と感謝を込めて「Don’t Worry My Friend」を演奏しました。

さらに、あと1分半あると猪狩秀平が「Come back my dogって叫べる奴、出て来いよ!」と袖に呼びかけると、ベレー帽をかぶったハルカミライの橋本学が飛び出し、客席にダイブしてダイバーと一体化。最高の瞬間でした。

全編終了すると、有泉智子が登場し、「今一度HEY-SMITHに拍手を」「袖にバンドマンがいっぱいいる。一緒に写真撮っていいですか?」と言って全メンバーが登壇し、撮影が行われました。猪狩秀平の”しゅうへいいかり”の「り」でシャッターを押しました。

そして、有泉が「みなさん、ありがとうございました」と涙ながらに挨拶すると、会場から温かい拍手が沸きました。「11回目、次の10年に向けた開催。4日間、コンセプトを持って、4日目は自由で最高の日にしようと思った」「ロックバンド、ライブハウスのカルチャーが大好き」「いろいろ言われてるけど、こういう場所を守ってつなげる」と語ると、バンドマンたちが有泉を胴上げし、感動的なフィナーレを迎えました。

<セットリスト>
01. Dandadan
02. Say My Name
03. Be The One
04. Fellowship Anthem
05. Into The Soul
06. Endless Sorrow
07. Fog And Clouds
08. Over
09. Inside Of Me
10. I’m In Dream
11. You Are The Best
12. We sing our song
13. True Yourself
14. Goodbye To Say Hello
15. Come back my dog
EN1. Don’t Worry My Friend
EN2. Come back my dog

まとめ

感動的な11回目のビバラでした。退場時には大量のスタッフが一列に並び、たくさんの参加者とハイタッチ。終わり良ければ総て良しといった感じでしたが、途中、動線や案内誘導で締め出される人が出たり、ご飯やドリンクを我慢しなければならなかったり、サブステージへの移動が厳しいなどの課題もありました。今後の進化にも期待したいと思います。また来年以降も、JAPAN JAMと被らない日は必ず来ようと思います。まさか最後に感動で泣けるとは思いませんでした。みたらしゴローでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました