こんにちは、みたらしゴローです。平日、仕事を終わらせて天空橋にあるZepp Hanedaへ。武道館以来のPEDROです。入場してすぐにロッカーに荷物を預け、ビールを手に一息つきます。やや後方の下手寄りに位置取り、開演を待つことにしました。
昔、特に初期の楽曲も聴きたいですね。シンプルながらも心に響くライブを期待しています。それでは、ライブの様子をご紹介します。
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ライブレポート
完売には至らなかったようですが、会場にはそれなりに多くの観客が集まっています。開演時間ぴったりに「還る」をSEに、ラフな服装のメンバーが登場しました。真っ黒な衣装のゆーまおは、ヒトリエのツアーも掛け持ちしていて、まさにフル回転といったところかと思います。
アユニ・Dが「PEDROです、よろしくお願いします」とお馴染みの舌足らずな滑舌で挨拶すると、ライブは最新曲と思われる「ラブリーベイビー」からスタート。これまでと違い、アユニ・Dがステージセンターに立ち、ドラムのゆーまおは下手に位置する横一列の並びが印象的です。
続いて披露された「祝祭」では、以前よりもアユニ・Dのパフォーマンスが格段に上達している印象を受けました。彼女の歌声とバンドサウンドが心地よく響き、観客を魅了していました。
3曲目は「音楽」、会場も一気に熱気を帯び、盛り上がりは最高潮に。しかし、終盤でベースの音が突然止まってしまいました。アユニ・Dはベースを背中に回し、ハンドマイクを手に下手から上手へとステージを動き回りながらシャウトしつつ熱唱。大きな拍手が鳴り止まない中、スタッフが復旧作業に入ります。
「改めまして、PEDROです」とアユニ・Dが改めて挨拶。「ハプニングが起きました。少しお時間ください。皆さんの大切な人生の時間をすみません」と観客に謝意を伝えます。客席からは「でも、良かったよ!」「かっこいい!」「お話しして!」といった声が飛び交い、温かい雰囲気が会場を包みます。
アユニ・Dもベースのテストを試みるものの、「キタキタ、あっ、やっぱりダメです」と苦笑。「生きてると色んなことがありますね。1人じゃなくて良かった」と語り、観客から励ましの拍手が送られます。しかし、「陰キャなんで、こういう時どうすればいいか…」と困惑した様子でアドリブを繰り返します。「9月からのツアーが今日ファイナル。今日も顔真っ青で緊張してました。かっこつかないです」と素直な心情を語り、会場は和やかな空気に。
その後、観客から「ゆーまお」コールが沸き起こり、ゆーまおが「えっ?呼びました?」とステージで応答。「ゆーまおです!」と様々なイントネーションで自己紹介を繰り返し、客席は「オイ!」の掛け声で応じます。この軽妙な掛け合いに笑いが広がりました。
復旧が進んだかと思われたものの、再びトラブル発生。客席から「ひさ子さん靴下見せて!」という声援が飛ぶと、田渕ひさ子は「PEDRO靴下、愛用してます。あっ、田渕です」とユーモアたっぷりに場をつなぎました。
一方、アユニ・Dは「今日は映像が入っているのに、、、」「羽田って空港に行く時くらいしか来ないですよね」と話し始め、「遠くから来た人?」と問いかけると、多くの手が上がります。「うわー、いっぱい!冬休み?有休ですね。皆さんが苦労して稼いだものを食べます」と笑いを誘います。「沢山喋れる人ってすごいですよね」「正月は人生初の初日の出を見ました。それで美味しいものを食べて、幸先良いと思ったのに」と語り、「終電には間に合うようにします」と観客を気遣う言葉を続けました。
田渕ひさ子は「楽しい時間が延びましたね」とコメント。アユニ・Dは「こういう時、実力が試されるって言うけど…」と困りつつも奮闘します。復旧作業に時間がかかるため、メンバー全員が一旦ステージを下がることになりました。
15分以上の中断を経て、「お待たせしました!」という元気な声とともにメンバーが再登場。ライブはアレンジし直したという「洗心」から再開されました。続いて「ぶきっちょ」からギターとドラムプレイで絶妙に繋ぎ、「安眠」へと流れるように進行します。
アユニ・Dが「大人になると、深夜にケーキを食べても、お酒を飲んでも、部屋を散らかしても誰にも怒られない」と話し、「自由で楽しいけど、たまにわからなくなる」と心情を吐露してから「明日天気になあれ」を演奏。彼女のベースプレイが以前よりもさらに洗練され、観客を魅了します。
少し田渕ひさ子に耳打ちしながらエフェクターの調整を行い、「久しぶりの曲やります」と言って披露されたのは「感傷謳歌」、懐かしさが溢れ、会場から大きな手拍子が湧き上がりました。この選曲にファンの喜びもひとしおです。
さらに、「GALILEO」「自律神経出張中」と続けて披露され、会場は大歓声に包まれます。どちらの曲も観客にとって特別な一曲で、喜びと興奮が会場全体に広がりました。
「ありがとうございます。初期の曲たち、ここ数年あまりやらなくて怖かったんです」とアユニ・Dが語り、「このツアーでたまにやってみたら、何で封印しようとしてたのか…。曲が生き返ったようです」と感慨深げに話します。ファンに喜んでもらえたことで「たまにやっていく」との言葉もあり、会場は嬉しい雰囲気に包まれました。
一転、「hope」と新しい曲で再開。「キスをしよう」に続き、「春夏秋冬」「雪の街」と、新しいPEDROを象徴するような田渕ひさ子のギターが際立つ代表曲が続きます。クライマックスに向かう熱気が会場を包み込みました。
「まだ、終わらないです」とアユニ・Dが告げると、ステージは妖艶なライティングに変わり、「清く、正しく」で再開。曲に入り切った激しいアクションが織り交ぜられた演奏は、これまで以上の進化を感じさせます。
続いて「吸って、吐いて」では、下手ステージ袖から伸び縮みするアームカメラが時折目に入ります。そして本編ラストは、「◎△$♪×¥●&%#?!」とシャウト、「グリーンハイツ」で締めくくられました。
アンコールの声が湧き上がり、再びメンバーが登場。アユニ・Dは「自分はとても楽しかった。1人では何もできないけど、皆さんがいてくれて楽しかった」と語り、「あっという間ですが、心のお薬になっていたら嬉しいです」と「愛せ」を披露しました。
続いて「アンチ生活」のイントロで、「このツアーでは色んなライブハウスを回って楽しかった。埋められなかったところもあって悔しい気持ちもありました。でも目の前でキラキラした、かっこいい目で観てくれる人がたくさんいて、その度に音楽や人が好きだと実感しました」と涙目で感謝を述べます。「かっこつけようとしても、つけられないけど、面白がってくれるのなら、また来てください」と締めくくり、最後の演奏と歌唱でツアーファイナルが幕を下ろしました。
<セットリスト>
SE. 還る
01. ラブリーベイビー
02. 祝祭
03. 音楽
04. 洗心
05. ぶきっちょ
06. 安眠
07. 明日天気になあれ
08. 感傷謳歌
09. GALILEO
10. 自律神経出張中
11. hope
12. キスをしよう
13. 春夏秋冬
14. 雪の街
15. 清く、正しく
16. 吸って、吐いて
17. グリーンハイツ
EN1. 愛せ
EN2. アンチ生活
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まとめ
久しぶりのPEDROでしたが、BiSH解散後に封印していたと思われる初期の楽曲も聴くことができ、感慨深かったです。また、演奏や歌唱、パフォーマンスが以前より格段に上達しており、非常に嬉しい気持ちになりました。
終演後には、次のツアーの発表もありました。ぜひ観に行きたいと思います。ちなみに、今日は氣志團の綾小路翔も観に来ていたようですね。みたらしゴローでした!
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