JAPAN JAM 2025 DAY3 2025年5月4日 @千葉市蘇我スポーツ公園

ライブ参戦
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こんにちは、みたらしゴローです。3日目、今日は蘇我駅ルートで向かいます。なんだかスムーズですが、気づかないくらいに改善が施されているのでしょうか。朝は梅酒ロックをいただき、開演を待ちました。午後には雷の可能性があるとのこと、すっかり亜熱帯ですね。それではライブの様子です。

ライブレポート

バイバイ・ニーチェ

朝礼では、改善のための一言アンケートのお願いと、今回で最も暑く雷のリスクもある天候への注意喚起がありました。若手を呼ぶWING STAGEの説明と、今日登場するROAD TO JAPAN JAM 2025優勝アーティスト、バイバイ・ニーチェの紹介が行われました。昨年結成したばかりで、エモボーカル、金髪ギタリスト、六弦ベーシスト、メタルドラマーという大渋滞なコンセプトです。

呼び込まれると、ボーカルのゆとりが「お前ら、暇つぶしじゃねぇぞ!」と叫び、「一会」でスタート。続けて「映画の世界」と演奏し、盛り上げようとする気迫が感じられました。サウンドチェックの際に「パンパンにしておいて」と言っていた通り、何年も経たずに色んなところをパンパンにしそうな勢いです。

「初めまして。ほとんどの方が知らないと思うけど、音楽って知らなくても通じますよね」と語り、ラストは「オモイノカタチ」で締めました。

<セットリスト>
01. 一会
02. 映画の世界
03. オモイノカタチ

アンジュルム

SKY STAGEに移動し、海津亮社長の朝礼です。「令和のゴールデンウィークは夏フェスの様相、でも夜は寒くなるのも春フェス」との説明。そして天候急変への注意もありました。アンジュルムのファンが多いフロアでは「はーい!」「えー!?」などアイドルライブのようなリアクションが飛び交い、海津亮社長は「ちょっと聞いてくださいね」と半笑いで話を続け、会場も失笑。徐々に赤ちゃん言葉のようになっていきました。みどりの日にちなんで「モジャム」を紹介。来年は着ぐるみも作るそうです。

上手の前方で観ていましたが、BEYOOOOONDSのメンバーが続々と出てきて、前方エリアの後ろへ移動し見学しているようでした。アンジュルムは連日のダブル公演などのハードスケジュール。「ロックバンドはこんなスケジュールしない」と紹介され、派手派手なバラバラ衣装で登場。まもなく卒業する上國料萌衣のラストフェス。2年前の竹内朱莉のときとデジャヴのようです。

SEで登場後、「トップバッター、アンジュルムです!よろしくお願いします!」と「46億年LOVE」でスタート。「次々続々」での独特なバトル構成のダンスも楽しく、「アンドロイドは夢を見るか?」とらしい楽曲が続きます。

上國料萌衣が改めて挨拶。「びっくり、前説から盛り上げていただいて!」と感謝を述べ、「ここにいる方は仲間なので盛り上がっていってください」と言ってから、「明晩、ギャラクシー劇場で」「愛すべきべき Human Life」「臥薪嘗胆」と続けました。

水分補給の給水タイムを挟み、「いつのまにかうしろもいっぱい」とジャンプを促し、「前に人も飛びたくなったでしょ!?」と謎の指示でジャンプ。「ドンデンガエシ」で再びバトルダンスを披露。「ラストスパートです、歌ってジャンプしてついて来てください!」と「大器晩成」。左右のモニター下通路に繰り出してファンサ。ラストは定番の「友よ」。ラストフェスの上國料萌衣はピンクのトップスと緑のサーキュラースカートで躍動し、ファンの「アンジュルム最高!」のコールで締めました。

<セットリスト>
01. 46億年LOVE
02. 次々続々
03. アンドロイドは夢を見るか?
04. 明晩、ギャラクシー劇場で
05. 愛すべきべき Human Life
06. 臥薪嘗胆
07. ドンデンガエシ
08. 大器晩成
09. 友よ

HEY-SMITH

SUNSET STAGEのトップバッターはHEY-SMITHです、やや違和感のある配置ですがそこを逆手に取るようにMad Caddiesの「Villains」をSEに登場、サックスの満は毎度のことながらステージに上がると同時に上裸になります。

猪狩秀平が「おっはよ〜!」と叫んで「Living In My Skin」でスタートし、「俺たちがHEY-SMITHだ!ヨロシク!」と「Say My Name」へ、満のダンスは今回も狂ったように激しくキレがありました。続いてステージ前方エリア全体が踊りまくる「Radio」、テンポが変わってもなお踊り続ける「Inside Of Me」、間奏のフォークダンスのような展開も快感を誘う流れでした。

ジャミングの間に早起きが効いたのか満が栄養ドリンクのようなものを一気飲みし、「よく来たなJAPAN JAM今日は何しに来たの?」「頭おかしくなりに来たのでしょ!?」と続けて「Into The Soul」そして「音楽を好きな気持ちを爆発させろ!」と「Endless Sorrow」、「Fellowship Anthem」ではスカダンスが沸き上がり、「Be The One」では観客との合唱が自然に生まれました。

再びジャミングに入り、「俺たちには特別で、アメリカからトロンボーンのサポートUMEちゃんです」「UMEちゃんいなくても、JAPAN JAMが信じてくれなくても、今日はできなかった」と感謝を述べ、「ロックにはいろんな形があって良い、俺はパンクロックを貫く」と宣言し「Summer Breeze」、友だちの歌として「Don’t Worry My Friend」、そして「Let It Punk」とつなぎました。「あと2分あるわ!」「俺たち2分で3曲やるぞ!」と詰め込むように「Don’t Try So Hard」「Summer Head」「Come back my dog」を早く短く演奏し、メンバーが踊り跳びまくって締めました。

<セットリスト>
01. Living In My Skin
02. Say My Name
03. Radio
04. Inside Of Me
05. Into The Soul
06. Endless Sorrow
07. Fellowship Anthem
08. Be The One
09. Summer Breeze
10. Don’t Worry My Friend
11. Let It Punk
12. Don’t Try So Hard
13. Summer Head
14. Come back my dog

DISH//

続いてはDISH//です、「万々歳」でスタート、メンバーは春らしい衣装で登場しましたが、場内は暑さのせいか夏の装いの観客が多く、衣装自体は季節に合っているのに若干の違和感もありましたが、よく似合っていました。

「知ってる人は歌って」とアニメのようにモニターに字幕が出る「Vamping」へ、続いて「サウナの歌です」と紹介された「SAUNA SONG」は北村匠海の趣味から生まれた一曲でしょうか、「みなさんの声が聞きたいって話です!」とジャミングで観客に声を出させ、さらに「僕の言霊かえしてみて!」とコール&レスポンスで盛り上げ、「プランA」では場内が大合唱に包まれました。

「毎年呼んでもらってありがたい、本当にたくさん来てくれてありがたい」と何度も感謝の気持ちを述べ、青い文字の字幕がモニターに映る「群青飛行」は伸びやかなボーカルで空間を包みました。「JUMPer」ではさらに大きなコールが湧き、「このステージ、本当にホームに感じます、最初の頃はすごく緊張していたけど」と思い出を振り返り、最後は「沈丁花」で締めくくりました。

<セットリスト>
01. 万々歳
02. Vamping
03. SAUNA SONG
04. プランA
05. 群青飛行
06. JUMPer
07. 沈丁花

ヤバイTシャツ屋さん

今日2本中1本目はヤバイTシャツ屋さんです。対面のDISH//が終わるとすぐにメンバーが登場し、ガッツリとリハーサルを開始、「げんきもりもり!モーリーファンタジー」「ええがな」「KOKYAKU満足度1位」と本番さながらに演奏して観客を引きつけます。

「4分後に」と一旦ステージから捌けると、「始まるよ♪」のSEで真っ黒なこやまたくやともりもりもと、そして「今尚道重」さゆみにインスパイアされたありぼぼが登場、「千葉県代表ヤバイTシャツ屋さん、始まるよー」の一言から「あつまれ!パーティーピーポー」でスタート、さっそく「えっびっばーっでぃっ!」の大合唱で盛り上がります。「手拍子の準備!」で「癒着☆NIGHT」、3曲目はもちろん「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」、間奏ではエリア全体をしゃがませて一斉ジャンプと、いつもながらの盛り上げ力が光ります。続けて「Blooming the Tank-top」「ハッピーウェディング前ソング」では大合唱が沸き起こります。

こやまたくやが「ヤバイTシャツ屋さんです!」「32です」と自己紹介し、NiziUに対抗して「俺の方が多い、二人も31やろ?」と続けると、ありぼぼは「今日はなんの日!?」とみどりの日にかけて質問、次の出演がBLUE ENCOUNTということもあり「グリエンでしょ」のやりとりが展開され、「こやまさんは信号の緑色のことなんと言いますか?」との問いに、「ブルエンのブルーって信号の緑のことだったのか」と返すなど、絶妙なMCで笑いを取っていきます。

後半はレア曲「ざつにどうぶつしょうかい」で再開、JAPAN JAM仕様としてハム焼き、いちごけずり、メロンまるごとクリームソーダといったフード名を歌詞に盛り込みます。続いて「すこ。」を挟み、ラストスパートは「無線LANばり便利」「NO MONEY DANCE」「かわE」とアツいナンバーで観客のテンションをさらに引き上げます。「みんな音楽好き?思いっきり楽しんで!」の掛け声とともに「ヤバみ」、途中で「声が小さい!!」の煽りでさらにヒートアップし、ラストは「Universal Serial Bus」で締めくくり、休む間もない怒涛のセットリストで会場を完全に掌握しました。

<セットリスト>
RH1. げんきもりもり!モーリーファンタジー
RH2. ええがな
RH3. KOKYAKU満足度1位
01. あつまれ!パーティーピーポー
02. 癒着☆NIGHT
03. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
04. Blooming the Tank-top
05. ハッピーウェディング前ソング
06. ざつにどうぶつしょうかい
07. すこ。
08. 無線LANばり便利
09. NO MONEY DANCE
10. かわE
11. ヤバみ
12. Universal Serial Bus

NiziU

NiziUはライブ仕様のバンドセットで登場、バンドメンバーは女性で、キーボード長﨑祥子、ギター瀬川千鶴、ベースカワノアキ、ドラム番田渚奈子という布陣です。メンバーの衣装は柄こそ違えど春らしいミニスカートと半袖で統一感があり、「Take a picture」でライブが始まります。続いてメンバーが曲紹介を挟みつつ「盛り上がっていきますよ!」と呼びかけ、「SWEET NONFICTION」「Love & Like」を披露します。

定番の「せーのっ!We NiziU!私たちNiziUです!」の挨拶と一人ずつの自己紹介を行い、次の曲の掛け声やポイントを説明しながら、メンバー全員がしゃがんだ状態から「LOVE LINE」へ。「YOAKE」「Life is Beautiful」と続き、MCでは世代らしい落ち着いたチル感のあるトーンで話し、バラード「AlwayS」ではメンバーが横一列に並び、モニターには歌詞が表示される中、安定した歌唱力で丁寧に歌い上げました。

「素敵な眼差しで聴いて頂いてありがとうございます」「次2曲はタオルを振り回して、タオルカラフルですね♪」と語り、ラストパートは代表曲「Make you happy」、続いて「Memories」でタオルの花が会場に咲き誇り、春の野外フェスらしい多幸感に満ちたライブとなりました。

<セットリスト>
01. Take a picture
02. SWEET NONFICTION
03. Love & Like
04. LOVE LINE
05. YOAKE
06. Life is Beautiful
07. AlwayS
08. Make you happy
09. Memories

サバシスター

2年前のJAPAN JAMで衝撃的な発見だったサバシスター。当時は朝入場してすぐBUZZ STAGEのリハーサルをたまたま見かけ、予定外でしたがクロークを後回しにしてそのまま観たのが初めての出会いでした。それ以来、何十回も彼女たちのライブを観てきました。もちろん今回も前方第一希望で当選し最高です。

リハーサルにはお決まりのサングラス姿でメンバーが登場すると、黄色い歓声が一斉に上がります。「スケボー泥棒!」から入り、リハーサルなのに「ハッピーなんて」をしっかりサウンドチェックとして演奏し、観客に愛嬌を振りまいて一旦ステージを離れました。

「Ca Va?」をSEに登場し、ドラムのDくんも含め全員がPIZZA OF DEATHの白いTシャツを着用、ロゴの文字色はなちがショッキングピンク、他メンバーもそれぞれ異なる色で個性を出しつつ、ボトムは7分丈デニムで統一していました。「本当に来てくれてありがとう!後悔しないライブ、PIZZA OF DEATHサバシスター始めます!」と叫んで「My girlfriend is PIZZA OF DEATH」でライブがスタート、なちが「◎△$♪×¥●&%#?!」と絶叫して「ナイスなガール」へ。インタールードでハンドマイクに持ち替え、「跳んで!」の声で「ポテサラ」へと展開、再びギターを背負って「ジャージ」に続きました。

「JAPAN JAM3回目、やっと三周年ですが、毎年ゴールデンウイークに呼んでもらえて、やってきたカッコいいこと、間違ってなかったんだなとほんと思います」と語るなちの言葉に、大好きなフェスへの感謝と不器用ながらも真っ直ぐな気持ちが伝わってきて、胸が熱くなりました。

イントロの「ウォーウォーウォウォウォウォウォー!!」とエリア全体の大合唱が始まり、「良いこと悪いこと、自分の頭で考えて」と「作戦会議」へ。るみなすのソロギターもごうけの激しいドラムも、そして観客の声も一体となって、ステージとフロアが完全に繋がっていました。最近完成度を高めてきたつなぎで「覚悟を決めろ!」、そして「ミュージック・プリズナー」へ、激しいコーラスが突き刺さります。

「この先もかっこいいこと追いかけていきます。またここで会えたら嬉しいです」と伝え、ラストは「タイムセール逃してくれ」。るみなすのソロギターが炸裂し、なちとるみなすはお立ち台でのback-to-back jamを披露、ごうけは最後まで豪快に叩き切ってスティックを天に放ち、サバシスターの現在地を確かに示してくれました。

<セットリスト>
RH1. スケボー泥棒!
RH2. ハッピーなんて
01. My girlfriend is PIZZA OF DEATH
02. ナイスなガール
03. ポテサラ
04. ジャージ
05. 作戦会議
06. 覚悟を決めろ!
07. ミュージック・プリズナー
08. タイムセール逃してくれ

Paledusk

BUZZ STAGEに移動し、ロケットチキンライスセットをいただきながらPaleduskを観ます。

Kaitoが「JAPAN JAM楽しめるか!?」と叫んで「AREA PD」でライブが始まります。いきなり激しいデスボイスが炸裂し、「よろしくお願いします」「踊れる?横も後ろも!」とパンパンに詰まった観戦エリアに向けて盛り上げを仕掛け、「SLAY!! feat.Hideyoshi」で会場は一気に振り切れます。

「なんかコロナ中みたいだな」「でも声出せるなら出していけ!」と叫びながら、「I’m ready to die for my friends feat.VIGORMAN」へと続きます。Kaitoは「あっちのでっかいステージでは、ものすごいイケメンがやってるけど」「いつもと違って迷ってる人も見える。でもこのイベントの主旨に賛同してる。カレーかアイスを迷うことはない。いつもできないことをして楽しめ!」と語り、サングラスの奥から意外にも優しい目元を見せながら、「でもライブハウスには覚悟して来いよ」「今日は歌ったり演奏をしっかり観るチャンス」と話し、続けて「PALEHELL」へ。これは一緒に歌える曲ですが、デスボイスですけどね。

ラストは「RUMBLE feat.Masato from coldrain」、圧倒的なラウド感で畳みかけ、「また会おう」と一言残してステージを去りました。

<セットリスト>
RH1. BLACK ICE
01. AREA PD
02. SLAY!! feat.Hideyoshi
03. I’m ready to die for my friends feat.VIGORMAN
04. PALEHELL
05. RUMBLE feat.Masato from coldrain

komsume

少しフクダ電子アリーナで休憩したのち、引き続きBUZZ STAGEでkomsumeを観ました。リハーサルから本番さながらのテンションで「最低」をフルで演奏し、Gt.Vo.のあゆみが「遊ぼうぜ!」と叫び、さらに「衝動」でも「JAPAN JAM最高!」と叫んでしっかり会場を温めて一度捌けます。

SUM 41の「Fat Lip」をSEにメンバーが登場、Gt.Vo.のあゆみはSUM 41のTシャツ、Ba.Cho.のんのんはおそらくSEX MACHINEGUNSのTシャツでしょうか。「かかって来いJAPAN JAM!」の一言で「アネモネ」から本編がスタート、かわいらしい見た目とは裏腹にバンクロック全開の音を鳴らしていきます。「わしらが、神戸komsumeじゃ!」と宣言して「百発百中」へ、勢いを保ったまま「調子はどうですか!?」と観客に問いかけ、「バク」では「辿り着いたこのステージ♪」という歌詞が胸に響きます。「まだまだまだまだ◎△$♪×¥●&%#?!」と叫んで「Don’t Think!」へ、気づけばエリアには合唱が広がっていました。

「よろしくお願いします、初めての野外、そして初めてのフェス、うちらが神戸komsumeです」と挨拶、「こんな大勢の前で話すのは」と話しつつ、「中学生の時、地元の夏フェスにチャリで行った時の景色やにおいまで忘れられず、バンドに没頭して今日ここに立っています」と過去の思い出を語り、「音楽ってマジで力ある、あっちのでっかいステージ行く!」と力強く宣言しました。

「晴れて良かった、一緒に歌おう」と呼びかけて「いつか」、大きな拍手が起き、自然と手拍子に変わります。「本当にありがとうございました、またライブハウスで会いましょう!」の言葉とともに「◎△$♪×¥●&%#?!」と最後のシャウトを放ち、ラストは「アルストロメリア」。最後までDr.ジンちゃんの華奢な身体から叩き出される魂のこもったビートがしっかりと響き、初フェス初野外のステージを堂々と締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. 最低
RH2. 衝動
01. アネモネ
02. 百発百中
03. バク
04. Don’t Think!
05. いつか
06. アルストロメリア

04 Limited Sazabys

SKY STAGEに移動して、04 Limited Sazabysです。本番ではGENが「一緒に行ける!?」と呼びかけ、「きっと間違えられないな、JAPAN JAM SKY STAGEみどりの日♪」と「monolith」からスタート。「fiction」では残像が残るような映像演出が印象的で、「Finder」「Galapagos」と続けて会場のボルテージを上げていきます。

GENは「たぶんNiziUの人だと思うけど、猪狩さんが『かわいいなぁ、俺らくすんでいく一方だ』って言ってた」とORALの山中拓也も含めた会話を明かし、さらに中島健人にかけて「GENティは大丈夫でしょ!?」と曲の途中でぶっこみます。

「今日はみどりの日、良い場所に立たせてもらっているのは皆さんのおかげです」と感謝を述べ、「NiziU、アンジュルムとかは知ってる、BEYOOOOONDSは知らなかったけど」とメンバーに教えてもらい、「結束バンドもいて、実は自分たちが楽曲提供していて、人生初めて“他人が歌うことを想定して曲を書く”という経験をした」と話し、「虹夏はこういうこと言いません」と言われて修正を求められたエピソードを「クソ面倒くさい、だったら俺に頼むなと思った」と笑いながら話しつつ、原作リスペクトとして作り直し、良い曲ができたと振り返ります。その流れから、結束バンド本編で披露されなかったことに「ちゃんとやれや!」と突っ込みつつ、自らのフォーリミバージョンで「UNITE」を披露し、エリアには喜びの声があふれました。

続けて「mottö」(JUDY AND MARYカバー)、「compact karma」「Honey」と畳みかけて、「ありがとう、JAPAN JAMもROCK IN JAPANも毎回ありがたい」と感謝を述べつつ、「でも肌感で、今回俺の好きな麻婆豆腐がない」と愚痴も挟みます。「何万人もこうやって時間を共有するのは“体験”です。見る・考える・聞くじゃなくてバイブス交換、難しいことはAIに任せて俺たち人間がやれることをやろう」と熱を込め、「トリのオーラルなんちゃらとか、あと気になるCLAN QUEENまで楽しんで」と締めました。

ラストスパートは「Keep going」、そして本編ラストは「swim」。大盛り上がりの中で少し時間が残っていたことから「俺らが名古屋04 Limited Sazabysだ、忘れるな!」と叫び、「Remember」を追加して完全燃焼で締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. magnet
RH2. Now here, No where
01. monolith
02. fiction
03. Finder
04. Galapagos
05. UNITE
06. mottö (JUDY AND MARY cover)
07. compact karma
08. Honey
09. Keep going
10. swim
11. Remember

NEE

WING STAGEへ。昨年のJAPAN JAMの直後に起きたショックからもう一年が経ちました。リハーサルでは「アウトバーン」、続いて夕日が「いい時間になったね」と話し「月曜日の歌」、さらにかほが「みんなにかかってるからね!力貸してね!」と呼びかけ、「時間もう少しあるから」と「おもちゃ帝国」まで鳴らしていきました。

ジングルにのせて静かに登場し、「NEEです、よろしくお願いします」「危ない橋を渡り続けてきました」と挨拶、「ボキは最強」で本編がスタートします。「よろしく、みんな最強」と宣言し、大樹も「JAPAN JAM最強!」と叫んで「九鬼」へ続きます。

夕日は「はじめまして、去年5月4日を最後にうちのボーカルが……」と語り始め、「三人体制でまた帰ってこられるか不安だったけど、いっぱいお客さんがいて」「終わったとは言わせないからな!」と強い意志を伝えました。三人体制の新曲として「マニック」を披露し、「日が暮れてきたね」と「第一次世界」へ。かほの歌声が夕日に向かってしなやかに伸びていきます。

かほは「やっぱりどうしても思い出す。くぅが残したものは……」と振り返り、「みなさんとNEEの曲を歌っていくので」と宣言して「スカートの中を覗く」へ。〈寂しくなんかないじゃん♪〉という歌詞が夕暮れに溶けていく中で、作詞作曲した本人を想い歌う姿が、深く胸に刺さります。ラストは「不革命前夜」、それぞれの想いを振り払うように掻き鳴らして締めくくりました。

<セットリスト>
RH1. アウトバーン
RH2. 月曜日の歌
RH3. おもちゃ帝国
01. ボキは最強
02. 九鬼
03. マニック
04. 第一次世界
05. スカートの中を覗く
06. 不革命前夜

THE ORAL CIGARETTES

今日のトリはTHE ORAL CIGARETTESです。おなじみのSEとともに登場し、山中拓也が「JAPAN JAMファイナルアクトは俺たちTHE ORAL CIGARETTESだ」「JAPAN JAMかかってこい!」と叫んで「Bitch!!」でスタート。火柱の特効が上がりますが、風が強くステージ側へ流れていて、見ていても熱が伝わってきます。

「楽しみにしてたか!?見せてくれ!」と煽ってから「DIKIDANDAN」、どんな遊び方でも楽しんでと伝え、さらにcolrdainのMasatoが参加している「DUNK」へ。乱入はありませんでしたが、楽曲の熱量はそのままでした。

「JAPAN JAM、最後まで残ってくれてありがとう。今年もトリを取らせてもらいました」「トリらしく、映像ガツガツ、炎バンバン、お金かけた」「もっとすごいこともできるけど、今できることを精一杯やります。今年のトリは“おかえり”というJAPAN JAMからのメッセージだと思っています」と語り、「UNDER and OVER」を披露。アニメーションを背景に、語りかけるような曲が会場の空気を変えていきます。

続いて「OD」、エレクトロのようなビートが身体を自然に揺らす展開です。「楽しんでおられますでしょうか!?」と独特な言い回しで観客に問いかけ、「トリは緊張するものです。ふざけてばかりもいられません」「いろんなジャンルのトップアーティストが来ていて、異種格闘技戦のような空間です」「俺たちはロック代表で来ました。ロックは優しい音楽だからこそ、仲間とも、お客さんとも強い信頼関係がある」と想いを語りました。

後半は「A-E-U-I」、好きなだけ声を出せと観客を煽りながら大合唱。「カンタンナコト」ではさらに声が重なり、まだまだ暴れ足りないと「狂乱 Hey Kids!!」、サビでは「ウォウォォウォウォォ!」とステージとフロアが完全に一体化していました。

「滅茶苦茶楽しかった、ありがとう」と山中拓也が感謝を述べ、「この後、俺らきっかけでバンド始めたっていうCLAN QUEENもよろしく」「今日、こんな後ろまでいっぱい来てくれるのは当たり前と思っていません」「バンド始めた頃は想像してなかった……いや、ちょっとだけは思ってた」と話し、「世間は嫌いだ、悪いことしたと、敵ばかりの話題で溢れてる。でも俺たちは好きなものを愛し、いつでも帰ってこれる場所を作っていく。遊びに来てくれよ」とまっすぐなメッセージを届けます。

「年末、たくさんの人に迷惑をかけ、人生を奪いかねないことをしました」「でも、その方たちが後日、またライブに来てくれた。それが本当に嬉しかった」と振り返り、「三ヶ月待ってくれてありがとう、JAPAN JAMも呼んでくれてありがとう」と感謝し、四人で長時間の最敬礼を行いました。最後は「愁」で締めくくり、エリアには涙が浮かび、花火がぼやけて見えました。

<セットリスト>
01. Bitch!!
02. DIKIDANDAN
03. DUNK feat.Masato (coldrain)
04. UNDER and OVER
05. OD
06. A-E-U-I
07. カンタンナコト
08. 狂乱 Hey Kids!!
09. 愁

DJ和

シメはDJ和です。サウンドチェックではKEYTALKの「MONSTER DANCE」を使用し、「今日はもう寒くなってきました、僕のDJは身体が暖まるのでおすすめです」と挨拶。「ラジオ体操第一」で体を温めたあと、「カメラに抜かれるから、キメ顔ね」と軽妙に会場をリードします。本編は、WANIMAの「シグナル」から始まり、[Alexandros]の「閃光」、ONE OK ROCKの「The Beginning」、サカナクションの「怪獣」、そして10-FEETの「第ゼロ感」では大音量の〈ウォーウォゥ〉コールが沸き起こります。MAN WITH A MISSIONの「FLY AGAIN」でさらに熱を上げていきます。

「あったまって来たでしょ、もっと汗かこう!」と促して「ジャンボリミッキー」へ。観客が器用に踊る様子に、「出来るじゃん、楽しそうだから混じりたい」と本人も踊り出す一幕も。後半は、ずっと真夜中でいいのに。の「TAIDADA」、GEMN, 中島健人 & キタニタツヤによる「ファタール – Fatal」と続きます。

「アニソン好きですか?ロックなアニソンを」と紹介したのは、トゲナシトゲアリの「雑踏、僕らの街」。仕事で少しお世話になったこともあり、個人的にも嬉しい選曲でした。続いてKANA-BOONの「シルエット」では観客との大合唱が広がり、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」では「踊り明かそう!」の一言とともにフロア全体が揺れます。

「早くも最後の曲です」と告げて、ハルカミライの「世界を終わらせて」で締めくくりました。今日の一連の流れに完璧にマッチした、秀逸な選曲と展開でした。

<セットリスト>
SC. MONSTER DANCE(KEYTALK)
01. ラジオ体操第一
02.  シグナル(WANIMA)
03.  閃光([Alexandros])
04.  The Beginning(ONE OK ROCK)
05.  怪獣(サカナクション)
06.  第ゼロ感(10-FEET)
07.  FLY AGAIN(MAN WITH A MISSION)
08. ジャンボリミッキー
09.  TAIDADA(ずっと真夜中でいいのに。)
10.  GEMN, 中島健人 & キタニタツヤのファタール – Fatal
11.  雑踏、僕らの街(トゲナシトゲアリ)
12.  シルエット(KANA-BOON)
13.  シュガーソングとビターステップ(UNISON SQUARE GARDEN)
14.  世界を終わらせて(ハルカミライ)

まとめ

三日目は、トリのTHE ORAL CIGARETTES、新体制のHEY-SMITH、NEEの再出発など、節目や物語性のあるステージが連続しました。他にも、卒業メンバーがいるグループ、ここをきっかけに飛躍したアーティスト、初フェスを迎えた若手など、さまざまな人生模様が凝縮された一日で、感傷にひたる時間も多くありました。

いよいよ明日は最終日です。最後まで元気に、そして思いっきり楽しみましょう。みたらしゴローでした。

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