こんにちは、みたらしゴローです!CDJ2日目です。今日はトップバッターがヤバイTシャツ屋さんということで、早い時間からリハーサルがあるだろうと予想し、少し早めに会場へ向かいます。
昨日は、イベントホールが「Mステ」の撤収作業で使用されており稼働していませんでしたが、今日はついに稼働開始。コロナ前以来となるフルエリアの活用が実現しました。この規模感は久しぶりでワクワクしますね!来年以降、さらにステージが増える可能性もありそうで期待が膨らみます。それでは、2日目のライブ模様をお届けします!
ライブレポート
ヤバイTシャツ屋さん
案の定、ヤバイTシャツ屋さんはすでにステージに登場し、リハーサルを開始。ガンガンと演奏を響かせながら、「朝早くからすみませんね、本番よろしくお願いします!」と一言残して一旦ステージを後にしました。
続いての朝礼では、海津亮が「初日の昨日は盛り上がりました!今日はコロナ前以来のフルスペックでのロックンロールユニバース」と語り、イベントホール(ASTRO ARENA)が「Mステ」撤収作業を終え、今日から稼働していることを説明しました。さらに、「アンコウの吊るし切り」などユニークな催しについても紹介があり、観客を笑顔にさせます。
今年10周年を迎えたヤバイTシャツ屋さんの活動も振り返られました。5月には志摩スペイン村でのワンマンライブを開催し、Jフェスには春夏夏冬のすべてに皆勤賞という活躍。特に9月のひたちなか(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)では、サザンオールスターズと同じ大学サークルルーツという縁から、桑田佳祐のお気に入りになり、最終的に「Tシャツ屋呼ばわりになっていた」というエピソードが語られました。
さらに、ヤバTのメンバーが常磐道でサザンを流しながら熱唱して帰ったという話も披露。えっ、それ、私と全く同じ帰り道の過ごし方なんですけど!と心の中で思いつつ、ヤバTが呼び込まれて本番がスタートします。
「始まるよ」のSEとともに、いつもと変わらないスタイルでメンバーが登場。ありぼぼは年中同じ服装という印象が強いですよね。オープニングを飾ったのは「NO MONEY DANCE」。いきなりトップギアでスタートし、「FACT」「まじ可哀想」「Fat on」「Yeah!」と観客は大合唱の嵐に巻き込まれます。
続いて披露されたのは「あつまれ!パーティーピーポー」、またしても「Everybody!!」の大合唱が起こり、手拍子で会場が一つになります。ここで、こやまたくやが「CDJ最高!新曲行くよ!」と宣言し、「ええがな」を披露。さらに「Blooming the Tank-top」では、モニターに無数のタンクトップくんが暴れまわる映像が映し出され、観客を楽しませます。間髪入れずに演奏された「かわE」では、手拍子が続き、観客の手が真っ赤になるほどの盛り上がりを見せました。「やんけ!」の掛け声も加わり、一体感が最高潮に。
矢継ぎ早のパフォーマンスの後、少しインターバルを挟んで、こやまたくやが「よっしゃ、カウントアップしよう!みんなしゃがんで、1, 2, 3, 4ジャンプ!」と観客を煽ります。「CDJ2423」と叫びながら、「あれ、オトナブルー大流行」もりもりもとが首振りをしますが全然出来ていません、「TwitterがXに変わりました」「ひき肉です!」など時事ネタも交えて笑いを誘う場面も。「2023年や!」という叫びとともにライブに戻り、この曲と「寝んでもいける」で再び勢いを取り戻しました。
間髪入れずに演奏されたのは「ちらばれ!サマーピーポー」と「すこ。」さらに続けて「ヤバみ」と畳みかけるようなラストスパートに突入。観客も負けじと応え、高速で展開される「ヤバみ」に、まさに“高速ヤバみ”で熱気に包まれます。
その勢いのまま披露されたのは「無線LANばり便利」。ここでもスピード感あふれる演奏に加え、観客が「無線LAN優先LANよりバリ便利」を大合唱し、会場全体が一体感を見せます。一瞬の息を入れた後、観客もメンバーも気力を吹き返し、再びライブは最高潮へ。
こやまたくやが「この後も楽しんでいけよ!」と挨拶し、ラストを飾ったのは「ハッピーウェディング前ソング」。EARTH STAGEはパンパンの観客で大盛り上がりとなり、ヤバイTシャツ屋さんの勢いそのままに最高の形でステージを締めくくりました。
<セットリスト>
RH1. 喜志駅周辺なんもない
RH2. とりあえず噛む
RH3. 恐竜 〜Dynamite Soul〜
RH4. Tank-top Festival 2019
01. NO MONEY DANCE
02. あつまれ!パーティーピーポー
03. ええがな
04. Blooming the Tank-top
05. かわE
06. 寝んでもいける
07. ちらばれ!サマーピーポー
08. すこ。
09. ヤバみ
10. 無線LANばり便利
11. ハッピーウェディング前ソング
サバシスター
COSMO STAGEに移動して前方エリアへ。位置は後ろから2列目ですが、かなり前方で、ど真ん中に近い最高のポジションです。今年最も観たバンドで、数えてみたらなんと15本!サバシスターは今年年間80本ほどライブをしているので、私もかなり頑張ったほうだと思います。それだけドストライクな楽曲たちに惹かれています。リハーサルではおなじみのサングラス姿で登場し、準備を進めます。
一旦捌けた後、パンパンに埋まったステージに再び現れたメンバーたち。「CaVa?」をSEに、背中に「PIZZA OF DEATH」のロゴが入った黒い開襟シャツ姿で登場しました。
なちが「PIZZA OF DEATH、サバシスターです!COUNTDOWN JAPAN、一緒に歌いたい!」と呼びかけると、観客から「ウォーオーオーオーオオオ」の大合唱が響きます。そして、「こんな日があるから毎日生きられます」と語りながら、1曲目「作戦会議」でライブがスタートしました。
るみなすが「サバシスターです、会えると思ってました!」と挨拶し、続けて「ナイスなガール」へ。手拍子が会場に広がり、るみなすやGKのコーラスが楽曲に厚みを加えます。観客も一体となって盛り上がる光景が印象的でした。
「CDJ最高です!後ろの方までありがとう!」と感謝を伝えると、なちはハンドマイクに持ち替え、3曲目「ポテサラ」へ。ステージの端から端までぴょんぴょん飛び跳ねるなちの姿に観客のテンションもさらにアップ。エネルギッシュで心温まるパフォーマンスが続きます。
なちが「CDJ二回目、今年最後のライブです。この一年、サバシスターがやってきたことをしっかり見せます!」と語り、アレンジされたイントロから「覚悟を決めろ!」がスタート。GKの「Four on the floor」がキレキレで、カッコよすぎます。間髪入れずに「!」が続き、間奏ではるみなすが「ギター!なち!」と叫ぶと、なちのギターソロが炸裂。今日のなちはいつにも増して絶好調で、演奏がすごく上手く感じられました。
その勢いのまま披露されたのは「ミュージック・プリズナー」。この曲だけで何リットル涙を流しただろう、と思うほど感情に響く一曲。観客の手拍子とコーラスが曲をさらに引き立てます。Dくんのベースソロも圧巻で、技術の高さが光ります(ドヤ顔は不要ですが…)。
なちは「めちゃめちゃ幸せです!来年もまた会えたら嬉しいです」と感謝の言葉を述べ、「タイムセール逃してくれ」へ。間奏で「ギター、るみなす!」の掛け声が入り、るみなすのギターがまたかっこいい。ライブのテンションは最高潮に。
ラストは、身長がほぼ同じなちとるみなすがそろってお立ち台に立ち、観客を見渡しながら「サバシスター’s THEME」を披露。会場中が大盛り上がりとなり、「来年もよろしく!ありがとうございました!」の言葉でライブは終演しました。
いやー、今日は酒が進みそうです。サバシスター、今年最後に最高のパフォーマンスを見せてくれました。
<セットリスト>
RH1. ジャージ
RH2. 22
01. 作戦会議
02. ナイスなガール
03. ポテサラ
04. 覚悟を決めろ!
05. !
06. ミュージック・プリズナー
07. タイムセール逃してくれ
08. サバシスター’s THEME
HEY-SMITH
GALAXY STAGEに移動。今年限りで休養に入るトロンボーンのかなすを、これが最後に見られるステージとなりそうです。サウンドチェックでは、いろいろな曲を演奏しながらコーラスも行い、リラックスした雰囲気で準備を進めていました。
やがてジングルが流れ、おなじみのファンキーなSEが会場に響き渡ります。モニターにはメンバー紹介のような画像が映し出され、続々と登場するメンバーたち。かなすの髪は鮮やかな緑色で、まるで入浴剤を連想させるほどのインパクトがありました。
猪狩秀平が「来たぜ、COUNTDOWN JAPAN!」と叫び、オープニングナンバー「Endless Sorrow」でスタート。会場からは「NO MORE WAR!」の大コールが巻き起こり、続いて「Are You Ready!」の雄叫びから「2nd Youth」へ。観客の大合唱が続き、体が自然に動いてしまうほどの熱気に包まれました。
猪狩が「俺たちが大阪HEY-SMITH、よろしくな!」と挨拶をすると、YUJIの伸びやかな歌声で「Say My Name」が始まります。圧巻の演奏に加え、満の狂ったようなパフォーマンスが観客の心をさらに熱くさせます。このエネルギーが気持ちよく、観客全員が彼らの音楽に飲み込まれていきました。
大きな手拍子が響く中で始まったのは「Be The One」観客が次々とスカダンスを踊り始め、会場全体が一体となって盛り上がります。「よろしこ!」と猪狩秀平が声を上げ、続いてオイオイコールを煽りながら、コミカルなリズムが特徴的な「We Sing Our Song」へ。満は狂ったように踊り狂い、そのテンションに観客も引き込まれます。
さらに、「Dandadan」が続き、一層大きな手拍子が巻き起こります。イイカワケンはトランペットを吹きながら、手を伸ばしてハンドマイクをラッパの先に付けてパフォーマンスを展開。これで吹くのは凄い技です。観客からも驚きと歓声が上がりました。
猪狩秀平が「もっと!もっと!もっと!のってけ!」と観客を煽り、「ReReReRe」から「Radio」へ。観客全員が「レデオ!」と大合唱し、会場の熱気はさらに高まりました。
猪狩秀平が「COUNTDOWN JAPAN元気か!体験したことのない音楽の世界にお連れしましょう」と宣言し、「呑まず、打たず、買わずキマル音楽ドラッグ」と紹介しながら披露されたのは「Inside Of Me W.E.E.D」。独特な世界観で展開される楽曲に、観客は引き込まれ、歌声がその空気をさらに深めました。
続けて「じゃあ、思い切り踊りますか!」と叫び、「Inside Of Me」へ。曲の途中からテンポが一気に上がり、観客も踊り狂い始めます。モニターにはコミカルに踊る観客の姿が映し出され、会場から失笑が漏れる一幕も。会場全体が笑顔と熱気に包まれました。
「ありがとう!」と感謝を伝えた後、猪狩が「トロンボーンのかなすが年内で休養します。次に戻ってくるための休養です。そこんとこよろしくお願いします」と語り、観客から温かい拍手が送られました。そして、「あとの2曲は俺たちのために歌わせてください」との言葉とともに披露されたのは「You Are The Best」。
ラストは「思った道を進め、迷ったときはパンクロックを聴け」という猪狩のメッセージとともに「Rest In Punk」。モニターには歌詞の和訳が表示され、観客の胸に深く刺さります。演奏が終わると、かなすが大きく一礼し、静かにステージを去りました。その姿に会場中が惜しみない拍手を送り、感動的な余韻が残りました。
<セットリスト>
01. Endless Sorrow
02. 2nd Youth
03. Say My Name
04. Be The One
05. We Sing Our Song
06. Dandadan
07. Radio
08. Inside Of Me W.E.E.D
09. Inside Of Me
10. You Are The Best
11. Rest In Punk
10-FEET
EARTH STAGEに移動して10-FEETのステージへ。ドラムのKOUICHIが病欠のため、リハーサルはいつも以上に入念に行われているようでした。サポートドラムとして参加するのは、ヤバイTシャツ屋さんのもりもりもと他2名のようです。
ジングルが流れる中、「そして伝説へ…」のSEが響き渡り、観客がタオルを掲げて迎える中、メンバーとともにサポートドラムのもりもりもとも登場。TAKUMAが「KOUICHIのおっさんの分まで、良いライブやらんと!」と意気込みを語り、「毎回ライブやるたびに新しい曲を覚えてきてくれる」ともりもりもとを称賛しながら、1曲目「super stomper」でスタートしました。
続いてTAKUMAが「この曲も覚えてきてくれました!」と紹介し、「SHOES」を披露。観客との一体感が際立つコーラスが気持ちよく、会場全体が楽曲に包まれます。さらに「もう一曲行きます!」と宣言し、「JUST A FALSE! JUST A HOLE!」へ突入。サポートながらもかっこよく叩き切るもりもりもとの演奏に、観客からは「もりもと!」コールが起き、ステージは熱気に包まれました。
観客の「こまき!」コールに応え、次に登場したのはkomaki♂。新たに覚えてきたという曲「蜃気楼」を披露。観客からは当然のように大合唱が沸き起こり、会場全体が楽曲に染まります。続いて演奏されたのは「ヒトリセカイ」。エモーショナルな雰囲気が会場を包み、大手拍子と大合唱が自然と発生。NAOKIの大開脚ベースプレイも炸裂し、観客をさらに盛り上げました。再び自然発生した「こまき!」コールに、熱気が一層高まります。
TAKUMAが「俺、よそのバンドの曲できないわ」とつぶやくと、NAOKIが「俺も髪の毛さらさらになりたい」と返し、会場から笑いが起こります。さらにTAKUMAが「今回でサポートドラム体制は終わりだと思う。KOUICHI、さかむけやろ」と冗談を飛ばしつつ、三人目のサポートドラマーを呼び込むため、「なおき!」コールを始めます。しかし、NAOKIが反応し「お前じゃない!」と。
TAKUMAは「いやー、練習ホンマ大変だった。ナオキって言ったら二人とも振り向くし」と笑いを交えながら、次のドラマー早川尚希(SHANK)を紹介。早川が登場すると、待ってましたと言わんばかりの歓声が上がり、「VIBES BY VIBES」でライブが再開しました。
早川尚希の激しいドラミングが光る中、続いて披露されたのは「第ゼロ感」。いつも以上にドラムの音が重厚に感じられ、観客からの大合唱と大手拍子が曲をさらに引き立てます。さすがに反復横跳びは発生しませんが、NAOKIは大開脚に加え、カメラに向けて白目を剥くお茶目なパフォーマンスを披露し、笑いを誘いました。
TAKUMAが「ありがとうな、なおき」「おおきに」と感謝を伝えると、NAOKIが「いや、お前ちゃうから!」と即座にツッコミを入れ、会場に和やかな雰囲気が広がります。
ラストを飾ったのは「RIVER」。なんとなく久々に聴く気がしますが、観客からは歓声が上がります。曲中では「ウォーウオーウオー」のコールアンドレスポンスで観客と遊び、さらにスマホライトを照らしてウェーブを作る演出で一体感を生み出しました。
演奏終了後、TAKUMAが観客とサポートドラマーたちに感謝を述べ、「おおきに!」の言葉で締めくくられました。特別な布陣でのライブは、感動と笑いに包まれた最高の時間となりました。
<セットリスト>
RH1. Basket Case (Green Day)
RH2. STONE COLD BREAK
01. super stomper
02. SHOES
03. JUST A FALSE! JUST A HOLE!
04. 蜃気楼
05. ヒトリセカイ
06. VIBES BY VIBES
07. 第ゼロ感
08. RIVER
SHISHAMO
続いて登場したのはSHISHAMO。リハーサルでは次々と演奏を披露しつつ、宮崎朝子が「リハですが、タオル回せますか?」「CDJ?」「行けますか?」と観客を煽り、楽曲「タオル」に合わせてタオルを回させて盛り上げます。一旦ステージを後にした後、準備は整った様子です。
本番はのんびりとしたSEが流れる中、メンバーが韓国語プリントの黒トレーナーと白短パンを着た宮崎朝子を先頭に登場。イントロを演奏しながら「CDJ!」「CDJ!」と客席に語りかけ、1曲目「恋する」でスタートしました。観客が心を掴まれたところで、「カラフル」へ続け、一気にライブの雰囲気が高まります。
宮崎朝子は再び「CDJ!」「CDJ!」と叫び、観客とのコミュニケーションを楽しみます。今回が3度目のCOUNTDOWN JAPAN出演で、最初は2013年だったこと、そして今回初めてEARTH STAGEに立った喜びを語り合いました。
「今年がライブ納め」という言葉を添えて披露されたのは「君と夏フェス」。真冬の演奏にもかかわらず、楽曲の持つ暖かい雰囲気が会場を包み込み、まったく違和感がありませんでした。さらに続けて「許してあげるから」を演奏。しっとりとしたメロディーが心に響き、観客の感動を引き出します。
「後半戦、もっと元気に行けますか?」「CDJ!」「CDJ!」「CDJ!」と宮崎朝子が観客を煽り、勢いよく披露されたのは「最高速度」。モニターにはアスリートが走り抜ける映像が映し出され、楽曲の疾走感が視覚的にも引き立てられました。
続いて「恋じゃなかったら」をしっとりと歌い上げ、ステージの雰囲気が一転。宮崎朝子の歌声が観客の心に深く染み渡ります。
そして、いよいよ次が最後の曲。宮崎朝子が「スペシャルゲスト、スカパラホーンズの皆さんです!」と紹介すると、東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションがステージに登場。谷中敦が「どうも!俺たちもこれが仕事納め、盛り上がってくれるよな!」と呼びかけ、SHISHAMOのキラーチューン「明日も」がスタートしました。
ラッパ隊が加わったことで、楽曲の迫力はさらに倍増。特にホーンセクションのソロパートやアレンジされたアウトロは圧巻で、会場全体を飲み込むようなエネルギーが生まれました。観客の熱狂に包まれながら、大盛り上がりでステージは幕を閉じました。
<セットリスト>
RH1. 好き好き!
RH2. ねぇ、
RH3. タオル
01. 恋する
02. カラフル
03. 君と夏フェス
04. 許してあげるから
05. 最高速度
06. 恋じゃなかったら
07. 明日も feat. スカパラホーンズ
フレデリック
GALAXY STAGEでは、フレデリックがリハーサル中。三原健司が「今日は全員、フレデリックのファンにして帰します!」と意気込みを語り、一旦ステージを後にしました。
本番では、フレデリックらしいSEとともにメンバーが登場。「フレデリック始めます!」のおなじみのフレーズから、三原健司が「35分一本勝負、フレデリック始めます!◎△$♪×¥●&%#?!」と絶叫。そして「オンリーワンダー」でライブがスタートしました。
三原健司は「皆のこと虜にして帰ります!突っ立ってるだけじゃないですよね?声出せますよね?」と挑発的に観客を煽り、続く「スパークルダンサー」では「ノッテケ、ノッテケ!」のコールに合わせ、観客もノリノリで応えます。
さらに「CYAN」へ突入。三原健司が「COUNTDOWN JAPANに初めて出たときから、もう10年経った。やればやるほど、噛めば噛むほど味が出る面白いバンドです」と語り、新しめの楽曲「ペパーミントガム」を披露し、さらにライブの熱気を高めました。
「10年経ったんだよね、初めて出させてもらってからね」と三原健司が語り始め、「その時その時、やってきた結果がこの10年。ライブを何より大切にしているからこそ、ここまで続けられました」と感慨深く振り返ります。そして観客に向かって「わー!」と声を出させると、「いや、これ歌じゃないんだけど」と笑いを誘い、最新曲「煌舟」へ。モニターには波に揉まれ、渦に飲み込まれるような映像が映し出され、楽曲の世界観をより深く感じさせます。
ラストはアレンジされたイントロが流れる中、三原健司が「もう何やるかわかってんだろうが!」と煽り、キラーチューン「オドループ」へ突入。「そんなもんか幕張!」とさらに観客を挑発し、熱気は最高潮に。「10年前、このバンドすぐ消えるって言ってたあの人元気かな!」と皮肉たっぷりに語ります。
演奏中、三原康司と赤頭隆児は左右のモニター下の通路まで駆け回り、演奏しながら観客に迫るパフォーマンスを展開。コーラスパートではダッシュでマイクに戻るなど、全力のステージングが光ります。
最後はメンバー全員が大暴れしながら演奏を締めくくり、三原健司が「当たり前が当たり前に続かなかったり、当たり前が変わったり」と意味深な言葉を残しつつ、武道館公演の告知を挟み、ライブを終えました。
<セットリスト>
RH1. KITAKU BEATS
RH2. リリリピート
01. オンリーワンダー
02. スパークルダンサー
03. CYAN
04. ペパーミントガム
05. 煌舟
06. オドループ
トゲナシトゲアリ
COSMO STAGEに移動。少し仕事で関わりがあり、気になっていたバンドということで観ることにしました。アニメ「ガールズバンドクライ」と並行して結成された5人組バンドですが、2人が夏から体調不良で活動休止中とのことで、現在はサポートメンバーを迎えて活動しているようです。CDJに出演できるくらいなので、人気があるのも頷けます。
リハーサルでは、ボーカルの理名はステージに姿を見せず、声だけで行われました。一方、ギターの夕莉とベースの朱李は真っ黒な衣装で登場。どことなくおどおどした雰囲気に見えましたが、本番ではその印象が一変しました。
ジングルが鳴ると、ジージャンに白のホットパンツ姿の理名をはじめメンバーが登場。サポートにはむらたたむ(ドラム)と鈴木栄奈(キーボード)の姿が見えます。1曲目は「名もなき何もかも」。堂々とした演奏と激しい歌唱に圧倒されました。理名はなんと17歳。末恐ろしい才能と表現力を持つボーカリストです。
間を開けることなく披露された2曲目は「視界の隅 朽ちる音」。センターモニターにはアニメ「ガールズバンドクライ」の映像が映し出され、楽曲の世界観が一層深まります。
理名がマイクを握り、「改めまして、私たちは『ガールズバンドクライ』から生まれたトゲナシトゲアリです!」と挨拶。「今日はいっぱい聞いてほしいので、8曲やります!」との宣言に、観客からどよめきが起こります。
「COUNTDOWN JAPANに出られるということでドキドキしていました」と語り、メンバー紹介へ。途中、「ギター…ではなくベースの朱李!」と可愛らしく間違える一幕もあり、会場が和む雰囲気に包まれました。すぐに披露されたのは「空白とカタルシス」。メロディーに乗せた力強いパフォーマンスが印象的です。
続いて、理名がサポートメンバーの紹介を行います。むらたたむ(ドラム)と鈴木栄奈(キーボード)に感謝を伝え、喋りもハキハキとしていて堂々とした印象を受けました。
演奏はさらに続き、「空の箱」「誰にもなれない私だから」「雑踏、僕らの街」と3曲を連続で披露。観客を引き込むその勢いは圧巻で、若さとエネルギーが会場中に溢れました。
理名が「いやー、楽しいですね!ぜひライブに来てください!アニメも見てください!」と語りかけ、いよいよラストスパートへ。理名がギターを抱えて披露したのは、「声なき魚」と「運命の華」。感情を込めたパフォーマンスでステージを締めくくり、観客に大きな爪痕を残しました。
<セットリスト>
RH1. 傷つき傷つけ痛くて辛い
01. 名もなき何もかも
02. 視界の隅 朽ちる音
03. 空白とカタルシス
04. 空の箱
05. 誰にもなれない私だから
06. 雑踏、僕らの街
07. 声なき魚
08. 運命の華
新しい学校のリーダーズ
ラストはGALAXY STAGEで新しい学校のリーダーズを堪能します。今月ワンマンツアーを観たばかりですが、観やすい位置を確保し、期待感が高まります。
チャイムが鳴った後、「Essa Hoisa」のSEが流れる中、派手な羽織をまとったメンバーが登場。SUZUKAが「COUNTDOWN JAPAN!We are ATARASHIIGAKKO!」と叫び、「Are You Ready!」の声とともに「Toryanse」でステージがスタート。続けて「Omakase」を披露し、羽織を脱ぎ捨てると、独特なダンスパートが印象的な「Giri Giri」へ。観客を手拍子で煽り、ステージはさらにヒートアップします。
ここまではすべて英語でMCを行い、世界観を構築。長ランを羽織って披露されたのは「Pineapple Kryptonite Remix」。ユニークでキレのあるダンスとパフォーマンスで会場は十分に暖まりました。SUZUKAが「ここからが本番!」と観客を煽り、「COUNTDOWN JAPANの皆様、お元気ですか?」と呼びかけます。
長ランを脱ぎ捨てると、文字がぎっしり書かれたセーラー服に変身。オトナブルーへと繋がりそうな転換SEが流れる中、「ATARASHII GAKKO!」の合唱が起こり、SUZUKAが「私たち、オトナぶっちゃっていいかしら?」と問いかけて「オトナブルー」へ。首振りダンスが炸裂し、SUZUKAはモニター下の通路を広々と移動しながらパフォーマンス。観客から悲鳴にも似た歓声が上がり、会場は熱気に包まれました。
絶叫とともにSUZUKAが「COUNTDOWN JAPANのみんな、ARIGATO!」と叫び、披露されたのは「Arigato」。間奏では「そんなんじゃ聞こえねえ!」と観客を煽り、他のメンバーも可愛らしく「あいがとう!」と声を上げて、会場をさらに盛り上げます。
海外フェスのようなテンポの良さで進行し、次に披露されたのは「WOO! GO!」。歌詞に合わせたダンスと、メンバーそれぞれのソロダンスが繰り広げられると、観客からは歓声が上がります、みんなの時間、では観客が両手でピースを作りながらジャンプ。さらにお決まりのバク転が炸裂し、笑いと驚きが会場に広がります。ステージ上ではMIZYUが側転を披露し、軽快なパフォーマンスが目を引きました。
続いて行われた世代別の声出しでは、若者、ドスの効いた声を出すおっさん、黄色い声の女性たちがそれぞれのパートを全力で担当。最後は全員でのロング声出しに挑戦し、観客も一体となって楽しみました。声出しやダンスで一緒に盛り上がりながら、「WOO! GO!」は観客にとっても最高の時間となりました。
ようやくMCの時間に。SUZUKAが「改めまして、個性や自由ではみ出していく、新しい学校のリーダーズです!」と挨拶し、観客に向けて「2024年のライブ納めです」と語りかけます。
「今年は武道館から始まり、コーチェラ、海外ツアー、そして日本ツアーと回ってきました。青春の1ページに刻まれた1年でした」と振り返り、「年齢は関係ない、今を全力で!」と理念を共有。SUZUKAの力強い言葉に、観客も一層熱くなります。
そのままライブは再開。明るい未来を目指すメッセージを込めて「Change」を披露。続けて「Fly High」では、会場中がジャンプの嵐となり、ステージと観客が一体となった盛り上がりを見せました。
早くもラストスパートに突入し、披露されたのは「Tokyo Calling」。楽曲の勢いそのままに、観客を引き込むパフォーマンスでステージの熱量はさらに高まりました。
「ラストになりました!最後は青春を謳歌する曲!」とSUZUKAが宣言し、披露されたのは「青春を切り裂く波動」。ワンマンでは披露されなかった曲だけに、観客から喜びの声が上がります。2024年ライブ納めにふさわしい、全身全霊のパフォーマンスが繰り広げられました。
SUZUKAは「青春は終わりはしない!」と絶叫しながら、ステージ中を暴れ回ります。時折ステージ下に降りるのではとハラハラしましたが、今回は我慢したようです。前回の行動で相当怒られたのかもしれません。靴飛ばしも今回はやや前方に出た程度で、高さも控えめに。
楽曲が終わると、SUZUKAが2025年の抱負を宣言し、観客への感謝を述べました。その後、なぜか両足の靴下を脱ぎ捨てるという謎の行動を披露。それを見たMIZYUも、子どものようにいたずらっぽく笑いマネして両足の靴下を投げ捨て、観客を笑わせます。そして、清く正しく挨拶をして「下校」ステージを後にしました。
<セットリスト>
01. Toryanse
02. Omakase
03. Giri Giri
04. Pineapple Kryptonite Remix
05. オトナブルー
06. Arigato
07. WOO! GO!
08. Change
09. Fly High
10. Tokyo Calling
11. 青春を切り裂く波動
まとめ
2日目はロック中心のラインナップだったこともあり、盛り上がりやノリがとにかくすごい一日でした。思わず酒が進んでしまうほど、熱気に包まれた時間でした。
初日同様、周年でさらなる飛躍を遂げたアーティスト、新鋭ながら伸び盛りで勢いのあるアーティスト、踊り場から再ブレイクを果たした者や、休養メンバー発生など苦境に立ちながらも奮闘する者、そしてブレイクや再ブレイク後の二年目のジンクスに挑む者まで、さまざまな状況のアーティストがステージに立ちました。彼らの叫びやパフォーマンスはどれも魂に響き、心に深く刻まれるものでした。
気づけばもう折り返し地点。脳にも栄養が必要と感じたので、「いきなりステーキ」に立ち寄ってから帰宅しました。明日もまた素晴らしいライブが待っていると思います。みたらしゴローでした!また明日お会いしましょう。
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