こんにちは、みたらしゴローです。あいみょんのツアー、神奈川Kアリーナ公演DAY2に参戦してきました!
この日はゆっくりめに出発。途中、玉泉亭でラーメンをいただいてから会場へ向かいました。Kアリーナは相変わらず住民への配慮が徹底されていて、会場までの動線がかなり規制されています。ただ、以前と比べると少し改善したようにも感じました。
会場内はさすが最新施設というだけあって、とても快適。ストレスを感じることはほとんどありませんでした。場内販売のビールをゆっくり味わいながら席に向かいます。今回の席は1階スタンド。さて、ここからはライブの様子をお伝えします!
ライブレポート
会場内では、開演前からモニターにお客さんが映し出され、「只今ご入居した方を確認中、アピールしてください」というメッセージが表示されていました。その映像には、頭の上に何やらイラストが重ねられており、よく見るとシウマイ弁当の絵でした。このユーモアに、会場内は早くも笑顔に包まれていました。
ステージは中央に花道が配置され、その中間地点にはセンターステージが設置されていました。この構成がライブの臨場感をさらに高めていました。
やがて会場が急に真っ暗になり、拍手が鳴り響く中、SE(サウンドエフェクト)が流れ始めます。そして暗闇の中で、静かに「リズム64」が美しい歌声で歌い出されます。2小節目に入ると、センターステージにスポットライトが照らされ、そこにはチビTにイルカがたくさんプリントされたデニム姿のあいみょんの姿が浮かび上がりました。その佇まいに一気に観客の視線が集中します。
しっとりと「リズム64」を歌い上げると、あいみょんは明るく「ようこそ!Kアリーナ!」と挨拶し、「あいみょんです、よろしく!」と笑顔で自己紹介。そのまま続けて、ライブの雰囲気を一気に盛り上げる「ラッキーカラー」へと突入しました。
今日私が着ているのは、ロッキンで購入した「LUCKY COLOR」のTシャツ。誇らしいですね、あいみょんのグッズは普段使いにもぴったりで、本当に嬉しいですね。
続いて、あいみょんはアコースティックギターを抱え、メインステージで「会いに行くのに」を披露。クリアな音色と彼女の声が絶妙にマッチして、最高のひとときでした。
その後、「ドルフィンアパートにようこそ!」と挨拶し、感謝の言葉を述べるあいみょん。「昨日も盛り上がったし、今日もみんなのこと期待してる!」と観客に語りかけ、「あいみょん、初めての人?」と手を挙げた人数の少なさに驚きつつ、「スタンド元気?リハでそこ行ったけど、落ちんように!」とジョークを交えます。さらに、「今日で立ち退きやけど、入居してくれてありがとう」とユーモアたっぷりに観客をいじり、会場の雰囲気をさらに盛り上げました。
再びライブが動き出し、ドSな歌詞が印象的な「幸せになりたい」へ。次に「駅前喫茶ポプラ」では男性コーラスが加わり、その独特の雰囲気に思わずムラムラ(?)してしまいます。そして、清々しいイントロが響き渡る「ハルノヒ」へ。心がどんどん洗濯されていくような感覚に包まれ、曲に酔いしれていました。
長い拍手が続いた後、あいみょんはハンドマイクに持ち替え、「あのね」を歌唱します。「もう7曲も歌ったよ。花道もあって、みんなの近くに行ける!」と言いながら、ステージ下手の端まで歩いていき、観客にぐっと近づきます。そして、Tシャツを捲り上げてお腹をちらり。「見える?今日は化粧水たっぷり塗ってきた。おへそだけは自信ある!」と笑いを誘います。さらに、「デビューして8年目にして、初めて自分で作った衣装」とイルカのデニムを披露。「久しぶりに会う人いる?」「最初の顔が映るやつ(モニター映像のイラスト)、あれ私が描いた」と付け加えます。
「最初の千葉公演では落花生のイラストだったんだけど、正直ちゃっちかった」と振り返り、今日の崎陽軒のシウマイ弁当デザインについて「今回はクオリティ高くて」と自画自賛、自信たっぷりに語ります。
続けて、「Kアリーナは初めてなんだけど、横に広いからどの席からも近く見えるよね!」と感想を述べながら、ステージをウロウロ。「みんな、いっぱい声出して!」と呼びかけつつ花道を歩き、「かわいい?今日はちゃんとかわいくしてきたよ!」と観客にアピール。「二十代の人、どれくらいいる?」と問いかけた後、「三十代?四十代?以下省略!」と笑いながら自分の年齢にも触れ「私はこれが二十代最後のツアー」としみじみ語りました。
さらに、「ベイスターズファン、おめでとう!」と祝福し、選手の牧秀悟のポーズ「デスターシャ」を観客みんなで真似る一幕も。観客席にはたくさんのベイスターズタオルが掲げられており、一体感が生まれていました。
喋りが止まらないあいみょん。「この辺で、初めての人いる?」と観客を見回し、「こんなにいるなら、伸びしろしかない!」と笑いながらCreepy Nutsの曲を口ずさみます。小学生からの歓声には「かわいい~!」と優しく応じる一方、おじさんの怒号には「そんなファンしかおらんと思われるから、やめて!」と軽妙に返し、会場を沸かせました。
ようやくギターを手にしたあいみょんは、「真夏の夜の匂いがする」でライブに戻ります。その後、「マトリョーシカ」や「朝が嫌い」ではハンドマイクに切り替え、ステージの端から端へと移動しながら歌唱。彼女の動きに観客の視線が釘付けになります。
やがて、場内がオレンジ色の照明に包まれると、お馴染みのイントロが響き渡ります。そして、アコースティックギターを抱えたあいみょんが「マリーゴールド」を歌唱。会場中に四拍子の温かい手拍子が広がり、その一体感が胸に沁みました。
再びお喋りタイムが始まりました。あいみょんは観客に「横浜の人?」と尋ねると、「アンパンマンミュージアム行った?なんで行ったん?」とユーモアたっぷりに突っ込みます。そして、「いつのまにかドキンちゃんに妹ができてるの知ってる?コキンちゃんって言って、嘘泣きが得意なんだよね」とアンパンマンの話題で笑いを誘います。
さらに、「コキンちゃんと私、どっちが好き?」と問いかけながら、花道をモデルのように颯爽と歩き、観客をじっくり観察。この自由奔放なトークと動きに、会場全体が和やかなムードに包まれました。
「今回も、双眼鏡持ってきた!」と、あいみょんは観客をいじり始めます。「ここ、球場なの?」彼女の野球好きに応えるかのように、ベイスターズのタオルを掲げる人が会場に大量発生しています。
続けて、「お母さんと来た人?」と観客に話しかけ、「あなたJK?制服ディズニーではなくて制服あいみょんだね」と笑いを誘います。「親子でどっちが誘ったの?やっぱりお母さんかな?」と問いかけたり、「姉妹は?」「妹、嫌がってない?」と微笑みながら確認したり。さらに、「男兄弟いる?そっくりやな!」と声をかけ、会場を温かい雰囲気で包みます。
そして、「お父さんと来た人は?」と話題を広げると、「そんなタオルは私グッズ出してないでしょ!洗面所から持ってきたやろ!」と笑いを交えながら一通り観客をいじり倒しました。その後、満足げに笑いながら、バンドメンバーが待つセンターステージへモデル歩きで向かいます。
ベースの井嶋啓介、パーカッションの朝倉真司、キーボードの山本健太を紹介し、アコースティックコーナーがスタートしました。「やまけん、手振られてるよ。井嶋さんかな?」とメンバーをいじりつつ、リラックスした雰囲気の中で演奏が始まります。
披露されたのは「猫にジェラシー」。曲のアウトロでは、あいみょんが猫の鳴き真似を披露。「魚の骨がつっかえてるみたいにガラガラだった」とおどけて会場を笑わせました。
続いて登場したのは、いくつか用意されたバードコール。次の曲の最初と最後にそれを鳴らすことになり、対決が繰り広げられました。勝負の後、「姿」が演奏され、イントロでは井嶋啓介が、アウトロではあいみょんがバードコールを担当。しかし、あいみょんのバードコールからは「固まった水道の蛇口を無理矢理回したような音」しか出ず、会場は失笑の渦に包まれます。勝負は井嶋啓介の勝利でした。
バンドメンバーがステージを離れると、あいみょんは再び会話タイムに。「こんな至近距離で双眼鏡?見せてあげる!」と言いながらおへそをちらりと披露。さらに、観客が掲げる横浜DeNAベイスターズのタオルにもツッコミを入れて、笑いを誘います。
やがてセンターステージの片付けが終わると、あいみょんはスポットライト一本に照らされ、弾き語りコーナーへ。「甲子園を思い出しながら」と、「裸の心」をしっとりと歌い上げます。この曲の響きは観客に深く刺さり、心の奥底にまで届きました。暗闇に包まれたスタンド席で、一人で素っ裸で立ち尽くしているような感覚に陥り、余分なものがすべて削ぎ落とされ、魂だけが音楽と向き合う瞬間でした。
「ありがとうございます、フー!」と息をつくように感謝を述べた後、あいみょんは観客に問いかけます。「さあ、後半戦です!足腰平気?」さらに、「みんなの声も顔も、変な顔も、もっと見たい!」と会場を盛り上げながら、「まだまだ声出し足りないよね?」と煽り、観客の声を引き出しました。
そして、「わたしに見せてよ」のイントロが流れる中、バンドメンバーを紹介。ギターの八橋義幸、qurosawa、ドラムの伊吹文裕らがステージ上でスポットライトを浴びます。それぞれの存在感を感じさせる紹介に、会場は一層盛り上がりました。
その勢いのまま、「マシマロ」へと続きます。楽曲が進むにつれて、会場の熱気がどんどん高まり、後半戦はさらに盛り上がりを見せます。
続いて披露されたのは「愛を伝えたいだとか」。軽快なリズムに乗せて、会場中が手拍子で一体となります。後半戦に入ってから、会場内にはたびたびドローンが飛び、ライブの臨場感をさらに高めていました。
曲が終わると、あいみょんは「ありがとう〜」と感謝を伝えつつ、自身の音楽活動について語り始めます。「元々、作詞作曲が好きで、作詞家になれたらいいなと思ってたんだけど、18歳でインディーズ、21歳でメジャーデビューして、だんだんライブが好きになっていったんだよね」と、自身のキャリアの始まりを振り返ります。
さらに、「ワンマンライブができるようになって、自分のお客さんが盛り上がってくれるのが本当に嬉しかった。最初は、自分のお客さんがたった二人だけだったんやけどね」としみじみと語ります。「かっこつけて楽屋の隅っこで太宰治とか読んでたなあ」と笑いながら回想し、観客に親近感を与えました。
「愛の花」で再びライブが再開しました。あいみょんは、「みんなの声や顔が見えてるよ、当たり前だけど。Kアリーナは初めてだし、明日は声枯れてもいいでしょ?」と語りかけ、観客を煽ります。そして、次の曲「君はロックを聴かない」では、会場中が一体となり、大合唱が響き渡りました。
「まだまだ元気?汗かける?仕事とか学校、休む準備できてる?」とさらに煽りを入れ、観客のテンションを一段と引き上げます。続けてハンドマイクを手に取り、「RING DING」を披露。花道からアリーナに飛び降りると、そのまま通路を走り回り、観客に手を伸ばしたり、柵にもたれ掛かったりしながら力強い歌声を響かせます。
最前列の女性が興奮して上げた悲鳴は、あいみょんのマイクに拾われ、観客の笑いと熱気に包まれた会場の一瞬となりました。
一旦ステージに戻ったあいみょんは、「夢追いベンガル」すぐにまたアリーナに飛び降り、通路を走り回りながら、息を切らしつつも力強い歌声を届けます。観客もコールアンドレスポンスで応え、会場全体が一つになって盛り上がりました。センターステージにあいみょんが這い上がると、ステージがゆっくりとせり上がります。ライブの演出に観客の視線が釘付けになる中、あいみょんを追いかけ回していたドローンが、まさかのハプニングを起こしました。ドローンが、あいみょんの又を抜こうとするも失敗し、あいみょんの股間に激突。そのまま墜落するというまさかの展開に、会場は失笑に包まれました。
アコースティックギターを手にしたあいみょんが披露するのは「貴方解剖純恋歌」。そのサイコパスな歌詞に反して、会場は爽やかな手拍子と合唱に包まれました。一瞬の静寂を挟んで、続けて歌われたのは「ざらめ」。切ない歌声が響き渡り、観客を静かに引き込んでいきます。
曲が終わると、「暑い〜」とおへそをチラッとTシャツをひらひらさせながら、「次が最後です」と告げます。観客から「えー!」という声が上がると、あいみょんは「また来ればいいやん」と笑顔で応じ、「まだまだメジャーデビューして8年。これからも歌いたい曲はたくさんあるけど、みんなといろんな景色を見れたらいいな」と語りかけました。
最後に披露されたのは「葵」。曲のアウトロでは再びバンドメンバーを一人ひとり紹介し、感謝の言葉を述べました。そして、「バイバイ、また遊ぼーな!」と観客に手を振り、「階段気をつけてね!」と最後まで優しくいじります。タオルを客席に投げ込みながら、「健康第一、家内安全、その次?」と問いかけると、観客から「あいみょん!」の合言葉が返り、笑顔の中で終演となりました。
<セットリスト>
01. リズム64
02. ラッキーカラー
03. 会いに行くのに
04. 幸せになりたい
05. 駅前喫茶ポプラ
06. ハルノヒ
07. あのね
08. 真夏の夜の匂いがする
09. マトリョーシカ
10. 朝が嫌い
11. マリーゴールド
12. 猫にジェラシー
13. 姿
14. 裸の心
15. わたしに見せてよ
16. マシマロ
17. 愛を伝えたいだとか
18. 愛の花
19. 君はロックを聴かない
20. RING DING
21. 夢追いベンガル
22. 貴方解剖純恋歌
23. ざらめ
24. 葵
まとめ
あいみょんらしい、多幸感に満ちたライブでした。終演後には、まるで心も体も軽くなったような感覚が残ります。Kアリーナの音響も素晴らしく、クリアな音質が歌声の美しさをさらに際立たせていました。毎年、数多くのライブツアーを行い、どの会場も満員になるのは、きっとこの感覚を味わいたい人が全国にたくさんいるからなのでしょう。
退場時は、人流分散のためか、なぜか外周を一周する形になりましたが、それもまたライブ後の余韻を引きずりながら楽しむ時間に。崎陽軒のシウマイ弁当の絵が頭に残ったまま歩いていたら、気づけば駅の売店に立ち寄っている自分がいました。同じように並んでいる「同志」たちもたくさんいて、思わず笑みがこぼれます。
また次のライブであいみょんに会えるのが今から楽しみです。みたらしゴローでした!
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