こんにちは、みたらしゴローです。平日開催ライブ、今日はハルカミライのライブが待っていると思うと生産性が自然に上がりますね、仕事を急ピッチで終わらせると、横浜へと向かう電車に飛び乗った。
KT Zepp Yokohamaには開演の15分前に到着。ドリンクコーナーでは、アルコールもOKの中、最近のお気に入り「翠ジンソーダ缶」をチョイス。その炭酸のキリッとした飲み応えと、ジンのさっぱりとした味わいが、今夜のライブの興奮を高めてくれそう。
席は2階指定席の最後列。一瞬、後ろの席だと少し残念かと思ったが、眺めを確認すると抜群の視界。ステージ全体が一望できる位置から、アーティストのパフォーマンスをしっかりと目に焼き付けられそうだ。席に着き、おいしいお酒を手に、開演を心待ちにする。今宵、ハルカミライとAge Factoryの魅力的なパフォーマンスに浸る時間が、これから始まる。
ライブレポート
Age Factory
ステージに登場したAge Factoryの清水英介は、観客に向かって「夢を見に来たAge Factoryです」と自己紹介。その言葉に続く「なんかろくでもないんですけどよろしくです」という一言に、場内は一瞬の静寂を迎えた後、大きな笑顔と拍手が湧き上がった。
「ハルカミライはどこでも自分たちのライブをするバンド、俺たちもそう思っている」「もう夏終わっちゃたっすけど」などと続けながら、熱量溢れるパンクロックの数々を連発。清水の独特の歌い方と、バンドのエネルギッシュなパフォーマンスが会場を魅了し、12曲のパフォーマンスは一瞬で時間が過ぎてしまったかのようでした。
そんな興奮冷めやらぬ中、私はおかわりの「翠ジンソーダ缶」を買いにドリンクコーナーへ。周りを見渡すと、音楽の力で出来上がった人たちが至る所に。彼らの笑顔や、友人との楽しい会話…これこそが、ライブハウスの醍醐味。心からの興奮と感動を、音楽とともに共有する瞬間。本当に、最高の時間。
<セットリスト>
1. Party night in summer dream
2. See you in my dream
3. WORLD IS MINE
4. Dance all night my friends
5. Merry go round
6. HIGH WAY BEACH
7. Everynight
8. 向日葵
9. TONBO
10. Feel like shit today
11. 1994
12. GOLD
ハルカミライ
橋本学の「横浜ぶっ飛ばすぜ」という宣言に、会場内は熱狂の渦へと引き込まれた。「最高の夜にしよう」との言葉と共に、ライブは一気にハイテンションなスタートを切る。
早くも「カントリーロード」の演奏中、関大地がアグレッシブな動きで客席に突撃。一方、須藤俊はステージ上でチューニングを始める一幕も。独特の流れの中、橋本学は「Age Factoryと7年ぐらいの付き合いでお互いに顔合わせて、改めてツーマン出来てうれしいっす」と、バンド間の深い絆を感じさせる言葉をファンに投げかけた。
そして「俺たちが呼んでいる」の途中、須藤俊は突然演奏を止め「ごめん、みんな、やっぱりちょっとチューニングさせて」「こういうこともあるわな」と橋本学、そして「じゃー、ラムネの瓶から」と、息ぴったりの再開。橋本学は客席にダイブした。
さらに、橋本学は「ずっとライブ来たくて、初めて来た奴もいるのか?」とファンに問いかけ、「よし、来いよ」と一人のファンをリフトアップされた自分の近くに呼び寄せる。そして「思いっきり俺の肩つかんでいいよ」と、肩を組みながらの歌唱。その情熱的な歌声と、ファンとの心の距離の近さに、会場中の誰もが感動の涙を流す瞬間となった。
「コロナでフロアライブやったのこの会場だった、2メートル以上離れろってね」と、過去のライブの思い出を回顧、当時の厳しい状況を思い出した。しかし、今夜は違う「こうやって熱くなれるのはめちゃくちゃ嬉しい。Age Factoryのライブも上から見てたけどテンション上がったわ」と、感慨深げに語りながら、Age Factoryの「TONBO」を歌唱。
さらに、「もしかしたら、ここが地元って奴いるのか?」と観客に問いかけると、手を挙げるファンがいくつか見られた。橋本学は微笑みながら「横浜育ちいいなー、地元どこ?横浜っす、かっこいいな」と言い、場内の笑いと共感を引き出した。「Age Factory初めて観たのも横浜だった」絆を感じる瞬間となった。
「ウルトラマリン」では、私の隣にいた女性が号泣しているのに気づく。その情景に引き込まれ、「手を振る君を」のフレーズの合唱で、私も涙が溢れる瞬間となった。
「今日、仕事だった奴?学校だった奴?」と観客に問いかける。多くの手が挙がる中、「学校でも仕事でも疲れてても、今日あのライブがあるから別というのをこれからも創っていく」と熱く語った。
その後、「マナブ!!」という声が飛ぶと、須藤俊は笑顔で「露骨に俺呼ばなくなるのやめてくれる」と返し「スドー!!」という返事の後、「ありがと」と感謝。その後、橋本学が「すっかり秋だから、体調気を付けて、今季初めて聞くやつも多いと思う」と前置きし「October’s」のイントロが鳴り響き、会場中からは喜びの悲鳴があがった。
「大地のピックやるよ、お姉ちゃん」と呼びかけた後の言葉「思い出になるものをもらった人に優劣はなくて、みんな見ているわけだから、大事にしてくれ」続いて「PEAK’D YELLOW」が始まると、「ヘイヘイホー」という合唱が会場中に広がる。その後、「世界を終わらせて」のメロディが流れ、橋本学がアカペラで「あー僕のこと」とだけ歌った瞬間、観客だけの合唱となり「不安になるさ、そう」で一旦「ありがとう」と中断、一時静まる会場の中で、橋本学のメンバー話が始まる「丸くなった、というよりライブを重ねて研ぎ澄まされた」との言葉の後、再びアカペラのパート「せーの、明日のこと…」と歌い始め、その後の演奏がそれを追随。その歌声は、感情を直接的に伝えるかのようで、何回聴いても本当に心を打つ歌。
楽屋メンバーたちが地元の話をしたエピソード「山口の離島で、ちっちゃい時に原付や船の運転教えてもらったんだよね」と、子供の頃の話をしながら「学生時代はヤンキーでも何でもなかったけど、今はバンドやってるぜって、ちょっと自慢に思うよ」「きっと後ろ向きたくなる時もあるだろうけど、いい思い出は未来のために創っていくんだ」と、その言葉には前向きなエネルギーを感じることができた。そして、ライブの最後は「ヨーロービル、朝」で締めくくり、大きな余韻とともに終演した。
<セットリスト>
1. 君にしか
F. ファイト!!(前奏のみで中断)
2. QUATTRO YOUTH
3. カントリーロード
4. ファイト!!
5. 俺達が呼んでいる
6. フルアイビール
7. 春のテーマ
8. フュージョン
9. 革命前夜
10. ライダース
11. TONBO (Age Factory)
12. 君は何処へも行けない
13. ウルトラマリン
14. YAEN
15. October’s
16. PEAK’D YELLOW
17. 世界を終わらせて
18. エース
19. 青春讃歌
20. THE BAND STAR
21. BOYSISM
22. Tough to be a Hugh
23. ヨーロービル、朝
まとめ
ツーマンライブとはいえ、初めてフェス以外でハルカミライを観ることができた。「ファイト!!」が1回だけというのは新鮮でしたが、全曲物語が感じられ、心震えるバンド。
また、メンバー同士の個性がより表現されて、ますます好きになりました、おいしいお酒も進んだ。
まさにどこでも自分たちのライブにしてしまうバンドだと思います。
今日も、心が洗われました。みたらしゴローでした!
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